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カテゴリー:留学の準備

ワーホリ&留学の必需品!デビットカード・プリペイドカードの選び方

更新:2024/07/24(公開:2018/12/18) 著者:三浦 菜摘 18883 Views

海外留学やワーキングホリデーで渡航する際に、現地で使うお金はどのように調達するのが賢いのでしょうか?

ズバリ留学先で無駄なくお金をやりくりするためにオススメなのは、海外プリペイドカードとデビットカードです!

そこで、このコラムでは海外プリペイドカード・デビットカードは一体どんなカードでどんな機能があるのか。

なぜ留学にオススメなのか、その中でも特にお得なカードはどれかをご紹介しています。

海外プリペイドカードとは?

まず最初にご紹介するのが海外プリペイドカードです。

海外プリペイドカードとは、その名の通りプリペイド(事前にチャージした)金額だけ現地で使うことのできるカードの事です。

 

ここでは海外プリペイドカードとして特に有名な「キャッシュパスポート」を一例として見ていきましょう!

キャッシュパスポート

キャッシュパスポートは、クレジットカード会社のMastercardが発行している海外プリペイドカードです。

世界的なカードブランドであるMastercardが発行しているだけあって、使えるATMやお店、対応している国や地域も幅広く、サポート体制も充実しているのが特徴です。

 

概要は下記の通りです。

年齢制限なし
発行日数1週間程度
国際ブランドMastercard
年会費無料
月間管理手数料無料 ※12ヶ月利用がない場合には110円
発行手数料無料
再発行手数料無料
入金手数料無料
入金限度額100万円(もしくは100万円相当の外貨相当額)
ATM手数料日本円の場合200円 ※引き出す通貨によって変動
払い戻し手数料550円
為替手数料4%
特典Mastercardトラベルリワードが利用可能
※提携店舗での利用でキャッシュバックが受けられる
サポート24時間365日電話サポート、スペアカード付き
その他・Master Card加盟店でキャッシュレス支払い
・アプリで残高、利用履歴の確認、外貨への両替が可能

 

ちなみに、具体的な使い方としては下記の通りです。

1.指定口座にお金を振り込みしてチャージ

2.ATMで現金引き出し、Mastercardのマークがある店舗で利用

3.残高が足りなくなったら再度チャージ

 

クレジットカードや後述する国際デビットカードは、誰でも作れるわけではありません。

そのため、作成時に年齢制限がなく、利用限度額もあり(チャージした分だけしか使えない)、セキュリティやサポートもしっかりしているというのが国際プリペイドカードのメリットとなります。

 

キャッシュパスポート以外のカード

実は、キャッシュパスポート以外の国際プリペイドカードは現在かなり数が少なくなっています。

 

2010年代には「新生銀行が推奨しているGAICA」、「大手FX会社のマネーパートナーズが発行しているマネパカード」、「セゾンカード系列のNEO Moneyカード」など複数のカードがありました。

しかし、今では上記のようなサービス終了となっていてお申込や利用ができなくなっています。

 

これは2010年代にキャッシュレス化が大きく進み、現代では決済手段がかなり多様化していますので、お申込や利用が少ないサービスは中止する形になったんですね。

 

→オススメの国際プリペイドカードであるキャッシュパスポートについて詳しく知りたい方は上記コラムもご参考ください。

 

デビットカードとは?

次に紹介するのはデビットカードです。

海外プリペイドカードは、「事前チャージ(プリペイド)をして使うカード」でしたが、デビットカードは「口座に直接紐付いている決済カード」の事を言います。

 

つまり、デビットカードは使った時に使った金額だけ口座から引き落とされます

口座からすぐに引き落とされるので、現金感覚で使えますし、クレジットカードのように請求が来るのを忘れたり使いすぎたりする心配がありません。

 

ちなみにクレジットカードで現金をATMから引き出す場合「キャッシング」と言って一時的にお金を借りることになり、後で支払う時に高い金利がついてしまいます。

その点、デビットカードでお金を引き出しても即時引き落としされるため、一切金利は付かず、無駄なく安心して現金を引き出せるのが魅力です。

 

また、デビットカードは、該当する金融機関や金融サービスで口座を持っていれば海外プリペイドカード同様、審査なしで発行可能です。

ただし、国際プリペイドカードと違ってデビットカードの多くは年齢制限(15~16歳以上)がありますので、その部分は注意が必要です。

 

そして、このデビットカードも国際プリペイドカード(キャッシュパスポート)と同じように「海外ATMでの現金引き出し」と「キャッシュレス支払い」といった便利な使い方が可能です。

 

さらにデビットカードはクレジットカードのように、付帯保険やサポート体制が充実していたり、キャッシュバックやポイントを貯められるサービスもありますので、そうしたお得な特典も考慮して選べると便利ですね。

 

以下、オススメのデビットカードをご紹介します。

Oliveフレキシブルペイ(旧 三井住友銀行 SMBC VISAデビット)

三井住友銀行が以前提供していた三井住友銀行VISAデビットですが、2023年11月に三井住友銀行と三井住友カードが共同で運営するサービス(Oliveフレキシブルペイ)に統合されました。

Oliveフレキシブルペイには、VISAデビット機能だけではなく、キャッシュカード機能、クレジットカード機能、ポイント払い機能などがすべて一つにまとまったオールインワンカードになっています。

年齢制限0歳以上
発行日数1週間~2週間程度
国際ブランドVISA
年会費一般カードは永年無料
発行手数料無料
ATM手数料110円
レートVISA円換算レート+海外事務手数料3.05%
利用限度額・一般カードは最大100万円(変更可能)
ポイント還元クレジットモード&デビットモードで0.5%
ポイント払いモードで0.25%※ポイント払いモードは、三井住友カードのポイントサービス(Vポイント)で支払うモード
サポート・チャットボット(受付時間24時間年中無休)
その他三井住友カードや三井住友カードの提携カードはアプリに追加可能

 

ソニー銀行

こちらはソニー銀行のキャッシュカードとVISAデビットが一体になったカードです。

ソニー銀行の口座を作る時に、同時にデビットカードを申し込むことができます。

オンライン申し込みができる点がネット銀行の嬉しいところですね。

また、国内で利用する際もキャッシュバックや振込手数料が1回分追加で無料になるなど特典が多種にわたり、お得に使えるサービスが豊富です。

年齢制限満15歳以上
発行日数1週間程度
国際ブランドVISA
年会費無料
発行手数料無料
ATM手数料220円
レート海外事務手数料1.76%
利用限度額・ATM(国内):1日最大200万円
・ATM(海外):1日最大100万円
・ショッピング(国内・海外):1日最大200万円
ポイント還元など国内ショッピングで最大2%キャッシュバックPlayStation™Network/PlayStation™Store で2%キャッシュバック
他行への振込手数料1回無料
ソニーストアで3%OFF
アート引越センターやハーツレンタカーなどの優待割引等
サポート不正利用緊急ダイヤル(年中無休24時間)
その他専用のアプリでVisaデビットの一時停止や利用限度額の設定が可能

 

三菱東京UFJ銀行 デビットカード(三菱UFJデビット)

次は満15歳以上、三菱東京UFJ銀行の口座をお持ちの方が作れるカードです。

年齢制限満15歳以上(中学生除く)
発行日数1週間~10日程度
国際ブランドVISAもしくはJCB
年会費無料
発行手数料無料
ATM手数料110円
レートVISA換算レート+海外事務手数料3.05%
JCB換算レート+海外事務手数料3.05%+JCB指定料率1.6%
利用限度額国内ショッピングは最大200万円/日
海外ショッピングは最大200万円/日
現地通貨引き出しは最大10万円/日
ポイント還元・0.20%キャッシュバック
サポート・補償制度あり(不正利用、カードで購入した商品の破損・盗難)
・24時間365日電話サポート
その他デビットカードとキャッシュカードの一体化カードあり
条件を満たすとPontaポイントの受取が可能

 

楽天銀行デビットカード

こちらはソニー銀行と同様、デビット機能付きキャッシュカードです。

ソニー銀行と同じネット銀行なので、オンラインで口座開設&デビットカード申込みが可能です。

各種カードブランドを選ぶ事ができ、VISAの年会費が掛かるもの(VISAゴールドデビットとVISAシルバーデビット)には、ショッピング補償や海外旅行保険が付帯されています。

カードを利用すると楽天スーパーポイントが付くので、楽天市場を頻繁に利用する方は特にオススメです。

年齢制限16歳以上
発行日数約1週間~10日
国際ブランドMastercard、VISA、JCB
年会費・Mastercardデビット:無料
・JCB:無料
・VISAゴールドデビット:5,500円
・VISAシルバーデビット:2,200円
・VISAベーシックデビット:無料
発行手数料無料
ATM手数料無料
レートVISA,JCB,Mastercard換算レート+海外事務手数料3.080%
利用限度額海外ATM利用額1日最大20万円
ポイント還元100円につき楽天ポイント1ポイント付与(事前の楽天会員リンク登録が必要)
サポートVISAデビットカードにはショッピング補償制度あり
24時間日本語での紛失、盗難サポート

 

PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) VISAデビットカード

ソニー銀行、楽天銀行と同様、VISAデビット機能付きキャッシュカードです。

こちらもオンラインで申し込み可能です。

年齢制限満15歳以上
発行日数最短5日程度
国際ブランドVISA
年会費無料
発行手数料無料
ATM手数料無料
レートVISA円換算レート+海外事務手数料3.08%
利用限度額1日最大200万円
ポイント還元500円につきPayPayポイント1円分付与
サポート第三者不正使用時の補償制度
24時間365日のカスタマーセンター

 

国際キャッシュカードは?

以前、海外にお金を持ち込む際に便利なサービスとして「国際キャッシュカード」というものがありました。

これは、簡単に説明すると日本の銀行のキャッシュカードなのですが、海外のATMでも引き出せる機能が付いている特別なキャッシュカードです。

 

しかし、この「国際キャッシュカード」は、キャッシュレス化が大きく進み、支払い方法が多様化している現在ではその役目を終え、現在はデビットカードへと役割が移り変わっています。

 

例えば、下記のように金融機関での国際キャッシュカード取り扱いは既に廃止が進んでいます。

三井住友銀行
2018年3月31日をもって国際キャッシュサービス終了を発表しました。現在、海外利用者向けにSMBCデビットカードを推奨しています。
新生銀行
2018年12月8日をもって「海外ATM引き出し」サービス終了を発表しました。現在、海外利用者向けにプリペイドカードGAICAを推奨しています。
SMBC信託銀行
2019年10月1日以降に国際キャッシュカード(バンキングカード)の発行が停止。デビットカードであるGLOBAL PASSの利用を推奨。

 

しかし、上記のように既存のサービス(国際キャッシュカード)が廃止になる一方で、新しい決済サービスも出てきています。

 

その中でも特に便利なのが下記のWiseというサービスです。

→海外留学、ワーキングホリデーをされる方には充実した機能がたくさんあるサービスになりますので、ぜひこちらの記事もご参考ください。

 

カードは3枚以上持って行こう!

いかがでしたでしょうか?

海外へのお金の持ち込み方も多様化している時代ですので、ご自身のお金の使い方を踏まえてベストなカードを準備できると良いですね。

 

また、海外で使う決済カード(デビットカード、国際プリペイドカード、クレジットカード)ですが、最低限2枚(理想は予備を含めた3枚)準備していきましょう!

なぜなら万が一紛失や盗難があった場合、カードの磁気が読み取れなくなるトラブルに備えて複数カードを用意しておくと安心だからです。

 

→クレジットカードを含めて3枚決済手段があるとどのようなトラブルがあってもまず対応可能です。

 

最後に、海外プリペイドカードとデビットカードの違いを表にしてみました。

海外プリペイドカードデビットカード
年齢制限年齢制限なし
(キャッシュパスポート)
15~16歳以上
審査審査なし審査なし
※銀行口座が必要
タイプ現金チャージ式口座から引き落とし

両者の特徴を踏まえ、総合的にオススメなのはデビットカードです。

 

その理由は、銀行口座から直接引き落としの為チャージなどの手間がかからないこと。

そして、何と言ってもオンラインショッピングから現金引落としまで、普段の生活で必要な機能が一枚で揃うことです。

 

一方、自分の口座を持っていない中高生や、子供が留学先で使うカードの入金金額を管理したい親御さんにとっては、年齢制限のないOliveフレキシブルペイや海外プリペイドカード(キャッシュパスポート)がピッタリです。

海外留学に向けたカード選びに、是非参考にしてみてください!

 

※掲載している情報はカード会社や金融機関で予告なく変更される場合もありますので、お申込時には公式ページで最新情報をご確認ください。

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