語学学校料金の違い。高い学校と安い学校なにが違うのか? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

公開:2019/08/14
カテゴリー:学校の選び方

語学学校料金の違い。高い学校と安い学校なにが違うのか?

公開:2019/08/14 著者:小松 久里子 154 Views

個人的には、今までに10校以上の語学学校に通った経験があります。

また、ロンドンの語学学校のマーケティングや中高生の語学留学のグループリーダーなどの仕事をしていました。

そんな自分自身の経験や、語学学校リサーチから、語学学校の料金の違いについて色々な項目に分けてお話したいと思います。ただし、あくまでも参考例で、個人的な見解なのでご了承下さい。

料金を変動する幾つかのカテゴリー

語学学校の料金が違う要因は幾つかあります。

いくつかのカテゴリーに分けて語学学校の中で何が違ってくるのか見ていきたいと思います。

 

1. 語学学校の立地
2. 建物の規模や築年数
3. 学校内の設備
4. 授業の種類・クラス数
5. アクティビティー(課外活動)

 

この5つが主なカテゴリーかと思います。それ以外にも学校の生徒さんやエージェントさんに対する対応や学校スタッフの多さ、クラスの時間数、クラスの平均人数など他の理由はあります。

スタッフが多ければ人件費がかかりますし、クラスの人数が少なければやはり割高になります。

今回はこの基本項目を踏まえながら、これらが語学学校料金にどう関係するのか考えていきましょう。

 

語学学校の立地

住む家も同じだと思いますが、当たり前ですが、立地が良ければ学校の費用も高くなります。

例えば駅から近いのか、交通の便が良いかなどで料金が変わってくるというのがまず一つ考えられます。もちろん、家賃は都会の方が高く、田舎の方が安いです。

都会の中でも町の中心はより高いですし、郊外になればなるほど安くなるでしょう。その地域の物価にも関係していると思いますが、学校も賃貸物件であることが多いため、その場合の家賃は都心の方が高くなります。

 

物件の家賃は国によっても変わると思いますが、例えば英語の勉強をするのにも生活水準の比較的高いイギリス、アメリカは家賃も高く、生活水準が安いアジアの国の方が安くなります。

 

また、国別だけでなく、イギリスでもロンドンなら高くなりますし、地方都市なら多少安くなるでしょう。

ロンドンと言っても、町の中心にも語学学校がたくさんあります。その中でも地域によって家賃も異なってきますし、ロンドンの郊外になれば家賃も安くなります。

 

そういう意味では、立地によって語学学校の料金も関係してくるのです。

 

もちろん、それだけで語学学校の料金の安いか高いかだけで語学学校を決めることはできません。

学校の立地を考えても、授業が終わった放課後のことを考えると、学校が町の中心にあればその後に出掛けたりするのも便利です。

一方、田舎であれば安くなりますが、交通の便や娯楽面などで色々不便もあるかもしれません。

 

建物の規模や築年数

これは上記とちょっと似ていますが、立地状況ではなくて、語学学校のある建物そのものにも関係してきます。

語学学校によっては小規模で、家を改装したようなところを学校にしているところもあります。

また、大規模な学語学校では、大きなビルの数フロア―を賃貸している場合もあれば、ビルを丸々1つ賃貸しているところもあります。

 

建物の広さだけではなく、建築年度なども学校の料金にも関係してきます。

 

大きさや建築年によっても家賃も変わります。より建物が新しく、最新設備も整っていればその維持費や改装費などにもお金がかかっているでしょう。

大規模な学校は設備も教室以外の施設にもお金を掛けて整えているケースも珍しくありません。また、学生定員が多ければ、建物の大きさもそれに比例して大きくなります。

私が勤務していた学校は最初1つの建物だったようですが、生徒数が増えて2つの建物に拡大しました。その後、生徒数が減り、1つの建物に戻ったこともあります。

 

もう一つ、ロンドンではありませんが中高生が通っていた学校では、生徒数の増加により、やはり隣接された建物も借りたケースもあります。

また、夏休み中高生の語学研修の場合は、夏休みで使っていない全寮制の高校を借りて夏のコースを運営していた学校もありました。受け入れ人数によっても、建物の大きさは設備に違いがあるかもしれません。

料金面で見れば、安い学校はやはり建物も古かったりすることもあります。自宅(アパート)を改装して持ち家で開校しているような小さい学校もあります。

 

私が通っていたスペインの語学学校は、料金が安かったので申し込みました。

しかし、夏なのに4~5人しか生徒がおらず、家の一部で学校が開校されていました。

そういう学校ですと、逆に家賃の負担が小さいため、料金が比較的安かったと言えます。

 

同じような形態ですが、自分の家で家庭教師のように語学を教えてもらいながら、ホームステイもするプランもあります。

ホームテイーチャーのようなところですと少人数制、もしくはプライベートレッスンになり、それはそれで料金が高くなることもあります。

私の知り合いでイタリアのホームテイーチャーの家で留学していた人がいました。3食付き、1日にプライベートが3時間、ずっとイタリア人の家族と一緒に過ごすので料金も高額ですが、かなりしっかり語学も学べます。

 

学校内の設備

こちらも建物の大きさや綺麗さ、建築年などの所にも書きましたが、学校の設備も料金に関係しているでしょう。

学校によっては、先ほど述べたような家の中をちょっと改装したような小さな学校もあります。

ある程度大きな学校であれば、Wi-Fi設備が完備しているところ、それだけではなくPCルーム、図書室や自習室のような学習設備、カフェテリアがある学校もあります。そう言った校内の設備が充実していれば、その度合いにより料金が異なるでしょう。

 

また、学校によっては皆で遊べるゲームがあったり、イギリスなどではビリヤード台を設置していたりする学校もありました。

私がいた学校では屋上があったので、夏にはいつもそこで集まって飲み会が開催されていました。

学校によってはお庭があるような学校もありますし、他にも語学に関係する色々な遊び道具が揃っているなど、学校の設備は料金に関係していると思います。

 

安い学校は教室がいくつかあるだけで、放課後に勉強する場所もない、カフェテリアもないというところもあります。

 

そういう学校だと、授業の後に生徒が集まったり、おしゃべりしたりする場所がないので、違う意味で友達ができにくいという欠点もあります。

私が通っていたある学校では、公共スペースが全くなかった学校で、授業が終わると「さようなら!」と皆帰ってしまう環境でした。

つまり、クラス内で友達を作れないと、そこ意外でなかなか他の学生に会える機会がないというマイナス点もありました。

 

授業の種類・クラス数

学校の建物や設備そのものだけではなく、授業の種類などにも料金に影響してくるでしょう。

例えば普通の語学学校の場合、同じ先生が1日3時間の英語の授業を全て教える学校もあれば、1時間ごとに先生や科目が変わる学校もあります。

先生が変わるということは、雇用している先生の数も多く、授業の準備なども時間を要することがあります。

 

また、これは学校の生徒数にもよりますが、1クラスの人数が少なければそれだけ料金も高くなります。

 

フランスの大学付属の語学学校は比較的安いですし、他国でも文化センターのようなところで語学の授業が開催されているところなどは授業料が安いですが、1クラス20人以上いる時もあります。

小人数制をウリにしている学校では、1クラス10人以下で開催されているところもあります。

また、大規模校の場合はクラスの種類が多いケースもあります。学校が大きい分、色々なクラスを開催することも可能です。

 

小さくて先生も少ない学校ですと、初級、中級、上級と3クラスほどしかなく、大きな学校であれば会話、文法、リスニング、ライティングなど様々なコースを設けている場合も多いです。

また、語学だけではなく、IELTS、TOEIC、などの英語試験対策コース、やその学校独自の変わったコースを提供している学校もあります。

私が行っていたイタリアの語学学校では、イタリアならではで料理のコースやアートのコースもありました。ただし、構内ではなく、学校外のそういったアトリエにも通えるというコースだったので、コースによっては割高になることもあります。

 

試験対策コースなど高度な語学のレベルを教えるクラスは、それを教えられるきちんとした先生が必要になるため、料金も高くなる傾向にあります。

 

CELTAやDELTAと言われる英語教授の資格が存在するのですが、基本的にその資格保持者が英語を教えることができます。

そうした資格を保持している教師は当然給与も高くなる傾向にあり、それが授業料アップにつながります。もちろん、教師経験年数によっても給料も変わるでしょうし、先生の質も変わりますが。

ちなみに、夏休みは特にどの学校も生徒が増えるので、夏休みだけ先生を臨時で雇う学校も多かったりします。そうした臨時の先生で補填するような学校は、一定の質が保障できないため、料金が安くなる傾向にあります。

 

アクティビティー(課外活動)

もう一つ、語学学校では授業以外にアクティビティーという課外活動があります。このアクティビティーを開催する理由は、クラス外の友達の輪を広げる目的があります。

授業以外にどれだけ課外活動があるのかも料金に関係します。ちなみに、この課外活動ですが、有料のものもあれば、無料のものもあります。

私の勤めていた語学学校では、構内で映画鑑賞やアフタヌーンティーパーティ、そして皆で金曜は先生も含めてPUBに行くなど無料の課外活動もありました。その他にも入場料や交通費などがかかるものは有料で、芝居鑑賞や週末小旅行などもありました。

 

→ イギリスのPUB。クラス外の生徒との交流ができる。

 

学校によっては、この入場料や交通費などを事前に含めて提示しているところもあり、それによっても学校の料金が変わってきます。

特に中高生の夏のコースなどは、こういった全ての課外活動の料金も含まれており高く感じます。しかし、毎週末日帰り旅行や、授業後にも多くのアクティビティーが用意されているので、夜寝るまで忙しく活動することができます。

逆に安い学校だと、アクティビティーを全く企画していない学校もあります。つまり、料金は授業代のみということになります。また、アクティビティーのアレンジにも担当スタッフが必要になりますが、その担当者すらいない学校もあるのです。

 

→ 学校主催のアクティビティーで訪れたビーチ。

 

その他の要素

その他の要素としては、マーケティング費用をどの程度費やしているかです。

留学エージェントさんが企画する留学フェアに頻繁に参加したり、パンフレットや案内が豪華なものだったりする学校は、マーケティング費用が大きくなります。

学校によっては、マーケティングやセールスに力を入れていないところありますが、目立たないし地味な雰囲気を感じるはずです。逆にその部分に力を入れているところは、やはり料金も高いです。

 

日本へのマーケティングがしっかりしている学校であれば、もちろん日本人スタッフをわざわざ雇っている学校もありますし、それによってそこに人件費もかかってきます。

 

学校によっては、スタッフが日本に営業に行くケースもあります。大規模校になると、日本国内に学校の営業窓口を構えているケースもあります。

そうしたセールスやマーケティングに力を入れている学校は、そこにお金を掛けている場合もあり、その場合は学校の料金も多少高めの場合があるでしょう。

私が勤めていた学校も、私がいた頃にはマーケティングのスタッフ(私)と受付スタッフの2人の日本人がいました。学校によっては、受付スタッフ兼マーケテイングスタッフ1人というところもあります。安い学校だと日本人スタッフは雇わず、英語だけで日本とのやりとりをしている学校もあります。

 

日本人スタッフがいるところの方が、日本とのやりとりがスムーズになる場合も多く、留学エージェントさんなどは日本人スタッフのいる語学学校を勧めてくれるケースが多いです。

 

特に語学初心者の方には、現地に日本人スタッフがいる方が安心ですし、安心を買う意味では多少割高になるのは仕方がない面だと言えるでしょう。

 

学校の料金の違いは色々な理由がある

「なぜ同じ語学学校なのに、こんなに料金が異なるのだろうか?」という疑問も、カテゴリー別で見ると料金の違いがはっきりすると思います。

もちろん一概には言えませんが、これは1つの目安になると思います。料金が高いから良い学校とは限りませんし、安いから悪い学校とも言えません。先ずは国と都市を選ぶことから始まり、その先に学校の規模が関係すると思います。

目に見えるところだけではなく、学校によっては先生がフレンドリーで、授業以外でも仲良くなって一緒に飲みに行ったり、遊びに行ったりする学校もあります。一方で、授業以外では先生とのコンタクトがない学校などもあります。この辺りは、目に見えないプライスレスの所です。

 

私が語学学校に務めていた頃は、学校の先生方を巻き込んで夏休みの時期には毎週学校の屋上で飲み会を開催していました。

イベント担当の先生だけではなく多くの先生が参加してくれるようになって、生徒の皆さんも授業以外でもネイテイブである先生たちとの交流が多く持つことができ、そういう意味でも良い学校だったと思います。

何より自分の目的によって、学校を選ぶ必要があります。しっかり勉強するなら、コースにバリエーションがあり、TOEICやIELTSなど英語の試験を受けれるような学校の方が良いでしょう。また、会話を重視したいなら、会話重視の学校に行く方が良いでしょう。

 

学校の規模だけではなく、学校の日本人学生の割合や、一クラスの人数なども重要です。

特に日本人は発言するのが恥ずかしい方もいますので、少人数制の方が良いケースもあります。

学校選びは料金だけではなく、その他の要素も考慮しながら、決めていくと良いでしょう。学校選びの際は、複数の要素を把握し、自分に合った学校を選びましょう。

 

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この記事を書いた人
小松 久里子(KURIKO KOMATSU)

12歳より単身でフランス留学を経験。それから計5か国(イギリス、フランス、アイルランド、スペイン、イタリア)で語学留学、イギリス大学正規留学(心理学専攻)、イギリス、フランス正規大学院留学などの留学を経験。イギリスの大学卒業後一度日本に帰国し、英語フランス語を使う国際展示会運営関連の仕事に就くが、その後イギリスの大学院の修士課程に進学し語学学習マネージメント学修士取得。

大学院在学中からロンドンの語学学校で日本マーケティングマネージャー、日系学校勤務、中高生の短期語学研修のグループリーダーを務める。その後フランスの大学院に入学しフランスの大学院で日本語修士、FLE(フランス語教授法)修士を取得。フランスでは日仏交流会を運営。イギリス、フランスで計500人以上の留学生と関わってきている。現在は留学や語学学習と言う分野を極めるべく、フランス大学院で日本語教師をしながら、言語学習、留学に関する博士論文を執筆中。

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