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カテゴリー:留学の準備

保険・SIMカード・荷物の送付 ~ワーホリ前に備えてよかったもの不要だったもの ~

公開:2019/10/29 著者:池本 美咲 1289 Views

こんにちは、オーストラリアワーホリ経験者のみさきです。

オーストラリアに一年滞在した私は、留学エージェントを通して前もって保険や現地で使うケータイなど準備をしていました。

 

保険の金額とか、ケータイ事情などって実際に行ってみないと分からないもので、どのくらい備えればいいか分からないと思います。

 

私が実際に保険を使った体験や、経験した携帯電話の事情、さらに保険を使わず壊れたデジカメを買い替えた話をご紹介します。

オーストラリアの携帯電話事情

今はSIMフリーのスマホも日本では多くなってきました。SIMフリーだと海外に行っても、SIMカードさえ入れ替えればすぐにいつものスマホが使えます。

日本にいるうちから現地用のSIMカードを準備しておくこともできますし、海外に行ってから現地調達することもできます。

私は慎重になって、渡航前からエージェントを通して日本で携帯の契約をしていました。

 

ただ、現地に着いてから日本で準備したものが、現地のプランと比べて割高だったことを知ってびっくりしたことを覚えています。

 

また、SIMの契約だけでなく、専用の端末まで購入してしまっていました。

その後、同じシェアハウスに住んでいたシェアメイトに教えてもらって、その端末でも使えるプリペイドのSIMカードに現地で切り替えました。

日本から用意する場合と、現地で購入する場合のメリットを比べてみました。

 

日本で用意しておく場合のメリット

・初めて訪れる都市でも空港に到着直後から使えて安心。

・Wi-Fiの通信環境が悪い場合、いざとなれば電話ができる。

・日本に電話する場合は割安になる場合もある。

 

現地で調達する場合のメリット

・ネットで用意を済ませる場合はWi-Fiでこと足りる。

・通信料金が現地調達だと安い場合が多い。

・端末のレンタルもあり、電話用とネット用など端末を分けてもつことができる。

 

現地に行ってみると、渡航前に考えていた携帯電話の使い方とはライフスタイルが変わってきました。通信する相手が日本にいる人なのか、現地の人なのか、短期の滞在なのか、長期なのかでどの携帯会社、またはどのプランが良いのか変わってきます。

空港など移動中もすぐ電話が繋がった方が安心で、滞在期間も短い場合は日本から用意した方が良いかも知れません。私のように語学学校でできた友達など現地の人との通信が多い場合は、現地調達がおすすめです。

語学学校の他国の友達の殆どは、端末を短期でレンタルして、現地のSIMカードを入れて使っていました。SIMフリーケータイを持ってる方は、そのまま海外に持って来れば端末の心配は要りません。

 

空港内でもWi-Fiで乗り切る経験を一度して、電話は要らないと思えるタイプは現地調達でも大丈夫でしょう。

 

ただ何かトラブルが心配な場合はあれば、前もって準備していると安心というメリットもあります。

この記事を読んでいる方が、ライフスタイルや心配度に合わせて後悔ない選び方ができますように。

 

保険を使ったシーン1: 日本語の通じる病院

海外旅行保険についても、留学をお世話してくれたエージェントさんでワーホリにおすすめなものを加入していきました。

保険を使ったことは2度あります。1回目は病院に行った時でした。

私はパースで3カ月間、2才と3才の子供の面倒を見るオーペアという住み込みベビーシッターの仕事をしていました。その時の様子はこちらの記事にあります。

 

 

子供の風邪が移って悪化して、扁桃腺が腫れて唾を飲むのも痛いほどになってしまいました。これは寝ているだけでは治らないと思い、パース市内の日本語医療センターに診療を受けにいきました。

私は「なんとか英語で状況を使えなきゃいけない。」と緊張していましたが、通訳の方がいて症状をドクターに伝えてくれたので、安心して診療を受けることができました。

海外での医療は高額になる場合が多いので、キャッシュレスで診療が受けられるのは本当に助かりました。私の場合はただ喉が痛いだけでしたが、寝込んでしまったり熱がある時にお金を下ろしたり、複雑な手続きをするのは大変です。

 

保険が効かない治療として虫歯があります。

これも事前にワーホリの経験者の知り合いから聞いていたので、歯医者さんに行って検診を受けてから出発しました。

普段は日本であまり歯医者に行かない人でも、ワーホリ前には検診を済ませるのがおすすめです。

 

保険を使ったシーン2 : 自転車部品の盗難

パースを離れてブリスベンに住んだ時、1週間ほどホストファミリーの親戚のカップルの家でお世話になりました。シェアハウスを見つけるまで住まわせてもらった後、シェアハウスに移動して寿司店で仕事をしました。

シェアハウスに移ってからも、そのカップルに自転車を貸してもらっていました。ある日、仕事中に自転車を停めていたところ、ハンドルについていたタイマーがなくなっていました。仕事中なので全然気づきませんでしたが、おそらく停めてあったところから誰かが盗んでいったのです。

自転車を返すときに、自転車屋さんで同じようなものを買ってつけて返しました。友達から修理などにかかった費用も保険が対応していると聞いて、帰国してから保険で購入した費用を請求しました。無事購入した金額が日本円に換算されて返ってきました。

 

保険は事故にあうとか体調が悪くなるシーンで使えるイメージがありますが、わざと壊したのでなければ、物の破損や盗難でも対応できることもあります。

 

→ パースからロットネスト島へのサイクリングの旅に出た時の様子。

 

また、オーストラリアをはじめ海外では、日本よりも盗難には注意が必要です。同じブリスベンで働いていた仕事仲間も、普段は自転車にロックをかけるのに一瞬気を抜いて自転車にロックをかけずに買い物をしてしまった時に自転車を盗まれてしまいました。

語学学校時代には、ブラジルやベネズエラなど南米出身のクラスメイトがいましたが、昼休みに公園でイヤホンをつけて音楽を聴きながら寝転んでいる人を見てこう言いました。

「私たちの国ではこんなことできない。プレイヤーを盗まれるよ」

 

日本ではもちろん、オーストラリアでも「割と安全な行為が他国では危険なこともあるんだ…。」ととても印象的な言葉だったのを忘れません。

 

保証がきく場合もありますが、盗難などにあわない注意も必要です。最初は常に緊張していますが、この緊張感にもだんだん慣れてきます。

大抵のトラブルは、現地生活に慣れてきて、気を抜いたそのタイミングで訪れるケースが殆どです。常に「ここは日本ではない!」という意識を持って行動することが大事です。

 

荷物の送付時に気をつけるといいこと

行くときはスーツケースのみで行きましたが、どうしても生活していると物が増えてしまい、パースの冬が終わった段階で一度冬に使う衣類などを日本に船便で送りました。

 

海外からの荷物の送付には航空便と船便がありますが、季節外れの服など急じゃない荷物の送付の場合は、船便を利用するとコストがやすくなります。

 

当時一緒に住んでいたオーペアファミリーから、仕事が終わる時にプレゼントでUGGのブーツをもらいました。

暖かい季節にはとても重宝するいいものでしたが、冬が終わる時期だったので日本へ送ることにしました。船便で送る時に中身の記載が必要なのですが、この時新品の状態だったので正直に”New”と書きました。

 

この時、税金まではかかりませんでしたが、新品と記載すると関税がかかる場合があるので注意しましょう。

 

後になって、たとえ新品であっても何度か足を通しているなら中古になります。中古と書いておくことで、税関で止められることもなければ、税金がかかる金額まで中身の価格が跳ね上がることもありません。

オーストラリアで新品未開封のものを送る時には、こういう背景があることも考慮して、一度使ってみる、記載を工夫するようにしましょう。荷物は税関で開封してチェックされる場合が多いので、明らかに新品なのに嘘の記載をすると罰則を受けるリスクが高いので注意です。

日本で荷物を送る時は、中身の金額の記載などはしたことがなかったので、勉強になった出来事でした。

 

デジカメが壊れてしまって買い換えるアクシデント

パースに到着して間もない初期の頃、まさかのデジカメが壊れてしまうという事故が起こり、ショックでした。日本で買って一年ほどで、壊れる予兆は全くありませんでしたが、暑い日に突然、写真を撮っても写真が白くボケてしまう症状が出てきました。

カメラの修理をしているお店に行きましたが、見てもらっても原因が分からず。日本で買った商品なので、もちろんメーカーに送って修理もできない状況です。そのため、思い切って現地で売られている新品を購入することにしました。

今この記事を書いていて、「保険を使えば修理代が出たかもしれない…。」と思いましたが、当初は到着したばかりでそんなことよりも、とにかく写真を撮りたいことが優先でした。最近はスマホで写真を撮るのが一般的なので、デジカメを使う人は本格的な写真を撮る人に限られるかも知れませんが。

 

この記事を読んでいる方は、スマホのカメラが故障したと置き換えて考えて貰うと良いでしょう。

 

帰国直前に壊れたなら日本で修理をして請求するといいと思いますが、帰国直前にはもう新しいカメラに慣れてしまっていて、修理の必要もありませんでした。

私の場合、故障の原因は暑さしか思い当たることはありませんでしたが、友達はビーチでカメラを落としてしまい、砂でカメラが壊れてしまいました。日本で買って間もないので保証期間がついていましたが、海外だと修理対応が難しい場合が殆どです。

このように日本にいる時と同じようには行かないので、諦めて前を見て歩き出した方が、限りあるオーストラリアの時間を楽しむことができるとも言えます。こんなことを、カメラが壊れて学んだ気がしました。

 

→ 友達とビーチで撮影。ビーチではカメラの落下に注意が必要です。

 

【まとめ】 トラブル経験も人間成長には必要!

今回ご紹介して来たポイントをまとめます。

 

・オーストラリアでの携帯電話のSIMカードは、電話の使用用途に応じて現地調達か日本で用意していくか検討しよう。
・医療保険があればキャッシュレスで診療を受けられる。
・歯の治療に保険は効かないので注意。
・盗難や破損などで物に対して保険が降りることもある。
・荷物送付する時は記載方法によっては税金がかかることもある。
・日本の電化製品の修理はできないことあることをも頭に入れておく。

 

海外旅行保険に入っておくと安心、と言われますが対応するものとしないものがあります。

日本に住んでいても経験しそうなトラフルは、長く住んでいると海外生活でも起こり得ますので、全てに備えているつもりでも予想外のことは起こります。

ただ、そのトラフルに対応することで、自信にもなりますし、海外でも臨機応変に対応する力もつきます。

 

トラブルは災難と言えばそれまでですが、予期せぬトラブルが起きた時に対応した経験こそが、人間を成長させてくれる貴重な機会であることを忘れてはいけません。

 

準備で色々考えてしまうと思いますが、それでもトラブルは100%防ぐことはできません。

何かあれば、周囲の人も助けてくれるので、困ったら友達やオーストラリアの現地の人に相談してトラブルを乗り越える経験をしましょう。そして、そうした経験こそが海外留学の醍醐味だと思います。

この記事が、準備で心配を抱えている人の参考になれば嬉しいです。

 

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