【銀行口座開設方法】オーストラリアオススメの銀行と口座開設をご紹介 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

【銀行口座開設方法】オーストラリアオススメの銀行と口座開設をご紹介

公開:2022/02/02 著者:シャイブレ 珠美 4074 Views

長期での海外留学やワーキングホリデーで生活する時に、絶対に欠かせないのがオーストラリア現地の銀行口座開設です。

ここでは、その銀行口座の開設方法、オススメの銀行についてもご紹介していきます。

 

→最近では…なんと「渡航後にわざわざ海外で現地銀行口座を開設しなくても良い」という便利な金融サービス(Wise)も出てきてますので、こちらもぜひご参考ください!

そもそもなんで銀行口座開設が必要なの?

まず、なんでオーストラリアでの銀行口座開設が必要なのかというと理由ですが、もし現地口座があればこんな感じで便利でいろいろ安心だからです!

 

・日常の決済が安全、便利、安心になる
→多額の現金を持ち歩かなくても良くなります。
・オーストラリア国内からの銀行振込を簡単に受けられる
→雇用主としても給与のお支払い(振込)がしやすくなりますし、セカンドやサードワーキングホリデービザ申請に必要なファームなどでのお仕事は口座振り込みのみです。
・オーストラリア国内への振込も簡単にできる
→オーストラリア国内で何かショッピングをする際や支払いの際にも使えます。
・日本からの海外送金なども受け取れる
→日本の家族などからお金を送って貰うこともできます。
・現金による紛失や盗難の心配もなし
→もし大量の現金をタンス預金していたら盗まれる心配もあります(外部から入ってくる泥棒に加えてルームやシェアメイトから盗まれてしまうケースもあるため)
・もしカードの不正利用があっても銀行が迅速に対応
→金融機関を通じてお金を管理していれば、万が一不正利用や詐欺に遭ってお金が引き出された場合でも、当人に重大な過失や不備などがなければ返金をしてもらえる可能性が高くなります。
・オーストラリアの口座所持が身分証明の一つとして使える
→オーストラリアの公的機関(役場)などに申請をする際に銀行口座所持が身分証明の一つとなります。(例えばオーストラリアの無犯罪証明書を申請する際にはパスポートだけでは身分証明として足らずに、公共料金の請求書や銀行の残高証明書などが求められます)

 

ちなみに、カフェやレストラン、パブなどの飲食や接待系のお仕事だとお給料が現金の手渡し(英語ではキャッシュハンドと言います)の場合もありますが、基本的にはオーストラリアでも給与は振込が一般的ですね。

現金は一度盗難されてしまうと、海外旅行保険でも補償の対象外ですし、オーストラリアの警察に対しても現金盗難を証明する事自体が難しいので、一度盗まれてしまった現金を取り戻すのはほぼ不可能です。

こうした事を考えると銀行口座の開設でオーストラリアの生活がずっと便利、安心になるというのがポイントです。

 

オーストラリアの4大銀行とは?

さて「銀行口座は開設した方がなんだか良さそうだぞ!」というのがわかったかと思いますが、次はどの銀行で口座を開設しようかという問題です。

せっかく口座を作るのであれば使いやすくて、安心な銀行を選びたいですよね!

日本にもメガバンク(都市銀行、大手の銀行)「三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行」があるように、オーストラリアにもメガバンクと呼ばれる大手の銀行があります。それが、下記の4つの銀行です。

 

 

それぞれを簡単に解説するとこんな感じです。

 

1.コモンウェルス銀行(Commomwealth Bank)

オーストラリア国内最大の銀行で保有するATMの数も一番多いと言われていますので、街中でも銀行ロゴを良く目にします。株価も他銀行と比べて桁数が違うことからも、この銀行の規模の大きさが分かります。

ちなみに、私がワーホリでオーストラリアに来た当初に開設した口座はコモンウェルス銀行でした。ホームステイ先のホストマザーから、自分が口座を持っている銀行であること。もともと国が運営する銀行だったから安心だ、ということで勧められたのを覚えています。本部はシドニーにあります。

Commonwealth Bankはオンラインで事前準備をすれば口座維持費無料の条件もありますので初心者にはオススメです。

 

2.ウエストパック銀行 (Westpac Bank)

赤いWがロゴのウエストパック銀行。こちらもよく街中で見かけます。緑の恐竜がロゴになっているセントジョージ銀行が傘下にあります。実はオーストラリアで最初に設立された銀行で、当初はニューサウスウェールズ州銀行という名前でした。こちらも本部はシドニーにあります。

また、Westpackは30歳未満であれば口座維持費が無料となります。

 

3.オーストラリア・ニュージーランド銀行 (ANZ Bank)

オーストラリア・ニュージーランド銀行の本部はメルボルンにあり、ニュージーランド国内では最大の銀行となっています。シドニーの中心部には大きな支店があり、青字のANZロゴが目立っています。ATMを見つけるにも苦労しないでしょう。

ANZにも最初の1年の口座管理費が無料となっていますので、ANZの支店が近いような場合にはANZでの口座開設でも良いでしょう。

 

4.ナショナルオーストラリア銀行 (National Australia Bank / NAB Bank)

通称NABと呼ばれる銀行で赤と黒のロゴが印象的です。こちらも本部はメルボルンにあります。街中にも複数の支店がありますが、スタッフの対応は個人的見解から他3行にやや劣る印象です。とは言え、銀行のメインサービスはオーストラリア4大銀行と言われるだけあり、不備や不足はないと言えるでしょう。

また、NAB Bankにも口座維持費無料の口座がありますので、事前準備ができるオンライン申請などではなく「私は支店に直接訪問して口頭で必要情報の提出や銀行員とのやりとりも英語で頑張るぞ!」という方はNABでの口座開設もオススメです(事前の予約や準備等は不要で直接訪問が可能です)

 

 

オーストラリアと日本の銀行はここが違う!

また、オーストラリアと日本の銀行の違いで面白いのが、営業時間とATMの取扱いです。

 

→ 日本の方がオープンは早いですが、オーストラリアの方が遅くまで営業してくれます。

 

オーストラリアのATMは銀行の支店に併設されているものやショッピングセンターや駅、空港内に設置されているもの、屋内のフードコートや通路などに設置されていて、日本のATMでありがちな「時間外手数料」というものがありません。

ちなみに、日本ではまだ「ATMに行列を作って順番を待っている」という光景を見かけますが、オーストラリアではATMに行列が出来ることはあまりありません!(オーストラリアでは最近預金もできるスマートATMが増えて来ているので、お金を預けるためにATMに並ぶ事はあります)

日本でも最近ではかなりキャッシュレス化が進んでいますが、オーストラリアはもともとクレジットカード社会という事もあり、日本よりもキャッシュレス化がかなり進んでいます。老若男女問わずオーストラリアでは、レストランやカフェ、コンビニ、ガソリンスタンド(オーストラリアではペトロステーションと呼びます)などでもカードや携帯決済を使用するのが一般的なんですね。

 

オーストラリア人が大好きなデビットカード

日本ではデビットカードはあまり人気がなく、キャッシュレス決済はPayPayやau PayなどのQRコード決済、クレジットカード、電子マネーでの決済が主流です。

一方で、オーストラリアではデビットカードが一番人気の決済手段になっています。

 

 

デビットカードとは簡単に説明するとこんな感じになります。

 

・銀行口座残高に直接紐付いた決済カードの事。(カードの右側にdebitと明記)
・オーストラリアの銀行口座を開設した時に無料で発行される。
・カード面にはVISA又はMasterのロゴが付いていて、VISAとMasterのマークがある所で決済
に使えます。(オンライン、オフライン両方)

 

また、使い方は下記の通りです。

 

1.VISAまたはMaster Cardのマークがあるお店に行く、またはオンラインショップで買い物をする
2.デビットカードを使ってお店で100ドルの決済する
3.即時で銀行口座から100ドルが減り、そのお金がお店に支払われる(時にはpendingという文字が表示され支払った金額は引かれているが、残高にはまだ反映していないこともあります。決済が完結していない状態ですが、時間と共に決済します。)

 

デビットカードがクレジットカードと違う所は、「銀行口座の残高が70ドルしかない場合には、100ドルの決済ができない」という部分です。

クレジットカードでは即時で銀行口座からお金が減るのではなく、翌月や翌々月にクレジットカード会社から請求が届くので時間差がありますが、デビットカードは即時での決済となります。

また、銀行口座にお金が70ドルしかなくても、クレジットカード会社が引き落とすタイミングまでにお金をちゃんと30ドル追加しておけば、問題なく支払いが完了します。

 

「自分の持っているお金以上にカードでお金を使ってしまうことがない。」というのがデビットカードでの安心ポイントになります。

 

そして多くの場合、このデビットカードは支払い側(カード保持者)に手数料がかかることがなく無料で使えるので、気軽に利用できるんですね!現金だと「そういえば、今お財布にいくらお金あったっけ…。」と確認や把握をしなければいけません。こうした事をしなくても良い気軽さや便利さがオージーにウケていて、大人気の決済手段となっています。

次でアプリについて詳しく説明をしますが、銀行のアプリを携帯にダウンロードすることで自分の口座を手軽に管理することができるため、レジに並んでいる間に預金口座から取引口座へ素早く必要資金を移動させてカード払いをする、なんてことが可能になっています。

ちなみに、オージーはカフェで持ち帰りのコーヒー1杯を購入する時もカード払いをして小銭を持ってない人もほとんどだったりします。

 

 

もう窓口に行かなくても良い!超絶便利な銀行公式アプリ

また、オーストラリアの各銀行は銀行公式のスマホアプリを開発していて、口座保持者に対して「窓口なんか行かずにどんどんアプリを使ってくださいね」とアプリの利用を大きく推奨しています。

銀行側も店舗に置く人が少なくなればなるほど人件費を削減できるので、各銀行はどこも積極的にアプリをバージョンアップさせて、どんどん使いやすいものにしているんですね。

そして、銀行の公式アプリは無料で、使い勝手も抜群ですので、使わない手はありません!

 

 

具体的には、銀行の営業時間外でも、アプリでパパッと残高照会、口座間の資金移動、個人情報の更新、カードの再発行依頼、送金(海外送金を含む)などが24時間いつでもできるようになっているのです。(すごいですよね!)

 

日本人的に気になるのが口座維持費

オーストラリアではこのような便利な機能がついたカードの無料発行、銀行独自のアプリ開発とメインテナンス、そしてATMが24時間利用可能であるといったような環境を提供しています。

そうしたサービスを維持するため、オーストラリアの銀行は原則お客さん全員に毎月少額の口座管理手数料を請求しています。

銀行によっては、「〇〇のような条件を満たしたら手数料が免除になります。」というルールやキャンペーンもあったりします。しかし、基本的にオーストラリアの銀行では日本と違いどの銀行であっても毎月数ドルの管理手数料がかかる、ということは覚えておきましょう。

 

Commonwealth Bankの口座開設方法

留学ドットコムでのオススメ銀行口座は、Commonwealth Bankです!その理由は下記の通りです。

 

・オーストラリア国内最大の銀行
・支店数やATMの数も多く、何かあった時でも窓口が身近で便利
・オーストラリア国内最大の銀行という事もありアプリの完成度も高く便利で充実

 

ここでは、銀行口座開設がスムーズにできるオンラインでの口座開設方法を解説していきます。

 

開設する銀行と口座

・開設する口座: Everyday Account Smart Access(一番ベーシックな基本口座です)

・口座管理手数料:毎月4ドル(※)

・ATM引き出し手数料:無料

・口座管理手数料免除条件:25歳以下、またはフルタイムの学生(就学期間中)、または毎月2000ドル以上入金)、オーストラリア渡航3か月前または渡航後3か月以内のオンライン申し込み(最長12か月まで免除)

・口座開設に必要なもの:パスポート、滞在都市名、入国する際のビザ情報、オーストラリアまたは日本の住所、連絡先携帯電話番号

(※)通常は口座管理手数料が発生しますが、オンラインから渡航前3か月又は渡航後3か月以内に申し込みすることで、手数料が免除されるようになっています。

 

また、免除期間は最長12か月となっていますが、学生ビザの方で12か月以上就学予定の方は1年経過する頃、再度学校から発行されたレターまたは学生証を銀行へ提示し、免除期間を延長してもらいます。

ワーホリビザの場合は基本的に1年を経過すると口座管理手数料の対象となりますが、上記の免除条件を満たす場合は2年目以降も免除対象となります。

オーストラリアの入国前にもお手続きが可能ですが、現地入り後に改めて銀行へ「オーストラリアで使う電話番号やオーストラリアの新しい住所はこれですよ。」と変更届けを出さなければいけません。基本的にはタックスファイルナンバーのようにオーストラリアの住所(これから2~3ヶ月は動かないぞ!という住所)やオーストラリアの携帯電話番号が確定してからのお申込がオススメです。

 

お申込ページまではこのように進みます!

 

①②「Commonwealth Bank」、「CommBank」と検索してトップページにあるBankingセクションの中のBank & Savings Accountsをクリック

 

 

③ページ中腹までスクロールをして「Moving to Australia to live,work or study」という項目をクリックします。

 

 

④ワーホリであれば左にあるLiving and Working、留学生なら真ん中にあるInternational Studentsをクリックします。

 

 

⑤ここでは留学生であることを前提としてInternational studentsをクリックしました。次の画面ではSee account optionsをクリックします。

 

 

⑥該当ページにたどり着きましたので、Open account(口座開設)をクリックしていきますが、毎月の口座維持費用が無料になるという表記をしっかり確認していきましょう!

 

 

 

⑦別ウィンドウが出てくるので、開設希望の口座を選び「Open account」をクリックします。ここでは仮にStudent Everyday Accountを選択しています。

 

 

Everyday Account: ワーホリの方

Student Everyday Account: 学生ビザの方

右上の「Open account」をクリックすると上記のように選択画面が出てきますので、留学生は留学生向けの口座を選択しているかどうか、ワーホリであればワーホリ用の口座を選択しているかどうかをしっかり確認してから口座開設しましょう。

 

⑧Get startedをクリックし必要事項を入力していきます。

 

 

 

 

お名前をフルネームでお入れください。パスポートと同じスペルで入力してください。銀行へ行った際に、パスポートと照合されますので間違わないようにご注意ください。

女性はTitleの箇所でMiss(未婚女性)又はMS(未婚又は既婚の女性)のいずれかを選択してください。未婚の女性はどちらを選択しても問題ありません。男性はMrになります。

終わったらOKをクリックして次に進みます。

 

 

次に希望する言語、メールアドレス、オーストラリアの携帯電話番号を入力します。言語は日本語の選択肢が無いため、英語とします。メールアドレスは現在実際にお使いのものを入力してください。

連絡先番号はオーストラリアでの携帯番号を入力します。

終わったらOKをクリックして次に進みます。

 

 

次に生年月日の入力です。オーストラリアは日付を表示する際に、日/月/西暦 の順で書きます。終わったらOKをクリックして次に進みます。

 

 

次は現住所の入力画面です(もし入力時に日本滞在中の場合には日本の住所となります)。終わったらOKをクリックして次に進みます。

 

 

次は身分証明を持参して訪問する支店の選択になります。学校へ通われる方の場合、学校のほとんどは市内に位置しますので学校が終わって直ぐに訪問できるよう市内にある支店を選択されると良いでしょう。

終わったらOKをクリックして次に進みます。

 

 

次はパスワードの選択です。最低8文字必要で最高16文字までとなっています。文字と数字が含まれていなければなりません。

終わったらOKをクリックして次に進みます。

 

 

最後は規約に同意するページになります。下記の左下にあるAccept and open nowをクリックします。

オンラインの開設手続きは以上となります!残りのお手続きは、選択した支店を訪問しカードの発行を依頼していきましょう。

その時に持参するものは下記の通りです。

 

・現在使用のパスポート
・マイナンバー(カードがなくても番号だけあれば大丈夫です)
・学校から発行されたオファーレター又はCoE (学生の方のみ)

 

また、Tax File Numberを申請、取得したらその番号も銀行へ忘れずに届けましょう。基本的には銀行で必要書類を見せれば大丈夫です!(相手もプロですのでスムーズに対応してくれるはずです)

また、銀行の訪問を終えたら早速アプリをダウンロードして、便利な機能をドンドン使って充実したオーストラリア生活を楽しみましょう!

ちなみに、口座開設は遅くともオーストラリア入国後3か月以内に行う事をオススメ致します。(コモンウェルスの管理費用12ヶ月無料のルールが入国後3ヶ月以内のため)

 

注記:この記事は2022年2月に書かれたものです。上記で説明している手順や詳細などは銀行側の判断で予告なく変更となることがあります。

 

留学ドットコムへのお問合せ方法
※資料請求は以下のバナーをクリック!

100 %の人が「役に立つ」と評価! 「参考になった」投票数(9件)/全投票数(9件)
この記事は参考になりましたか?
こちらの記事も人気です
戻る
国名から記事を探す
戻る
カテゴリーから記事を探す
戻る
開始日を指定
戻る
終了日を指定
戻る
タグから記事を探す
個人カウンセリング予約
資料(パンフ)請求