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カテゴリー:留学の準備

【大学生必見!】どの学年で休学留学するのがベストなの?後悔しない留学タイミングの選び方

公開:2019/11/14 著者:塩口 真由佳 20310 Views

休学留学を考えている大学生にとって迷うのは「留学するタイミング」だと思います。

実際私も留学するタイミングについてとても悩んだ経験があります。

 

しかし、留学から帰ってきた今思うのは、【人それぞれ留学に行くベストなタイミングがある】ということです。

 

今回のコラムではどの時期に留学するのが自分に合っているのか知るために、大学の時期ごとにメリット・デメリットを紹介していきます。

休学留学をする時期を決める1つの参考にしていただけたら嬉しいです!

 

大学休学留学のメリットについてYouTube動画で解説しました!

まずは留学の種類を知ろう!

 

この図のように、留学といっても様々な種類があります。

交換留学は、現在の大学に所属したまま(籍を置いたまま)一定期間海外の大学に留学するスタイルです。所属している大学によっては学校から補助金がもらえたりします。

一方、私費留学とは留学費用を全額自分で負担して行く留学のことです。留学費用が全て自己負担の代わりに、自分で留学先、期間などを選べるので自由度が高い留学スタイルと言えます。

 

私費留学は短期と長期の2種類に分けることができます。短期留学の場合は、単純に行ける時に行けば良いのでタイミングで悩むことはありません。

しかし、長期留学(休学留学)の場合は所属している大学を一時休学し、帰国後復学する留学スタイルなので休学した分だけ、同学年の人と遅れが出てきてしまいます。

そのため、どのタイミングで留学するかがポイントとなってきます。

 

→ 休学するタイミングの一覧表

 

今回、このコラムで取り上げるのは、そんな「長期の休学留学を考えている大学生」はどの時期に留学するのがベストなのかという点です!

早速、それぞれの休学留学するタイミングのメリット・デメリットを紹介していきます。

 

➀ 大学2年生前のタイミングに休学留学するメリット・デメリット

ちなみに私もこのタイミングで留学に行きました。大学2年生になる前に留学したからこそ感じるメリットもありますが、ここは失敗したと感じる部分もあります。

 

メリット

メリット1)海外に行ったことで得たものを活かす時間が多くある

2年生前に留学する最大のメリットは「帰国してから日本の大学で過ごす時間が3年間もある。」という点です。3年間と聞くと「長すぎる!」と思いがちですが、4年生は就活で時間をとられてしまうので、実質は2年間の自由な時間が帰国後あります。

私は2年間でも足りないくらいだと思っています。私達大学生は22歳~23歳なのに将来自分が一生するかもしれない仕事を選ばなくてはいけません。正直、いろいろ試しても無いのに自分に合った仕事なんてわからないですよね。(笑)

しかし、早めに留学に行って自分の目で他の国をみることで確実に世界(視野)が広がります。

 

「自分が今まで生きていた世界は案外小さいぞ!」と知ることが、他の大学生に差をつける第一歩なのです。

 

また、留学を早めに留学しておくと、帰国してからその経験やスキルを活かせる機会が多くあります。

例えば、留学経験を活かして留学エージェントでインターンして、こうして情報を皆さんに届けたり、海外で働いてみたかったら海外インターン・ボランティアに参加したりと、自分に向いてていることを探す事だってできます。

もし、私が留学したのがもう少し遅かったらこんな挑戦はしていなかったですし、やろうとも思わなかったでしょう!(笑)そう思うと、2年生前に休学留学したことにはメリットがあったと感じます。

 

メリット2)留学に行ったことで自分に足りない能力がわかる

留学に行くと、とにかく色々な人に出会います。

日本の裏側に住むブラジル人、会社を持っているという社長、脱サラして海外の大学で勉強したいという人、外国人と結婚したいから留学に来た人、ヘアメイクアーティストになるという夢を追いかけて来た人、日本にいたら絶対に出会えなかった人に出会えるのが留学の醍醐味です!

そして、そんな人との出会いが私を成長させてくれたように感じます。

 

私と全く違う人生を送ってきた人と話すのは刺激的で、参考になる部分が多くありました。

 

多くの人と話をすることで、私はこんな能力が足りないと自覚することができたのでそこがメリットだと思います。

また、メリット1)で説明したように、その足りない能力を補う時間もたくさんあるので、2年生前の休学留学はオススメできます。

 

デメリット

デメリット1)大学でのコミュニティーが狭くなってしまう

せっかく所属していたサークルも留学中の長期間参加できないからやめてしまったり、帰国して新しくサークルに入ろうと思っても2年生からでは参加しづらかったりします。

また、大学1年生の時に築いた友人関係も休学して1年間不在だと、どうしても距離ができてしまいます。さらに、復学後は1学年下の人たちと一緒の授業をとる事が多いため、同級生達とは自然と合う頻度が減っていってしまいます。

 

その反面、同じ時期に留学行った仲間との新しい出会いがあったりもします。

 

休学留学をして1学年下がった者同士の謎の連帯感から絆が生まれたり(笑)、留学に行っていたもの同士話が合うのですぐに仲良くなれたりしました。

確かに、休学をすると同級生と距離を感じたり、友人を作りづらいと思ったりすることはあります。

しかし、世の中捨てる神あれば拾う神ありです!どんな環境でも必ず助けてくれる人がいます。なので「休学したら1人ぼっちになるかも…。」とかはそんなに心配しなくても大丈夫です。

 

デメリット2)情報不足、留学の情報をネットからしか得れなかった

2年生前に留学しようとすると、当然1年生の間に情報収集をしなければいけません。ネットでは留学に関する情報を集めることはできました。

 

しかし、1年生の時点では友達の数や頼れる先輩の数なども少ないため、実際に留学に行った人に直接体験談を聞くことはできませんでした。

 

もっと、周りの人に留学のことを聞けばよかったととても後悔しています。

留学から帰ってきて思うのが、ネットだけの評価を信じて留学先や留学エージェントなどを決めるのは良くないということです。

 

私はネットだけの評価を鵜呑みにしてしまい、留学エージェント選びをきちんとしなかったことに1番悔いが残っています。

 

もし、周りに留学について相談できる人がもっといたら、そして良い留学カウンセラーさんに出会っていたら、私の留学はもっと納得のいくものになっていたかも知れません。

 

そのため、留学を決める時は、最低3社は留学エージェントに直接話を聞きに行って比較する情報をたくさん得ることをオススメします。

 

*留学エージェントの選び方に関するコラムが気になる人は、下のリンクをチェック!

 

② 大学3年生前のタイミングで休学留学するメリット・デメリット

3年生前に休学留学することは、総合的にみて1番ちょうど良いタイミングです。

 

そのため、休学して留学する大学生が多いのは、3年生前となっています。

 

実際、私の周りの大学生も3年生が始まる前に休学する子が多いと感じます。

 

メリット

メリット1)2年間大学生活をしっかり満喫してから留学に挑戦できる

先ほど2年生前の休学留学のデメリットとして、「大学でのコミュニティーが狭くなる。」と紹介しました。3年生前の留学だと大学生活を2年間楽しんでから留学するので、友人も増えて大学生活にある程度満足してから留学に挑戦することができます。

また、3年生前の時期は大学生活を2年間過ごしてきて、そろそろ別のことに挑戦してみたい!と思うタイミングでもあります。

 

つまり、「大学生活も楽しみたいけど、他のことにも挑戦してみたい!」という人にはベストなタイミングです。

 

メリット2)お金を貯めて自分の満足できる留学にできる

3年生前の時期だと、2年間アルバイトをする時間もあるので、お金をしっかりと貯める事ができます。

また、アルバイトで貯めたお金を留学資金や現地での交際費・旅行代などにあてる事もできるので、より自由度の高い満足できる留学にすることができます。

 

メリット3)就職活動に当てる時間が1年もある

休学して復学する場合、帰国後また3年生をやり直すので就活までまだまだ時間があります。留学に行って自分が興味を持ったことを追求したり、英語力をさらに伸ばしたりできる時間的余裕もあります。

また、インターンに参加して自分のやりたいことや、向いていることを探す時間や情報収集する時間が約1年間あるので就活に焦る心配もありません。

 

デメリット

デメリット1)帰ってきたら同級生はみんな就活モード

3年生前に留学すると帰国した時、周りの友人達はすっかり就活モードで、自分だけが取り残されたような感覚に陥るかもしれません。友人達の就活が終わるまでは、前と同じように遊ぶことは難しくなってしまいます。

また帰国後、同級生は4年生で授業があまりないため、大学で会える頻度も少なくなってしまいます。

 

その一方で、自分が就活の番になった時は就活を1年早くした同級生にアドバイスをもらえたり、企業の情報を教えてもらえたりするメリットもあります。

 

デメリット2)大学生活の1番楽しい時間を留学に使ってしまう

部活やサークルに入っていたら3年生が1番主軸となって活動する時期ですし、3年生は大学生活最後の主役になれる年でもあります。

また、3年生の夏は人生最後の夏休みとも言われています。4年生になって就活が始まると忙しくて夏を思いっきり楽しめません。さらに、社会人になると大学生の時に満喫した長い長い夏休みが幻想となります。(涙)

 

ただその反面、思い切って留学すると、大学の友人達との貴重な時間を留学に使ってしまう代わりに、それ以上の経験を留学先で手に入れることができたりします。

 

そういったメリット・デメリットを踏まえて自分に合った留学の時期を探していきましょう!

 

最後に、特に理系大学生は、このタイミングまでに留学することを強くオススメします。

 

…というのも以前、理系大学生にインタビューした際「研究室に入ると留学なんて忙しすぎて無理!」という実情があるからです。

もし、ゼミや研究室に参加した後のタイミングで休学してしまうと休学期間分の空白ができてしまうので研究が中途半端になってしまいます。

また、もしそのゼミの中で重要な役割を担っていたら周りの人に迷惑をかけてしまうので、抜け出しにくくもなってしまいます。

 

つまり、文系・理系関係なく研究室やゼミが始まる3年生前が大学生生活で最後の自由なタイミングなのです!

 

*理系学生へのインタビュー記事が気になる方は下のリンクをチェック!

 

③大学4年生前のタイミングに休学留学するメリット・デメリット

メリット

メリット1)就活で話すことができるエピソードが確実に増える

留学経験がある人の割合は前より増えましたが、その留学経験者の6割は1ヶ月以下の短期留学だったりします。

そんな中、長期の留学経験があるというのは、やはり他の大学生と差別化できる強みになります。

大学生活を振り返ってみて、何か自分が成し遂げたという経験がほしい!という人には4年生前のタイミングに留学することはメリットがあると思います。

 

メリット2)人生で長期留学できる最後のタイミングかもしれない

仕事をやめない限り、人生の中で長期留学できる最後のタイミングもこの「大学4年生になる前」となります。

帰国後すぐに就活が始まってしまいますが、もし、あなたが少しでも留学に魅力を感じているなら、ぜひ後悔しないためにも、最後の長期留学のチャンスを掴んでみてはどうでしょうか?

 

デメリット

デメリット1)日本での就職に出遅れてしまう

4年生前に留学するの最大のデメリットは、帰国後すぐに就活が始まるという点だと思います。

どうしても留学に行きたいけど就活が心配という人は、留学する前に同級生と同じようにインターンや企業説明会に参加して、就職活動の予行練習をしておくことをオススメします。

私の友人も4年生に上がる前に留学を決めたのですが、3年生の時にサマーインターン、大学でのキャリアガイダンス、エントリーシートの添削講座などにもきちんと参加していました。

 

4年生前に休学留学する場合は、帰国後のことも想定しながら行動しておくことが必要です。

 

デメリット2)良い意味でも悪い意味でも海外生活に影響される

留学をして様々な価値観に触れることは、自分の将来のことを深く考えたり、強みや弱みを知ったりする良いきっかけになります。しかしその一方で、海外の文化に影響された考え方が日本社会では合わない場合もあります。

ちょっとした例だと、私が留学したカナダでは見た目や文化が異なる様々な国籍の人たちがお互いの個性を認め合って共存していました。

きっとカナダ人は相手の見た目が自分と違うというのは大きな問題ではなく、「違うからこそ楽しい!違うのは当たり前!」というスタンスを持っているのだと留学を終えて感じています。

 

その後帰国して就職対策講座に参加した時、「就職活動ではこういう髪型、髪色、スーツ、メイクにしなければならないよ。」という言い方をされて、「見た目を強制的に統一化する意味はあるのかな?」と、とても違和感を抱いたのを覚えています。

実際、海外から戻ってくると、このように日本に住んでいた時には感じなかった「あれ?」という感覚がたくさん生まれます。

「日本と海外ではどっちが正しい」、「どっちが良いのか?」というのは、なかなか難しい問題なので、いったん横に置いておきましょう。(笑)

 

それでも、「留学に行って帰国をして初めて気づいた事がある。」という事実は、あなたの人生にとってもすごく貴重な経験となるはずです!

ちなみに、帰国後は特に海外の考え方に影響されているので、海外で身につけた国際感覚が日本での就職にプラスに働く事もあれば、マイナスになってしまう事もある事は少し頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。

 

まとめ

休学留学するベストなタイミングを見つけるために大学2年生前、3年生前、4年生前のメリット・デメリットを紹介してきました。

私は「大学2年生が始まる前に留学を決めたのが自分には合っていた」と紹介しましたが、正直、留学するベストなタイミングは人それぞれ違うとも思っています。

また、一般的には3年生に上がる前までに留学する方が就活にも影響がなくて良いとされていますが、私は「留学に行きたい!」と想いが強く高まった時がベストなタイミングだと思います。

 

周りの人に色々言われて、「もう3年生になってしまって留学はできないな…。」と考えている人も4年生に上がる前が長期留学できる最後のチャンスです。

私が留学先で出会った社会人の中には、会社を退職して留学している人もたくさんいました。

 

その人たちが口をそろえて言っていたのが「なんで大学生の時に留学しなかったんだ…。」という言葉です。

 

さらに、このコラムを読んでいる大学4年生の方でも、短期留学ならする時間があります!実際、就職先が決まってから短期留学する4年生も一定数います。

人それぞれ留学するベストなタイミングは違うからこそ、このコラムを1つの参考にしてくれたら嬉しいです。

 

 

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