住み込みベビーシッターのオーペアで得られること | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:ワーキングホリデー

住み込みベビーシッターのオーペアで得られること

公開:2019/10/15 著者:池本 美咲 1100 Views

こんにちは、オーストラリアワーホリ経験者のみさきです。

オーストラリアで3ヶ月間、イギリス出身のファミリーと住んでベビーシッターをする仕事をしました。夫婦は自営業をしていて、11才、3才、2才の女の子がいる家庭でした。

夫婦とも自宅の事務所で仕事をしている家族で、引っ越しを控えている時期だったので準備の間人手が欲しいということで、ベビーシッターを募集していました。私の仕事は、2才と3才の子の面倒を見ることでした。

 

オーストラリアでは日本よりもベビーシッターの制度が発達していて、現地の学生のアルバイトにもなっている仕事です。

 

ベビーシッターにはオーペアと言う種類があります。オーペアとは、その家庭にホームステイしながら現地の子供の保育や家事をする見返りに、家賃や食費が無料になる仕組みです。また、家族からプラスアルファで給与(お小遣い程度)が出る場合もあります。

今回はオーペアをするメリットから、苦労したことまで実体験をシェアしていきます。

私がオーペアの仕事を見つけたきっかけについては、以下の記事でも紹介してますので、参考にして頂けたらと思います。

 

オーペアをして良かったこと

まずは、オーペアをして良かったことについて紹介します。

 

英語のリスニング・スピーキングが上達した

語学学校に4ヶ月行った後とはいうものの、英語力はとても十分なレベルになったとは言えません。

また、語学学校で出会い過ごす相手は、ノンネイティブの外国人の友達です。学校の友達からは、ネイティブと同等のコミュニケーションを期待すること自体不可能です。

 

それが、オーペアをすることによって、ネイティブスピーカーではない語学学校の友達と一緒に過ごす生活から、一気にネイティブと24時間英語漬けの生活になります。

 

最初のうちは、ファミリーの英語にも慣れず、ファミリーも私の英語を分からず、聞き返すことは必須でした。

パパやママは大人なので、私のアクセントにも慣れて理解してくれるのですが、子供たちはまだアクセントを理解していないので、より発音に気を配らないと分かってくれません。

 

なので、私もどうしたら英語らしく伝わるのか試行錯誤しながら生活していると、自然に英語らしいリズムや抑揚で話すことが身につきました。

 

発音が完璧でなくても、リズムとイントネーションを似せることで、それなりに聞こえるものだと体感しました。実際、「英語は音だな!」と感じたエピソードがあります。

「leave it open. (部屋のドアを)開けたままにしておいて。」とお昼寝する時に3才の子に言われました。文字に書いてみると、leaveもopenも分かり推測できるのですが、英語がリンキングされて発音されると、当時の私には全く分からない状態でした。

「単語を知っているのと、聞き取れて伝えられることは全く違う。」という事が分かり、英語に対する姿勢が変わって上達に繋がったと言えます。

 

→ 面倒を見た2歳の子(右)と3歳の子(左)。

 

文化の違いを肌で知り受け止めることができた

一緒に住んでいるので、日本との文化の違いを見る機会は多かったです。

何かを洗う感覚は、水が豊富な日本とは全く違っていると言えます。オーストラリアは水が不足しているので、あまり水をふんだんに使おうとしません。

シャワーの時間を日本より長く取らないとか、食器洗いはつけおきで流さないことは有名ですが、洗濯物についてもびっくりしたことがあります。

 

外に洗濯物を干している時でした。雨が降ってきても、ファミリーは「すぐ乾くでしょう。」と取り込もうとしないのです。

 

日本だったら急いで中に閉まって、濡れている場合はもう一回洗濯機にかけるかもしれませんが、「オージーはここまで大らかなのか…。」と思った出来事でした。

「最初は日本ではこうなのに…。」と違和感がありましたが、だんだんそれが普通になって慣れている自分がいました。

 

日本の子育てと違うと感じたところは、子供と夫婦の空間がはっきり別れていることです。

 

子供部屋のすぐ横にバスルームがあり、両親のベッドルーム横のバスルームとは部屋自体も別です。夕食後子供たちがお風呂に入る時も、両親は一緒に裸になって入らず、服のまま子供を洗ってあげていました。私が子供たちをお風呂に入れる時にもそうしていました。

寝室も別々です。日本なら川の字になって一緒の部屋になって寝ることもあると思いますが、寝る時も子供部屋と大人の部屋は完全に別々です。子供がぐずっていても、時間がたてば寝てしまうものです。

日本は親が寝かしつけるまでつきっきりか、一緒に寝ることもあると思いますが、海外では子供の時からあまり構いすません。物心つく前から子供だけで寝る経験は、「親離れが早い自立した子になりそうだな。」と感じました。

 

自分では住めないような高級な家に住めた

ベビーシッターを雇わない家と比較すると、オーペアをする家は裕福であると言えます。なので、私のファミリーの家は、シェアハウス時代に住んでいた家よりも広く綺麗なものでした。

引っ越しする前も後も、一人部屋の素敵な家に住むことができました。子供たちとバスルームがシェアでしたが、バスタブに日本のようにお湯をためて入ることもできました。

キッチンにはコーヒーマシンがあり、お店のようなコーヒーを飲むこともできましたし、ファミリーと一緒にシアタールームで映画館のような画面で映画を見たこともありました。

 

週に1回くらい外食することがあり、ファミリーも好きなタイ料理やベトナム料理などアジア系中心に本格的なレストランにも連れて行ってもらえました。

ファミリーが旅行する時は、仕事の一環ではありますが私も同行していきました。不動産系の仕事をしているファミリーだったので、別荘兼お客様に貸し出す家を持っていて、そこへ泊まりに行きました。

なかなか普通のホームステイやシェアハウスをしていると経験できないことを経験でき、節約のワーホリ生活が一転した時期でした。

 

食費など出費が少ない

オーペアの滞在中は家賃が無料で、食事も家にいれば無料だったので、お金を使ったのは休みの日に友達と遊ぶときや外食をする時のみでした。

それにプラスして、週に何時間働いたか申告して週毎に給与が支払われるという制度でした。家賃がかからず、食事もかからないというのは大きかったです。

シェアハウスに住み、カフェなどでバリバリ働いている友達の話を聞くと、友達の方が収入は多かったです。もちろん、家賃を含めた支出も大きいワケですが、貯金額も友達の方が多かったです。

 

「稼ぎたい!」ということが主な目的だとオーペアは合いません。立ち仕事や作業など体力をあまり使わない仕事がしたい方や、食にこだわりがない方には向いていると言えます。

 

平日の朝食はパンやシリアルなどを自由にキッチンから食べてよく、お昼はサンドイッチやマカロニチーズというパスタのようなものを子供たちと一緒に食べます。

夜は主にママが作ってくれたご飯を食べます。夫婦が外出してデートし、子供たちと家で過ごす時にはピザを取ったりするか、私がサンドイッチなど軽食を作ります。日曜日は完全に夫婦も仕事を休んでいたので、パンケーキを朝から作ってファミリーで食べるのが恒例でした。

私がファミリーに手巻き寿司や日本のカレーを作ってあげる日もあったので、特に「毎日パンばかりで辛い、日本食が食べたい…。」という気持ちにはならずにすみました。

 

オーペアをして苦労したこと

ここまで読んだ方は、理想的なワーホリ生活のように伝わってるかも知れません。裕福な家庭にホームステイしつつ、ベビーシッターの仕事はあるものの、生活費もタダなんて理想的に見えます。

しかし、他人の家庭に入って生活することには、場面場面で苦労したこともあります。

以下、オーペアでの苦労した場面を紹介します。

 

家にいる生活でファミリーと一緒に食べて太ってしまった

オーペアをしていると、当然通勤や通学はありません。子供たちと公園に出かける以外は、ほとんどを部屋の中で過ごします。子供と一緒に遊ぶと多少疲れるとは言え、普通の仕事をするよりも運動不足になりやすいのです。

食生活もシェア生活での自炊とは一転して、基本は与えられるものを食べるという生活になります。私が一緒に住んでいたファミリーはそんなにご飯の量は多くはなかったのですが、食後よくアイスクリームに甘いチョコソースをかけてよく食べていました。

 

いつも私にもいるか聞いてくれるので、迷わず”Yes”と答えて一緒になっていつも甘いものを食べていた結果、”人生最高体重”になってしまいました。

 

オージーは日本人とは体格が違うので、一緒の量を私が食べるとどうなるか、考えてもいませんでした。当然ですが、日本人の「太った」の基準は海外では違います。「少しくらい太っている方がいいよ。」とか「ホリデーだから大丈夫。」など言ってくれるのですが、日本に帰国してから、両親や友達に太った姿を見られるのはやはり恥ずかしかったです。

オーストラリアにあるチョコレートは、日本で売られているものよりも甘さもかなりあります。誰でもダイエットは大変な作業なので、気になる方は日頃からのカロリーコントロールがおすすめです。

 

休みの日でも一緒に住むので気を使った

私が雇われた時期にファミリーは引っ越しだったのですが、なんと古い家を引き払っていざ引っ越しという間際になっても、業者の手配ミスで新しい家が完成していませんでした。

そこで、パパ側のおばあちゃんの家に私も含めて家族で2週間ほどお世話になりました。おばあちゃんは子供にも好かれる温厚な女性でしたが、やはり歳をとってから子供と遊ぶとなると体力がもたないようでした。

一緒の家に私とおばあちゃんがいると、当然子供たちは私よりおばあちゃんの方がなつきます。私が面倒を見ようとしても自然におばあちゃんの方に子供たちが行ってしまって、疲れさせてしまうことが大変でした。

 

また、この時期に一番気を使ったのが、休みの日のことです。一緒に住んでいるのですが、完全にベビーシッターをしないでいい日も週1〜2回ありました。パパとママはもちろんお休みの日を理解してくれていましたが、おばあちゃんは私が休みかどうかなんて気にしていません。家にいたら私は当然いつでも子供の世話をするべきだと考えていました。

ある日、休みの日で外出から帰ってきて部屋で音楽を聞いていると、隣の部屋から子供たちが泣き叫ぶ声が聞こえてきました。おばあちゃんと遊んでテンションが上がってしまって、転んだか何かで泣いたようです。

私は急にプライベートな場所に入るのもおかしいかと思いましたし、休みの日だったのもあり、特に部屋に入っていくことはしませんでしたが、翌日おばあちゃんから「どうして泣き声を聞いたなら助けなかったのか。」と怒られました。

 

オーペアの仕事を私と同じようにしている友達にそのことを話すと、友達も似た経験があるようでした。以降の休みの日はわざと遅くまで街中のカフェなどで過ごし、おばあちゃんや子供が寝静まった頃に帰るようにしました。

オーペア仲間で夜家に帰りたくない者同士で、カフェで一緒に過ごすこともありましたが、それも今となっては笑える思い出です。

休みの日であっても家にいると、「何かあれば仕事になる場合がある。」といった、普通の仕事とは違うオーペアならではの覚悟と理解も必要になります。

 

海外にもある「嫁姑問題」に少し巻き込まれた

おばあちゃんと住んだ期間に気づいたのが、嫁姑問題は海外にもあるということです。

私の休みの日の事件を巡っても口論になっていましたし、ふとした行動で火をつけてしまった、と後悔しました。家事のやり方でおばあちゃんとママが言い合いをしているところも見かけました。

ただ、日本だと嫁側が一方的にいじめられるシーンが一般的ですが、ママとおばあちゃんはどちらかと言えば対等でした。日本ではなかなか見られないですが、自己主張するのが当たり前の海外ならではかも知れません。

 

ママは、「彼女には彼女の考え方がある。」と自分が無理に合わせるのではなく、自分と完全に切り離して考えていました。

 

嫁姑は当然同じ家庭で育った訳ではないので、毎日仲良しとはいかないのは世界共通なのだと改めて感じました。

ただ、違った考えの中でどうやってストレスなく生活していくかを、ママの姿勢から学びました。嫁姑問題に限らず、世界に出ると自分の想定外で受け入れがたいことも出てきます。

その時、無理に同意せずともママとおばあちゃんのように切り離して考えることで、「海外生活のストレスも抑えられるんだな…。」ということを学んだような気がします。

 

【まとめ】 英語環境作りにはオーペアはお勧め!

オーペアをして良かったこと、苦労したことをまとめましたが、イメージは掴んでいただけましたか?

ワーキングホリデーには色々な仕事がありますが、子供が好きで、英語環境を作りたくて、あまり体力的にハードな仕事を希望しない場合は、オーペアはお勧めのお仕事です。

 

ワーホリする人の多くが、英語環境作りに苦戦します。

 

大した英語もできないのに、ネイティブの輪の中に入って行くことも難しいです。

学校の友達と過ごしても、上述の通り全員外国人の中においては、ネイティブレベルの英語環境にはなりません。

このようにワーホリで一般生活していると、なかなかネイティブの英語環境の中で生活することは難しいのです。

 

誰が考えても、ネイティブの英語環境の中で生活するのが、英語学習上ベストなのは間違いありません。

 

この記事を読んで、刺激を受けた人は是非ワーホリに行ったら挑戦してみてください!

この記事がオーペアやベビーシッターをしようとする方の参考になれば嬉しいです。

 

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