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カテゴリー:留学の準備

どうしても日本のものが必要なアナタ。国際郵便を使おう!

公開:2019/08/09 著者:堀川 真由美 10893 Views

こんにちは!マユミです!!

いよいよ渡航が迫っている方。荷物をスーツケースに詰め込んでみるものの、どうしてもスーツケースに入りきらない…。それでも持っていきたい日本のものがある…。そんな方、おられると思います。

そんな時は国際郵便という手がありますよ。郵送費が高額なのがネックですが、どうしても持っていきたいものがあるんだ!!」という方はこの手を使ってみてください。

※今回は日本郵政を利用した配送方法の説明がメインとなっています。

オーストラリアへ国際郵便を送る際の注意

今回はオーストラリアに国際郵便を送る例を紹介していますが、他国に郵送する場合は注意点が多少異なる場合があるので、この記事を参考にして同様に調べましょう。

まずは郵便物を送る前に、どのような物品が禁止品目に該当するのか確かめましょう。

お金を出して郵便を出したのに、受け取れなかったなんて事は絶対に避けたいです…!送る前に禁止品目でないことを確認してくださいね。

 

郵送できない危険物の一覧

・火薬類… 花火、クラッカー

・高圧ガス… スプレー缶、ライター用補充ガス、カセットコンロ用ガス

・引火性液体… スプレー缶、香水、マニキュア、日焼け止め・ヘアトニック・アルコール飲料(アルコール濃度が24%を超えるもの)

・可燃性物質… マッチ、炭

・酸化性物質… 小型酸素発生器、過酸化物・漂白剤

・毒物… 殺虫剤・農薬

・放射性物質

・腐食性物質… 液体バッテリー、水銀

・その他有害物質… 電子タバコ、モバイルバッテリー、リチウム電池、エンジン

 

特に引火性液体には注意が必要です。香水やマニキュア、日焼け止めなどは危険物の意識などなく、入れてしまいそうですよね。

以下に国土交通省の詳細な情報が載ったURLを添付しました。自分の荷物が空港危険物かはっきりしない時は確認してみてください。

 

 

→ 郵便局にて。内容物に間違いがないか確認後に署名がいる。

 

→ 使い捨てカイロも郵送が可能なものとそうじゃない製品があるようです。細かい。

 

オーストラリアの検疫対象品目

オーストラリアへは検疫上の理由から申告が必要な物、持ち込みができない物があります。これは、食の安全・生態系の保持のためとされています。物品を郵送する際の条件は、オーストラリアへの持込条件とほぼ同じです。

水際で自国の環境を守るため、オーストラリアに送られる郵便物の厳しい検疫検査が行われます。

もし、オーストラリアへの持込が禁止されている物があれば、全て荷物から取り出され押収されます。残りの荷物は押収品に関する通知と一緒に受取人に送られます。

 

 

注意したいのが、梱包・包装資材です。

植物由来(ワラ・竹・籐)の梱包材や、動植物製品(卵、果物、野菜、肉製品など)の包装に使われた木製の箱やダンボール箱は使用しないでください。

 

その梱包材自体が検疫対象となるからです。同じく、果物や野菜が入っていた箱を使うのもやめましょう。

 

対象品目の詳細については、バイオセキュリティ輸入条件システム(Biosecurity Import Conditions System: BICON)で検索出来ます。

 

→ 梱包するダンボールも検疫対象になるので要注意!

 

配送会社はいろいろある

日本から荷物を送る場合は日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便などの運送会社などが挙げられます。

DHL、FedExという運送会社もありますが、配送料は高額なので一般で使用される方はあまりいないかと。ただし、配達は速いので、緊急時に限られるでしょう。

以下は日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便3社のざっくりしたまとめです。

 

・日本郵政

1つの荷物の長さ(最長辺)が1.5mまで、長さ+胴回り=3m以内・重量30kg以内の荷物の輸送が可能。配送プランが目的によって柔軟に選択可能。

 

・ヤマト運輸

1つの荷物の3辺合計が160cm以内・重量25kg以内まで。料金は集荷料、通関料、配達料を含むパック料金でパッと料金が分かりやすい。オーストラリアまでの配送は最短で1週間ほど。

 

・佐川急便

1つの荷物の3辺合計が260cm以内・重量50kg以内の荷物の輸送が可能。金額は0.5kg刻みで地域を8地帯に分けられ細かく設定しされた運賃が特徴的。

 

各WEBページを見て回った個人的な感想ですが、佐川急便はどちらかというとビジネス(企業)向けのサービスな感じがします。

ビジュアライズされていて、個人で使いやすそうと感じたのはヤマト運輸です。私は何度か利用したことがある日本郵政で荷物を送ることにしました。

 

価格と日数と相談して郵送方法を決める

今回は、日本郵政を利用する際の配送方法と料金の紹介をします。

国際郵便の中でも、送る方法が幾つかあります。簡単に説明すると、荷物が届く日数によって送料が変わること!急ぎであればあるほど送料は高くなります。

 

EMS(Express Mail Service; 国際スピード郵便)

重量が30kgまでの書類や荷物を送る事が出来る。日本郵便内では最速で現地まで届ける事が出来る。サイズの制限は、長さ(最長辺)が1.5mまで、長さ(最長辺)+胴回り=3m以内まで。

また、損害賠償制度がついており、内容品の価格が2万円まででは無料。2万円を超える場合は2万円毎に50円の保険料(追加料金となる)を支払うと、200万円までの実損額を賠償してもらえる。

送る事が出来ないものは、記事上部で記載した通りです。また、紙幣等の貴重品は送る事が出来ません。

 

国際小包郵便

こちらも同じく重量が30kgまでの荷物を配達日数や料金に合わせて届ける事が出来る。方法は、航空便・SAL便・船便の三種類があります。

 

・航空便
EMSより優先度は低いが航空機で荷物が運ばれ、3~6日間で目的地に到着する。
・船便
船を使っての輸送となり、配送までに1~3ヶ月掛かる。到着時間を気にしないなら安いので良い手。
・SAL便(Surface Air Lifted)
航空便より低い優先度だが、航空輸送されるため船便よりは早い。航空便と船便の値段と時間をバランスよく取ったもので、2週間ほどで目的地に到着する。
※配送にかかる時間は地域や状況によって変わります。

 

上記の通り、配達スピードは EMSに続き、航空便 > SAL便 > 船便となっており、その代わりに値段は逆に船便が一番安い設定となっています。

 

基本的にはEMSの方が航空便より安くて早いので、選択肢はEMS、SAL便、船便からの選択になるかと思います。

航空便は、EMS未対応の国に早く送りたいときに使うイメージです。

例外として、2kg以下の荷物の場合は国際eパケットが一番良いです。後ほど紹介します!

 

国際小包郵便のサイズ制限は、宛先国・地域毎で適用される基準が違うので、各国の基準を日本郵政のWebページ・または窓口で確認する必要があります。

オーストリアの場合は、「長さ(最長辺)が1.05mまで、長さ(最長辺)+胴回り=2mまで。」となっており、EMSのサイズ制限よりやや小さめとなっています。

無料でついている損害賠償制度は、荷物の重量によって変わります。(5kgまでの荷物の場合最大11.160円。25~30kgまでの荷物の場合最大31,230円。)EMSよりは保証される金額はグッと下がりますので、きちんと保険をつけたい場合は保険を追加料金でつける事ができます。

内容品の価格が2万円までは400円、その後は2万円を超える場合は、2万円毎に50円の保険料が必要です。また、受け取り通知を290円でつける事が出来ます。

 

国際eパケット

郵便物が2kgまでの小形物品(書留付き)ならば、EMS(国際スピード郵便)や航空便より国際eパケットで割安で送れます。

こちらは日本郵政のオンラインシッピングツールで専用の国際eパケットラベル一式を印刷することで、国際書留付き航空小型包装物の料金が割安となるサービスです。一部の国で追跡ができ、補償(6,000円が限度)もあります。

利用の際の注意事項として、国際eパケットの専用パウチはあらかじめオンラインで請求して用意する必要があります。郵便窓口での用意がありません。手書きラベルでの差し出しは不可(割引対象外となる)、さらにeパケットラベルのバーコード等、印刷が不明瞭な場合は差し出しできない場合があります。貴重品(現金、宝石等)は送ることができません。

 

配送料金は重量と地域によって分類されています。

 

EMS(国際スピード郵便)、国際eパケット
第一地帯(アジア)・ 第二地帯(オセアニア・北米・中米・中近東/ヨーロッパ)・ 第三地帯(南米・アフリカ)
国際小包郵便
第一地帯(東アジア)・ 第二地帯(東南アジア・西南アジア)・ 第三地帯(オセアニア・北米・中米・中近東・ヨーロッパ)・ 第四地帯(南米・アフリカ)

 

→ 料金・日数は簡単に調べることが出来ますのでご安心を。

 

オーストラリアの配送料金の比較(2019年7月現在)

EMS 航空便 SAL便 船便
10.0kgまで 14,500円 17,650円 12,550円 6,750円
15.0kgまで 20,000円 22,400円 16,050円 8,500円
20.0kgまで 25,500円 27,150円 19,550円 10,250円
25.0kgまで 31,000円 31,900円 23,050円 12,000円
30.0kgまで 36,500円 36,650円 26,600円 13,750円

※上記はキリの良い重量を抜粋したものです。実際は1kg単位で細かい料金設定があります。

 

オマケ: 便利アプリの紹介

ちなみに、郵便物にはサイズ制限があるので、荷物のサイズを測っておく必要があります。

メジャーが家で見つからない場合、iPhoneに標準装備されている Measure というアプリケーションが使えます。

ものすごく正確というワケではないのですが、段ボールサイズをざっくり測る分には便利ですのでお試しあれ。1cmぐらいの誤差が生じることがあります。

 

海外に荷物を送るには関税告知書がいる

そもそも関税通知書とは、税関に対して郵便物の内容品を通知するための用紙です。

荷物を海外へ郵送する場合、内容物の品名、個数、価格の詳細を具体的に記入し、郵便物に添付します。オーストラリアに荷物到着後、税関告知書の記載内容に基づいて検査官が検査を行います。

ですが1,000豪ドル未満の輸入品(タバコ類、酒類は除く)の関税、財・サービス税(Goods and Services Tax: GST)は免税です。また、一時居住者であっても引っ越しの為の個人使用目的の製品(タバコ・酒類を除く)も免税対象となります。

 

…というワケで、関税に関しては心配する必要はほぼないでしょう。

 

「じゃあ、税関告知書に面倒くさそうな物は記入しなければ良いのでは?」という考えがよぎりますが、検疫も通りますのでやっぱりそういう訳にはいきません。

 

嘘の記載・申告漏れ・郵送禁止品が見つかった場合、荷物は押収されます。

 

残りの荷物は、押収品の処理に関する通知と共に受取人に送付されます。届くと思った物が届くことはないと言う一報、それはもうガッカリでしょう。

 

お金をかけて送ってるのに、ガッカリするのは避けましょう。

 

さらには、押収されたものに検疫処理(くん蒸処理、熱処理など)を行なう必要がある場合は、受取人にその通知と処理費用が請求されます。

押収品を日本に返送したい場合、返送の条件を満たしていれば返送手続きを取ることもできます。しかし、もちろん返送に掛かる配送料返送に要するその他の費用も実費です。手間とお金がかかります!

…というワケで、郵送品の内容について税関告知書は必ず正確に記入しましょう!

 

送り状ラベルを記入しよう

オーストラリアに物品を郵送する際には、郵送品の内容を税関告知書に英語で漏れなく記入する必要があります。

送り状のラベルに税関告知書があらかじめ添付されているので、ラベルの指示に従って記入するだけで大丈夫です。

もし指定用紙に書き切れない場合は関税通知書補助用紙をインターネット上でダウンロードすることも出来ます。(その際は送り状のラベルに別紙参照”See the attached document”と記載する。)

 

住所の記入方法が日本と違うので改めて確認しておきましょう。海外では、番地を一番初めに記入します。つまり日本と逆の書き順です。

 

海外の住所を記載する際の例

・日本の住所の書き方
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5-23-17 名駅フォレストビル 4F

・海外の住所の書き方
4F, Meek Forest Bldg. 5-23-17, Meieki, Nakamura-ku, Nagoya, Aichi 450-0002 JAPAN

 

郵送品は、内容品の詳細な記載/内容品の個数/内容品の正味重量/内容品の価格(合計金額)の記入が必要です。

例えば、食品を郵送する場合、お菓子ならSnack、だしの素ならSoup powder、ふりかけならDried Seasoning Powderなどと表記します。

他にも、コート(Coats)、下着(Underwear)参考書(Books)などと簡単に記入していきましょう。内容品の詳細な記載の欄に、商業的な輸入ではないことを明記します。”個人使用(Personal Use)” または、”個人的な贈り物(Personal Gift)』” と記載します。

記入が終われば荷物と共に郵便局へ持って行き、支払いを終えたら完了です。

 

ところで私の荷物、今どこにあるんだろうか…?

さて、日本から送った荷物ですが、いつ届くのか・そもそもちゃんと送られるのか…なんだか心配になりますよね。

 

どの配送会社でもだいたいトラッキング機能があり、荷物がどこまで配送されているのか確認できるので安心してください。

 

配達情報が反映されるまで、日数のラグがあります。

荷物の郵送手続きの際に必ず控えが貰えます。そこにお問い合わせ番号が記載されているので、その番号をWEBの配送状況ページより確認する事が出来ます。

ちなみに私の荷物は日本(滋賀県)からオーストラリア(メルボルン )まで以下のようなスケジュールで配送されました。

 

自分で送った段ボール国際小包(日本郵政SAL便)

日時 配送状態 所在地
2019/06/18 16:22 引き受け 滋賀県
2019/06/19 15:38 中継ぎ 京都府
2019/06/22 18:59 国際交換局に到着 大阪府
2019/06/22 19:00 国際交換局から発送 大阪府
2019/06/26 21:29 国際交換局に到着 オーストラリア
2019/07/01 10:05 配送完了 メルボルン
2019/07/01 11:58 メルボルンの提携エージェントオフィスより連絡! メルボルン

 

母が送った本国際小包(日本郵政航空便

日時 配送状態 所在地
2019/07/12 09:58 引き受け 滋賀県
2019/07/12 20:11 国際交換局に到着 大阪府
2019/07/13 16:30 国際交換局から発送 大阪府
配達情報更新なし
2019/07/18 14:04 メルボルンの提携エージェントオフィスより連絡! メルボルン

 

送った荷物のサイズも関係するのでしょうが、SAL便の場合は13日、約2週間で到着しました。

母が航空便で送った物は6日、約1週間でした。

 

滞在先が決まってないけど、荷物を送りたい…そんな時は?

私の場合、シドニーに数日滞在後、メルボルンに移動というスケジュールでした。宿泊先も変わるし、さて荷物の送付先をどうするべきか…。

 

さて、そんな時に頼りになるのが現地オフィスの存在です。宛先を現地オフィスにて、荷物を受け取ってもらえることが可能です!

 

留学ドットコムのシドニーオフィスでは、荷物到着から最大2週間保管してもらえます。1週間目は無料で保管、2週目は20ドルで有料となっています。オフィスのスペースにも限りがありますので悪しからず!何度でも利用可能です。

シドニーの他にも提携オフィスがあります。私はメルボルンの提携オフィスに荷物の預かりをお願いしました。荷物が届いたら直ぐにLINEで連絡をしてもらえましたよ!

バックパッカーに泊まっていたので、確実に受け取れる場所があって助かりました…。

 

ただし、現地オフィスに荷物を送りたい旨を事前に担当のエージェントさんへ確認をとることを忘れずに!

 

差出人が分からない荷物は、現地オフィスで受け取り拒否をされる可能性もあります。

自分が現地オフィスの存在を知っていても、受取人があなたを知らなければ受け取ることは難しいですよね。

 

日本から荷物を送るのは緊急時のみとするのがベター!

今回荷物を送ってみましたが、ひとつひとつ内容と値段を書類に記載していくのは正直めんどうな作業でした。

郵便局に荷物を持ち込んだ時も、局員さんが内容記載のリストと空港危険物のリストを一つ一つ照らし合わせて確認されていました。(すごく時間が掛かった…。)

輸送コストも安くはありません。配送料を考えると、なんだかで現地で買ったほうが安いような気もします。…というワケで、個人的にはどうしても必要なものだけ送るのがおすすめです。

 

→ オーストラリアにはダイソーもありますよ!残念ながら100円均一ではなく、2.8ドル均一ですが…。

 

多少割高にはなりますが、オーストラリアで日本の商品は結構手に入ります。

ところどころにアジアンマーケットがあって、日本のお菓子はもちろん、味噌や納豆など愛しい日本の味も手に入ります。

 

→食品だけでなくシャンプーや化粧品などの日本の製品を売っているショップも市内にチラホラ。

 

せっかくの海外生活ですから、現地の食材・プロダクトを使ってみるのも新しい発見があって楽しいですよ~!日本の輸入品を買うより、何よりも安い!

 

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