【オーストラリア留学】「シドニー」vs「メルボルン」どっちが良い?各都市の特徴を考察してみた
オーストラリア留学で人気の都市と言えばシドニーとメルボルンの他にもブリスベンやゴールドコースト、ケアンズやパースなどたくさんの都市がありますが、やはり最も人気があるのがシドニーとメルボルンです。
東京と大阪、LAとNY、ローマとミラノ、マドリードとバルセロナなど世界中の国で街自慢は尽きることはありません。
オーストラリアの2大都市である「シドニー」と「メルボルン」も議論は尽きません。
多くの方からは、「どちらの都市が良いですか?」と良く相談を頂きます。それぞれの都市の良いところがあるので、一言では言い表せません。
どちらの都市が自分の希望に適しているかだと思います。今回は、シドニーとメルボルンの違いを分かりやすく解説していきたいと思います。
シドニーはビーチが多い!海が好きな方にはシドニーがオススメ
シドニーの南はクロヌラ、北はパームビーチまで、大小20以上のビーチが連なるのがシドニーの特徴です。「オーストラリアと言えばビーチライフ!」というイメージは、このシドニーの影響が強くあることは否定できません。
ビーチは、シドニーの人々にとってはそれほど身近な存在なのです。
車で5~10分という立地に住んでいる方も多く、公共交通機関でアクセスできるビーチもたくさんあります。
ビーチの内訳をみてみると、マンリーやボンダイといったたくさんの人で賑わう有名ビーチから、バルモラルなどの地元の人向けの穴場的ビーチまで、色々な種類があります。
外洋に面していれば波も高くなりますし、サーフィンが楽しむ若者に人気です。湾内にあれば波も低く、小さい子供でも遊びやすいビーチとなります。
シドニーにはビーチの他、水辺の景色を望めるエリアが多い
シドニーを南北に分けるパラマタリバーの影響で、景色の良い土地が多いのもシドニーの魅力です。パラマタリバーとは別に、シドニー湾があることで、シドニーは水辺の恩恵を大きく受けている土地と言えるでしょう。
シドニーを象徴するハーバーブリッジの下では、キングフィッシュという体長50センチほどのハマチを釣ることも可能です。もちろんお刺身で頂いても大丈夫です。
水辺の景色やビーチリゾートがシドニーの最大の魅力と言えます。これはメルボルンではなかなか味わえない環境です。
古い建物が多く残っている歴史的な街メルボルン
メルボルンから数百キロ離れたバララットという地域は、ゴールドラッシュとして栄えた町です。そのお金がメルボルンに流れ込み、1850年頃に建立された建物には、たくさんのお金が使われたという歴史があります。
経済成長を重視したシドニーに対し、歴史ある古い建物を残すことを重視したメルボルンでは、郊外にも古い建物が点在しています。決して名のある建物でなくとも、歴史ある建物が身近な存在と言えるでしょう。
シドニーが自然の景観を謳っているのなら、メルボルンは人工的な建物が絵になる街ですね。
過ごしやすさなら天気が良く暑すぎず寒すぎないシドニー
景色を楽しむために欠かせない要素といえば、気候と天気です。せっかくの景色も曇っていたら勿体ないですよね。その点シドニーはメルボルンより快晴に恵まれることが多く、年間の温度も安定しています。
シドニーには四季がありますが、日本ほどはっきりしていません。感覚としては春と秋があっという間に通り過ぎる感じです。夏はカラッとしていて過ごしやすく、冬は日本の大都市ほどは寒くならないため、とても過ごしやすい気候です。
一方メルボルンは朝が寒く、昼は暑い、一日に四季があるような気候と形容されています。夏場は最高気温40℃を超える日もあるほどです。
メルボルンは家賃と交通費がシドニーよりお得!
水辺が近くにあることで、眺めが良い土地を多く提供しているシドニーは、どうしても家賃が高くなる傾向にあります。個人によって違いはあるものの、オーストラリアで大半を占める白人層は、家を選ぶ際に「窓からの眺め」をとても気にします。
対照的に移民であるアジア人はどちらかというと眺めの良さより、駅やバス停からの近さを重視する傾向にあるかと思います。
物価の違いという点で1つの具体例を上げると、シドニーのOpal、メルボルンのMykiという公共交通機関のカードでは、1日乗り放題があります。金額差ですが、シドニーが15ドル、メルボルンが8ドル程度という大きな差が存在しています。
…と言っても、シドニーで電車通勤する人は、毎日の往復で8~10ドル程度です。シドニーとメルボルンの家賃が2倍も違うといったこともありません。
ただ交通費に関しては、気にせずガンガン使えるという意味において、メルボルンの方が優しい街と言えるでしょう。
物価に関しては、メルボルンの方が気持ち安いイメージを持って頂いて良いでしょう。
2つの街の公共交通機関を比べると、シドニーはメルボルンよりバスに大きく依存しています。一般車両と道を共有するバスは、やはり遅延が多いです。
メルボルンはその分トラムへの依存が高くなります。トラムも一般車両と道を共有していますが、一般車両よりトラムが優先される時の方が多いため、バスほど遅延はありません。
そして、メルボルンは「フリートラムゾーン」があり、指定された中心街であれば、どのトラムも無料で利用が可能です。ちょっとした移動で500メートル、1キロ歩くのが面倒な時でもお金を気にしなくていいのは、メルボルンならではの魅力ですね。
アルバイト環境はシドニーの方が充実
ワーホリビザを使ってオーストラリア留学する方にとっては、アルバイト環境は気になる部分の1つではないでしょうか。
シドニーは、誰もが知るオーストラリアの観光地です。メルボルンは有名ですが、シドニーほどメジャーではありません。そのため、観光客の人口は、圧倒的にシドニーの方が多くなります。
観光客が多く訪れる地域であれば、レストラン、カフェ、お土産屋、ツアーガイドなどの仕事の需要も多くなります。
そういった意味で、より観光地として有名であるシドニーの方が、アルバイトは探しやすい環境であると言えます。メルボルンもオーストラリアで2番目に大きい都市なので、アルバイトの求人数は少なくはありませんが、シドニーと比べると少なくなります。
アルバイトで稼ぎたいと思ってる方は、シドニーを生活拠点にした方が良いでしょう。
学生ビザの方で、アルバイトで生活費を稼ぎながら留学したい方もシドニーが最適です。シドニーには、夕方から始まるクラス(イブニングコース)を開講している語学学校が多数あります。
シドニーに比べて、全体の学生数が少なくなるメルボルンでは、イブニングコースを取り扱う学校は殆どありません。
イブニングコースを上手く利用することで、昼間はアルバイトをして、夕方から語学学校で勉強するといった、時間を効率的に使えるのもシドニーの魅力と言えるでしょう。
【参考記事】
【節約留学】留学の生活費はバイトで稼ぐ!イブニングクラス活用のすすめ
【オーストラリア留学】イブニングクラスを開講している語学学校と各学校の特徴を紹介
自分のイメージに近い都市を選ぶべし!
どちらも見どころがたくさんあるので、住んでみれば気に入ることは間違いありません。
ただ、海が好きなのにメルボルンを選んでしまうことがないようにしましょうね!事前にどういった場所が自分の求めてる留学環境なのかを見極めて、都市選びをしましょう。
「都市が決められない…」という方は、海外生活の中心でもある「語学学校」を最終的な判断材料としてみるのも良いでしょう。
自分の希望する条件が揃う語学学校がある都市を最終的に選ぶ方も少なくありません。
シドニーもメルボルンも東京や大阪に比べたら小さいので、1週間程度の時間を作って旅行に行けば、もう1つの都市も十分楽しめますのでご安心を!
留学ドットコムのスタッフはシドニーとメルボルンどちらも留学経験のあるスタッフが多く在籍していますので、ぜひ都市選びに迷ったらご相談ください。