海外留学を成功させるために重要な6つの環境的カテゴリーとは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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海外留学を成功させるために重要な6つの環境的カテゴリーとは?

公開:2019/10/23 著者:小松 久里子 202 Views

海外留学には様々なスタイルがありますが、その中でも成功話や失敗話があると思います。

けれど、留学の成功や失敗は何をもって成功で何をもって失敗なのでしょうか。

 

留学は語学学習がつきものかと思いますが、成功したか失敗したかというのは、「どれだけ語学が上達したか?」という事だと思います。

 

もちろん、それだけではなく、その国でどんな生活をしてきたのか、どれだけ現地の人たちと交流をし、その国の風習や文化を学んだのか、ということも大事な要素です。

その逆にせっかく留学をしたけれども、他の日本人の人たちとどれだけ一緒に過ごしたのか、ということも留学が成功したか否なに関係すると思います。

留学を成功させるのに大事な要素というのがあります。せっかくの留学が上手くいくように、学術的な観点から見ていきましょう。

留学で重要な6つの環境的カテゴリー

留学、特に大学などの交換留学にあたり、語学力を伸ばす環境的な要素がいくつかあります。

以下で紹介する環境的要素は大学交換留学でなくても、全ての留学生において関係するカテゴリーもあるので、参考にしてもらえたらと思います。Takai (1990 ; Campbell, 2014)

 

・留学期間
・住居形態
・授業タイプ
・授業以外の課外アクテイビティ
・ホームステイプログラム
・バディシステム

 

また、それだけではなく、以下のような性格的、個人的要素も関係してきます。

 

・モチベーション
・語学能力
・外国人の日本興味
・性格の相違
・文化の相違
・留学前の経験

 

今回は環境的カテゴリーにしてお送りします。

性格的要素に関しては次回記事で紹介します。性格的要素は、留学の成功そのものよりも、留学期間内での友好関係という観点で重要なカテゴリーになってきます。

以下、環境的カテゴリーの項目を1つずつ解説して行きます。

 

留学期間

以前から他のコラムでもお伝えしていますが、留学中に学習言語インプットをどれだけ、どのように得たのかが語学力向上に関係してきます。

そのため、長期留学であればそれだけその言語に触れる機会が多い、その時間が多いという事が言えます。

 

現に、短期留学では語学力の向上よりも、今後の語学学習意欲、コミュニケーション向上意欲を上げる目的の方が強いと言われています。

 

もちろん、短期よりは長期の方が友好関係も築きやすい場合もあるでしょう。短期の方が限られた時間なので、皆その場でバッと仲良くなって、内容の濃い友達関係が築ける人もいるでしょう。もちろん人によっては、その場限りにもなることもありますが…。

長期留学の場合は、友達ができたとしても学校以外にも色々やることもあります。そのため、友達関係を構築しても、一緒に過ごすペースはある程度期間が空くこともあります。長期留学の場合は、限られた濃い友達というよりも、幅広い友達関係を作る要素の方が大きいでしょう。

一般論としては、短期留学よりも長期留学の方が交友関係も広くなりますし、時間に比例して英語に触れる時間が多くなります。つまり、海外滞在期間の長さは、語学力向上に強く影響を及ぼす要素になります。

 

住居形態

住居タイプは色々ありますが、語学留学の場合、ホームステイか学生寮のどちらが良いかという調査が多いです。

 

ホームステイはその家族と一緒に過ごし、その国の生活様式も学べるという点でも、一番いい方法だと言われています。

 

逆に、学生寮の場合は、外国人用の寮などもあり、現地の学生に出会えないケースもあります。

また、アパートタイプの寮だと、他の学生と出会う機会が少なくなります。

一方でアパートタイプの寮でも共同キッチンや共同スペースのある場合は、他の学生とも友達になれる可能性が高くなります。

 

ホームステイ先にもよりますが、せっかくホームステイをしても部屋に籠ってしまう学生もいますし、その家族の年齢層などによってもコミュニケーション量が変わります。

同じ年くらいの子供のいる家が一番とも言えますが、ホームステイ先はなかなか選べないので難しいところです。

また、団体での短期語学留学などでは2人同室ということもあり、せっかくホームステイをしても母国語を話す機会が多くなってしまうケースもあります。

 

長期留学の際にはシェアハウスやアパートを借りる方法もあります。ただし、アパートに一人暮らしだと当たり前ですが、周囲の干渉もなく自由度が高いメリットがある一方で、滞在先での語学学習は見込めないでしょう。

シェアハウスも同居人にもよりますが、良いハウスメイトだと一緒に出掛けたり、家で話をしたりもできます。

個人的には色々経験しましたが、大学の学生寮は、友達作りにはかなり有益な環境だったと思います。

 

授業タイプ

語学留学の場合はあまり関係ないのですが、交換留学では日本に留学した学生は英語での授業を受けるケースが多く、フランス留学でも英語での授業を受けるケースも少なくありません。

英語の勉強をしている場合なら、これは有利な環境なのですが、せっかくその国に行ったのに、その国の言語をあまり学べずして留学をするケースもあります。

 

一番良いのは、自分の専門としている分野を、その国の言葉で授業を受けることです。

 

これはカナダなどで行われているイマ―ションプログラムと言います。自分の専門を外国語で勉強するものなのですが、既に知っている専門について外国語で勉強すると、理解しやすいという例があります。

これは、語学そのものの授業(学習)と平行して行うのが最適です。ただし、これは言語学習レベルが既に中級以上である必要があります。

こういった外国人留学生用に専門分野の授業を開催している語学学校、もしくは大学はあまり聞かないのですが、大学付属の語学学校では意外と開校されていると思います。

 

授業以外の課外アクティビティ

これは日本に関してですが、実は日本の大学ではクラスよりもクラブ活動で友好関係を築くという報告もあります。

私が留学していた時もそうですが、あまりクラスメートと友達になることが少なく、確かにクラス外の場所の方が友達を作りやすかったかもしれません。
ただし、こういった課外アクティビティと言うのは日本ではとても盛んですが、他のヨーロッパの国ではあまり活発ではない気がします。

 

国や大学にもよりますが、私がいるフランスの大学では日仏交流会なども開催していたので、そういう機会があれば現地の人とも出会う機会があると思います。

また、留学生の中にはインターンシップなどを経験する方もいますし、こういった課外活動は語学の勉強に多いに役に立つことが多いです。

とは言え、インターンシップそのものは語学力が関係するし、現地の学生にとっては単位の一つであり、卒業必須条件になります。そのため、留学生が簡単に+αの経験だけで気軽にインターンシップをしようとすることは、難しいかもしれません。

 

もちろん、元々留学エージェントからインターンシップ留学としてアレンジしてもらった場合は別だと思います。

留学してから、「せっかくだからインターンシップも…。」という気軽な気持ちでは、個人でインターン先を見つけるのは難しいと思います。

インターンを経験するにしても、「卒業がかかっている現地学生の妨げにならない程度に…。」と頭の片隅に入れて行動するようにしてください。

 

ホームステイプログラム

これは住居形態とはちょっと異なり、通常団体で留学している留学生や、大学留学をしている外国人学生の為にその国の文化を知ってもらうために行われる週末だけのプログラムです。

こういった機会があると、現地の家族と知り合いになれ、滞在後も交流を続けるケースもあるので、良い機会ではあります。

私の元に、ある大学からメーリングリストで「週末に日本人留学生を2名受け入れてくれる家族を募集。」という依頼がきました。もちろん、私宛ての依頼ではありません。「誰か知り合いはいませんか?」という内容なのですが、個人的には不思議に思う事があります。

 

実は私はこの募集に対しフランス人の友人カップルを紹介しました。彼女は二人の日本人学生を家に招待したそうなのですが、その留学生はあまり話もせず、ただ家で昼食を御馳走しただけ、のような状態で終わったとのこと。

もちろんこれはボランテイアの活動なのですが、ふっと考えると…。団体で短期語学留学来ていたのですが、団体都五号で語学学校の授業をアレンジ。そのクラスはその団体の生徒のみ、その前後のアクテイビテイもその団体だけ開催されています。

語学力の問題や留学期間の問題から、通常の語学学校のクラスには入れないため、自分たち用の授業やアクテイビテイを学校にお願いすることは分からないでもありません。さらに、「せっかくだから現地の家庭でその国の文化を学びたい。」と言う気持ちも良くわかります。

 

しかし、私にはこの全てが「豪に行っては郷に従う。」ではなく、自分たちの海外短期留学において、「周りを巻き込んで自分たちのやりたいことを叶えて行く…。」といった風に見えてしまうのです。

 

周囲の人も巻き込んでいることからも、上述のような昼食をご馳走しただけで終わったみたいな形では何とも残念です。アレンジされた機会を、もっと有効的に使って話す練習をするといった、意欲的な姿が見せて欲しいところです。

私自身が日本人学生さんを家に受け入れたりしているワケではないので、この辺の部分は意見も言えないのですが…。

やはり環境そのものだけではなく、個人の意欲が重要だと思います。

 

バディシステム

こちらも交換留学でのケースですが、大学によっては留学先で現地学生とのバディシステム、チューターシステムというのを設けているケースも多いです。

これは現地の学生とペアになり、留学生にその国の生活での様々なお手伝いをするものです。

ペアとなる現地学生たちは、ボランテイアとアルバイト両方のケースがあるようです。

 

交流が深まるかどうかはパートナーによるので、同じ趣味を持つ相手に当たると、その後も友達としてその関係性が継続できます。

私が聞いたケースでは、日本で開催されているバディシステムは自分が既に留学経験のある日本人学生、もしくはこれから留学予定の日本人学生の有志が多いようです。

日本に留学に来た外国人学生は、日本人学生と交流はできますが、コミュニケーションとして使う言語は日本語ではなく、英語やその他の外国語というケースもあるそうです。

 

留学で充実した時間を過ごせるかは自分次第

環境は1つの大事な要素ですが、この環境も自分の意識で、ある程度変えられるものです。また、どんなに良い環境にいても、その環境を活かすことができるかは自分次第です。

 

誰かが色々アレンジしてくれても、結局それを有効にできるか、無駄にするかは自分次第なのです。

 

私は個人的には環境も大事な要素ですが、それよりも本人の性格的要素が大きく関係していると思います。

今回ご紹介した環境的要素は交換留学生の交友関係においての話なので、授業形態やクラブ活動など、語学留学の方には当てはまらない項目もあります。

その中でも特に住居の環境は、短期、長期、語学留学、交換留学問わず、誰にとっても大事な要素の一つです。どんなタイプの留学プランであっても、より語学に触れられる居住環境を意識して選ぶ方が良いでしょう。

 

参考文献

Campbell, R. (2014). Japanese language learners’ experiences abroad: social networks, interaction and language usage. The International Association for Japan Studies Newsletter, 10, 64-70.

 

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