【カナダワーホリ体験談】私がトロントを選んだ理由と、その結果どうだったのか?

こんにちは!かわけんです!
私はフィリピンのバギオに語学留学をして、それからワーキングホリデーでカナダのトロントへ行くという、いわゆる「2ヶ国留学」という留学プランを実行しました。
おそらく私を含む多くの方が迷うポイントだと思いますが、ワーキングホリデーの行き先を決める際に、カナダかオーストラリアかなどという「国」をどこにするかで最初は迷うと思います。
また、カナダを決めた後は、トロントかバンクーバーかなどという「都市」をどこにするかということで迷うはずです。私は迷った結果、3つの理由からトロントを選ぶことにしました。
今回のコラムではどうして私がトロントを選んだのかというその理由を皆さんにシェアしたいと思います。
加えて、「実際に行ってみて、その3つの理由は正解だったのか?」も一緒にシェアします。カナダへのワーキングホリデーを考えている人は、是非このコラムをお読みくださいね。
トロントってどんな街?
まず、そもそも「トロントってどんな街?」というところから紹介したいと思います。人口は250万人以上のカナダで1番人口の多い都市です。よくトロントがカナダの首都と思っている人がいるんですが、首都は「オタワ」です。
トロントは日本で言うところの「市」で、「県」にあたるのは「オンタリオ州」です。
カナダは州毎にお酒などの条例が異なります。例えば、オンタリオ州には「スマートサーブ 」という資格があって、その資格を持っていないとレストランやバーなどでお酒を取り扱う仕事ができません。
トロントは、住みやすい都市や将来性のある都市などのランキングでも常にランクインしている世界的にも人気のある都市です。
スポーツも盛んで、野球のメジャーリーグやバスケットボールのNBAなどアメリカのリーグのチームがトロントにはあり、それらを観戦することもできます。
教育面でも、世界的に有名なトロント大学をはじめ、多数の大学やカレッジ、語学学校があります。

→ 語学学校の日本人スタッフさんが大の野球好きで、入学翌日に大リーグ観戦に連れて行ってくれました。
このように教育やスポーツ、生活面などあらゆる面で評価の高い都市がカナダのトロントです。
それでは、次に私がトロントをワーホリ先に選んだ3つの理由と、その結果はどうだったのかを赤裸々に告白していきたいと思います。
理由その1: 英語がきれい
理由の1つ目は、英語の発音です。私のカナダでワーキングホリデーに行く大きな目的の1つは、「英語の習得」でした。
そのためにも「英語環境」という部分は、とても気にしていました。
オーストラリアもカナダも行ったことはなかったので、ネットで調べたり、知り合いに聞いたりして、情報を集めていたのですが以下のような情報が多かったです。
また、こんなことも聞きました。
これらの情報を踏まえた上で、自分にはどっちが適しているかを考えました。英語の習得を第一に考えていた私は、結果カナダを選びました。
ブリティッシュイングリッシュよりもアメリカンイングリッシュの勉強をしたかったし、きれいな発音の英語を喋れるようになりたかったので、カナダが適していると思いました。
実際に行ってみてどうだったのでしょう?
実際、「カナディアン」の発音はとてもきれいでした。確かに喋るのが速くて聞き取れないこともありましたが、発音自体はきれいでした。
それとカナダには親切な人が多かったので、聞き取れなかった時も聞き返せば言い直してくれる人も多かったのも好印象でした。
ただ、1つ補足があります。
「カナディアン」とカッコでくくっているのには理由があって、カナダは「移民の国」なんですね。
つまり、純粋なカナディアンだけじゃなくて、アジアやアフリカなど色んな地域から移民してきた人もたくさんいるんですね。

→ 私のホストファミリーはフィリピンから移民して来たご夫婦でした。
そのため、カナディアンであっても、その人たちの中には発音のクセが強い人も結構いました。
例えば、私が住んでいた家の周りにはインドやバングラデシュなどの人が多い地域でした。
その人たちの英語はちょっとクセがあって、聞き取りづらいこともありました。
また、「移民の国」ということは、それぞれ皆さん英語の他に第一言語を持っているんですね。
なので、英語以外の言葉を耳にすることが結構あります。
それこそ日本からの移民もいますので、日本語が耳に入ることも結構ありました。
移民国家だからこそではありますが、「100%ネイティブではない。」ということは頭に入れておいた方がいいなと思いました。
理由その2: NYやヨーロッパに近い
2つ目が、地理的な理由です。日本からアメリカやヨーロッパにはなかなか気軽には行けませんよね。
しかし、カナダはアメリカと隣同士ですし、ヨーロッパからも近いです。
ワーキングホリデー先として候補に挙がっていたオーストラリアは日本同様に海に囲まれた国であり、他国と隣接はしていませんよね。
他国とは隣接していない純血的な良さもあるのですが、気軽に他国まで足を伸ばすことはできないなと思ったんですね。
せっかくワーキングホリデーで海外に長期間住むのなら、違う国にも気軽に旅行したいなと思っていました。
自分以外にも「NYに近いから」とか「ヨーロッパに近いから」を理由にトロントを選んだ人はいました。
バンクーバーとトロントの地理的な違いは結構大きいです。同じ国なんですが、時差がなんと「3時間」もあるんですね。
地理的には、バンクーバーは日本寄りの西側(温暖)で、トロントは日本から離れている東側(寒冷)に位置しています。日本でも北海道と沖縄では遠く離れていますし、気候も大きく異なりますよね。
同じ国であっても地理的な違いや気候の違い等もあり、ワーキングホリデー先として「カナダ」を決めている人でもどこの都市にしようかを迷う人は多いです。それでは、地理的条件はどうだったのか結果を見てみましょう。
結果から言うと、トロントは地理的にとてもいい場所でした。
トロント市内から空港へもバスと地下鉄を乗り継げば割と簡単にアクセスできます。
トロントはアメリカとの国境沿いに位置しているので、アメリカにすぐに行けます。
有名な「ナイアガラの滝」はトロントからバスで2時間ぐらいで行けるのですが、そこからアメリカの国境を見ることができます。
私はニューヨークに1人で遊びに行ったのですが、移動手段は「バス」でした。

→ バスに10時間乗るのはキツかったですが、1万円以下で行けたのは有難い。
もちろん飛行機でも行けるんですが、バスでもニューヨークに行けちゃうんですね。
バスでの移動は10時間ほどかかりますが、片道1万円以下で行けます。日本から行くことを考えると、かなりの差ですよね。
カナダワーホリ中は、ニューヨークの他に語学学校で知り合った友達に会いに南米のコロンビアにも行ってきました。
この投稿をInstagramで見る
南米へはさすがに飛行機移動ですが、数時間で行くことができますし、もう1つ有難いのは時差がほとんどないことです。
日本から南米に行くとなると、距離的にも遠いので時間がかかるのと、時差が10時間以上あるので、結構キツいと思います。
トロントからだと、割と気軽にコロンビアまで行くことができました。
こういった経験から思ったのは、トロントは地理的にかなり好条件です。
カナダにワーホリしたことによって、日本に住んでいるとなかなか行けないアメリカや南米に、時間やお金を節約して行くことができます。
ちなみにヨーロッパですが、ワーキングホリデービザが切れる直前に旅行しようと計画していました。
しかし、フィリピン・バギオ留学中にお世話になった語学学校に急遽スタッフとして戻ることとなったため、ヨーロッパには行けずじまいでした…。(泣)
友達はヨーロッパに結構行ってましたよ。(嫉妬)
理由その3: 日本人が少ない
3つ目の理由は、トロントは「日本人が少ない」という点です。
これは自分の中で結構大事なポイントでした。
よく「ワーキングホリデーしたのに結局日本人とばっかりつるんでいた。」みたいな話を聞きますよね。それは避けたいと思ったんです。
渡航前に聞いた話だと、バンクーバーは日本人や韓国人、中国人などアジアの人がとても多いと聞いていました。
それも1つの大きな理由で、バンクーバーを避けてトロントにしました。ただ、自分と同じ理由でトロントを選んだという日本人の友達は結構いたんですよね…。
こちらの結果は、実際はどうだったのでしょうか?
そうなんです。誰もが考えることは同じで、日本人が思った以上にたくさんいました。
インターネットやエージェントからの情報を見ていたら、トロントは日本人が少ないという情報を目にすることがありました。
しかし、蓋を開けてみると日本人と結構すれ違うし、地下鉄を使っていても日本語が結構聞こえてきます。
理由はいくつか考えられるんですが、まずはワーキングホリデー先としてトロントが人気だからというシンプルな理由があります。
せっかくワーホリするなら日本人が少ないところがいいということで、自分のようにバンクーバーでなくトロントを選ぶ人も結構います。
その結果、結局トロントにも日本人がたくさん来るという現象が起こります。
それと、トロントはカナダで1番大きな都市なんですね。
大きな都市ですから、当然ながら語学学校やカレッジもたくさんあります。
なので、「ワーキングホリデー」として来ている人に加えて、「学生ビザ」で来ている人も結構いるのです。
トロントで仕事探しや家探しをする際にほとんどの人が「e-メイプル」というサイトがあるんですが、それを見ても日本人向けの求人や物件が多いことに気づきます。
私が働いていたところにも日本人がいましたし、シェアハウスにも日本人がいました。
それはそれで、何だかんだで日本人のいる安心感はありましたが。

→ バギオ留学中の日本人の友達とトロントで食事会を開くことがありましたが、同郷の仲間がいるとやっぱり安心しました。
ワーホリ前やワーホリ後に考えると、日本人が全くいないところが良かったなって思ったりもするんですけど、「ワーホリ中」って結構安心を求めて行動しがちにもなっちゃうんですね。
なぜなら、伝えたいことを100%伝えられないという言葉の問題であったり、生活をする上でのマナーなどといった文化の問題だったり、現地に慣れるまでにちょっと時間がかかるんです。
そんな時に日本人と会うと、なんだかんだで安心しちゃうんです。
それは別に日本人に限ったことではなく、全世界共通の行動だったりします。日本にも外国人を多く見かけるようになりましたが、彼らも同じ国籍同士で行動しているのを見かけますよね?日本で生活しているからと言って、日本人と交流している外国人は少ないのです。
あと、これは個人的な感想ですが、トロントはとても寒い地域なので、そういう場所で生活していると不思議と気分的にブルーになりやすかったりもします。
もちろん、トロントでも日本人とあまり接することなく過ごす方法はあります。
もし、日本人が全くいないようなところがいいというのであれば、本当にワーホリや留学生が行かないような田舎や、エージェントの資料にほとんど載っていないような場所に行くという選択肢もありだと思います。
というのも、エージェントの資料に掲載されている場所というのは、それだけニーズが高い場所と言う証拠だからです。
日本人が少ないマイナーな都市を見つけるのは簡単です。語学学校が1校とか数校しか存在しないような地域に行けば、ほぼ間違いなく日本人は少なくなります。ニーズが少ないから、学校数も少ないというワケです。
自分のワーホリを振り返ると、そういう場所に行ってみても良かったなあ…という後悔は若干あるので、チャレンジできる方は是非!
【まとめ】 メジャー都市が良いかどうかは自分次第!
以上、今回のコラムではワーキングホリデーで「トロントを選んだ理由とその結果」というテーマで書かせてもらいました。
最後におさらいをします。
私がトロントを選んだ3つの理由ですが、「2つは正解で1つは不正解」といったところでしょうか。
このコラムを読んでいる人でも、ワーキングホリデーでどの国に行こうか迷う人は多いと思います。
また、国が決まってからは、どの都市に行こうか迷う人も多いと思います。
カナダやオーストラリアといったワーホリ先としてメジャーな国というのは、その分現地で日本人と出会う可能性が高いという前提条件があります。
それが安心につながるという人であればいいですが、そうでない人はあまり他の人が行きそうにない場所を選んだ方がいいかもしれません。
「カナダ」のワーキングホリデービザを取った場合、ビザ有効期限の1年以内であればカナダ国内であれば「どこにでも」自由に移動ができます。
なので、最初に行った場所が当初のイメージと違えば、すぐに移動してしまうというのも全然ありだと思います。
自分がそうだったように、ワーキングホリデー先を決めるのには色んな迷いがあると思います。そのような方にとって少しでもこのコラムが参考になれば幸いです。
他のコラムでもカナダワーキングホリデーやフィリピン留学の記事を書いていますので、よろしければご覧ください。
それでも次回の記事もお楽しみに。