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カテゴリー:ワーキングホリデー

海外の仕事探しでコネってあるの?海外で一般的な仕事探しの方法をご紹介!

公開:2020/01/06 著者:高島 明季子 1682 Views

こんにちは!オーストラリアでセカンドワーキングホリデー中のあきこです!

突然ですが皆さん、仕事を探す際「コネ」と聞くとどんな印象を受けますか?

…日本社会だと、否定的な意見の方が多いかもしれません。

 

しかし、ワーキングホリデーなどを利用し海外で働く際に「コネ」や「知り合いの紹介」は、意外と重要な仕事探しのキーワードになってくるかもしれません!

 

それこそ現在私は、実際に知り合いのツテでオーストラリアのローカルの企業で働くことが出来ています。

「いやいや、元々そういう人がいれば良いよ~!」と思う方もいるかもしれませんが、新しい都市へ移動したばかりで「家なし・仕事なし・知り合いゼロ」の状態でした。

なので今回は、それがどんな流れだったのか体験談を元に「そんな感じで仕事ゲットしても良いんだ!」という手法をシェアしていければと思います。

日本と海外で違う「コネ」のイメージ

そもそも‘コネ’とは‘コネクション’の略語で「繋がり」を意味します。

 

要は、誰か知り合いなどの「人脈の繋がり」を経て、その人に「仕事への橋渡しをしてもらう。」と言った感じでしょうか。

 

→ コネは悪い意味ではなく、「人脈の繋がり」と捉えると良い。

 

そして、これが日本の社会だと何とな~く「実力じゃない。」とか「簡単に楽して入社してる。」などと、まだまだ批判的なイメージを持つかもしれません。

 

しかし、海外での「コネ」はとても重要視されていて、むしろそれが必要な国もあるほどなんです。

 

例えどれだけ実力があってもコネが一切ないのなら、入り口でつまずくこともあるんだとか。

その上で人脈作りが大事になってくるので、海外では入社前にインターンすることは日本よりも一般的だったりします。

いかにインターン先の社員との人脈作りが出来るか、あるいは仕事ぶりを認めてもらうかなど、様々な方法で自分からアクションを起こすことが必須になってきたりします。

 

なぜそこまでするのかと言えば、海外では全く知らない人より、「〇〇さんの知り合い~」、「△△君の紹介なら~」と言った感じに‘繋がり’に対してある程度の信用性や安心感が生まれるからです。

 

そして、海外では日本のように雇用関連の法律が固くありません。海外では、「実力が無ければすぐにクビ!」なんて話はよく聞きますよね?ですから、別にコネで採用したからと言っても、企業側としては使えなければすぐに解雇すれば良いだけの話なのです。

つまり、コネで入社したから安泰なんて考えは海外にはありません!それ以上に知り合いからの紹介であれば、その紹介元から見ても「ある程度使えそうな人材を紹介してくるはず。」という計算が立つので、見ず知らずの人を雇うよりも効率が良いのです。

このような背景があるため、海外では日本のイメージとは全く違って、いかに「コネ・人脈」を作れるかが重要になってくるわけです。

 

と言うことは、海外での仕事探しにおいて、そのような「コネ」や「知り合い」を経由することは当たり前の環境だということですよね!

 

もちろん、紹介してもらったわいいけど「英語全く話せません…。」では仕事が成立しません。上記でも書きましたが、使えなければ「残念だけど、明日から来なくて良いよ!」と言われて終了です。

ローカルの仕事、つまり完全英語環境の仕事をゲットしようと思うと、ある程度の英語力は必要になってきます。最低限コミュニケーションが取れる状態になっておくと、周囲からも紹介されやすい状況をより作ることができます。

紹介する側も戦力にならない人を紹介したら、自分の信用が落ちるだけなので、英語ができない人を紹介するほどお人好しはいません。

 

ワーホリならそこまでハードルは高くない

 

仕事と言っても、アルバイトの範疇のワーキングホリデーに過ぎません。

 

フルタイム(正社員)やパートタイムのスタイルで雇われることとは違い、圧倒的にカジュアルといって、軽い感覚で雇われることが多いです。

フルタイムやパートタイムで雇われることもありますが、オーストラリアでのワーキングホリデービザの場合は基本的に同一雇用者の元では最長で6ヶ月までしか働けないという条件があります。

 

そのため、雇う側もあまり拘束力のないカジュアル採用を好みます。

 

場合によっては最長12ヶ月まで認められている仕事もあります。また、イギリスやアイルランドのようにビザの有効期限内は制限なく働ける国もあり、国毎に条件の違いはあります。

ちなみに、ワーホリ人口が最も多いオーストラリアの場合を例に話を進めていきますが、労働条件の違いは以下の通りです。

 

カジュアル採用

・労働時間や日数に保証がない

→フレキシブルに働けますが、決定権は雇用者にあるのでその時の状況によって労働時間や日数にバラツキがあります。なので週何時間働けるという保証がないため給料が安定しづらい面があります。

 

・有給や病欠がない

・事前通知なく解雇される

・その分給与は高い!

→カジュアル採用は上記のようなデメリットがあるため、オーストラリア政府はカジュアル雇用の時給を高く設定しており、パート・フルタイムの最低時給(19.49ドル)よりも最低25%は上乗せさせなければいけません。

よって、カジュアルの最低時給は24.36ドル(1,800円程)が義務付けられています。(2019年12月時点)

 

パートタイム・フルタイム採用の場合

パートタイムは週38時間以下の雇用、フルタイムは週38時間以上の雇用と労働時間に保証があるので、ある程度収入が安定します。

 

・有給や病欠がある

・解雇される前に通知がされる

・最低時給は19.49ドル(1,440円程)(2019年12月時点)

 

ワーホリが仕事をゲットする3つの方法

今までワーホリでの仕事ゲット方法が「レジュメを配る・応募する」の二択しか知らなかった方は、そこに是非「知り合いの紹介」も本格的に加えてみて下さい。

仕事ゲットの大まかな流れにはなりますが、以下の方法があります。

 

(1)レジュメを配る場合

レジュメとは日本でいう履歴書のようなものであり、これを働きたいお店や会社などに飛び込み手渡ししに行く方法です。

 

海外では、この方法が一番効果的で手っ取り早いとも言われています。

 

直接お店に配りに行くことで、求人の状況も分かりますし、職場環境も軽く眺めることができます。また、従業員や運が良ければオーナーやマネージャーに会うことができ、コミュニケーションを取ることが出来ます。

求人していなくてもレジュメを受け取ってもらうことで、何かのタイミングで連絡が来ることも有り得ます。また運が良ければ、その場で速攻面接してもらえるなんてことも。

 

しかし、基本的にはレジュメを配ったら、その後は雇い主からの連絡待ちになるので、どこからか連絡が来るまでひたすらレジュメは配る必要性があります。

 

レジュメの書き方については、こちらにまとめてありますので参考までに。

 

 

(2)オンラインからのアプライ(申請)

一般的な求人サイトであるGamtree、SEEK、Indeedから、オーストラリアではHAYS、IPA、Chandler Macleodなどの求人サイトもありますよ。

日系なりローカルのジョブサイトなりオンライン上から仕事探しをして、レジュメなどを添付し応募したり、あるいは直接会社のサイトからアプライをするなどの方法です。ウェブ上からのアプライになるので、直接店舗などに出向く必要はありません。

しかし、やはり文章だけの世界になってしまうので、雇用者側も本格的にウェブ上から求人をしていない限りは毎度こまめにチェックをしている訳ではないので、返信率がかなり悪いとされています。

 

(3)知り合いの紹介

そしてここで知り合いのツテも加えて行きましょう。

 

まず始めに言いたいことは、「知り合い」というレベルを10から1まで下げてみてください。(笑)

 

というのも海外では日本よりも他人様意識が低いので、出会ったばかりの全く知らない人でも気軽に会話が始まります。

レジ先や電車の席が隣だった人バス停で一緒に待っている人、道端でのんびりしている同士など、自然と会話が始まります。

全く知らない人から仕事先を紹介してもらうという意味ではありませんが、そのくらい見知らぬ人でも会話が始められるくらいの環境なのです。

 

→ 海外で出会うゆる~い友人の輪は大切です。

 

つまり、ホームステイ先やルームメイト、語学学校の友達、よく行くカフェの店員など仕事探しについて気軽に話せる場面がたくさんあるのです。そんなに難しく考えずに、「自分が仕事を探しているんだよ!」という事実をとにかく周りの人に言いまくりましょう!

 

もしかしたら、その人の知り合いや働いている職場で丁度求人を募集しているかも知れません。
誰かがどこかの求人情報を知っているかもしれません。

「友達がお店やってるから、とりあえず住所教えとくよ。」程度の情報でも全然アリです!

その人の名前を使わせてもらい、「〇〇さんから求人募集していると紹介があったから応募に来ました。」と伝えつつ、レジュメを配ったら印象もぐっと上がるかもしれません。

 

これをやるかやらないかではチャンスの数は変わってきますよね。周囲に公言して、どんな小さな情報でもいいので収集しまくりましょう!

 

また、「誰に話をするか?」でも紹介先は変わってきます。

 

知り合いのツテ=その人の職場の可能性は高いですよね。

 

さらに日本人のツテならば日本人が多い職場の可能性は大きいですし、オーストラリア人のツテならばローカルジョブがほとんどかと。

他にもアジア人、ヨーロピアンなどなどそれぞれのコミュニティがあるので、それに伴った紹介先になる確率は高いですよね。

 

なので、そう言ったことも考えながら、仲良くなった人には自分の自己紹介と一緒に仕事探ししていることもサラッと、しかしガチめに話してしまいましょう!(笑)

 

→ 相手がどんな仕事をしているかにもよって、仕事の紹介先は左右する。

 

実際に私が紹介で仕事をゲットした流れ

まず前提として、私は先日新しい都市に移動したばかりで、もちろん家なし・仕事なし・友達なしの何もかもゼロの状態から生活を始めました。

私は毎度あえてそういった環境に身を置くようにしていますが、これからワーホリを始める方と同じ条件にはなっていると思います。

 

なので、初めから知り合いがいなくたって大丈夫です!これからでも作ることは可能だということを強調しておきたいと思います。

 

もしワーホリ生活も数ヶ月経ち、そろそろローカルジョブに挑戦したいと思っている方なら、誰か知り合いがいる状態なので、「今仕事を探している。」と言った話はしやすい環境だと思います。

私の場合はそうした知り合いがいない状態ですし、ワーホリに来て間もない人は、私と同じ条件になります。

では、実際にどうやって仕事をゲットしたのか、結論から言いますと、ハウスメイトから今の仕事先を紹介してもらいました。

 

→ 私が住むシェアハウスは、ニュージー、南アフリカン、インディアンと…国際色豊かなシェアハウスです!

 

シェアハウスを見つけて引っ越した日早々、ハウスメイト達にあいさつすると同時に仕事探ししていることもしっかり話しましたよ。(笑)

そして、ガス会社、空港関係、ITの仕事をしている人達がいて、みんな気軽な感じで「何かのポジションが空いてないか聞いとくよ~。」と言ってくれてとても協力的でした!

もちろんシェアメイトにレジュメを渡しておきます。

 

そして一人の子から、空港関係の人材派遣会社の人と知り合いなので、話を通してもらい面接を受けさせてもらえることになりました!

 

本来はオンラインからの応募になるので、そこがスキップできた事はそれこそ本当にその子のお陰で、まさしく「知り合いの紹介」の強みを感じました。

面接では最初グループ面接で、それに受かったら二次面接をし、その後トレーニングや講習、メディカルチェックなどを受けて正式に採用でした。

 

正直、「コネ」なしでは難しかったと思います…。

 

その他のエピソードもお話ししておきます。

シェアハウス探しをする時は、インスペクションと言って家探しをする際に事前に家の見学を行います。

その時にたまたま一緒にインスペクションした人と会話の中で仕事探しの話をしたら、その人が働いているレストランの情報を教えてもらいました。

 

具体的には、何人かいるマネージャーの中で誰が一番対応が良くて、その人がお店にいる曜日と時間をピンポイントで教えてもらいました!

 

その時間ぴったりに訪れたことで、とても気さくなマネージャーと話すことができました。

従業員に空いてるポジションがあるか聞いてくれて、「なら明日トライアル来て!」となりました。話が早い!

 

面接を飛ばして、トライアル(試用期間)までこれたのも、内部事情を知っていて良いタイミングを教えてくれたその人に感謝です。

 

実際、トライアル後に「来週から来て!」と言われましたが、後から「やっぱり今は人が足りてるから、あまりシフトを入れられない。」と連絡が来てしまい断念しました。

このように知り合いレベルを1まで下げることで、とにかく私はホステルなどのレセプションの人からレジの店員さん、タクシーの運転手にまで他愛ない話とセットで仕事探しについても聞いてしまいます。(笑)

「ここ求人とかしてない~?」とか「どこか知ってるところで求人はしていない~?」程度の会話ですが、どこから話が展開するか分かりません。だからこそ、相手に話してみないことには、始まらないのです!

 

中には、その場でマネージャーを呼んできてくれたこともありました。

 

その時は求人していなかったので特に何もなかったですが、やはりマネージャーと直接話せるだけでもラッキーですよね。

このような種まき作業をしていると、あっという間にマネージャーを紹介してもらい、運が良ければトントン拍子に話が急展開することだってあります。

 

もちろん、そんな時がいつ訪れても良いように、いつでもレジュメを渡せるように、常に数枚はカバンに忍ばせておきます。

 

→ いつ・どこで・どんなチャンスがあるか分かりませんよ!

 

※たまに「情報を知ってるから教えるよ」と言って、連絡先を聞いてくる場合があります。しかし、見知らぬ人と不用意に交換してしまうのはオススメしないので、場所など情報だけ口頭で教えてもらう程度にしておきましょう!

 

連絡先を伝えることを断っているのに、しつこく聞いてくる人は怪しいかも!きっぱりNOと言いましょう。

何だかどれもとてもラッキーな話に聞こえますが、地道にレジュメを配り、オンラインで情報も探しつつ、そういった方法でもやっています。その中で、運よく「知り合いの紹介」のケースが当たったんだと思います。

特に今回の仕事探しは結構前のめりに「知り合いの紹介」を意識していたので、それが行動に表れていたかもしれません。

 

なので、仕事探しを一つの方法だけではなく、同時進行で様々な方法からアプローチしてチャンスを広げてみてはどうでしょうか?

 

→ どこかにラッキーが落ちているかもしれませんよー♪

 

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