留学に持って行くべきデビットカード・プリペイドカードはどれか徹底検証 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:留学の準備

留学に持って行くべきデビットカード・プリペイドカードはどれか徹底検証

公開:2018/12/18 著者:三浦 菜摘 18576 Views

海外留学やワーキングホリデーで渡航する際に、現地で使うお金はどのように調達するのが賢いのでしょうか?

海外で生活するためには、現地の通貨が必要です。皆さんが持っている通貨は日本円なので、日本円を現地で使うために何とかしなければなりません。

一般的に以下の方法が考えられます。

 

・日本円を現地通貨に両替する
・ATMから現地通貨を引き出す
・クレジットカードなど各種カードで支払う

 

調べると、本当に色々な方法があることが分かります。そして、調べれば調べるほど、どれが良い方法のか分からなくなってしまいます。

 

私が留学先で無駄なくお金をやりくりするためにお勧めなのは、海外プリペイドカードとデビットカードです!

 

海外プリペイドカード・デビットカードは一体どんなカードでどんな機能があるのか。

なぜ留学にオススメなのか、その中でも特にお得なカードはどれか、徹底検証しました!

これまで主流だった国際キャッシュカードは?

海外にお金を持ち込む際に便利なサービスとして、「国際キャッシュカード」がありました。

簡単に説明すると、日本の銀行のキャッシュカードなのですが、海外のATMでも引き出せる機能が付いているキャッシュカードです。

 

「国際キャッシュカード」は、現在ではその役目を終え、続々と廃止されています。

 

2018年を以てサービスの終了を発表した銀行はこちらになります。

 

三井住友銀行
2018年3月31日をもって国際キャッシュサービス終了を発表しました。現在、海外利用者向けにSMBCデビットカードを推奨しています。
新生銀行
2018年12月8日をもって「海外ATM引き出し」サービス終了を発表しました。現在、海外利用者向けにプリペイドカードGAICAを推奨しています。

 

その他、SMBC信託銀行は、現在も国際キャッシュカードのサービスを続けていますが、毎月2,160円と高額な口座維持手数料を支払わなければならず、あまりオススメできるカードではありません。

このように、国際キャッシュカードは現在ほとんどの銀行で廃止されてしまいましたが、これによって海外で有効なカードが無くなってしまったというわけでは決してありません。

国際キャッシュカードを廃止した新生銀行と三井住友銀行では、新たにデビットカードやプリペイドカードを推奨しています。

 

デビットカードやプリペイドカードは、国際キャッシュカードよりも使いやすく、より充実した機能とサービスを兼ね備えたカードが続々と増えて来ています。

 

それでは、カードの特徴と年会費や手数料などの詳細を徹底比較していきましょう!

 

海外プリペイドカード部門

海外プリペイドカードとは、その名の通りチャージした金額だけ現地で使うことのできるカードです。

海外プリペイドカードは複数の会社から出ているサービスですが、その中でも9通貨に対応している「キャッシュパスポート」は大変有名です。また、新生銀行が取り扱っている「海外プリペイドカード GAICA」も利用者が多いカードです。

以下、この2種類の海外プリペイドカードを紹介します。

 

キャッシュパスポート

キャッシュパスポートは、インターネットバンキングでお金をチャージし、その分を現地ATMから引き出すカードです。

事前に委任状を出しておくことで、日本にいる家族から現地に送金することができるため、お子様の留学にも安心して持たせられます。また、レストランなどのMaster Card加盟店ではクレジットカードのようにキャッシュレスで支払うことができます。

海外プリペイドカードでは珍しく、発行時にスペアカードが付いてくる他、再発行も無料でできるなどサポートが手厚く、紛失時も安心です。年齢制限がないので、お子様の留学などで力を発揮するカードです。

 

年齢制限なし
発行日数1週間程度
国際ブランドMaster Card
年会費無料
発行手数料無料
再発行手数料無料
入金手数料0%
入金限度額200万円
ATM手数料200円
払い戻し手数料500円(税別)
為替手数料4%
ポイント還元(Tポイント付キャッシュパスポートの場合は)200円ごとにTポイント1ポイント付与。
サポート24時間365日電話サポート、スペアカード付き。
その他・Master Card加盟店でキャッシュレス支払い
・アプリで残高、利用履歴の確認、外貨への両替がすぐできる
・Mastercardネットワークでのキャッシュバック特典がある

※上記内容は予告なしに変更される場合がありますので、必ずご自分でご確認ください。

 

 

海外プリペイドカード GAICA(新生銀行)

GAICAは、国際キャッシュカードを廃止した新生銀行が現在推奨している海外向けプリペイドカードです。新生銀行の口座を持っている方は、5通貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル)に対応したFlex機能付きGAICAカードを作ることができます。

Flex機能付きのカードはATM手数料、払い戻し手数料が無料です。指定の金額より残高が下まわったら自動的にチャージされるオートチャージや毎月定額チャージといったサービスが無料で利用できます。

新生銀行の口座をお持ちの方には、とてもお得なカードと言えます。

 

GAICAGAICA(Flex機能付き)
年齢制限満13歳以上満13歳以上
入金可能な通貨1通貨(日本円)5通貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル
発行日数1週間~10日程度1週間~10日程度
国際ブランドVISAVISA
年会費無料無料
発行手数料無料無料
再発行手数料1,080円1,080円
入金手数料無料日本円:無料(外貨は3.5%)
入金限度額100万円100万円
ATM手数料200円無料
払い戻し手数料540円無料
為替手数料4%日本円:4%(外貨は無料)
ポイント還元・空港宅配サービス割引
・レンタル携帯電話、レンタルWi-Fiサービス優待料金
・コート、手荷物一時預かりサービス優待料金
・空港宅配サービス割引
・レンタル携帯電話、レンタルWi-Fiサービス優待料金
・コート、手荷物一時預かりサービス優待料金
サポートワールドワイドサポート(トラブル等のサポートデスク)ワールドワイドサポート
(トラブル等のサポートデスク)
その他Visa payWave(かざして支払いができるVISAの電子マネー)Visa payWave、オートチャージ、毎月定額チャージ

※上記内容は予告なしに変更される場合がありますので、必ずご自分でご確認ください。

 

デビットカード部門

海外プリペイドカードに加えて、1枚は持っておきたいカードがデビットカードです。

デビットカードは、普通預金口座を持っていれば海外プリペイドカード同様、審査なしで発行可能です。大半のデビットカードは年齢制限が15~16歳以上なので、クレジットカードを持っていない高校生でも利用できます。

 

海外でのデビットカードの使い方を大きく2つに分けると、「海外ATMでの現金引き出し」と「キャッシュレス支払い」 です。

 

デビットカードがあれば、海外ATMで現金を引き出すことができます。また、クレジットカードのようにレストランやネットショッピングでキャッシュレス支払いが可能になります。

 

デビットカード一枚あれば、クレジットカード+キャッシュカードの役割を果たしてくれる優れものなのです!

 

さらに忘れてはいけないデビットカードの大きな魅力は、「即時引き落とし」ができることです。

デビットカードは、使った時に使った金額だけ口座から引き落とされます。

口座からすぐに引き落とされるので、現金感覚で使えますし、クレジットカードのように請求が来るのを忘れたり使いすぎたりする心配がありません。

 

ちなみにクレジットカードで現金をATMから引き出す場合、「キャッシング」と言って一時的にお金を借りることになり、後で支払う時に高い金利がついてしまいます。

その点、デビットカードでお金を引き出しても即時引き落としされるため、一切金利は付かず、無駄なく安心して現金を引き出せるのが魅力です。

更に、デビットカードはクレジットカード同様、付帯保険やサポート体制が充実しています。キャッシュバックやポイントを貯められるサービスがついているのも、お得なポイントです。

以下、オススメのデビットカードをご紹介します。

 

三井住友銀行 SMBC VISAデビット

満15歳以上、三井住友銀行の口座をお持ちの方が作れるデビットカードです。

 

年齢制限満15歳以上(中学生不可)
発行日数1週間~10日程度
国際ブランドVISA
年会費無料
発行手数料無料
ATM手数料108円
レートVISA円換算レート+海外事務手数料3%
利用限度額・ショッピング(国内・海外):1日最大100万円(変更可能)
・海外ATM:1日最大10万円(変更可能)
ポイント還元ショッピングはポイント付与、キャッシュバックあり(海外通貨引き落としに対するポイント付与、キャッシュバックは無し
サポート・補償制度あり(不正利用、カードで購入した商品の破損・盗難)
・24時間365日電話サポート
その他Visa payWave

※上記内容は予告なしに変更される場合がありますので、必ずご自分でご確認ください。

 

ソニー銀行

ソニー銀行のキャッシュカードとVISAデビットが一体になったカードです。ソニー銀行の口座を作る時に、同時にデビットカードを申し込むことができます。

オンライン申し込みができる点がネット銀行の嬉しいところですね。また、国内で利用する際もキャッシュバックやHuluが1カ月無料になるなど特典が多種にわたり、お得に使えるサービスが豊富です。

 

年齢制限満15歳以上
発行日数1週間程度
国際ブランドVISA
年会費無料
発行手数料無料
ATM手数料216円
レート1.76%
利用限度額・ATM(国内):1日最大200万円(変更可能)
・ATM(海外):1日最大100万円(変更可能)
・ショッピング(国内・海外):1日最大200万円(変更可能)
ポイント還元など国内ショッピングで最大2%キャッシュバック、PlayStation™Network/PlayStation™Store で2%キャッシュバック、ソニーストアで3%OFF、Hulu 1ヶ月無料、アート引越センター 優待割引、ハーツレンタカー 優待割引、トラベレックス 優待割引、VISAが提供する特典
サポート補償制度あり(不正利用、カードで購入した商品の破損・盗難)
その他他行への振込手数料 2回無料

※上記内容は予告なしに変更される場合がありますので、必ずご自分でご確認ください。

 

三菱東京UFJ銀行 デビットカード

満15歳以上、三菱東京UFJ銀行の口座をお持ちの方が作れるカードです。

 

年齢制限満15歳以上(中学生除く)
発行日数1週間~10日程度
国際ブランドVISAもしくはJCB
年会費初年度無料、2年目以降は23歳以下は無料・24歳以上は1080円(年間10万円以上利用で無料)
発行手数料無料
ATM手数料108円
レートVISA,JCB換算レート+海外事務手数料3%
利用限度額口座残高範囲内
ポイント還元・JCB:Oki Dokiポイント(1000円ごとに1ポイント)、JCB提供の各種サービス
・VISA:ショッピング利用金額0.2%を自動キャッシュバック
サポート・補償制度あり(不正利用、カードで購入した商品の破損・盗難)
・24時間365日電話サポート
その他国内/海外旅行保険、海外ショッピング保険、不正利用補償

※上記内容は予告なしに変更される場合がありますので、必ずご自分でご確認ください。

 

楽天銀行デビットカード

ソニー銀行と同様、デビット機能付きキャッシュカードです。ソニー銀行と同じネット銀行なので、オンラインで口座開設&デビットカード申込みが可能です。

VISAとJCBのどちらかを選ぶことができ、VISAにはゴールドデビットカードとシルバーデビットカードの2種類があります。ゴールドカードの年会費はシルバーに比べて3,240円高いですが、保険等サポートの手厚いサポートがつているカードです。

カードを利用すると楽天スーパーポイントが付くので、楽天市場を頻繁に利用する方は特にオススメです。

 

年齢制限16歳以上
発行日数約1週間~10日
国際ブランドVISAもしくはJCB
年会費・VISAゴールドデビット:5400円
・VISAシルバーデビット:2160円
・JCB:無料
発行手数料無料
ATM手数料無料
レートVISA,JCB換算レート+海外事務手数料3.024%
利用限度額海外ATM利用額1日最大20万円
ポイント還元100円に付き楽天スーパーポイント1ポイント付与。デビットカード利用に楽天スーパーポイントが使える。
サポート補償制度あり(不正利用、カードで購入した商品の破損・盗難)
・VISAシルバーデビット:ショッピング保険
・VISAゴールドデビット:ショッピング保険、国内/海外旅行損害保険、24時間日本語電話サポート

※上記内容は予告なしに変更される場合がありますので、必ずご自分でご確認ください。

ジャパンネット銀行 VISAデビットカード

ソニー銀行、楽天銀行と同様、VISAデビット機能付きキャッシュカードです。こちらもオンラインで申し込み可能です。

 

年齢制限満15歳以上
発行日数最短5日程度
国際ブランドVISA
年会費無料
発行手数料無料
ATM手数料無料
レートVISA円換算レート+海外事務手数料3.02%
利用限度額1日最大500万円(自分で設定可能)
ポイント還元500円につき1JNBスター
サポート第三者不正使用保険

※上記内容は予告なしに変更される場合がありますので、必ずご自分でご確認ください。

 

カードは2枚以上持って行こう!

この中で手数料の安さという点に着目すると、ソニー銀行のデビットカードが1番お得なカードと言えます。

ソニー銀行のデビットカードはATM手数料が216円と少々高めですが、その分レートが圧倒的に安いので、現金引き出しにかかる手数料がかなりお得になります。

ここまで、海外プリペイドカードとデビットカードの特徴とそれぞれのオススメのカードをご紹介しました。留学に持っていくカードを選ぶ際、この2種類のどちらかを選べばまず間違いはないでしょう。

 

どれか1つのカードではなく、2枚以上のカードを用意することをお勧めします。紛失や盗難があった場合、カードの磁気が読み取れなくなるトラブルに備えて複数カードを用意しておくと安心です。

 

最後に、海外プリペイドカードとデビットカードの違いを表にしてみました。

 

海外プリペイドカードデビットカード
年齢制限年齢制限なし(キャッシュパスポート)
13歳以上(新生銀行GAICA)
15~16歳以上
審査審査なし審査なし
※銀行口座が必要
タイプ現金チャージ式口座から引き落とし

 

両者の特徴を踏まえ、総合的にオススメなのはデビットカードです。

 

その理由は、銀行口座から直接引き落としの為チャージなどの手間がかからないこと。そして、何と言ってもオンラインショッピングから現金引落としまで、普段の生活で必要な機能が一枚で揃うことです。

一方、自分の口座を持っていない中高生や、子供が留学先で使うカードの入金金額を管理したい親御さんにとっては、海外プリペイドカードがピッタリです。

海外留学に向けたカード選びに、是非参考にしてみてください!

 

留学ドットコムへのお問合せ方法

100 %の人が「役に立つ」と評価! 「参考になった」投票数(42件)/全投票数(42件)
この記事は参考になりましたか?
こちらの記事も人気です
戻る
国名から記事を探す
戻る
カテゴリーから記事を探す
戻る
開始日を指定
戻る
終了日を指定
戻る
タグから記事を探す
個人カウンセリング予約
資料(パンフ)請求