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留学・ワーホリ体験談

メルボルン留学の体験談 語学学校とホームステイ、街の暮らしを先輩2人に聞いた

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メルボルンは、アートとカフェの街として知られ、「世界で最も住みやすい都市」の調査で2011年から2017年まで7年連続で1位に選ばれた都市です。ヨーロッパ風の街並みに、世界中の料理が集まり、留学先としても人気があります。

この記事では、メルボルンに留学した先輩2人に話を聞きました。理系の大学生として6か月通った水谷さんと、学生時代に諦めた留学を社会人になってから3か月で実現した先輩です。語学学校の授業、ホームステイ、街での暮らしのコツまで、実際の体験を紹介します。

この記事の要点

  • 理系の水谷さんは「研究室に入る前の今しかない」と6か月の留学を決めました。受験で身につけた単語と文法が、現地で話すことに集中できる土台になりました
  • 趣味のコミュニティーに飛び込むと、英語で話す機会も友達も一気に増えます
  • メルボルンは1日の中に四季があると言われるほど気温が変わります。春でも朝は7度前後なので、薄手のダウンは必須です
  • ホームステイは家庭によって大きく違います。家のルールや家族との距離感は、事前に聞いておくと安心です

メルボルンに留学した先輩2人

先輩留学の中身
水谷さん愛知の国公立大学の理系学部3年(取材時)。6か月。ホーソン・メルボルンで一般英語3か月+ビジネス英語3か月。中国系の家庭にホームステイ
3か月の先輩学生時代は金銭面で留学を諦め、社会人になってから「今しかできないこと」として実現(2018年)。Ability メルボルン校に3か月。留学ドットコムの提携先にホームステイ

水谷さん 研究室に入る前の「今しかない」

水谷さんが留学を決めたきっかけは、ずばりタイミングでした。研究職も考えるなら英語は強みになると感じていたところ、友人がオーストラリアの大学の研究室に入っていると知って刺激を受けました。ちょうど2年生で研究室に入る前で、「留学するなら今しかない」と思ったそうです。

専門の仕事に就いた後も研究を続けたいと思っています。30代や40代になって時間ができたとき、英語ができれば学会で発表したり文献を読んだりできて、可能性が広がると思いました。

水谷さん

留学前にいちばん心配だったのは食事です。以前アメリカを旅行したとき、食べ物が合わずに口内炎ができて辛い思いをしたからでした。オーストラリアはアジアからの移民が多く、アジア料理がたくさんあるうえ、ホストファミリーが中国系だったこともあって、口内炎はできなかったそうです。

受験勉強で単語や文法はしっかり身についていましたが、発音やスピーキングはほとんどやったことがなく、最初は外国人と英語で話すことに抵抗がありました。両親は「留学行ってきたら?」と前向きに背中を押してくれ、友人も「お土産よろしく」「面白い話を待ってる」と良い意味で軽い反応で、プレッシャーを感じずに出発できました。周りの理系の学生で留学する人はあまりいませんでしたが、話してみると、留学に興味がある人は意外と多かったそうです。

水谷さん スプレーアートとクリスマスパーティー

いちばんの思い出は、趣味の絵を生かしてスプレーアートに挑戦したことです。メルボルンには、スプレーアートを描いてよいとされる場所があり、世界中から好きな人が集まってきます。水谷さんはスプレーアートのコミュニティーに参加し、プロの人にも意見を聞きに行きました。

メルボルンでスプレーアートを制作する水谷さん
スプレーアートを制作中の水谷さん。

同じ趣味を持つ人とたくさん出会えて、趣味を通して英語で交流もできました。僕にとってメルボルンは最高の留学先でした。

水谷さん

語学学校の友達と過ごした時間も大切な思い出です。コロンビアの友人に招かれたクリスマスパーティーでは、ドアを開けたら全員がダンスミュージックで踊っていて、「クリスマスってこんな感じだっけ?」と衝撃を受けたそうです。友達と海に行ったのに水着を忘れ、下着のまま入って透けてしまい、「お腹が痛い」とごまかして乾くまで乗り切ったという失敗談も、今では笑い話です。

苦労したのは、ホームステイ先の息子さんが週に2回ほど友達を家に呼ぶことでした。疲れているときでも毎回ドアをノックして誘ってくれます。仲間に入れてあげようという親切心だと思うと、なかなか断れなかったそうです。

水谷さんが友達と出かけたメルボルン近くのビーチ
水着の失敗があったビーチ。

水谷さん 語学学校の授業

水谷さんは6か月のうち、前半3か月は一般英語、後半3か月はビジネス英語のコースを受けました。一般英語はグループワークが中心で、ビジネス英語はプレゼンテーションが中心。自分でパワーポイントを作るのは大変でしたが、とても勉強になったそうです。

前半は日本の夏休みと重なって日本人が多かったものの、後半になるとみんな帰国し、最後はクラスに日本人が1人もいなくなりました。特に意識しなくても、自然と日本語をまったく使わない環境になったそうです。ホーソン・メルボルンはメルボルン大学の提携校で、大学の施設を使えます。中心部から少し離れていて落ち着いた雰囲気ですが、交通の便はやや不便です。日本人の割合は、時期や学校で大きく変わります。

印象に残っているのはプレゼンテーションのクラスです。文化や考え方の違いを楽しめました。発表の後の話し合いで、クラスメイトに「日本人はみんな会社に縛られて、仕事が原因で命を絶つ人もいるんでしょ?」と聞かれて、どう説明するか迷ったことがあります。英語力だけでなく、自分の国についての知識も必要だと感じました。

水谷さん

帰国後、水谷さんは「周りの意見があまり気にならなくなり、自分の思っていることを言えるようになった」と話しています。インタビューの続きは「留学経験者が語る留学成功の秘訣(後編)」で紹介しています。

3か月の先輩 学校とホームステイのリアル

もう1人の先輩は、大学生の頃に留学を考えたものの、お金の面で諦めていました。「今しかできないことをやりたい」と決めたとき、留学の知識はまったくありませんでしたが、留学ドットコムで国選びから相談し、カフェやきれいな街並みが気に入ってメルボルンに決めました。学校は、費用と雰囲気から Ability のメルボルン校を選びました。

ところが、渡航の1週間前に学校のビルの水道管が破裂。しばらく別のビルで授業をすることになり、Wi-Fi がつながりにくく、無料のはずのコーヒーや紅茶もない状態でのスタートでした。元のビルに戻れたのは2か月後です。戻った校舎はフリンダースストリート駅のすぐ近くで、昼食を買える店も多く、教室どうしが近いので、みんなで声をかけ合う和気あいあいとした学校生活を送れたそうです。

先生もクラスメイトも大好きでした。授業はゲームが多くて楽しかったです。でも最初の1か月は先生の指示も聞き取れず、毎日ヘトヘトでした。プレゼンやディスカッションは、それが苦手だからこそ留学したのに、やっぱり苦手で。質問の意味が分からない、何をすればいいか分からない、知らない単語が多すぎる……。単語の力が足りないことを痛感しました。もっと日本で勉強しておけばよかったです。

3か月の先輩(2018年・Ability メルボルン校)

授業は、午前が文法、午後がスピーキングやゲーム感覚の授業。宿題は先生によって出したり出さなかったりで、先生が合わないとクラスを変える人もいました。クラスの何人かで先生を変えてほしいとお願いしたら、翌週から本当に変わったこともあったそうです。冷蔵庫や電子レンジもそろっていて、放課後はハッピーアワーにみんなでヤラ川沿いのバーに行くこともありました。

ホームステイは、思い描いていたものとは少し違いました。家族と一緒に食事をしたり、週末に出かけたりするホームステイを想像していましたが、実際は食事付きの個室の寮に近い印象でした。ほかに中国からの留学生が3人いて、家族と食事をすることはなく、留学生は留学生、家族は家族という暮らしです。

家のルール中身
キッチン朝8時までは使えない。学校に間に合わないので、寒い朝も温かい朝食をとれなかった
シャワー夜10時以降は使えない
トイレ夜10時から朝8時までは流さない
洗濯週に1回
暖房使えなかったので、夜は湯たんぽをして寝た

ルールは厳しくても、ホストマザーとファザーは良い人でした。最初はマザーの英語がまったく分からず、紙に書いてもらっていたそうです。ホームステイは家庭によって大きく違います。家族と過ごしたいのか、自分のペースで暮らしたいのか、希望は申し込みのときにお伝えください。

先輩は「初めての海外で不安だったので3か月ホームステイにしたけれど、シェアハウスも経験すればよかった」と振り返っています。中心部から離れていたので夜遅くまで友達と過ごせず、近くに住む友達がクラブやホームパーティーを楽しんでいるのがうらやましかったそうです。友達のアパートには、ジムやプール、サウナ、ボルダリングまでついていて感動したといいます。

メルボルンの暮らしのコツ

3か月の先輩が、実際に暮らして分かったことです。

服装春でも薄手のダウンをメルボルンは「1日の中に四季がある」と言われます。先輩が着いた9月は春ですが、朝は7度前後。春用のトレンチコートでは寒く、毎日ダウンを着て、現地でレザージャケットとニットを買い足しました。
買い物日用品は均一ショップで洗濯ばさみなどの日用品は、シティに何店舗もある日本の均一ショップや、安売りの雑貨店でそろえました。アジア系のスーパーでは、ドレッシングや納豆、厚揚げ、お菓子まで、日本の食品がほとんど手に入ります(値段は日本より高め)。
肌紫外線と乾燥に注意紫外線が強く、乾燥もひどいので、保湿は心がけたほうがいいそうです。現地の薬局ではフェイスパックを見かけず、アジア系のスーパーで買うと日本の2倍ほどの値段でした。
交通バスは地図アプリを頼りにシティの道は縦と横だけで分かりやすく、中心部にはトラムの無料区間もあります。ただ、バスによっては車内の表示やアナウンスがなく、地図アプリの位置情報だけが頼りでした。
友達言語交換のイベントへシティでは言語交換のイベントがよく開かれていて、イベントを探せるアプリで調べるとたくさん見つかります。現地の友達やほかの学校の人と知り合え、英語を話す機会が増えます。
おでかけマーケットと大自然何でもそろうクイーン・ビクトリア・マーケット、アウトレット。足を延ばして、グレート・オーシャン・ロード、蒸気機関車のパッフィンビリー鉄道、グランピアンズ国立公園にも行きました。

シティにはヨーロッパ風の建物が並び、チョコレートの専門店やカフェ、日本料理、中華、イタリアン、トルコ料理と、どこの国の料理でも食べられることに先輩は驚いたそうです。服は質のわりに値段が高いと感じたので、アウトレットで必要な分だけ買いました。

お店や値段は2018年当時のものです。メルボルンの見どころは「メルボルンってこんな街」でも紹介しています。

先輩2人の体験から伝えたいこと

日本で単語と文法を水谷さんは受験で身につけた単語と文法があったから、現地では「どんどん話して、どんどん聞く」ことに集中できました。単語不足に苦しんだもう1人の先輩も、日本で勉強しておけばよかったと話しています。自信がない人には、フィリピンで基礎をつくってから行く2カ国留学もおすすめです。
趣味を英語の入り口に同じ趣味の人とは、言葉の壁があっても自然と話が弾みます。水谷さんのように趣味のコミュニティーに参加すれば、好きなことを通して英語も学べて一石二鳥です。留学先を選ぶとき、自分の趣味ができる街かどうかも考えてみてください。

インタビューをした筆者自身も、カナダに留学したとき、電車の中でさまざまな言語が飛び交うのを聞いて、違う背景を持つ人どうしが一緒に暮らせるのは「お互いの違いを当たり前として認め合っているから」だと感じました。水谷さんも「自分の常識が通じないことが何度もあった」と話しています。違いを知ったうえで、相手とどううまくやっていくかを考えられるようになるのも、留学で得られる大きな財産です。

大変なこともたくさんあったけれど、帰ってきたら本当に良い思い出になりました。いろいろな国の人に出会えてよかったです。また行きたいです。

3か月の先輩

メルボルン留学 よくある質問

メルボルンの気候はどうですか?何を持っていけばいいですか?

1日の中でも気温が大きく変わるので、重ね着できる服を持っていきましょう。春の9月でも朝は7度前後になることがあり、先輩は薄手のダウンジャケットが必須だったと話しています。冬は暖房のない家もあるので、寒さ対策をしておくと安心です。

メルボルンのホームステイはどんな感じですか?

家庭によって大きく違います。家族と一緒に食事や外出を楽しむ家もあれば、留学生が何人もいて寮に近い家もあります。キッチンやシャワーの時間など、家のルールもさまざまです。希望があれば、申し込みのときに伝えておきましょう。

理系の学生でも留学する意味はありますか?

あります。研究職を考えるなら、英語は学会での発表や論文を読むときの強みになります。この記事の水谷さんは、研究室に入る前のタイミングで6か月留学しました。

メルボルンの語学学校は日本人が多いですか?

時期と学校によって大きく変わります。日本の夏休みや春休みは日本人が増えやすく、水谷さんのクラスも前半は日本人が多かったものの、後半は1人もいなくなりました。日本人が少ない環境を望むなら、時期や学校選びを相談しましょう。

この記事は、水谷さんへのインタビュー(2019年)と、シドニーオフィスに寄せられた体験記(2018年)をもとにまとめました。

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この記事を書いた人

塩口 真由佳 MAYUKA SHIOGUCHI

留学ドットコム インターン生

愛知県名古屋市出身、大学では国際学を専攻しています。大学二年生次に休学してフィリピンとカナダへ2カ国留学をしました。留学する前は英語を全然話せなかったので現地でとても苦労しましたが、自分の力や周りの方のサポートで乗り越えられました。

元々英語が得意ではないからこそ、留学に対する不安や、苦労をより理解できると思います!現役大学生から見たオススメポイントや、初心者だからこそ気付いた点についてお伝えしていきたいです。

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