留学に影響する性格的、個人的要素6点とは!? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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留学に影響する性格的、個人的要素6点とは!?

公開:2019/10/30 著者:小松 久里子 1134 Views

留学する方の中には、「失敗した」と「成功した」という2つのケースが出てきます。

何が成功で何か失敗なのか、それは本人次第かと思いますが、一般的には「語学の向上の度合い」が成功か失敗かの判断を分ける要素であることは前回記事でも説明した通りです。

留学が失敗するか成功するかを分けるのは、本人の性格的、個人的要素も大きく影響を及ぼします。今回は、その点についてお話していきたいと思います。

 

 

留学、特に大学などの交換留学にあたり、重要な状況的要素がいくつかあります。前回記事では、自分自身の問題ではない部分、すなわち「留学に重要な6つの環境的カテゴリー」をご紹介しました。

今回の記事では、自分の力でなんとかできるであろう、もしくは留学前にできることがあるであろう、留学における友好関係で重要な性格的要素、や個人的要素について考えていきます。

その要素は大学交換留学でなくても当てはまるものもあるので、参考にしてもらえればと思います。

留学に影響する性格的・個人的要素

海外留学の成果に影響する性格的、そして個人的要素は以下の6つのカテゴリーで考えられます。

 

・モチベーション
・語学能力
・外国人の日本興味
・性格の相違
・文化の相違
・留学前の経験

 

それでは一つ一つのカテゴリーに関して見て行きましょう。

 

モチベーション

語学の勉強を始めることは簡単ですが、それを継続するこが難しいことです。

 

語学学習を維持するためにも、その目的や目標を定めることが重要です。

 

以前の記事でも、語学学習には何か目的などがないと継続しにくいというお話を紹介しました。語学学習自体は何かをするための手段でしかないので、その先にその語学を使って何をしたいのか、という事が重要になります。

これは日本語学習者の例ですが、大学の日本語学習者の大半は日本のJPOPカルチャーが好きで、日本語を始める学生が多いです。彼らの主な目的は漫画やアニメの日本語を理解することですが、それだけが目的だとやはり大学卒業は困難になります。

それ以上のモチベーション維持や、日本への留学、日本で仕事がしたい、などさらなる目標を持つことによって大学卒業にも繋がります。

 

 

これは語学学習に関する重要ポイントでもありますが、もちろん留学をした時にも「語学ができるようになりたい。」、「現地の人と交流がしたい。」と思うモチベーションは大事です。

留学したからと言って、語学の勉強ができるわけではないですし、ただただ自分から待っていても友達はできません。

自分から行動していくことによって、語学学習や周囲とのコミュニケーションに繋がっていくので、モチベーションは最も重要なポイントの1つだと言えるでしょう。

 

→ 語学を学ぶ際は、個人の性格が大きく影響する。

 

語学能力

これは留学に関する質問でよく聞かれることでもあるのですが、「留学前に語学の勉強は必要か?」という疑問にも大きく関係しています。

語学の勉強をしに留学に行くのだから、「語学の勉強は留学後に!」と思う方もいるでしょう。

 

留学の最も大きな利点は、学習言語で現地の人とのコミュニケーションができるということです。

 

と言う事は、せっかく留学をしたのなら、家に閉じこもって語学の勉強をするのでhなく、なるべく外に出て生の人間同士でコミュニケーションの実践をすることが、留学の最大の利点だと言えるでしょう。

今は自国にいても、外国の方も多くなり、言語学習がしやすい環境でもあるかもしれません。けれど、やはり留学の意義は、その国でその国の言語を使用することにあります。という事は、語学の文法などは事前に勉強して、留学をする方が良いと言えるでしょう。

語学初心者で留学をしてしまうと、最初の数カ月は語学そのものの勉強(基礎学習)がメインになってしまい、コミュニケーションが取れるステージに立つには時間が掛かってしまいます。

 

それでは折角の留学も最初のうちは時間が無駄になってしまうので、留学前になるべく多く語学の勉強をしておくことが重要なのです。

 

外国人の日本興味

上記では、留学をして現地の人とのコミュニケーションが大事だと紹介しました。

 

しかし、意外と現地の人と友達になることは簡単なことではありません。

 

例えば、英語学習者の皆さんなら同じように思うかもしれませんが、英語学習に興味がある、留学に興味があって、既に行きたい国が決まっている場合は、その国の人との交流に興味があるのではないでしょうか?

海外でも同じことが言えると思います。やはり日本や日本文化に興味のある人は、日本人にも興味を持つ傾向があります。現在では特に日本のJPOPカルチャー好きの方々も各国に多くいるので、そういう人達とは友達になりやすいです。

ただし、日本人だからと言って、一概に全員がJPOPカルチャー好きだとは限らないので、最初の出会いとしては良くても、その後の交流が深まらない場合もあるかも知れません。

 

私はアニメやマンガは通常よりも読んだり、観たりはしてきていません。

「ドラゴンボール」も「ワンピース」も「セーラームーン」はある程度内容は知っているし、主人公もなんとなく分かりますが、読んだこともちゃんとアニメを観たこともありません。

ただ、日本のドラマが好きな方です。マンガ原作のドラマに関してはある程度詳しいこともあり、日本のドラマ好きな子達とは話も合いました。

 

もちろんJPOPカルチャー好きな外国人でも、それ以上に他の日本の文化や生活様式に興味を持ってくれる子達もいるので、JPOPカルチャーに詳しくなくても友達になることはできるはずです。

日本好きな子達は、さらに日本や日本の歴史に関しても色々質問してくることもあるので、そういう時のためにも日本の社会事情や歴史にもある程度詳しいことも+αに繋がると言えるでしょう。

海外で日本好きの子達と友達になることによって、改めて自国の事を知る機会にもなります。

 

性格の相違

日本好きな現地の人と仲良くなることは友達を作る近道です。しかし、それだけではなく元々の性格が似ている子との方が仲良くなりやすいことは言うまでもありません。

これは、外国人と日本人ということだけではなく、日本人同士でも同じことが言えると思います。日本人同士でも、学校のクラスではいくつかグループが自然とできるものです。それはやはり性格が似ている、好きなものが同じという事が大きなポイントだと思います。

日本文化好き、日本が好きということにも関係しますが、実は日本好き、JPOPカルチャー好きな子達の中には性格的にも日本人ぽい子達が多いと感じます。

 

これは国にもよりますが、ある特定の国が好きでその国に滞在している日本の方も、いわゆる一般的な日本人の方とは多少異なる性格なことも多い気がします。

 

私は数か国に滞在経験があるのですが、特にフランスではフランスに滞在している日本人の方、フランス好きの方にはある特定の性格があるようにも思いました。

絶対ではないのですが、例えばフランス人のイメージとして(日本人と比べて)自己主張が強く、時間にもルーズ、自由なイメージがあるかと思います。

以前フランスで日仏交流会があったのですが、そこに集まるフランス人の方はやはり日本好き、日本語学習者がメインでした。待ち合わせの時間に時間通りに来ていた大半はフランス人の子達で、遅刻や好きな時間に好きに合流していた大半の子は日本人学生の方でした。

 

ある意味日本語学習者や日本好きな人は、日本人ぽい性格の事も多いのです。要するにより日本人らしい振る舞いをします。一方、逆にフランス好きな日本人やフランス滞在をしている日本人の方は、フランス人ぽくなる傾向にあるという事です。

 

このような現象が一概に良いとは言えませんが、こうした性格の相違は友達作りにも影響してくると思います。

ただ、やっぱり日本好きの外国人は、どこか日本ぽい所があることが多いので、仲良くなりやすいでしょう。ただ、日本人で海外留学した方は、郷に行っては郷に従えとも言いますが、その国の悪いところに影響される方も少なくありません。留学後に日本に帰国した際には、それが色々と問題になってくることもありますので注意が必要です。

 

文化の相違

文化が近ければやはりお互いの理解もしやすくなります。ヨーロッパ人同士なら、やはりなんだかんだ国が違えども、お互いの文化をある程度理解はできることが多くなります。日本も韓国や中国の文化の方が、欧米文化よりは近いものがあると思います。

 

他国の文化が自分の文化に近ければ、よりその国について理解し易いですし、これが友達作りにも影響してくるのです。

 

日本に留学しているヨーロッパ人は留学先でも一緒にいることが多いですし、日本人も韓国人や中国人との方が仲良くなりやすいと感じる人もいると思います。もちろん元々の個人の性格にもよりますが、一般的にそのような傾向にあります。

例えば、私が住んでいるフランスの地方都市はドイツに近いため、ドイツ人気質も持ち合わせています。また、ドイツまでも気軽に買い物に行ける距離なので、パリに住むフランス人よりもドイツ人との方が文化を近く感じることもあります。

 

最近英語語学留学ではアジアの国に留学することも多くなりましたが、その理由として日本人にとっては、遠い欧米の国よりも近く感じ、アジア諸国の方が親近感を感じることが影響しているのかも知れません。

 

個人的にアジア圏に留学や長期滞在したことがないので、その辺りは明確に言えません。

しかし、イギリスに留学をしていた時にヨーロッパ人の友達も多くできましたが、やはり韓国人の仲良い友達ができたり、シンガポールやマレーシアの友達と遊んだりしている時は心地良く感じたものです。

特に、イギリス留学の時はこういったアジア諸国の留学生のお陰で、シンガポールチキンライスの作り方を教えてもらったり、辛い物が得意になったりもしました。また、他のアジアの国の子達の反日に対する考え方や教育に関しても、彼らのお陰で学ぶことができました。ある意味で、欧米人よりもアジア圏の人のほうが、なんとなく最初親しみを覚えたりもした記憶があります。

 

留学前の経験

留学前の経験というのは、長期留学前に既にその国に行ったことがあるのか、他の国に行ったことがあるのか、もしくは、日本にいた時に海外の人との交流が多くあったか、といったことです。

例えばこれは逆のケースですが、日本に留学した外国人留学生によると、過去に日本に滞在経験を持つ人は、より日本人学生との方が知り合いになりやすいという報告もあります。

また、フランス人の学生で日本に留学した子は、フランスにいた頃から日仏交流会で日本人学生と交流をしていたので、日本に行っても問題なく日本人の友達を作ることができたケースもあります。

 

長期留学の前にその国行ったことがあれば、多少でもその国に関する知識などもあるので役に立つと思います。逆に行ったことのない国に留学をした時は、「こんなはずじゃなかった…。」というケースにも巻き込まれるかもしれません。

もちろん、その留学国だけではなく、日本にいる時から、他の国の方々と交流をしているか否かでも、海外に留学した時にその経験がある程度役に立ったりします。

例えばですが、ある国にワーキングホリデーした方は、ワーキングホリデー終了後に他国にワーキングホリデーに行く方もいます。

 

海外滞在経験というのは、国は異なれども他の国に滞在する時にも役に立ちます。

 

私も幾つかの国に短期、長期留学してきましたが、国が異なってもやはり2か国目、3か国目には1か国目よりも行きやすかったです。

それは他の国に滞在したことがある、新しい土地で生活する、という点では初めての経験ではなくなるからだとも思います。

どの国に行っても、日本とは異なりますし、色んな意味で日本はきっちりしています。海外に行くと、良い意味で「ま、いいか。」と思えることが多くなってきます。そういう感覚を持てるようになったのは、海外滞在経験のお陰だと言えるでしょう。

 

【最後に】 友達作りも自分の性格が影響する

前回は「留学に重要な6つの環境的カテゴリー」を、今回は性格的な重要ポイントをお送りしました。その中で、私はこの性格的ポイントの方が重要だと思います。これは自分の力でどうにでもなるところなので、自身による日々の努力が大切です。

私は海外留学歴が長いですが、個人的な経験から言えば、例えば、イギリスの大学留学時代では、もちろんイギリス人の友達もいましたし、自分がフランス語を勉強していたので、フランス人の友達も作りやすかったです。

 

ですが、どこに行ってもいつも同じなのですが、なぜか私はスペイン人の子と仲良くなる傾向があり、でもイタリア人の友達はあまりできず、恐らくなにかしら性格が合うポイントがあるのだと思います。

 

なぜそうなのかは未だに分からないのですが、他の人は「イタリア人の友達ばかりできる。」とか「トルコ人の友達が多い。」など人それぞれあるようです。

自分自身の性格によっても合う国と合わない国があるので、自分自身の性格を分析して外国人と付き合っていくと良いでしょう。

語学の勉強というモチベーション維持は、なるべくアクテイブに外に出かけ、人との交流を大切にしましょう。そうすることによって、自然とコミュニケーションにも繋がり、語学力向上にもつながります。

 

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