IELTSを勉強している人へ ~Speakingのコツ~ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:勉強方法のコツ

IELTSを勉強している人へ ~Speakingのコツ~

公開:2019/09/09 著者:熊本 千夏 951 Views

IELTSの勉強法って、TOEICやTOEFLと違ってあまり情報がないですよね。私自身、IELTSの勉強をしているときは、独学で勉強していたので、情報を探すのに苦労しました。

私は今、大学の準備コースでIELTSとAcademic Englishについて学んでいますので、IELTSの勉強に役立つことをみなさんにお伝えしたいと思います。

また、IELTSの勉強は、Academic Englishに通じるものがあるので、正規留学している方やしようと思っている方にも役立つと思います。

 

ただし、これらの情報はIELTSのスコアで5.0-6.5を目指している方向けになります。

このページでは、IELTS Speakingで5.0以上取るコツをお伝えしていきます。実際に、同じクラスの中国人の子たちは、受講前はSpeakingのスコアが5.0以下だったのに、受講後はみんな5.5以上になっています。

私は最近、IELTSを受検してないので比較できませんが、語学学校で教えるIELTSのSpeakingのテクニックと対策法をお伝えしますので、是非参考にしてください!

 

IELTSのSpeakingについて

IELTSのSpeakingは、3つのパートに分かれています。

パート1では、簡単な質問に2~3文で答えていきます。パート2は、トピックが与えられ、1~2分のスピーチをします。パート3では、パート2のトピックに関連する質問が出されます。クリティカルシンキング(批判的思考力)が求められます。

 

・パート1の内容

パート1では、日常的な自分に関することを質問されることが多いです。家族のことや地元のこと、趣味などを聞かれます。

出題される問題の例は以下のようなモノです。

 

・Do you work or study? (あなたは働いていますか?それとも学生ですか?)
・Do you have any hobbies? (あなたは何か趣味がありますか?)
・Can you describe your hometown? (あなたの地元について教えてくれますか?)

 

・パート2の内容

パート2では、まず、試験官からトピックカードとメモ用紙、ペンが渡され、1分間の準備タイムがあります。

トピックカードには、スピーチのお題と「どこで、いつ、だれと」などスピーチに含めた方がいい情報が書かれています。

以下は、トピックカードの例です。

 

Describe a restaurant you recently visited. You should say:

-what type of restaurant it was
-where it was
-what you ate

And explain whether or not you would recommend this restaurant.

日本語訳:
あなたが最近訪れたレストランについて描写してください。

-それはどんなタイプのレストランだったか
-それはどこだったか
-何を食べたか

合わせて、あなたはそのレストランをおすすめするかどうか説明してください。

 

また、スピーチの後に、あなたのスピーチに関する質問を1~2問出題されます。

 

・パート3の内容

パート3は、パート1より質問のレベルが上がり、回答もよりアカデミックな答えが必要になってきます。

例えば、トピックがAccommodationだった場合の質問内容は、以下のようなものがあります。

 

・What are the advantages of staying with a friend compared to staying in a hotel when visiting a foreign country?(あなたが外国に行ったとき、ホテルに泊まるよりも友達の家に泊まるメリットは何ですか?)
・What are the features of a good hotel?(良いホテルの特徴は何ですか?)
・In your country, how do people treat visitors from abroad?(あなたの国では、外国から来た観光客に対して、どう対応していますか?)

 

全てのパートで使えるフレーズ

質問がうまく聞き取れなかったとき、問いが難しくて少し考える時間が欲しい時などに使えるフレーズを紹介していきます。

日本語でもそうだと思いますが、沈黙は何よりもダメなリアクションです。

分からなくても、何かしらの発言をして、沈黙になるのを避けましょう。

 

よく私の先生に言われるのが、英語では沈黙は3秒までしか耐えれない。それ以上になると、相手に不快感を与えると。

 

考える時間が欲しいとき

・Well. Let me see… (えっと...)

・Oh, what’s the word? (なんて言うんだっけな?)

・Oh, what am I trying to say? (なんて言おうとしたんだっけな?)

・That’s a difficult question. (難しい問いですね)

・It’s difficult to explain…(説明するのが難しいんですが…)

・I’m not really sure. (私にはよくわかりませんが)

・I don’t know if TOPIC. Maybe… (私には~についてよく知りませんが、たぶん…)

・I’m beginning to think that… (私にはよくわかりませんが)

・I see what you mean. But as for me,…(質問の意図は分かります。しかし、私は…)

 

質問を聞き返したいとき

・Can you repeat that please? (問を繰り返してくれませんか?)

・Would you mind repeating that? (上記より丁寧な言い方)

・Could you rephrase the question? (問題を言い換えてもらえませんか?)※試験官はより簡単な英語で、軽く説明を加えながらもう一度問題を言ってくれます。

・Sorry. What does 〇〇〇 mean? (すみません、〇〇〇の意味は何ですか?)

 

I think以外の言い方

・The way I see it…

・As I see it…

・From my point of view…

・I believe that…

・I suppose…

・I guess…

・I feel…

・In my opinion,

・It seems that…

 

その他使えるフレーズ

・And another good point is that SVO(その他の利点として…)

・I should say ※言ったことを言い直したいときに使えます。
例)The other sing, sang, I should say, to her child.(他の人は子どもに歌う…歌いました)

・Look. I just can’t understand that question. Can we move on to the next question?
(えっと、この質問は私には理解できません。次の質問に行ってもらえますか?)※本当に質問に答えられないときに最終手段として使えます。沈黙がずっと続くよりはましですが、多用するのは避けましょう

 

形容詞と副詞の使い方

Speakingタスクでスコアをより上げる方法は、回答の際に形容詞や副詞をどんどん取り入れていくことです。

特に、パート2や3では、どれだけアカデミックな形容詞または副詞を使えるかがキーとなっていきます。

以下、主なトピックごとに使える形容詞/副詞をまとめてみました。

 

<Famous people> Famousの同義語

・well-known
・renowned
・eminent
・distinguished
・leading
・prominent
・infamous
・notorious

※Infamousとnotoriousは「(悪い意味で)知られている」という意味です。犯罪者とか。

 

Famous peopleのタイプ

・critically acclaimed (actor) (俳優としての)仕事でとても評価されている人

・philanthropist 多額の資金を寄付する裕福な人

・celebrity 芸能界やスポーツなどでとても有名な人

・stardom とても有名なタレントもしくはスポーツ選手である状態

 

<Inventions> 形容詞

indispensable obsolete / outdated convenient useless

 

例)

・It’s indispensable in our lives. (それは私たちの生活に無くてはならないものです)

・It’s completely obsolete now. (それは今となっては昔のものです)

・It makes it really convenient to contact people who are far away.(それは遠くにいる人と連絡とるにはとても便利です)

・It’s a pretty useless invention. (それはとても不要な発明です)→化学兵器など

 

その他にも、essential dangerous pointless failed profitable など

 

<Restaurant> 料理に対する形容詞

Positive: delicious filling fresh mouth-watering nutritious tasty wonderful

Negative: bland heavy light pricey spicy tasteless unhealthy

 

※さらにこれら、に副詞を付けるとさらにアカデミックになります。

a bit, a little, slightly, quite, fairly, very, really, extremely

 

接客に対する形容詞

Positive: efficient excellent fast friendly

Negative: poor slow terrible unfriendly

 

例)

・It is a huge place because it has a seating capacity of about 3000 people.
(このお店は広いですね。300人も座れる所があるんですから)

・The portions were tiny. It was like we had a light snack rather than a full meal.
(一人前の量が少ないです。これは食事というよりも軽食という感じですね)

・You have to book a table in advance because the place gets very busy.
(予約をすることをお勧めします。なぜならこの場所はいつも混んでいるから)

 

<Animals> 動物がもたらす利益

・Cows provide milk, meats and dung for fuel.(牛は、牛乳や肉、燃料を供給します)

・Dogs bring joy their owners.(犬は主人に喜びをもたらします)

・Snakes eat insects and rodents.(ヘビは虫や小動物を食べます)

 

動物の描写

見た目:horned scaly

質感:fluffy furry rough soft

性格など:aggressive domestic nocturnal shy

 

<Accommodation and hospitality> 建物や部屋、接客に関して使える形容詞

Luxury rundown pricey modern empty spacious cosy friendly smelly spotless cold cheerful well-located unfurnished

 

例)

・It was located in the heart of the city.(それは市の中心にあります)

・The place was very affordable.(この場所は比較的安価です)

・It was a really cosy place.(とても落ち着く場所です)
※You could look out the window and see wonderful landscape. 似たような意味ですが、よりアカデミックな表現になっています。

 

<Products> よりアカデミックな形容詞

※よく使われる簡単な形容詞ではなく、もっとアカデミックで、取り入れられればスコア7.0以上も目指せる形容詞です。

 

・useful → handy
・useless → impractical
・faulty → defective
・cheap → inexpensive
・expensive → pricey
・old-fashioned → outdated
・very modern → state-of-the-art

 

まとめ

IELTSのSpeakingタスクでは、英語を話すスピードが速ければよいのかというとそうではありません。それよりも流暢さや発音が大事になってきます。

英語は日本語と違い、1文の中に話すスピードや抑揚があります。例えば、キーワードはゆっくり話したり、文の最初は声を上げて高めに話したりします。

これらを意識することで、よりネイティブに近い話し方になり、流暢さをアピールすることができます。

 

また、日本人が不得意とするRやL、ThとS、HとFの発音については、きちんと発音できるように練習しましょう。

Speakingの練習方法ですが、特にパート2のスピーチの練習では、自分の声を録音することをおすすめします。

録音した音声を聞き返し、自分の文章の文法はおかしくないか、発音はちゃんとできているか、抑揚はついているかなどを確認してみましょう。

 

留学ドットコムへのお問合せ方法
※資料請求は以下のバナーをクリック!

100 %の人が「役に立つ」と評価! 「参考になった」投票数(2件)/全投票数(2件)
この記事は参考になりましたか?
この記事を書いた人
留学・ワーホリ経験者
熊本 千夏(CHINATSU KUMAMOTO)

鳥取県出身。化学の実験が好きで、高専物質工学科に進学。化学の専門性だけでなく、英語力があれば将来有利になることから、高専卒業後に留学を決意。オーストラリアのサンシャインコースト大学に正規留学。留学先をオーストラリアに選んだ理由は、日本で通っていた英会話スクールの先生がオーストラリアが好きだったことから影響を受けました。(笑)元々4歳の頃から英会話スクールに通っていて、英語は得意科目だったこともあり、高専5年生になってからの約1年間、IELTSを独学で勉強してOverall5.0を取得。

オーストラリアの語学学校で大学進学英語コースを経て、大学本科へ進学。オーストラリアの大学では、化学、特に生物化学を専攻。将来的には、化学者または研究者になるが夢。趣味はハンドボール、バレーボール、音楽を聴くこと、アニメを観ること、百人一首と多趣味。The日本人ですが、洋画を観るのも好きです。これからオーストラリアに留学を考えている人や悩んでいる人のために少しでも役立つように、私の留学生活や現地の最新情報を発信していきます。

こちらの記事も人気です
戻る
国名から記事を探す
戻る
カテゴリーから記事を探す
戻る
開始日を指定
戻る
終了日を指定
戻る
タグから記事を探す
個人カウンセリング予約
資料(パンフ)請求