仕事内容を覗き見!ワーホリで「働く」ってどんな感じ? ~カフェ編~ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

仕事内容を覗き見!ワーホリで「働く」ってどんな感じ? ~カフェ編~

公開:2019/08/14 著者:高島 明季子 2366 Views

こんにちは!オーストラリアでワーホリ2年目を満喫中のあきこです。

ワーキングホリデーなので、もちろんしっかりワーキング(仕事)しますよ!

人それぞれ目的や目標はあると思いますが、やはり海外という英語環境の中で仕事(アルバイト)を出来るに越したことはありませんよね。

 

って、みんなワーホリ!ワーホリ!言うけど、実際どんな仕事をしているか気になりませんか?

 

なので今回は、実際に私が働いていた仕事の内容をご紹介していこうと思います。

私はオーストラリアに来る前にフィリピンで語学留学をして、最低限の基礎英語を身につけた段階で仕事探しをしました。そして、ゲットしたアルバイトがローカルのカフェでした。

その後、セカンドビザを取得するためファームで働き、その他2ヶ所のレストランで働いた経験があります。今回の記事では、以前コラムでも紹介したカフェの仕事内容について紹介します。

 

私が働いていたカフェの仕事環境

私が実際に働いていたカフェのイメージをまとめると、以下のような感じです。

 

・ローカルのチェーン店カフェ
・スタッフ: オーストラリア市民、ワーホリの韓国人が一人
・お客さん: ローカルの人(日本人は一人も来ませんでした)
・ポジション: キャッシャー(レジでオーダー、食事提供・ドリンク作り。バリスタ以外の仕事。)

 

バリスタとはコーヒーを淹れる仕事で、エスプレッソをはじめとしカプチーノやラテ、オーストラリアでは人気のフラットホワイトなどがあります。

それぞれのコーヒーに作り方があり、スチールミルク/ミルクフォームを作り、ラテアートもするので初心者にはなかなか出来ません。練習が必要となります。

 

そのため、カフェ大国のオーストラリアでは、バリスタというポジションのお仕事がちゃんとあるんですよ!

 

私はバリスタの経験がないので、レジスタッフとして働いていました。

…といってもバリスタ以外の仕事をするのでオールラウンダー要素も。

お店のスタッフは、私のポジションとバリスタの2名で回します。

 

開店時間は朝6時~夕方5時までで、シフトは3部制です。多少のズレはありますが、だいたい6時~10時、10時~14時、13時~17時の割り振りといった感じでした。

夜は別のレストランで働いていたので、カフェでは基本的に朝のシフトで働かせてもらいオープンを担当していました。

カフェでの仕事の内容は以下の通りです。

 

オープニング(開店)の準備

 

朝6時に出勤しオープンの準備をします。

オープンと同時に仕事が始まるので、営業時間前に出勤する必要はありませんでした。

私がオープンの準備で行っていた仕事内容は以下の通りです。

 

・ドア、電気、音楽、オーブンなど電源系のスイッチを全てON!
・軽食を置くショーケースやドアのガラスなどの拭き掃除
・店内やテーブルのセッティング
・軽食作り(クロワッサンのサンドウィッチなど簡単なもののみ)、マフィンやバナナブレッドなどをラップでラッピング
・軽食のセティング(商品と札が一致しているか、お客さんから見てキレイに並べられているかチェックします。)
・レジ回りの整理整頓、お金補充
・その他コーヒー豆やプレート・カトリー(フォークやナイフなど)、ナプキンなど諸々補充

これらをバリスタの人と一緒に2人で準備します。その間にお客さんが来れば対応します。

 

レジでのオーダーを取る

お客さんが来店したら、まずはレジで対応します。

オーダーの取り方などは、基本的に決まったフレーズなので覚えてしまえば簡単です。(言い回しにはいろんなバリエーションがあるので以下は参考までに。)

「Hi, how are you?」とあいさつをして、「What can I get for you? / What would you like? (注文は何にしますか?)」といったニュアンスでオーダーを聞きます。

 

メニューに迷っていた人などには、「Are you ready to order?(注文は決まった?準備できた?)」といった感じで伺いました。

そしてお客さんが頼んだコーヒーに対して、サイズが”Small”、 ”Regular/Medium”、 “Large”があったので、「What size(would you like)? (サイズは?)」と聞きます。

 

またコーヒーの種類にもよりますが、「(Would you like)Any sugar?(砂糖は?)」と砂糖の有無も。

軽食をオーダーなら「Would you like it warmed up? / Would you like me to heat this up for you?(こちら温めますか?)」や、「Would you like some ketchup?(ケチャップは要りますか?)」などオーダー内容によってそれぞれ質問します。

 

レジのシステムにはそれぞれカスタマイズできるボタンがあるので、打ち込みながらオーダーを取っていきます。

 

→ 実際に働いていたカフェのレジ周りの雰囲気。

 

オーストラリアでは日本のように”お客様は神様”といった接客ではなく、どちらかと言うとフレンドリーであまりかしこまったり敬語を重視したりしません。

特に私の働いていたのは常連さんも多いアットホームでカジュアルなカフェだったので、「May I ~?(~してもよろしいですか?)」や「Would you like~?(~はいかがなさいますか?)」といった丁寧なフレーズはあまり頻繁に使いませんでした。

 

もちろん笑顔を忘れず、失礼のないような接客しますが!

※レストランや場所によっては、必ず丁寧なフレーズ使うお店もあるので注意してください。

 

また、「Good morning, Sir.」や「Thank you, Sir.」といったように、目上の男性を呼ぶ時に「Sir」と付け足す場合もあります。

しかし女性に対しては、「Madam」や「Ma’am」と付けてもあまり良く思わない人もいるので、ほぼ使いませんでした。

 

注文内容の用意と会計まで

お客さんのオーダーが終われば、「Anything else?(他にご注文は?)」と他にオーダーがないか最終確認し、「Have here or take away?(店内で食べますか?それとも持ち帰りですか?)」と伺います。

お客さんの返答が”Have here(店内で)”であればマグカップやお皿に、”Take away(持ち帰り)”であれば持ち帰り用のカップや袋に入れる準備をします。

そして、「Your total is $〇〇.(合計で〇〇ドルになります)」と会計を済ませます。

 

オーストラリアではデビットカードがかなり普及しています。

そのため、「(Would you like to)Pay by cash or card?(現金で支払いますか?それともカード?)」と支払い方法を聞くと、レジ側もスムーズに作業できます。

その他「Here is your change.(お釣りになります)」や「Would you like print receipt?(レシートは要りますか?)」などがよく使われるフレーズですね。

 

→ カード用の機械はどのお店にも必ず置いてあります。

 

商品を渡す時は、一言「Here you are(どうぞ)」と。

お客さんがお店から出て行く時は、「Thank you.」の後に「Have a good day/one!(良い一日を!)」と付け加えるとよりいいですね。

 

オーダー取りの応用編

このようにレジ打ちの流れは、基本的に決まったフレーズを使うので定型文を覚えてしまえばオーダーを取ることができます。

 

カフェで働きたいと思ってる方は、ぜひ覚えておいてください。

 

しかし!ある程度のフレーズを覚えれば最低限の接客はできますが、オーストラリアはカフェ大国でありコーヒーにこだわりがある人がいるので、それに対応する必要があります。

 

例えば、以下のようなイレギュラーな注文が入ります。

 

・エスプレッソを2分の1の量でカプチーノを作って!
・ミルクをアーモンドミルクに変えて、シナモンバウダー追加でお願い。
・デカフェ(カフェイン抜き)のラテにしてくれる?
・エキストラショット(コーヒーを作る際のエスプレッソの量を増やすことでカフェイン量の濃いコーヒーになる)、エキストラホット(熱々で)でよろしく。

 

とにかく、いろんなアレンジ・カスタム注文がされます!!

 

なので、作り手のバリスタでなくても、ある程度のコーヒーの知識は必要になってくるでしょう。

 

そして打ち間違いのないように注意して、しっかりお客さん要望のカスタムコーヒーをレジに打ち込まないと、バリスタも正しいオーダーのコーヒーが作れません。

もちろん最初から分かっているに越したことはありませんが、私は働きながらレジの操作、カスタマイズされた場合の打ち方を教えてもらい、徐々に覚えていきました。

 

また常連さんも多かったので顔とオーダーするものを覚え、来たら何も言われなくともレジを打ち、スムーズに会計ができるようにしていました。

常連さんにもそれぞれこだわりがあるので、この人は〇〇、このグループは〇〇と〇〇、持参するタンブラーから誰がどのコーヒーを注文するかなど覚えました。色々と覚えることも仕事の一つですね。

 

オーストラリアは、フレンドリーな国でもあるので店員とお客さんの距離も近く、レジで会話したりすることもしばしば。決まったフレーズ以外の日常英会話も使うようになります。

 

私は仲良くなったお客さんと、レジ打ち中にインスタグラムを交換したこともありますよ!(笑)

 

オーダー取り&レジ打ち後の仕事

レジ打ちが終われば、オーダーがバリスタのところに行くので、後はバリスタに任せます。

軽食やコーヒー以外のドリンク(シェイクやスムージーなど)は、こちらのレジポジションの方で準備しました。

軽食(パイやパニーニなど)を温めたり、トーストをオーブントースターで焼いてお客さん要望のものを塗ったり(バター、ジャム、はちみつ、そしてオーストラリアではおなじみのベジマイトなどがあります。)、ケーキやタルトなどのスイーツ類もあったので、それらをお皿に盛りつけたりしました。

 

→ ショーケースに並べられる軽食やケーキ。さすがカフェ大国!

 

シェイクやスムージーなど冷たいドリンクは、基本的にレジポジションの人が作ります。冷たいドリンクだけでも40種類近くありました。

作り方のマニュアル表があったので、それを見ながらミキサーで作っていきました。

 

私が働いていたカフェは中規模カフェでしたが、コーヒーと軽食のみのタイプのカフェなので、ウェイターはいません。レジでオーダーを取り、コーヒーや軽食を作り出来次第、コールして取りに来てもらいます。

 

テーブル席がありますが全てセルフなので、接客はレジでのみ行いました。

このようにレジ打ち以外にも様々な仕事がありました。

 

カフェは回転率がいいので、手際の良さや物覚えの速さも求められてくると思います。

 

もちろん自分一人で仕事しているわけではないので、バリスタの人も助けてくれます♪

その他の仕事としては、ゴミ出しやフロア・トイレ掃除。また。商品やドリンクの補充や、買い出しもありました。

クローズ(閉店時)の仕事は、お店全体の掃除やコーヒーメーカー・食器類の洗い物、軽食などを冷蔵庫に保管、補充品のチェック、商品の注文書作成などでした。

 

働きながら仕事に慣れよう!

どうでしたか?「仕事内容は、意外と簡単そう!」と思った方もいれば、「色々覚えることが多くて難しそう!」と思った方もいると思います。

だいたいの基本的な流れや仕事内容は、以上のようなことでした。

もちろん各お店によって、働き方のスタイルややり方は異なると思いますが、ごく一般的な流れのカフェ仕事だったと思います。

 

正直、仕事内容としては難しいものではありませんが、ローカルのお店で働くとなると完全英語環境になってくるので接客が難しく感じたり、文化の違いや言葉の壁など何かと大変だったりします。

 

初めの頃は、注文されたコーヒーが何かさえ聞き取れないこともありました。カタカナ英語とネイティブでは、発音が全く違ったりするので。なので、「英語環境となると、こんな簡単なこともできないんだ…。」と落ち込むこともたくさんありました。

しかし同僚やマネージャーに何度も教えてもらったり、助けてもらったりしていくうちだんだん慣れ、カフェをやめる頃にはほとんどのカスタマイズでも聞き取れるようになったり、常連さんのオーダーもスムーズにレジ打ち出来るようになりました。

もちろん、ネイティブと対等に会話することや、フレーズ以外の長文コミュニケーションをとることは、また別問題でもっと時間がかかります。

 

働くにおいて必要最低限の英文を覚えて実践で使うことを、ひたすら繰り返すことでそのフレーズが染み付き、身についていきますよ。

 

英語環境にいることで、それらのフレーズを覚えられ、徐々に考えなくてもスっと出てくるようになってきます!

なので、ワーホリの制度をフルに利用し、英語環境での仕事を通してローカルの人々と接する機会を増やしましょう。

ネイティブスピーカーのスタッフとコミュニケーションを取ることを積み重ねていくことで、ネイティブが使う日常的な英語の習得も期待できますよ!

 

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