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カテゴリー:現地生活情報

初めての海外共同生活で絶対にやってはいけないこと

公開:2019/09/04 著者:伊東 さやか 583 Views

「今度の海外留学、ホストファミリーとうまくいくかな?」

「ルームシェアで日本人はひとりだけ…。」

 

初めて外国人と共同生活をするとき、不安でいっぱいですよね。

 

きっとあなたも「これから海外で初めてのホームステイ、シェアハウスをする」という方だと思います。

そこで、このコラムではそうした共同生活のコツ、こうした事は逆にNGという部分をしっかりご紹介していきます!

共同生活のコツは、肩の力を抜く事!

そもそも他人と共同生活をするという経験自体が日本では珍しいですし、もし仮に同居人が同じ日本人であっても不安はつきものです。

それが、もし「初めての海外で初めての同居が外国人」となったら緊張しないわけがありませんよね!?(笑)

 

わたしは16歳で一年間のホームステイ、26歳で外国人2人とのルームシェアを経験していますが、そうした経験からみなさんに大きな声で伝えたいのは「できるだけ肩の力を抜いてリラックスして過ごしましょう」という部分です。

 

もちろん、人とのコミュニケーションですので、正解はありません。

でも、あまりにも力み過ぎると余計なストレスを感じてしまうのが海外生活なんです。

 

あなたもどうかできる限り、肩の力を抜いてリラックスしながら共同生活をしてストレスフリーで生活して欲しいと思います。

 

【ホームステイ編】うまくいかなかったら迷わず相談!

わたしが初めて外国人と共同生活をしたのは、高校生の時。

一年間の語学留学でホームステイを利用しました。

 

最初にわたしを受け入れてくれたホストファミリーは、小学生の男の子2人にご夫婦という家族でしたが、実は3ヶ月目でホストファミリーを変更しました。

というのも、夫婦喧嘩が絶えない家庭で、わたしも多感な時期でしたので、ストレスに耐えられなかったんですね(笑)

ちなみに、当時わたしの周りでも数人の日本人が、似たような理由でホストファミリーを変更していました。

 

日本人の感覚ではホストファミリーになるようなご家庭は、「国際交流を楽しむ、平和でリッチな家庭」を想像しちゃいますよね。

しかし、現実はそうでもありません

 

利用する学校のホームステイ手配サービスや地域によって違いはありますが、一般的には下記のようなケースが多いのです。

・まだ子供が小さい夫婦で、部屋が余っている
・ファミリーが一人暮らしや高齢で、部屋が余っている
余った部屋を上手に活用したい(家賃面の助けにしたい)

 

もちろん「収入よりも、国際交流が主な目的として留学生を受け入れている」というファミリーもゼロではありません。

でも、大部分としては上記のように「余っている部屋を活用して、家賃を少しでも負担してくれると助かる(収入面でホームステイをしている)」というのが一般的です。

 

…と、さっそく不安をあおるような内容を書いてしまいましたね(笑)

でも、この辺りはドライに考えて、「そういうこともある」程度に構えておきましょう。

 

もし、どうしてもホストファミリーとの生活が合わない場合には我慢せず、学校やエージェントに相談してみてください。

 

例えば、掃除ひとつをとっても、潔癖症にとっては大問題です。(わたしも軽い潔癖症&ハウスダストなので辛さが分かります)

「日本とは違うんだ。だからこれくらいは我慢しないと…」と思っていると、快適な海外生活を送ることも出来ません。

 

特にホームステイを利用するのはほとんどが学生です。

本来の目的以外のことではあまり悩みたくないですよね。

 

留学は時間も限られていますし、困ったときは相談するのを躊躇しないようにしましょう。

 

ちなみに、わたしの変更先となった次のホストファミリーは、60代女性のひとり暮らし家庭でした。

そこではまるで親子や友達のように仲良くなることが出来、ふたりで映画を観たり、ショッピングを楽しんだり、時には旅行へ行くこともありました。

 

一軒目のホストファミリーで悩んだ時、「でも受け入れて頂いてるのに、変更したいなんて失礼かもしれない…」と悩みました。

日本人らしい悩みですよね。(笑)

 

ただ、勇気を出して留学エージェントに相談したことによって快適な留学生活になりましたし、一軒目のホストファミリーも特に気にしていない様子でした。

 

初めての留学、特に若いうちは、どこまで自己主張していいものか悩んでしまうこともあると思います。

でも、そういう時のための留学エージェントや学校の学生課があるのです!

 

小さな悩みでも相談してみると、意外とあっけなく改善できることもぜひ覚えておいてくださいね。

 

【ルームシェア編】心地よい距離感を見つけるのがコツ!

わたしにとって二度目の共同生活in海外となったのは26歳、ワーホリでカナダに行ったときのことでした。

 

日本にいる時、ネットで現地のルームシェア募集のサイトを利用して決定。

決めた時の条件は、「ルームメイトが女性であること」だけです。

 

ルームメイトとなってくれたのはカナダ人女性2人で、渡航前からFacebookなどでやり取りをし、ある程度お互いの自己紹介を済ませておいたような状況でした。

 

これが思ったよりも自分にとって安心材料となりましたので、日本にいる時にルームメイトを探す場合は、SNSの活用は積極的にしていくことをオススメします!

やっぱりこれから一緒に暮らす人がどんな人か、それが分かるだけで自分も周りも安心できますよね。

 

→ただ、顔が見えないインターネットでのやりとりだとシェアハウスでの詐欺に遭う可能性もありますので、十分に注意をした上で自己判断で利用していきましょう。

 

さて、実際のルームシェアはどうだったかと言うと…。やはりストレスフリーとはいきませんでした(笑)

 

と言っても、高校時代のホームステイでの経験とは違い、「家庭環境への不満」はとくにありません。

みんな良い大人ですし、ケンカもありませんしね。

 

わたしがストレスに感じたのは、自分がなかなか上手く2人のルームメイトの間に入っていけないことでした。

そう、つまり自分の問題。

 

→ シェアハウスでは、無理に相手に合わせることはストレスになるので要注意!

 

例えば、わたしは当時コミュニケーションを十分に取れる程度の英語力を持っていました。

でも、それでも会話が盛り上がった時には付いていけないことも多々ありました。

そういう時に感じたのは疎外感。。

 

たびたび開かれるホームパーティーや外食に、最初は積極的に参加していたものの、そもそも大人数でワイワイするのが苦手だったこともあり、段々と疲れを感じてきました。

でもよく考えたら、無理に付き合う必要なんてどこにも無いんですよね。

 

「せっかく海外に居るのだから、積極的にならなきゃ!」、「周りの子と同じようにどんどんパーティーに参加しなきゃ!」と、よく分からない規準とよく分からない強迫観念で頑張りすぎてしまっていただけでした。

そして「わたしにはわたしのペースがあるのだから、それを崩してまで付き合いを頑張る必要はないのでは?」と気づき、行きたくないパーティーは断るように。

 

2人のルームメイトのことは今も大好きですが、「今日は気分じゃないな」という時には部屋に引きこもって漫画を読んでいました(笑)

もちろん、自分が参加したいと思ったパーティーへはどんどん参加。

 

参加するかどうかの基準を「自分の気分」にしてみたんです。

そういう付き合い方に変えてからはストレスも減り、ルームメイト達との暮らしも無理なく楽しめるようになりました。

 

海外の人すべてがそうだとは言い切れませんが、断ることで気まずくなったり悪口を言われたりすることなど、まずありません。

無理せず、自分規準の心地よい距離感を見つけること。

これが共同生活する上でとても大切だと感じます。

 

さらに嬉しいことに、帰国してからもわたしにとって「断れない飲み会」は無くなりました(笑)

日本人は少し、ひとりで居ることに怖がり過ぎなのかもしれませんね。

 

コミュニティに入っていくことは素晴らしいことですが、無理に頑張る必要はありませんよ!

もうひとつ、留学エージェントに頼らない海外生活であれば、地元出身のルームメイトはとても頼りになる存在です。

 

携帯電話の契約や、目的地までの行き方、仕事の見つけ方など、わたしも色々と力になってもらいました。

せっかく縁あってルームメイトになるのですから、「忙しそうだから申し訳ない…」とひとりで頑張らず、頼ってみてくださいね。

 

そうやって受け取った優しさは、逆の立場になった時に自分も与えられるようになりますよ!

 

日本人として気をつけたいこと!

さて、ここまでは「自分が受けるストレス」について話を進めてきました。

次は、「自分が与えるストレス」について触れていきます。

 

こちらは気づかないことも多いのですが、人間関係ですので当然こちらがルームメイトにストレスを与えてしまうことだってあります。(なんだってお互い様です)

 

では、わたし達が日本人として注意したいことってなんでしょうか?

これはよく言われますが…「日本人はイエス・ノーがはっきりしない!」という点です。

 

ただこれは自分の意見を持っていないだけではなく、「そもそも質問の意味をよく理解できていない」ことが問題なんだと思います。

 

「何度も聞き直すのはなんだか相手に悪い…」、「英語が理解できていないのが恥ずかしい…」。

そんな気持ちから、ついつい「maybe」なんて答えちゃうんです。

わたしもよくありました(笑)

 

そこでまずは、「きちんと理解するまで聞く」ことを徹底しましょう!

 

聞き直すのは恥ずかしいことではありませんし、向こうだって日本人との共同生活をすると決まった時点でコミュニケーションが100%スムーズにはいかないこともある、くらいは理解してくれています。

 

→ 適当な返答をしないように、質問の意味をきちんと理解しよう!

 

その理解に、どんどん甘えてしまって良いんです!

聞き直す時のポイントは、最初は「ゆっくりもう一度言ってもらう。」です。そして次に、自分の言葉で質問をオウム返ししてみること。

一語一句同じように真似るのではなく、「それって、〇〇っていうこと?(you mean,〇〇?)」というように簡単な単語でも良いので要約してみるのです。

 

このオウム返しに慣れていくと、理解度が一気にアップしますし、リスニング力も自然とアップします。

相手の質問を自分の中に落とし込むイメージ。

相手の質問が理解できたら、イエス・ノーもはっきりと答えが出てくるはずですよ。

 

日本人コミュニティも見つけて無理のない共同生活を!

高校時代の留学生活、26歳でのワーホリ生活、どちらの海外生活でもわたしを支えてくれたのは、日本人の存在がとても大きかったです。

いくら望んでいた英語漬けの生活だとしても、やっぱり母国語って話すだけでストレス解消になりますから(笑)

時には寿司や鍋を囲みながら、共同生活で感じているストレスを発散させましょう。

 

寄り添いあえる日本人コミュニティを見つけながら、共同生活では「無理しない」、「心地よい距離感」、「分からないを放置しない」、この3つを心がけるだけで海外生活はグッと気楽に楽しめるようになりますよ!

 

→また、滞在先についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの滞在先コラムも参考してみてください!

 

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