【親子留学、ジュニア留学】費用はどれくらい?国ごとの大まかな目安

2021年(2020年度)から小学校での英語教育が大きく変わり、満9歳(小学3年)から英語勉強がスタートします。
例えば、その教育改革で単語面だけを見てもこんな感じで結構大変になります!
つまり、私達大人が「当時中学校で必死になって勉強した英語単語の約半分を小学校で覚えなければいけない。」、「高校で勉強していた英単語を中学校で覚えないといけない。」という感じです。(汗)
【参考記事】
【2020年 小学校での英語教育とは】大きく変わる小学校での英語教育改革まとめ
「ウチの子は英語大丈夫かな?英会話教室に通わせたり…いっそ留学をさせた方が良いかも!?」
そう考える親御さんもきっと多いと思います。
その時に気になるのはやっぱり費用だと思いますので、ここでは親子留学での費用を国ごとに比較、紹介をしていきます。
親子留学の人気国と大まかな費用は?
親子留学でも特に人気の国は、フィリピン、カナダ、オーストラリア、アメリカ(ハワイ)の4カ国です。
費用についてはスタンダードな「大人+子供1人」で、分かりやすい1ヶ月(4週間)で計算をしています。
早速、その人気国4つを比較していきましょう!
<大人1人+子供1人の4週間(1ヶ月)留学>
国 | 総額予算 | 授業料 | 滞在費 | 雑費 |
フィリピン | 約62万円 | 約40万 | (授業料に含む) | 約12万 |
カナダ | 約95万円 | 約30万 | 約28万 | 約35万 |
オーストラリア | 約98万円 | 約37万 | 約24万 | 約37万 |
ハワイ | 約120万円 | 約50万 | 約33万 | 約37万 |
※雑費は、航空券や海外旅行保険やプログラム費用などを計上しています。
やはりカナダやオーストラリア、アメリカなどは先進国という事で1ヶ月の親子留学だと100万円が一つの目安になってきます。
ハワイ(アメリカ)もドル表記の数字上ではカナダやオーストラリアとあまり変わらないのですが、為替レートが20%くらい高めになりますので、その分ハワイは割高となっています。
一方で、フィリピンについてはハワイ(アメリカ)の親子留学と比べると約1/2ですので、予算重視の方や勉強としての成果を求める方には非常に人気です。
1週間でも親子留学の費用は安くない!?
なかなか親子で1ヶ月間もの留学時間を作るのは簡単ではない人も多いと思います。
そこで、次は現実的な1週間の短期親子留学での各予算を見ていきましょう!
<大人1人+子供1人の1週間留学>
国 | 総額予算 | 授業料 | 滞在費 | 雑費 |
フィリピン | 約32万円 | 約20万 | (授業料に含む) | 約11万 |
カナダ | 約56万円 | 約11万 | 約15万 | 約30万 |
オーストラリア | 約55万円 | 約12万 | 約9万 | 約34万 |
ハワイ | 約71万円 | 約17万 | 約20万 | 約34万 |
※雑費は、航空券や海外旅行保険やプログラム費用などを計上しています。
1週間と4週間(1ヶ月)の留学費用を比べて見ると、「あれ?期間は1/4になっているのに、費用はたったの1/2?」と驚かれるかもしれません。
これは授業料や滞在費などは実際に約1/4になっているのですが、入学金や航空券などの1回きりの費用はほとんど変わらないためです。
一般的に留学は「短い期間で何回も渡航するのは損」。逆に「1回で長い期間留学するとお得」というルールがあります。
そのため、もしあなたの時間と予算が大丈夫なのであれば…「せっかくならお得なに留学しよう!」と、1週間でも長く留学されるとお得です!
費用対効果を考えるならフィリピン!
表を見てみても分かるように、親子留学で特に費用対効果が高いのはフィリピンです!
フィリピンでは1ヶ月の滞在を2名で約60万円、1週間の滞在なら2名で約30万円にて実現できます。
一方で、欧米の親子留学では1週間の滞在を2名で行うと60万円弱掛かってきますので、親子留学の最低予算としては国に関わらず「1人30万円ずつ、2人で60万円が一般的な予算」として覚えておくと良いでしょう。
・フィリピンであれば同じ約60万円で4週間
・フィリピンでもし1週間であれば30万円
というポイントをしっかり押さえておきましょう!
また、表に記載した留学費用はあくまでも目安ですので、実際はお申し込みされる時期(為替レート)や学校などで若干の変動が出てきます。
しかし、お申込時期や学校、コースを変えても、「目安の費用が突然一気に半額になった!」、「学校を変えたら10万円や20万円も安くなった!」という事には残念ながらなりません。(汗)
せっかく海外へ出て行ったからには、留学と同時に観光や美味しい食事なども楽しんだ方が良いに決まっていますので、「最初から予算ギリギリ!」というよりは少し余裕を持って予算を準備していけると良いですね。
インドネシア、マレーシア、フィジー留学は?
フィリピン以外でももっと安い国はないの!?
そういう方のために、人気4カ国以外のアジア留学も簡単にご紹介致します。
<その他のアジア留学 1週間>
国 | 総額予算 | 授業の質 | 滞在先の豪華さ | 特徴 |
フィリピン | 約31万円 | ★★★★★ | ★★★ | 授業の質はアジアでトップクラス |
マレーシア | 約30万円 | ★★★★ | ★★★ | 15歳、4週間以上の申込となるが、インフラは抜群 |
インドネシア | 約40万円 | ★★★ | ★★★★★ | リゾート施設での滞在が魅力的 |
フィジー | 約46万円 | ★★★ | ★★ | のんびり、ゆったり自分のペースで留学 |
意外にもフィジーが高くなってしまっていますが、この差は主に航空券が大きいです!
やはりフィジーは上記の中で日本から一番遠い国になっていますので、航空券も若干高めとなっています。
また、それぞれの国の特徴は下記の通りです。
フィリピン
公用語が英語で、かつ学校間の競争も激しいため、歴史のある学校も多く親子留学での選択肢も多くなっています。
また、快適な滞在先を求める場合には、豪華な施設を持つ学校を選んだり、少し緩めで楽しく滞在したい場合には授業時間が少ない学校を選んだりする事も可能です。
費用対効果でバランスの取れた留学先となっています。
マレーシア
残念ながら基本的に学校側の受け入れ年齢が15や18歳以上となるため、小さなお子さんでの親子留学はできませんが、フィリピン留学にはない自由さや利便性の良さは大きなメリットとなります。
※マレーシア学校の最低就学期間は4週間というのが多いため、上記の比較料金表は4週間分を4で割った目安費用となります。
※マレーシアは寮滞在ですが、フィリピンとは異なり食事は含まれていません。
また、マレーシアの公用語はマレー語で、英語と中国語は準公用語という位置づけですので、公用語が英語のフィリピン人と比べると英語のレベルは相対的に落ちてしまいます。
インドネシア(バリ島)
お子様が9歳以上(小学3年生以上)で、かつ少し予算を増やしてでも少しリッチに滞在したい!という場合にはバリも候補に入れてみるのも良いでしょう。
ただ、インドネシアは公用語が英語でなく、インドネシア人は英語を日常で使いません。そのため、公用語が英語で小さな時から英語を使っているフィリピンと比べると、どうしても教師の質は落ちてはしまいます。
フィジー
フィジーは公用語がフィジー語、ヒンディー語、英語となっていますが、フィジーにある学校数は3校ほどとかなり少ないため、授業の質、プログラム数、学校選択の幅などできちんと比較検討が必要です。
また、国の経済状況やインフラ状況などから滞在先の豪華さや快適さなどはどうしても下がってしまいます。
もし留学時の快適さを重視する場合にはインフラがしっかりしているマレーシアや豪華なリゾート施設で滞在出来るインドネシアなどがオススメです。
いかがでしょうか?
どの国も一長一短ですので、なかなか難しい所ではありますが、バランスが良く費用を押さえた人気の留学地としては、やはりフィリピンが一番人気ではあります。
もし、今回ご紹介した国以外でも気になる留学先があれば、ぜひお気軽にお問合せくださいね!