子ども英会話教室の仕事は大変?リアルな仕事内容・よくある児童英語講師の愚痴3つ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:その他

子ども英会話教室の仕事は大変?リアルな仕事内容・よくある児童英語講師の愚痴3つ

公開:2019/06/19 著者:伊東 さやか 3490 Views

大手の子ども英会話教室で、児童英語講師として5年ほど勤めていた私。

現在も自宅や地域ボランティアで教えることは続けていますが、企業が運営する教室とはやはりちょっと違います。

 

そんな私が当時感じていた大変さはずばり、体力的なきつさと給料の低さ。(冒頭からぶっちゃけた話で夢を壊していたらすみません…。)

 

離職率の高さも話題になりやすく「子供が通っている英会話教室の先生がコロコロ変わるんだよね~。」なんて話もよく耳にします。

とは言え、英語好きな方や留学・ワーホリ帰りの方が「さぁ仕事はどうしよう?」と考える時、最初に思い浮かぶのが「英会話講師」。

なかでも「子ども英会話教室」は求人もよく出ていて、候補にしやすい仕事です。

 

そこで今回は、子ども英会話教室の講師を考えている方に向けて、現実的な視点での「大変さ」と「仕事内容」を詳しく解説します。

もちろんやりがいも大きく、大変さ以上の感動を味わえる仕事です。

当時の経験談を交えながら、リアルなエピソード盛りだくさんでお送りしますので、ぜひ参考になさってくださいね。

英語を教えるだけじゃない!子ども英会話教室の仕事内容

冒頭で子ども英会話講師の大変なことは、「体力と給料…」と書きましたが、それはあくまでも私が個人的に感じていたこと。

では客観的にはどうか?といえば、正直もっと言いたいことはたくさんあります。(笑)

 

「そんなに大変ならやっぱりやめようかな…。」と感じたかもしれませんが、大変なのはどんな仕事でも同じです。

 

どんな仕事にも大変さと充実度がある中で、仕事選びではいかに「ワークライフバランスが実現できるかどうか。」を重要視すべきではないでしょうか。

そういった点も含めて、「思っていた仕事と違った…。」を防ぐためには、「子ども英会話講師の仕事内容」をよく理解することが第一歩。

そこで、まずは具体的な仕事内容を紹介します。ちなみに私が勤めていた教室は、2歳半~社会人までのクラスがあり、割合的に多いのは小学生と中学生でした。

 

子ども英会話教室の仕事内容
・英語力UPのための勉強や研修受講
・各レッスンのマニュアルを覚える
・各クラスの準備、レッスン
・保護者とのコミュニケーション
・生徒数確保のための営業
・教室の整備(掃除や安全面での点検等)
・各種イベントの準備と開催
・英検やテスト対策の特別レッスン
・会議の準備、参加

 

企業が運営する子ども英会話教室であれば、講師デビュー前に研修を受けます。だいたい1ヶ月程度の研修内容は、レッスンのマニュアル実践、発音の練習など。

さらにデビュー後も、定期的な研修への参加は欠かせません。レッスン自体はしっかりと研修を受けてから行うため、最初は自信がなくても大丈夫!

ハロウィンやクリスマスなどのイベントは、講師たちのコスプレ大会と化します。もちろん子どもたちも張り切って思い思いのコスチュームで来るので、子ども英会話教室で働いていて楽しい瞬間です。

 

そして、レッスンと同じくらい大変なのが「レッスン準備」。デビュー仕立ての頃は1レッスン1時間ほどかかり、5レッスンある日には5時間前入りしていたほど。

 

慣れてくると1レッスンあたり15分もあれば準備完了できます。

小道具の用意の他、実際のレッスンを想定し、誰もいない教室でひとりデモンストレーションを行うこともしばしば。

レッスン準備をしっかり行うほど充実したレッスンに仕上がるので、最初は大変でも絶対に手を抜けない部分です。

 

「体力勝負」で「低賃金」!?子ども英会話教室のリアルな一面

子ども英会話教室での仕事にイメージが湧いたところで、次は「大変さ」について。まずは私が個人的に「大変だ…」と感じていた体力と給料のことからお話しましょう。

子ども英会話教室のレッスンでは、身体を動かすゲームを多く取り入れます。これは生徒たちの集中力持続や落ち着かせるためにどうしても必要なことで、走ったりしゃがんだり、ときには寝っ転がったりすることも。

そして、レッスン時の講師は「大きな声」が基本。ずっと大声を出しているわけではないにしろ、声の小さな方は苦労するかもしれません。

 

もちろん中には、レッスン中ずっとくっついてくる甘えん坊ちゃんもいますし(笑)、1日5~6レッスンある日にはかなり体力を消耗していました。

さらにそういった消耗する体力面以外にも、「子どもたちが持ってくる菌」もなかなか厄介。

子どもたちが持つ菌ってすごく強くて、流行もしやすいですよね。

 

私自身も、生徒たちの間で風邪やインフルエンザが流行ったあとには、必ず体調を崩していました…。

 

しかも「1教室1担任制」で、気軽には休めません。

運営会社の名誉のために付け加えると、休むことをとがめられることはありませんし、体調が悪ければ休めます。しかし、休講連絡・振替レッスンの手間などを考えると、「行った方が早い」になってしまうのです。(笑)

そして気になる「給料面」。

 

これは抱えている生徒数やレッスンの数によって大きく異なりますので、面接時等にしっかりと確認しておくことが大事。

 

私が勤めていた会社には、ご主人の扶養範囲内で働いているワ―ママもたくさんいましたが、基本は1レッスンあたり1,500~¥2,500程度です。この金額は経験年数によっても変わり、毎月の手取り額は受け持つレッスンの数によって大きく左右されます。

1レッスン=約1時間なので時給で考えると高く感じますが、準備に時間がかかりますし、1日2レッスンなんてこともありますので過度な期待はしないように!

平日夕方から夜にかけてのレッスンが多く、レッスン数が多いほど準備も増えるので早めに教室入りすることになります。(慣れないうちは拘束時間が長く、時給換算すると泣いてしまいます…。)

 

当時の私は手取り13万円ほどで、社保険も付いていなかったため、かなりギリギリの生活でした。そのため、レッスン後には飲食店で働きながら講師をしていたんです。

私の他にも掛け持ちしている講師はとても多く、給料の低さはいつも飲み会で愚痴の種でした。(笑)

 

子ども英会話教室の仕事は大変!?よくある講師たちの愚痴

ここからは私個人というよりも「よくある講師たちの愚痴」から、子ども英会話教室での仕事における大変さを考えていきましょう。

以下では、多くの講師たちから出る代表的な愚痴3つを紹介します。

 

① クラスマネジメントに悪戦苦闘

私は講師グループのリーダーも務めましたが、他の講師からの相談で圧倒的に多かった内容は「クラスマネジメント」でした。

 

中でも元気いっぱいの小学生クラス、2~4歳児が多く在籍するクラスでは、レッスンよりも「クラスマネジメント」にどの講師も悪戦苦闘。

 

ひとクラスの平均人数はだいたい7人、多いと12人ほどのビッグクラスを受け持ちます。

2~4歳児クラスでは、ひとりの「せんせい、おしっこ!」から10分以上レッスンが中断したり、小学生くらいになると多動や自閉症の子たちの個性が目立ったり。

子育て経験者さんは何となく想像がつくことでしょう。そんなクラスマネジメントでまず求められるチカラは、「子どもを惹きつける」ということ。

 

具体的には声に抑揚をつける・身体を動かして子どもを落ち着けさせる…いろいろとテクニックはありますし、これらは実践しながら覚えていけるのでご安心を。

実はそれ以上に、もっとも大事なことは「諦める」だと私は感じています。

「諦める」という言葉にはマイナスなイメージがあるかもしれません。ですが「多動の子がまったくレッスンに集中しない…」、「なかなか心を開いてくれず、教室の片隅にいる子の心をつかむのが難しい…」そういったことに悩んだら、、、

 

いったん「レッスンに集中させる」はあきらめて、その子の個性と気長に付き合えばいいのです。

 

そう、子ども英会話教室で大事なことは「英語を教える」だけではなく、「子どもたちの成長を見守る」ということ!

子ども英会話教室では、数年~10年以上通う生徒がほとんど。その長い期間の中で子どもたちの成長を見守っていけるのは、子ども英会話講師最大のやりがいです。

私が受け持った生徒の中には、レッスンにまったく参加せず、いつも教室のはじっこで絵を描いている子がいました。当時その子は5歳。「さて、どうしたものか…」と悩んでいました。

 

…が、ある日保護者の方から「先生、うちの子、家では毎週レッスンの時間になると喜んではしゃぐんですよ。」という言葉をいただいたのです。

 

その言葉を聞いて、「そうか、レッスンに参加していないというのは私の視点で、この子なりに参加していたのか!」と、心のつっかえがストンと落ちたような気持ちになりました。

それから数年「その子なりの参加」を見守り、私が退職するときには泣いてくれたほど、いい関係を築くことができたのは良い思い出です。

 

→ 飽きっぽい子どもを授業に惹きつけることは簡単ではない。

 

② 保護者とのコミュニケーション

「モンスターペアレント」なんて言葉もよく耳にする昨今、子ども相手の仕事でもっとも気にかかる不安点は「保護者とのコミュニケーション」ではないでしょうか。

ラッキーなことに私自身は、悩むほどのモンスターペアレントに出会ったことはありません。

…とは言え、やはり、自分の感覚と大きく違う保護者ももちろんいます。どういったことかと言うと、例えばレッスン内容について。

 

私個人としては先ほども記述したとおり、「子どもの成長を見守りながらのレッスン」が子ども英会話講師の軸だと感じていました。しかしなかには「英語力だけを伸ばしてほしい!」という声もあり…。

それはある日の保護者面談の時のこと。小学校一年生クラスの保護者ひとりから、「歌や絵本ではなく、受験に使えるレッスンをしてほしい。」と言われたことがありました。

小学校一年生のクラスは絵本やゲームが中心のレッスン内容で、テスト対策などは当然ながらまだまだ先。それにレッスン内容はマニュアルに沿って行うので、私個人の考えによって変更することはできないのです。

 

→ 保護者は希望するレッスン内容かどうかの事前チェックを忘れずに!

 

しかし、お子さまの将来を考えてのレッスンを希望している、という気持ちも分かります。残念ながら、その子はその後まもなく教室を辞めてしまい、日頃からもっとマメなコミュニケーションを保護者さんと取っていれば…と後悔しました。

子ども英会話教室では、毎回レッスンのあと、お迎え時に保護者さんたちを集めて「その日のレッスン内容」を伝えます。それだけではなく送迎時や電話を活用し、毎日4~5家庭と必ずコミュニケーションを取ることも仕事内容のひとつ。

講師も人間ですから、話しやすい保護者さんとそうでない保護者さんは出てきます。

 

そんな中で、少し苦手な保護者さんも含めて、どれだけまんべんなくコミュニケーションを取っていけるかということが問われるのです。

 

また、こうしたコミュニケーションは、土地柄も大きく影響するのではないかと個人的に感じます。

私が担当していた教室は田舎にあり、「先生、うちの子が悪さしたらゲンコしちゃっていいから!」、「先生も大変ね、はい差し入れ!」というような、比較的おおらかな方が多くいらっしゃいました。

いろいろな土地に散らばっていた講師仲間からは、「テスト点数重視の熱心な保護者が多い。」、「クラスのメンバーに関して心配する保護者が多い。」などの声があり、土地によって本当にさまざまな保護者さんがいるなぁと感じていたものです。

 

それでも、テレビで取り上げられるようなモンスターペアレントの話は聞いたことがありません。

もちろん「絶対にいない」とは言いきれませんが、まずは「大人(社会人)としての対応」、「マメなコミュニケーション」を心がければ大丈夫です!

それに企業が運営する子ども英会話教室なら会社が守ってくれますので、あまりにもひどい場合にはすぐ相談できる環境が整っています。

 

③ 営業活動も仕事の1つ

「子ども英会話教室の離職率」につながる「思っていた仕事内容とのギャップ」は、この営業活動だと思います。

子ども英会話教室を運営していくために、生徒数の確保は必須です。

 

私含め、多くの英会話講師は新人時代に「こんなに数字を追わなきゃいけないなんて思ってなかった…。」と愚痴ります。

 

先ほど「保護者とのコミュニケーション」が重要であることに触れましたが、それもまた営業の一環。ふだんレッスンでどんな様子か?何をやっているのか?が見えなければ、保護者からの支持は得られません。

コミュニケーションが薄いほど、保護者の気持ちが離れ、子どもの「辞めたい」を止めることが出来なくなります。

さらに兄弟入会や夏期講習などのキャンペーン時には必ず「目標数字」が出され、そういった営業としての声掛け仕事は一年中あり、上司への報連相(ホウレンソウ)も必須。

 

もちろん完全な営業職ではありませんので、数字が追い付かないからと悩みすぎる必要はないのですが…。

ただやはり生徒数が減れば自分の給料に影響しますし、目標数字達成率が高ければ会社からの信頼度もアップします。リーダーや管理職を目指すのであれば、避けては通れない道です。

こればかりは現実的な問題ですし、個人の価値観も大きく影響することでしょう。

 

「営業的な仕事は絶対にやりたくない!教えることだけをしたい!」という方は、企業運営の教室ではなく、ボランティアや自宅でマイペースなレッスンをおすすめします。

 

とは言え、営業もまた「レッスン」の延長線上なのです。日頃のレッスンで子どもや保護者からの信頼が厚ければ、自然とキャンペーンでも人は集まります。

これから子ども英会話教室で講師になろうという方は、「営業としての役割」も頭の片隅に置きつつ、まずはレッスン力を上げていくことに集中してくださいね。

 

【まとめ】子どもと講師はナナメの関係!最大の喜びは生徒の成長

子ども英会話教室の講師に求められることは、決して「英語力」がすべてではありません。それに「教師」でもありません。

親でもなく教師でもなく、そして友だちでもない。そんな「ナナメの関係」になれるのが子ども英会話教室の講師です。

この「ナナメの関係」にいる大人は、子どもの成長にとって重要な存在と言われています。

 

自分の英語力を活かしつつ、学校でのこと、恋愛のこと、なんでもないことを相談された時の喜びがとても大きな仕事です。

 

「人の成長に関わりたい!」そして「英語も子どもも大好き!」、そんな風に感じているなら、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね!

 

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