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カテゴリー:留学の準備

イギリス・ロンドン留学を検討している人必見!留学にかかる生活費はどのくらい?

公開:2020/04/08 著者:小松 久里子 726 Views

イギリス留学の中で、最も人気のある渡航先がロンドンです。一方、ロンドン留学は他の英語圏に比べて高いイメージがあります。

そのため、ロンドン留学を断念して、他国に留学を変更する方もいるかもしれません。

しかし、イギリスはワーキングホリデーの方々はもちろん、語学留学を除く学生ビザの方であればアルバイトが可能です。

 

費用が割高なロンドン留学であっても、アルバイトをしながら生活をすれば、ある程度費用を抑えることができます。

 

それでは、1年間にかかる費用と、アルバイトでどのくらい月に稼げるのか見ていきましょう。

ロンドン留学の生活費の内訳

実際にイギリス留学にかかる生活費ですが、必要経費は「交通費」、「宿泊費」、「食費」、「交際費」、「通信費」などです。以下、項目毎に紹介して行きます。

 

交通費

毎月のバス、地下鉄乗り放題のパスを買った場合ですが、これは住んでいる場所にもよるのでゾーンによって分かれます。(2020年4月現在)

 

18歳以上学生料金大人料金
Zones 1-2£96.80£138.70
Zones 1-3£113.70£162.90
Zones 1-4£139.40£199.30
Zones 1-5£165.60£237.00

※1日券、週チケットなどもアリ。

 

交通費は、中心に住むことで交通費を安く抑えるのか、郊外に住んで家賃を抑えるのか、という選択になります。これは学校の場所やバイト先の場所によっても変わってくると思います。

 

宿泊費

宿泊費も大きな出費の一つです。どんな形式の場所に滞在するのかで料金も変わりますが、ロンドンではあまり一人暮らしのワンルームがありません。具体的には、シェアハウスか大家さんから部屋を借りて住むケースが多いです。

シェアハウスでは友達もできることもありますし、大家さんがいる家でも現地の方なので英語の勉強にもなり、現地のことを色々教えてもらえることがあります。

イギリスを含む欧米圏では、月単位の家賃ではなく、週単位で提示されることが多いです。費用としては、立地や部屋の大きさなど色々な要素が関係してきます。また、設備も関係してくるので、やはりきちんと下見をして決める方が良いでしょう。

 

ロンドンですと日本人用の掲示板サイトがあり、そういう所で探すと日本人の基準に合った家が見つかることが多いです。バスタブがなくシャワーだけの家、バスタブがあってもタンクが小さくお湯の出る容量に限度がある家など色々あるため、その辺りもきちんとチェックしましょう。

家賃ですが、週£100~で探すことができます。やはり日本人が求めるような清潔で綺麗な物件だと、週£150~200くらいします。単純に毎月£500~くらいと見積もっておくと良いでしょう。日本の綺麗・清潔とロンドンのそれはちょっと異なることもあるので、綺麗好きな方は£600くらいで想定しておいても良いでしょう。

家賃の中に光熱費が含まれるのか含まれないのか、インターネット代が別な場合もあるので、そういう細かいところもきちんとチェックしておきましょう。

 

食費(自炊)

自炊をすれば、ある程度安上がりにできます。スーパーの買い物も難しくありません。最近は日本でも見かけるセルフレジも多く、一度慣れてしまえばかなり使いやすいです。

野菜や果物は日本よりも安いですし、お肉に関しても日本より安い部位も多いです。

ちなみに、ヨーロッパを含む欧米圏では薄切り肉は売っていないため、日本と同じように料理ができないのですが、ある程度変わらない料金で購入できます。

 

お米に関しては、RICE PUDDING(ライスプディング)というデザート用のお米があるのですが、これが比較的安く日本のお米にかなり近いのでこちらをお勧めします。このお米ですと、他のお米よりも美味しく食べられます。ただし、冷めると不味いと言われていますのでご注意下さい。

パン類に関しては、食パンが主食の国なのでかなり安く買えます。日本の食パンよりも小さく薄めなので、お手軽に食べることができます。一斤買うと結構な量あるので、冷凍庫で保管して食べる時に解凍してトーストにする方法をお勧めします。

食費は自炊中心の生活であれば、月1万円前後くらい想定しておけば良いでしょう。

 

・外食は割高になるので控え目に!

外食はどこに行っても高くつきますが、マックでもその辺のテイクアウトのレストランでも日本より割高です。日本で言う1,000円のランチが£10という感覚なのですが、為替のせいでロンドンは物価が高く感じます。

日本のコンビニのようにお弁当が売っていないので、日本人にとって不便にも感じます。軽いサンドイッチでしたら£5以内くらいで買えますし、チャイニーズなども意外と安く、一人1皿のラーメンとか焼きそばなら場所によっては£7~8で食べられます。

軽く済ませるなら500円くらいでサンドイッチを、軽いお昼なら1,000円くらいでお昼が食べられる感覚と言ったところでしょうか。

 

食費は自炊中心で抑えようと思えば、月1万円くらいで済みます。しかし、お酒を飲んだり、外食したりすれば2~3万以上かかってくると考えればいいでしょう。

 

→ ロンドン在住時代は、仕事場近くの中華街のワンプレート中華を週に2~3回食べていました。中華の場合、安いと1,000円以下でランチが食べられるので嬉しい。

 

交際費

また、イギリスはパブ文化のこともあり、よく飲みに行くことが多いです。日本に比べると外に飲みに行っても自分のビールを買うだけなら、さほど高くなく友達と遊びに行くことができます。

ビール一杯飲むくらいでしたら£5~なので1,000円しないで楽しめます。仕事帰りにちょっと飲んで帰ろうという感じで、あまり長居しないのが海外の飲み方です。

つまり、ご飯を食べることとお酒を飲むことは別に考えているケースが多く、軽く一杯飲んで帰るという感覚です。そういうところはロンドンの良いところです。

 

他の娯楽ですが、ロンドンの中心の映画館などは日本と変わらない料金です。ですが、郊外などの映画館では日本よりもずっと安く1,000円以下で映画鑑賞することができるところもあります。

また、ロンドンは演劇やミュージカル多く、どうしてもこれが観たいというものでなければ当日券など、学生証を持っていれば通常の料金の半額ほどで鑑賞可能なこともあります。オフシーズンの平日だと良い席を安く購入できる場合もあります。

せっかくロンドンに滞在するなら、一度くらいはこういった劇場に足を運んでみるのも良いのではないでしょうか?料金にすると£20~30で鑑賞可能です。

 

通信費

日本に比べてWi-Fiが飛んでいる場所は多いです。携帯に関しても日本よりも通信費やインターネット代というのは安いイメージです。日本と違って、毎月TOP UP(トップアップ:チャージすると言う意味)と言うプリペイド式の電話も多く存在します。その方が契約なども簡単で便利だからです。

毎月£10トップアップすれば済むものも多く、お手軽に電話を持つことが可能です。最近ですとスマホを日本から持って来れば、Wi-Fiが飛んでいる所も多く、通話をしないのであれば0円で抑えることもできます。ただし、Wi-Fiだけでやり繰りするのは短期留学ならアリですが、中長期の方は不便なので向きません。

住居ではインターネットを引いているところも多く、シェアハウスなどではその料金を皆でシェアしていることも多いので、あまり料金もかかりません。

 

かかる費用は自分次第

こうして毎月の生活費を見てみると、私がロンドンで生活していた実体験ですと、家賃相場が通常月7~8万円くらいでした。安い場所を探せば月5万円前後の所もあり、私はそうした物件を見つけて住んでいました。

これに交通費が月1万5千円~2万円、食費は月1万~3万、通信費は月2,000円くらいで抑えられる…と言った感じでしょうか。

 

月にかかる費用の合計は月10~15万円くらい、と言ったところです。

 

最初の3ヶ月くらいの生活費があれば、仕事探しをしたり、宿をきちんと確保したりできるでしょう。そう考えると、生活費だけで最低30万円、多めに見積もって50万円程度あれば安心かと思います。

それでは、実際にアルバイトをしながらこの費用をいかに抑えて生活していくか、具体的な数字を元に考えていきます。

 

アルバイトでどのくらい稼げるのか?

イギリスの最低賃金は、2020年4月現在以下のようになっています。

 

時給 £8.72(25歳以上)
時給 £8.20(21~24歳)
時給 £6.45(18-20歳)
時給 £4.55(義務教育を終えた18歳以下)

 

20時間のパートタイムでアルバイトをしたことを想定すると、「£8.72×20時間×4週間=£697」になる計算です。

ここからTAX(税金)払うので、ちょっと少なくなりますが、大体少なく見積もっても月£400~500は稼げるという計算になります。フルタイムであれば、単純にこの2倍以上の稼ぎです。

これくらい稼げれば、場所にもよりますが月の家賃がカバーできるので、かなり生活費が楽になるでしょう。

 

→ イギリスはワーキングホリデーの方はもちろん、語学留学を除く学生ビザの方はカフェやレストランで気軽にバイトができる。

 

どこでバイトするのが良いか?

海外でアルバイトを考えている方は、日本食レストランや日系は避けたいというのがあります。最初の語学力にもよりますが、手っ取り早く日本食レストランで働くというのが一般的な方法ではあります。

せっかくロンドンに来たなら、日本食レストランだけは避けたいという方にも会いましたが、それでアルバイト探しに数カ月掛かってしっては時間が勿体ないです。ローカルのお仕事が見つかるまでの間、取り敢えず求人も多い日本食レストランで働くのはアリだと思います。

特にロンドンなど中心都市だと募集も多いので、比較的簡単に見つけられるはずです。

 

日本食レストランで働く最大のメリットは、通常は賄いが付いているので食費が大幅に浮くことです。また、海外で生活していると誰でも日本食が恋しくなるので、日本食を無料で頂けるのはかなりのメリットと言えます。

 

 

その他、良く見かけるバイトは、以下のような募集もあります。

 

・美容室
・学校関係
・ベビーシッター

 

また、日本食レストランだから、職場は日本語ばかりで英語を使わないと思いこんでいる方もいますが、実際はそんなことはありません。

お客さんはイギリスの方ですし、接客担当になれば英語は必要です。キッチンでも働いたとしても、他の従業員が外国人のことも多くあるので、英語の勉強になるレストランもたくさんあります。

こういう環境は、アルバイトの面接時に直接聞いてみると良いでしょう。

 

私がロンドンで経験したアルバイト

私は留学時代大学院に通っていたので、勉強の妨げにならない範囲でバイトをしていました。

ロンドンに到着して生活を始めるまで最初の2~3カ月はきつかったですが、徐々に生活が始まり生活が定着すると何とか落ち着きました。手取りも良いベビーシッターをしたり、日本語の家庭教師をしたりもしました。

誰かの家で働くアルバイトは給与も手渡しの所が多く、税金も納めてないため本来は違法なのですが、このような仕事もあります。レストランやカフェで働く+αのお給料として、上手く両立して稼げるようにすると良いです。

 

ベビーシッターのアルバイト

ベビーシッターのアルバイトは経験者が好まれます。そのため、最初の仕事が見つけ難いのですが、たまに単発などの仕事もあるので、そういう時に経験を積みます。また、既にベビーシッターをやっている友達の紹介などで、いくつか経験を積んでいくことをお勧めします。

経験があると定期的にベビーシッターの仕事が入ってくるようになり、週3~4回働けることもあります。私も最初は友達の代理でベビーシッターをして経験を積みました。ベビーと言っても、本当に小さな子の面倒を見るというケースは少なく、小学生2名くらいの面倒を見るケースもあれば、3歳児くらいの小さいお子さんの面倒を見る家庭もあり、それも家庭によります。

ベビーシッターの依頼も様々です。お母さんが仕事に出ている間に面倒、夫婦で夜に出かける時の面倒など、そのあたりも状況は様々でした。夜の場合は子供にご飯を食べさせて、その後に寝かしつけ、親御さんが帰宅するまで家で待機していることが多いですが、子供が寝てしまえば後は自由です。

 

家庭教師のアルバイト

家庭教師のアルバイトも、相手は子供といったところでは、ベビーシッターの延長戦です。親御さんが出掛けている間、お子さんの宿題を見てあげるようなケースが一般的です。

日英家族であまり日本語に触れる機会がない家庭では、日本語に触れるようにベビーシッターの時間は日本語で会話して欲しいという依頼もありました。

 

住み込みのベビーシッター

もう1つ、宿代と食費を浮かせるアルバイトとして、住み込みのベビーシッターの仕事もあります。海外では結構多い仕事で、オーペア〔AU PEAIR〕と呼ばれています。

若い女の子が語学の勉強を兼ねて、住み込みで半年から1年ほど家庭の中に住み込んで小さい子どもの面倒を見る仕事です。

日英家庭などで、住み込みで子どもを見てくれる人を探している家庭もあります。こういった広告は掲示板などでも見つけられますし、日本でもたまにそういう留学を斡旋してくれるエージェントさんもあるようです。

 

住み込みの場合は、幾つかのタイプがあります。宿と食費付きで賃金が無い代わりに仕事量も少ない家庭がある一方、仕事量は結構ある変わりに宿と食費に加えて賃金が支払われる家庭など、仕事の拘束時間によって条件はまちまちです。

子どもが学校に行っている間はフリーということも多いので、その場合は語学学校に通ったりしている学生もいます。

私が経験したベビーシッターの模様は以下の記事をご覧ください。

 

 

仕事も生活費も自分次第

私の仕事の例や家賃などの例も挙げてみましたが、私はたまたま安い家に住んで、ある程度お給料の良い仕事をしていました。

ですが、お給料の良い仕事は当然仕事内容が大変だったり、出来高制だったりと苦労もあったりしました。

レストランでのアルバイトは、やはり時給に加えて賄いがあるので、留学生(ワーホリ)にとって魅力は高い仕事です。

 

賄い付きのアルバイトだと食費がある程度浮きますので、多少時給が安くても割の良いアルバイトの可能性もあります。

 

今回ご紹介した生活費とアルバイト収入が絶対ではないですが、ある程度目安になったかと思います。

こうして見ると、きちんと働けば自分の宿代くらいは稼げるということがお分かり頂けたと思います。

お酒が好きだったり、出掛けることが多かったりすれば、それだけ出費も増えますがあとは自分次第だと思います。

 

→ ロンドンは物価が高いが、お金を使わないでも行ける観光名所も多いので、歩いているだけで楽しめる場所もある。こちらはパディントン駅の映画撮影した場所。

 

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