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【医療従事者必見!】フィリピンで医療英語コースが学べる語学学校の紹介

公開:2019/05/16 著者:道家 有紗 1411 Views

※画像出典: HLCA

 

少子高齢化に伴い、急激にグローバル化が進む日本。

一昔前は周囲に外国人なんていなかったのに、今では当たり前に日常生活に外国人が溶け込んでいる光景だったりしますよね。

手に職系の職業である看護師などの医療従事者も、看護師資格などの専門資格を持っていれば将来安泰といったイメージです。

 

しかし、日本社会に外国人がこれだけ増えてくると、患者の中に外国人が含まれる割合も年々増えて来ている実情があります。

 

外国人患者の全員が日本語を使いこなせるわけではありません。日本人が英語を十分使いこなせないのと同様に。患者とコミュニケーションが取れないのは、医療従事者にとっては致命傷にもなり兼ねません。

その実情に危機感を感じている看護師などは、「今のうちに英語力をしっかり身に着けておきたい。」というニーズが広がっています。

同様に、海外の医療現場を見てみたい、インターンシップしてみたいと言った問い合わせも頂くようになりました。

 

多くの方にとって、現在の仕事を辞めることは収入面の不安や転職後の仕事、将来への不安、などもあります。しかし、医療従事者は専門職であることに加え、慢性的な人材不足の業界なので帰国後の現場復帰も割と容易なのもメリットです!

 

医療従事者は多忙でまとまった休みも取れないことから、短期で留学したくても行けない方が大半です。

「いつか留学やワーホリしたい!」と思っていた方にとっては、英語力とプラスαの経験を身に着ける海外留学は大きな利点であり、今後の将来の選択を広げることができます。

医療従事者に大変人気のある「医療英語コース」ですが、短期間で英語力アップが期待できるフィリピンで医療英語を学べる語学学校をまとめました。なお、欧米圏の語学学校で医療英語コースを学べる学校は、以下の記事で紹介しています。

 

医療従事者の医療英語の必要性とは?

日本を訪れる外国人観光客は年々増加しており、2018年には約3千万人以上となりました。少子高齢化の日本において、外国人労働者も今後増加していくのは間違いありません。

 

訪日外国人や在日外国人が多くなればなるほど、外国人が日本で病院を利用する人数は増え、英語使用の必要性が増えていくことは明白です。

 

実際に医療に従事している方も、肌で外国人患者の多さを感じているはずです。病院の待合室でも外国人とみられる患者さんを目にすることがあり、みなさん海外の病院にかかることに不安な顔をしていました。

患者の傷みや原因を判断するのに、的確な英語コミュニケーションは不可欠です。本格的な診療は医師がやるものですが、看護師によるサポートは重要です。

例えば、「今日はどうされましたか?」、「痛みはいつからありますか?」、など英語で質問し、その答えを正確に担当医師に伝えられる英語力が今後求められることになります。また、看護師は患者が不安にならないような声掛けやサポート、検査への誘導もあるでしょう。

 

看護師であれば看護師資格などを持っていれば、それ以上の資格やスキルは求められませんでしたが、グローバル化が劇的に進む日本では英語力のある人材は大変重宝されます。

 

患者とスムーズなコミュニケーションが取れなければ、当然余計な検査の追加や診察に時間がかかり、患者はもちろん、医療現場にも負担がかかっていきます。

現状、外国人患者への対応を英語で自信を持って対応できる方は極めて少数派です。看護学校では英語は必須科目になっているものの、流暢に話すことができるまでのレベルは求められていません。

しかし、実際の医療現場では、既に英語でのコミュニケーションが必須課題となっているのです。医療従事者は多忙な仕事をこなしながら、英語の勉強を両立することは不可能に近い環境で働いています。

 

自分自身が留学したいと思っているなら、将来のキャリアのことを考えても、どこかのタイミングで区切りを付けて留学するのが理に適っています。

 

また、医療英語を使いこなすことができれば、海外医療留学や海外ボランティアに参加することができ、プラスαの経験を積むこともできます。

単に英語が話せるだけではなく、海外の医療現場も体験してきたと言うことが加われば、さらにプラスの評価となります。

以下では、医療英語コースを開講しているフィリピンの語学学校を具体的に紹介したいと思います。

 

医療現場研修が可能なHLCA(ハルカ)


Happy Life Cebu Academy(HLCA)は、セブにある日本人経営学校です。フィリピン留学で唯一の医療専門の語学学校です。基礎医療英語から応用、実地研修、など幅広く学習することができます。

ハルカの医療英語コースは医師や看護師、歯科、理学療法、救急救命士、など多様な医療従事者向けに専門の授業内容を提供しているのがポイントです。

専門が異なれば医療用語やコミュニケーション方法、学習内容も異なります。そのため、専門に合わせたテキストや講師で授業を進めていきます。

 

HLCAの医療英語コースの授業構成は、講師と一対一で行うマンツーマン授業がメインとなり、4コマの医療英語、2コマの一般英語、2コマの講師付き自習(参加自由)となります。

医療英語コースの推奨英語レベルは、CEFR B1(初中級)としております。一般英語の授業では、学生の英語力に合わせた基礎固めやウィークポイントの克服を行っていきます。

医療英語のマンツーマン授業で使用するテキストは、学校が学生に合わせて作成するオリジナルテキストとなります。テキストには医療現場で活用することができる120ユニット以上のシーンから目的別に学習することができ、History Taking(問診)やVital Signs(バイタル・サイン)、Patient Assessment(フィジカル・アセスメント)、などに関して学ぶことができます。

 

下記は医療英語授業でテーマとする内容です。

 

・Anatomy and Physiology(解剖生理学)
・BLS/ACLS(一次救命・二次救命)
・Perioperative Care(周手術期ケア)
・Informed Consent (インフォームド・コンセント)
・Diagnostic Tests and Laboratory Exams(検査診断)

 

また、HLCAで授業を担当する講師は、看護師や理学療法士、薬剤師など医療関連のバックグラウンドを持つ講師のみを採用しています。基本的な採用基準は、4年制大学医療系コースの専攻者、臨床経験者、英語講師歴2年以上、となり、採用倍率は30倍以上にもなります。

実際に医療の現場で活躍してきた講師のため、学生が求める現場で使える英語やフィリピンと日本の医療の違い、などに関しても的確なアドバイスと指導を受けることができます。

ハルカでは2週間以上、医療英語コースを学習した学生を対象に1日医療現場実習を実施しています。現場実習は海外の医療現場を垣間見ることができる貴重な機会となり、インターンシップも可能なので、授業で学んだ英語を実際に使用することもできます。

 

→ アクティビティー風景

 

オプショナルプログラムのインターンシップは、Cebu Doctors’ University Hospital(CDUH)とジャパニーズヘルプデスク(JHD)の2か所となり、6週間以上の医療英語コースを受講される方を対象に2週間のプログラムに参加可能です。

 

Cebu Doctors’ University Hospital (CDUH)

Cebu Doctors’ University Hospital(CDUH)のベッド数は300床で、セブ総合大学病院となります。セブ地域の病院では設備が整い、医療技術も高いと評判の病院です。

実習期間は平日朝9時から17時の2週間となり、配属は外来や病棟、リハビリ、など学生の医療職種や希望により決定されます。

 

・CDUH見学実習費用

滞在先2週間
シェアハウス151,000円
コンドミニアム169,000円

※上記の費用には病院紹介料、初日の同行サポート、オリエンテーション、面談、レポート添削、などの費用が含まれます。(2019年5月時点の費用)

 

ジャパニーズヘルプデスクデスク(JHD)

ジャパニーズヘルプデスクデスク(JHD)は、セブ市内で日本人用の診療サポートを行う場所です。セブには多くの日本人観光客や留学生がいますので、怪我や病気の時メインとして利用される病院です。

仕事内容は医師と患者の通訳やカスタマーケアーとなります。また診療介助や処方箋説明、入退院サポート、などもあります。

 

・JHD見学実習費用

滞在先2週間
シェアハウス133,000円
コンドミニアム151,000円

※上記の費用には病院紹介料、JHD面接コンサルタント、履歴書作成サポート、初日の同行サポート、オリエンテーション、面談、レポート添削、などの費用が含まれます。(2019年5月時点の費用)

 

HLCAでは、海外就職のサポートも行っています。医療インターン終了後は、フィリピンや他のアジア圏のJHDで契約社員として1年間の就職が可能となります。

継続的な英語使用や海外での就労実績を作ることができるチャンスです。なお、就職サポートには、面接と試験の受講が必須となります。

 

 

医学大学付設のCDU ESL


Cebu Doctors University ESL Center(CDU ESL)は、フィリピン最高峰の医学大学Cebu Doctor’s University付設の英語学校です。

同大学の学生はフィリピン全土から集まる優秀でハイステータスな学生のため、英語学校の学生にもフレンドリーでとても綺麗な発音の英語を話してくれます。

英語学校は大学施設と隣接しているため、大学施設である図書室やカフェテリア、食堂なども使用することができ、医学生と交流するチャンスもあります。

 

CDU ESL校では一般英語やスピーキング強化、ビジネス英語、TOEIC、など幅広いコースを開講していますが、医療大学付設の強みとして、医療英語コースも人気があります。

医療英語コースの授業カリキュラムは、1日マンツーマン授業4コマ(内一般英語2コマ、医療英語2コマ)、グループ授業2コマ(内一般英語1コマ、医療英語1コマ)、週1回のアクティビティーがあります。

なお、アクティビティーは大学や病院の見学、医学生との交流となります。

 

→ グループレッスンの授業風景

 

 

老舗英語学校のPhilinter

Philinter(フィリンター)は、2003年に設立された韓国資本の英語学校です。学生定員は約150名と比較的規模の大きい語学学校となり、日本人留学生へのサポートも充実しています。

同校の開講コースは一般英語、TOEIC、IELTS、ビジネス英語、などマルチになっており、医療英語コースもスペシャルコースとして提供しています。

医療英語コースは、医師や看護師などの医療従事者や、現在医療分野の勉強をされている方向けのコースとなります。受講可能レベルはIELTS3.0以上となるので、英語が苦手な方でもコースを受講することができます。

 

授業のカリキュラムは1日マンツーマン5コマ(内医療英語3コマ、一般英語2コマ)、グループ授業3コマとなり、一般英語と医療英語をバランス良く学ぶことができます。

同校の医療英語科目は専門基礎、保険医療、医療行為の3分野に分かれており、身体の仕組みや病状の表現方法、専門用語基礎、倫理学、などを学んでいきます。

特に重要となる患者とのコミュニケーション練習は、ロールプレイで実際の現場を想定しながら練習します。学生が専門とする分野やシチュエーションを集中的に練習することも可能です。

 

Philinterの医療英語コース終了後には成績証明書と卒業証明書が発行されます。

成績証明書には一般英語、医療英語での学習期間や評価が具体的に記載されており、卒業証明書は卒業時のレベルをCEFR基準の評価で記載しています。

CEFR(セファール)とは、英語レベルをA1,A2、B1、B2、C1、C2の6段階で評価した国際標準規格です。国際的に認められた6段階となるため、将来の海外進学や就職の際に英語レベルの証明として使用できます。

 

 

フィリピンを医療視点から体感する

フィリピンは7,000余りの大小小さな島でできており、都市と地方での医療格差が深刻な問題となっています。

日本人留学生も良く利用されるセブやマニラの私立大学病院では、世界レベルの最新設備と医療を提供しています。しかし、少し田舎に行けば、古い設備と低い技術により医療とは程遠い状況が多くみられます。

人口約2億人のフィリピンですが、ストリートチルドレンは25万人以上いると言われています。このような子供たちは、もちろん医療を受けることもできず、不衛生な環境により、軽い風邪などで命を落とすことも多いのです。

 

社会インフラが整っている日本ではまず見られない世界を、間近で見て体感できるのもフィリピン留学の特徴と言えます。

 

華やかなリゾートアクティビティーを楽しんだり、生活環境が整った語学学校内で英語の勉強を淡々としていたりするだけでは、フィリピンを100%体感したとは言えません。

フィリピンのこうした現実や医療や社会問題に関して、一般の旅行者では見ることができない世界を、自ら見て体感してみることも将来に活きる経験です。

日本では当たり前な世界は、「行くところに行けば当たり前ではない!」ということを教えてくれるのも、またフィリピン留学の醍醐味と言えるのかも知れません。

 

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