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カテゴリー:現地生活情報

ワーキングホリデーや留学中に旅行するなら「一人旅」に挑戦してみよう!私の経験した一味違った一人旅の魅力とは!?【その3】

公開:2020/08/11 著者:竹下 みづき 283 Views

前回に引き続き、一人旅のお話し第三弾です。今回でこのお話も最後になります。

今回は、いよいよ一人旅当日のお話しをしていこうと思います。

私が留学中に人生初の一人旅を経験して、一人旅をより楽しむコツや私が実際に困ったこと、楽しめたことなどをお話ししていきたいと思います。

 

ミルフォードサウンドの魅力

まずは、私の一人旅のメインであるミルフォードサウンドの魅力についてお話します。

ミルフォードサウンドはニュージーランドの南島に位置しており、フィヨルド国立公園にあるユネスコの世界遺産に登録されているフィヨルドです。

私はそのミルフォードサウンドで船の中で一泊できるオーバーナイトツアーに参加しました。

 

 

ミルフォードサウンドへのアクセス方法は、バスか車の他にセスナ機での移動もあります。
私は費用の都合でバスでの移動を選択しました。

どこの景色も素敵で各地に休憩しながらだったので楽しめたのですが、なんと言っても非常に移動時間が長かったのが大変でした…。バス移動して感じたことは、セスナ機でニュージーランドの絶景を眺めながらゆったり、そして早々と移動したいです。(笑)

クイーンズタウンに前泊していたため、そこから約5時間ほどだったと思います。休憩スポットも綺麗な場所だったり、大きなトンネルがあったりと5時間の移動が退屈にならないような工夫がされていました。

 

→ ミルフォードサウンドへの移動の道中にある大きなトンネル。

 

フィヨルドランド国立公園に到着したら、いよいよオーバーナイトする船に乗り込みます。

一人だったので自分の乗り込む船があっているかドキドキしたのを覚えています。

乗り込む時に記念に一枚写真を撮ってもらい、それをキーホルダーにしたものが思い出の品として最後にもらえました。

 

→ フィヨルドランド国立公園で乗った船で作って貰ったキーホルダー。

 

船が一泊する場所に停泊した頃には夕方になっていたと思います。私が参加した時期は2月だったため、外はまだまだ暖かかったです。そして、そのまま荷物を置いてすぐにカヌー開始。

私はロトルアで語学学校に通っていた頃からホストファミリーと一緒ロトルア湖にカヌーをしに行くほどカヌーが好きでした。今回も綺麗なミルフォードサウンドで思う存分カヌーを楽しみました。

カヌー中はガイド付きでしたが、私が参加したツアーは全員外国の方のみの参加で、ガイドも外国の方でした。カヌーに必死で正直何を説明しているかは雰囲気でしか理解できていなかったと思います…。

 

→ ミルフォードサウンドでカヌーを堪能しました。

 

私はオーストラリアから一人旅で来ていたお婆さんとの相部屋でした。

この方がとっても優しくて、何かある度に話しかけてくれたり、一緒に食事をとってくれたりしました。

食事の後に船の外からボーッと外を眺めていた時間は一生忘れないと思います。

 

初めて見る景色、日本と離れた場所、ここでしか見られない絶景、初めて会う優しい海外の人々、そして一人でここまでやってきたことを静かなフィヨルドの中でジーっと感じていたあの瞬間を思い出すと、今でも感動して胸が熱くなります。

 

→ 船上からフィヨルドの夜景を撮影。

 

そして夜の部屋での睡眠は、先ほどのお婆さんのいびきに綺麗に邪魔をされて全然熟睡できませんでした。(笑)

次の日は、朝から朝食を食べた後、停泊していた場所から出発し、フィヨルド内にいくつもある滝を見ながら出港した場所まで戻りました。

船で滝の側まで寄ってくれて、近くで岩肌から流れるたくさんの滝を見ることができました。

 

→ 一番有名な「スターリング滝」は水しぶきを浴びると10歳若返ると言われており、大歓声が上がりました。

 

二日目は、そんなこんなでフィヨルド国立公園までゆっくりと戻っていきました。そこからまた5時間かけて出発地のクイーンズタウンまでバスでの移動です。行きの長さを知っていたので、セスナ機に空席があれば乗りたかったのですが、どちらにせよあいにくの天候で乗れませんでした。

バスでの帰宅路の途中でお世話になったオーストラリアのお婆さんとお別れをして、私はクイーンズタウンに戻りました。帰り際に「若いんだからこれからもっとたくさん世界を見なさい。」と言い残し、かっこよく去って行きました。

以上が私の一人旅のメインであったミルフォードサウンドのオーバーナイトツアーです。もっと細かいこともたくさんあったのですが、大まかに流れをお話しさせていただきました。

 

ゲストハウスやツアーでの出会い

次に私が一人旅をした中でとても魅力的に感じたことは、人々との出会いです。ミルフォードサウンドに向かう前夜は節約のためにゲストハウスに泊まりました。

安全性も考えて、女性限定のゲストハウスに泊まったのですが、「何処から来たの?」や「一人?」など、同じ年代くらいの女の子が話しかけてくれました。

4人部屋で私と別にもう一人、一人で泊まっている人がいました。あとの二人はグループでした。

 

少しの時間でしたが旅の予定を共有したり、まったく初めましての人と語り合ったりした夜は、私にとって嬉しく楽しかったです。

 

そして、先ほどのミルフォードサウンドでの話でも出てきましたが、オーバーナイトのツアーで一緒になったオーストラリア人のお婆さんとの出会いです。

私はあまり人見知りがありませんが、海外の方、また英語を第一言語としている目上の方だったのでとても緊張していました。

それでも気軽に話しかけてくれたり、一緒に食事をとってくれたりと親切にしてもらいました。

 

オーストラリアの方とまともに長く話すのが初めてだったため、正直聞き取りにくい場面もありましたが、またそこが新しい発見で面白かったです。

私のリスニング力がないのか、お婆さんの訛りが強いのか…。

きっとどちらも要因だとは思いますが、なかなか噛み合わないのも練習だと思って乗り越えました。

 

→ キャビンにあった動物の皮が本物かどうか、オーストラリアからのお婆さんと話し合った。

 

一人旅でなかったらこうやって生まれも育ちも人種も違う人と一緒にその場を堪能することはないだろうなぁ…と思うととても感慨深かったです。

 

一人旅だと寂しいと思う方もいるかもしれませんが、私にとってはこの一つ一つの出会いが勉強になりました。

 

色々な英語の訛りと触れ合うことで、自分の普段のリスニングやスピーキングの癖に気付くきっかけにもなります。言わば、「無料の英会話レッスンタイム」なのです。

 

その一人旅タイムを寂しいと思うか、プラスに捉えて自分のものにするか、皆さんはどちらの旅を選択しますか?

 

旅行中に困ったこと

 

今度は、一人旅だからこそ困ったことを紹介します。まずは、写真です。景色はたくさん撮れますが、一人だと景色と一緒に自分の写真を撮るのには手間がかかります。基本的に誰かにお願いするしかありませんでしたが、撮ってもらう人を選ばないと自分が思っていた構図と違うなんてことも。

また、私の場合はみんな同じツアーの方々だったので心配ありませんでしたが、もしも治安があまり良くない場所への観光などをする場合は、そのままの盗難のリスクもあります。悲しいですが、世の中には平気でそのようなことをする人もいます。

私の場合は、写真撮影をお願いした時に毎度少し会話をしました。どうしても同じような内容の会話になることもありましたが、それも英語を繰り返し使って染み込ませるいい機会でした。

 

もう一つは、トイレに行くタイミングです。バスの移動の休憩中にカフェに寄ったのですが、友達といれば荷物をちょっと見てもらっている間にトイレに行くことができます。しかし、一人となると荷物をどうしようと考えて、なかなか動くことが出来ませんでした。

先ほどと同じように盗難の可能性があるからです。日本ではたまに荷物を放置している方もいますが、海外だと危険です!荷物は肌身離さずです!

一緒に持っていけば良かったものの荷物が多くあったので、迷っているうちに食べ終わるという結果になりました。今思えば、店員さんに頼むこともできたのですが、当時の私は頭が回っていませんでした。(笑)

 

このように一人旅だと若干不便に感じることもありましたが、一人旅を後悔するほどのものではありませんでした。

 

【まとめ】 海外一人旅は人生勉強にもなる!

 

私の一人旅は、計画から実際に行くまであっという間でした。

自分で全てプランニングした一人旅は反省点ももちろん沢山あって、100点満点とは言えない旅でしたが、当時海外が初めてで20歳だった私にとって大きな挑戦でもありました。

 

一人旅を終えた感想としては、「これから先何があってもある程度のことはなんとか自分で乗り越えられるだろう!」という不思議な自信です!

 

一生のうちにもう行くことはないかもしれない場所に一人で足を運んで、そこでしか見られない景色を見て、その時にしか出会えない人たちと出会って。

今自分がいる場所が夢のように感じたミルフォードサウンドでの夕焼けとそよ風は最高でした。

 

留学中では、ただの英語の勉強だけではなく、人生の勉強になることが詰まっています。その一つとして一人旅をしましたが、間違いなく自分を成長させてくれました。

 

是非みなさんも留学中に実践してみてください!

 

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