フィリピン留学でボランティア体験!語学×ボランティア支援校4選 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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フィリピン留学でボランティア体験!語学×ボランティア支援校4選

更新:2025/11/20(公開:2019/12/22) 著者:神谷 歩実 1540 Views

低予算・短期間で英語の基礎をしっかり固められるフィリピン留学。

大学生の短期留学や、欧米圏でのワーホリ前の準備期間など、様々な目的でフィリピンに行かれる方が最近多いです。

 

そんな中、「発展途上国であるフィリピンに行くなら現地の状況が見てみたい!」と、学校が主催するボランティア活動に興味がある人も増えてきました。

 

そこで今回は、知りたくてもなかなか情報が見つからないボランティア活動について、4つの語学学校スタッフさんから情報をいただいてまとめてみました!

「せっかくフィリピンに行くなら、ボランティアもやってみたいよ!」という方はぜひ、このコラムを参考に語学学校選びをしてみてくださいね!

ボランティアでの学校比較表

まずは各学校のボランティア情報をもとに、各学校を比較してみましょう!

 

##CIP 場所:クラーク 学校規模:小 頻度:人数で変動 参加人数:6~20人 参加費用:500ペソ 修了証有無:×(※1) 団体との連携:×(※2) 内容:アエタ村訪問 ※1: 必要な方は、個別で発行も可能です。 ※2: CIPは学校自体がボランティア団体の資格を持っています。 ##CIA 場所:セブ 学校規模:大 頻度:月1 参加人数:30人 参加費用:600ペソ 修了証有無:○ 団体との連携:× 内容:貧困地域で子供と交流 ##English Fella 場所:セブ 学校規模:大 頻度:月1 参加人数:12~18人 参加費用:1000ペソ 修了証有無:○ 団体との連携:× 内容:現地小学校、孤児院訪問 ##3D Academy 場所:セブ 学校規模:中 頻度:月1 参加人数:15~20人 参加費用:500ペソ 修了証有無:○ 団体との連携:○ 内容:孤児院訪問、NPO法人と協力してサポート

※1: 必要な方は、個別で発行も可能です。
※2: CIPは学校自体がボランティア団体の資格を持っています。

 

月1回、貧困地域や孤児院の子供と交流するボランティア活動が主流ではありますが、意外と学校によって特色があることがわかりましたね!

 

ボランティアをしたい人にオススメの語学学校4選

さらに各学校の詳細を詳しく見ていきましょう!

 

CIP

アエタ村訪問ボランティアの集合写真

クラークにあるCIPでは、毎週末に3種類のアクティビティを開催しており、その中の1つでボランティア活動が実施されています。

他校では孤児院や小学校の子供と交流するプログラムが主流ですが、CIPではアエタ族の住む地域への訪問が主流です。

 

ちなみにアエタ族とはフィリピンの原住民族です。

アエタ族は山で自給自足の生活を送る民族でしたが約30年前の火山噴火によって、その土地で以前と同じ生活をすることが難しくなりました。

そこで彼らの生活を支援するべく、アエタ族の村の小学校などを訪問し、ランチを一緒に食べ、その後に3種類ほどのミニゲームを通して、現地の子ども達との交流を図っています。

最後にお菓子や乾麺、ノート/ペンなどを配布して活動は終了です。

参加者たちからは「日本では経験ができないことが経験できて、貴重な体験ができました」という感想を毎回頂いています。

 

CIPボランティアの様子(準備)

→ ボランティア出発前に、まずは参加者全員でギフトの準備を行います。

 

CIPボランティアの様子(軽食提供)

→ 歓迎のお遊戯などの後に軽食の提供をします。

 

CIPボランティアの様子(軽食提供の準備)

→ 全員で軽食提供の準備を行います。

 

CIPボランティアの様子(ゲームタイム)

→ 軽食の後はゲームタイムで楽しみます。

 

CIPボランティアの様子(軽食提供2)

→ 一人一人に準備した軽食を提供し、最後にお土産も渡します。

 

このアエタ村はCIPがあるクラークからは車で20分ほどの場所にあり、この訪問は立地的にも、クラークに学校を構えるCIPならではのプログラムと言えます。

CIPでのボランティア活動では英語を使うだけでなく、フィリピンの基本的な価値観や文化に触れる機会にもなり、唯一無二の体験を得られることでしょう。

 

多くの学校では参加者の過半数が日本人ですが、CIPのボランティアの参加者は、他校に比べて日本人の割合が低いこと(3割程度)が特徴です。

せっかく留学先でボランティアに参加するなら、海外の生徒さんとも英語で交流したい!という方にはぴったりの学校です。

 

CIA

CIAボランティアのまとめ画像

 

「地域に貢献すること、地域の子供たちを笑顔にすること」を理想の学校像の一つとしているCIAでは、継続的なボランティア活動に特に力を入れています。

CIAでは、留学生がボランティアを通じてさまざまな人と交流し、またつながりを作ることで新たな知見を得られる重要な活動として考えているためです。

 

毎月第二土曜日にボランティア活動が行われ、毎回定員の30人が埋まるほどの超人気アクティビティになっています。(以前は15名でしたが、それが倍の30人になっても満員になりことからもその人気の高さがうかがえますね)

 

初回はボランティア活動時に着用するTシャツ代を入れて600ペソかかりますが、2回目以降は400ペソで活動に参加することができます。

 

CIAではボランティア訪問先に行く前に準備も必要で、ボランティア活動の参加者へのオリエンテーション時に、ボランティア先で披露するダンスを事前に練習したりもします。

単に現地で活動するだけではないので、生徒間の交流にも繋がりますよね。

CIAボランティアの様子

→ 全員おそろいのTシャツで練習したダンスを披露

 

ボランティア活動は学校から5分〜15分ほどの位置にある貧困地域で開催しており、毎回場所を変えながら、地域全体に貢献できるように配慮されています。

フィリピンの各地域の生活単位をバランガイと呼ぶのですが、そのバランガイのリーダーに学校側が連絡して、現地の方を集め、地域の広場などで活動が行われます。

 

CIAボランティアの様子(集合写真)

→ こちらは参加者と子供達との集合写真

 

他校のボランティア活動では現地の小学校などの施設に行くことが多いため、物足りないと感じる方も中にはいるようですが、本物のフィリピンでの生活を目の当たりにするよい機会になります。

このように活動先は自分では全く行かないような場所ですが、移動は学校のバンを使ってみんなで行うので安心です。

 

現地到着後は地域の方とセブアノ語の簡単な挨拶を交わしたり、子どもたちとのミニレクレーションを楽しんだり、CIAの生徒がダンスを披露します。

また学校側が準備した衣類や食事を提供しています。

 

特に参加した生徒たちからは「なかなか現地の方と交流する機会は持てないので、貴重な経験ができてよかった」といったフィードバックをたくさん頂いています。

 

途上国の子供の貧困問題や教育格差に関心のある方、語学学校に通っているだけではわからない、フィリピンの現状について知りたい方にぴったりのプログラムです!

さらに、CIAではボランティアに参加すると、学校で修了証も発行しています。

せっかくボランティアに参加したなら、「実績として形に残したいよ!」という方は、CIAがオススメですね。

 

English Fella

English Fellaボランティアの様子(集合写真)

 

English Fellaでは毎月第4土曜日に週末アクティビティとしてボランティア活動を開催しています。

活動では主に現地の小学校や孤児院、コミュニティープレイスなどで清掃や塗装塗り直しのお手伝いを行ったり、現地の子供たちとゲームなどをしながら一緒に楽しい時間を過ごします。

English Fellaボランティアの様子(ペンキ塗り)

→ 機会がないとなかなか塗り直さないペンキ塗りもボランティアで提供

 

English Fellaボランティアの様子(交流)

→ 子供たちと和気あいあいと交流できます。

 

English Fellaボランティアの様子(ゲーム)

→ ゲームなども通じて交流します。

 

この活動では現地の実情を見ることができて、さらに毎日の授業で学んだ英語を使いながら子供たちと交流できることが魅力です。

参加費は他校より少し高く、1000ペソしますが、この費用で文具やカバンなどの新品を購入し現地の子供たちを直接支援することに使われています。

 

ボランティア先へは、参加者全員で学校のバンを利用して移動します。

マンツーマンだけでなく、グループ授業も必須であるEnglishFellaでは必然的に他の生徒と交流する機会を持ちますが、授業以外にもこのボランティア活動で他の生徒たちと交流することが可能です。

 

実際に参加された方からは「現地の子供達との触れ合いや、学校などの施設の修繕活動を通して現実を目の当たりにするとともに、エネルギーに満ちた現地の子供達からたくさんパワーをもらいました」という声をいただくことが多いです。

また、ボランティア活動への参加修了証が必ず発行されるのもうれしいポイントの一つですね。

 

3D Academy

3D Academyボランティアの様子(集合写真)

3D Academyでは、毎月の最初土曜日にアウトリーチプログラムとして、ボランティア活動を開催しています。

 

現地の孤児院に出向き、レクレーションなどを通して子どもたちと関わることができるプログラムで、所要時間は3時間ほどになっています。

生徒は孤児院の子供たちと一緒にゲームを楽しむなど、交流をはかることが主な目的になります。

3D Academyボランティアの様子(ギフト)

→ 訪問のお土産をプレゼント

 

3D Academyボランティアの様子(ゲーム)

→ ダンスなどのレクリエーションで楽しく交流

 

1日だけじゃない!2週以上の本格的ボランティア留学

一方で、3D Academyには他の学校にはない、本格的な「ボランティア留学」が存在します。

これは2週間以上に渡る継続的なボランティア活動となるため、「1日だけの体験的なボランティア」とはまったく異なります!

ボランティア活動に特に興味があったり、海外でのボランティア経験を増やし、さらに活動の幅を広げたい、学びを深めたいという方にオススメです。

 

3D Academyのボランティア留学の特徴

3D Academyが提供するボランティア留学は、フィリピンで活動している現地NPO団体と学校が提携して提供され、フィリピン留学で英語をしっかり学びつつ、本格的なボランティア活動を留学期間中に同時並行して行えます。

 

3D Academyのボランティア留学が、他校のボランティア活動と一番大きく違う点は、このボランティア留学での活動は毎日実施されることです。

 

具体的には、毎日学校で英語の授業が終わった後に、提携する現地NPO法人のスタッフとして、日常的な業務に携わっていきます。

そのため、参加者には「参加に対する意欲」や「体力」などが求められます。

また、3D Academyのボランティア留学では、上記のように活動時間だけではなく、活動内容自体もアクティビティの一環で行われるボランティアとは大きく異なります。

なぜなら継続的なボランティアになりますので、団体に所属している子どもたちのサポートだけでなく、団体を支援してくださっている各国のお客様と関わる場面も想定されるためです。

 

学校と毎日のボランティアの並行は大変ではありますが、「学校で英語を学び、その学んだ英語を現場で使える」というのは何より大きな学びとなるはずです。

 

また、ボランティアを続けるうちに顔や名前を覚えて貰って、少しずつ現地の人と仲良くなったり、子供たちと一緒に成長できるというのは、継続して行うボランティアだから得られるものになります。

フィリピンの子供達が社会や団体の中で自らを成長させ、責任を果たせる大人へ成長していけるよう、音楽活動・スポーツ教育を通してサポートしつつ、そしてボランティア留学の参加者も子供たちとともに間違いなく一緒に成長できるはずです!

 

【ボランティア留学 受け入れ条件】
週数:2週間以上
年齢:18歳以上(高校生不可)
【プログラム概要】
◆Aコース(2~4週間参加者向け)
活動日数:週5日(週休2日、月曜固定休み)
活動時間:平日17:00~20:00/週末日中
◆Bコース(5週間以上参加者向け)
活動日数:週4日(週休3日、月曜固定休み)
活動時間:平日17:00~20:00/週末日中
授業(両コース共通)
授業内容:ESLまたはその他コースから選択可能
最大受講数:7コマまで受講可能

 

費用は学校費用に加えてNPO法人への参加費用が別途必要になりますので、ご興味のある方は留学ドットコム公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

 

いかがでしたでしょうか?自分に合いそうな学校はありましたか?

4校をまとめるとこんな感じです。

 

・色んな種類のボランティアに参加してみたい! → CIP
・子供の貧困問題に興味がある!修了証がほしい! → CIA、English Fella
・本格的にボランティアしたい! → 3D Academy

 

ぜひあなたの学校選びの参考にしてみて下さいね!

 

まとめ

ボランティアの情報別に見るフィリピンの語学学校4選、いかがでしたか?

 

ボランティア情報は普通に調べてもなかなか出てこないので、ぜひこのコラムを参考にしながら学校選びをしてみてくださいね!

また、現段階でフィリピン留学にはいきたいけど、「ボランティアには特に興味ないな~。」という方も、ぜひこのコラムをきっかけに、ボランティア参加についても考えてもらえると嬉しいです。

 

私はインドネシアの孤児院で交流する、CIAのボランティアによく似たプログラムに参加したことがあります。

まだまだ発展途上にあるインドネシアの、それも孤児院にいる子供ということで、「かわいそうな子」というイメージが正直ありました。

しかし、実際に会ってみるとすごく元気いっぱいで驚いた記憶があります。しかしそれと同時に、教育や経済の格差を感じました。

 

インドネシアとフィリピンではまた状況が全然違うとは思いますが、「自分の目で見てみないと分からないことってたくさんある!」ということは共通しています。

 

フィリピンは発展途上国ではありますが、語学学校は先進国の日本や韓国などから来た生徒さんのために作られています。

そのため、学校に通うだけではなかなかフィリピンの貧困の状態について知ることはできません。

せっかくフィリピンに行くのなら、ぜひ一度ボランティアに参加して、あなた自身の目でフィリピンの現地の状況を見て、色々なことを感じてみるのも、良い人生勉強になると思います!

 

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