【2カ国留学】フィリピン留学後にオーストラリアで1カ月滞在した留学体験談
私は英語力ゼロの段階で留学スタートしました。
そのため、最初からオーストラリアに行くと苦戦すると思って、短期集中で英語力アップができるフィリピン留学に半年間行きました。
フィリピン留学の語学学校は、オーストラリアなどの英語圏とは違って、留学生は韓国人と日本人が中心です。
長時間の授業量とマンツーマン授業で、フィリピン留学は短期間で英語力を伸ばせる一方、足りない部分が無いワケではありません。
それは、先生以外と会話する機会が少ないこと。そして、多くの国籍の学生との交流が難しいことがフィリピン留学に足りない部分だったりします。
私がフィリピン留学後にオーストラリアに渡航した最大の理由。それは、フィリピンで培った英語力が、英語が第一言語の国でどれ程通用するか試してみたいと思ったからです。
私がここNSECを選んだ1番の理由は、アジア圏の学生だけでなく、ヨーロッパや南米からの学生も多いので、様々な考え方や文化などを吸収できると思ったからでもあります。
今回は、私がフィリピン留学半年間で身に着けた英語力で、オーストラリアのNSECでどのような学校生活を過ごしたのか紹介したいと思います。
NSECの全体的な雰囲気と感想
NSECがある場所は、駅から歩いて5分程で、周りにも有名な観光地や数多くの飲食店が 並んでいます。
オペラハウスやダーリングハーバーなどの有名観光地も徒歩圏内で、公共交通機関も電車、バス、フェリーなどとても充実しています。
授業終わりなどには、クラスメイトと観光に出かけたり、ご飯を食べに 行ったりなど気軽に行く事ができました。
講師陣はベテランの方が多く、現地の大学進学や永住権取得のために通っている生徒も多くみられ、本格的に英語を学びたいと思っている学生には良い環境であるなと感じました。
授業以外のイベントや学生サポートも充実しており、毎月様々なアクティビティが催されています。
学校主催のアクティビティは比較的リーズブルな価格で参加することができ、私が滞在していた時には、サーフィンキャンプツアーが開催されていました。
こういったアクティビティを通し、学生間のコミュニケーション力のアップのために、英語を使う場を広く提供しようとする工夫が施されていました。
施設内全般、特に多くの時間を過ごす教室にも清潔感があり、自動販売機、レンジ、ウォーターサーバーも完備されておりとても快適に過ごす事ができました。
先生、 スタッフ、学生も皆明るく、休み時間や授業の前の時間には楽しく英語でのやり取りをする事ができ、「友達を作りやすい環境であるな~」ととても感じました。
学校内には日本人スタッフも常駐しており、初めての留学の方などには安心して学校生活を送ることができます。
入学初日のオリエンテーションの雰囲気
初日に学校に登校すると、オリエンテーションが行われます。
そこでは、クラス分けのための英語レベルのチェックテストや、学校施設や校内ルールの案内などが行われます。
受付で名前の確認、学校確認書類の記入や顔写真提出後に教室で待機を指示されました。
もちろんこの時のやり取りは、受付スタッフと英語で行いますが、日本人スタッフも常駐しているので分からないところなどがあれば気軽に質問できるのでご安心を!
学生が集まり次第、クラス決めのテストが始まりました。テストはリーディング、ライティングとスピーキングを受けました。リーディングとライティングは、同じ時間に受け、スピーキングはそれらが終わった生徒の順に行います。
内容自体は、あまり難しいものでもなく、日本の高校で習うレベル程度の問題でした。テスト後一時間程で自分の英語レベルを知ることができ、その空き時間を使いキャンパス内の案内や本の貸出方法、クラス日程などを教えて貰いました。
また、自分のレベルを知った後その場で教科書を購入かレンタルすることができます。
ちなみに、私はフィリピン留学をしていたこともあり中級レベルのクラスからのスタートとなりました。
初日の初登校では、はじめての海外だったり、英語が全然話せない状況だったりで、誰しも緊張や不安があるものです。
しかし、そこはフィリピン留学経験がありますから、はじめての場所であっても「英語で最低限の会話ができる!」という自信が緊張や不安を感じることはありませんでした。
このような感じで、スムーズにオリエンテーションは終了しました。
フィリピン留学での手応えを感じた瞬間
最初は大人数での授業と聞いていたので、ちゃんと授業が成り立つのかなと不安でした。
実際、フィリピン留学の時は4名前後の少人数だったので、その3倍近い数の生徒の中で授業を受けるのは、同じ英語の授業でも違った雰囲気があります。
フィリピンのグループクラスは少人数クラスなので、先生が生徒一人一人にかける時間も大人数と比べると多くなります。当然、きめ細やかな対応をしてもらえるので、ストレスを感じることなく授業を進めることができました。
一方、オーストラリアの方は1クラス10~20名が一般的で、私のクラスも最大17名のクラスメイトがいました。
しかし、初日の授業を終えた後は、そのような不安は一切なくなりました。
フィリピン留学のマンツーマン授業で、しっかり英会話の強化を積んできたので、基本的なスピーキングには既に対応できる状態だったからです!
話をNSECの授業に戻しますが、授業では基本的にスピーキングを主に行います。
生徒同士ペアになって昨日の出来事などの身近な話題を報告しあったり、それぞれの国や故郷の問題についてなど色々な話題を皆の前で発表したりする機会が多くありました。
英語を大勢の前で話すことで、大きく自信が付く内容だと感じました。このような大勢の前で話す機会は、フィリピンの語学学校では無かったのでとても有難かったです。
しかし、それもフィリピン留学での英会話の基礎があるからこそ、このように感じるんだと思います。
最初からオーストラリアで大勢の前で話すことになったら、「どうなっていたんだろう…。」と少しゾッとすると言うか、想像がつきません。
そういった意味でも、個人レッスンを集中的に行えるフィリピン留学を最初に経験してから、欧米圏に留学するのは理に適っていると改めて感じた次第です。
授業内容とオーストラリア英語
スピーキングの多いクラスでは、こんな意見があったのかと驚くような考え方や価値観を常々聞くことができたのは良かったと思います。
友達の何気無いミスや会話からも勉強できる環境も、大人数のクラスだからこそ経験できることです。
外国人がミスしやすい部分や苦手なポイントなんかを客観的に知る機会があったと思います。
少人数で個人レッスンを受けられるフィリピン留学にも良い部分がありますが、大人数で大勢の生徒の英語に触れるのも、新たな気付きがあったと感じてます。
フィリピン留学では半年間勉強してましたが、オーストラリア留学は1カ月勉強しました。このバランスと言うか、1ヶ月という短い留学期間の自分にとても合っていました。
フィリピン留学も良いと世間では言われるものの、実際フィリピン以外の国の語学学校に入って実際経験してみないと分かりませんからね。
フィリピン留学のどこが良いのか。そして、オーストラリアの語学学校でしか体験できない環境もあります。それを体で実感できたことは大きいです。
訛りがあると言われるオーストラリア英語ですが、先生が教える英語は聞き取りやすく、ブリティッシュアクセントをメインに教えていました。
私は訛りや違ったアクセントにフィリピンにいた頃から興味があったので、これを話題にして先生と長話をすることも多く、オージーアクセントで話すととても喜んでくれました。(笑)
思うに、沖縄出身ということもあって、本土とは違った言葉や訛りを生まれながらにして持っています。そんなこともあって、あまり英語の発音の違いについてアレルギー反応のようなものはありません。
アメリカン英語、ブリティッシュ英語、オージー英語、多少の違いはあれども英語は英語です!そこを区別してたら、本当の意味での国際人にはなれませんよね!
この記事を読んでくれている、これから留学に行く人も、あまり英語の違いに関しては、アレルギー反応を持たない方が良いと思いますよ。
多少の違いはあっても、英語は英語ですから。自分の英語力があれば、大抵の表現は理解できますので。
むしろ、色々な英語に触れることで、自分の英語耳を鍛えると言うか、適応力を上げて行く方が大事だと思います。
先生は週に一度の交代制で、月火と水木金に分かれていました。先生は生徒1人1人の細かな特徴を瞬時に理解してくれるため、「ミスをしたらどうしよう…。」といった不安になる事は一度もなく、楽しく学ぶ事が出来ました。
私のクラスは、13時から17時までの計4時間でしたが、短いなどと感じる事もなく充実していました。授業では教科書だけを使った内容ではなく、補助プリントや先生の分かり易い例え話、ユーモアのある体験などを交えて説明してくれるので皆な飽きる事なく学習できていました。
月の終わりには、クラスで遠足がありました。教室内だけで勉強するだけでなく、こういった課外授業的な部分も学習する上でのモチベーションにも繋がりました。
オーストラリアの語学学校生活のまとめ
フィリピンには半年間もいたので、オーストラリアに来ると1カ月とは言え、とても新鮮な時間でした。
語学学校1つとっても、学習環境はフィリピンとオーストラリアでは大きく違います。いや、全くの別物と表現しても良いかも知れません。
それは両方の国を経験したからこそ分かることです。
自分自身の英語力アップはもちろんですが経験値を高めるためにも、フィリピンに行ってからオーストラリアなどの欧米圏に留学する「2カ国留学」はオススメですよ!
この記事を読んで、「オーストラリアに行く前にフィリピンに行ってみても良いかも…。」と少しでも思った方は、フィリピンにまず行った方が良いです。
オーストラリアにも良い部分はたくさんあるし、一方でフィリピンにしかない環境もあります。何も1つの国にこだわる必要性なんか無いんですよね!
両方経験できるのは幸せなことです。後から後悔するくらいなら、両方やってしまった方が絶対に良いと思うので。少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。