【語学学校は何ヶ月?】TOEIC400の人が語学学校に通う留学の目安期間
いきなりですが、まずはあなたの英語力についてのアンケートです!
2.どちらかというと学生時代、英語は苦手科目でしたか? ( YES / NO )
3.英語への苦手意識が強い方だと思いますか? ( YES / NO )
4.中学、高校で覚えた単語や文法はほぼ忘れていますか? ( YES / NO )
5.取れそうな(持っている)資格は英検3級あたりだと思いますか?( YES / NO )
いかがでしたでしょうか?
上記のアンケートで、YESが3つ以上あった方は、おそらくTOEIC400前後の実力だと思われます。
なぜ、そうした事が言えるのかというと…実は一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の最新2018年版データでは、高校生TOEIC平均スコアは412点となっているからです。
「中学や高校時代は英語苦手だったなぁ…」、「中学や高校で勉強した英語もすっかり忘れちゃってるよ!」と感じている方の多くは、きっと「現役高校生に勝つのはちょっと厳しいかも…!?」と思っているのではないでしょうか?
この記事では「もしあなたが現役高校生の平均と同じくらいの英語力」と仮定して学校に通うべき目安期間を見ていきたいと思います。
あなたは、どの英語レベルを目指しますか?
もしあなたの現在の英語力をTOEIC400(現役高校生の平均レベル)と仮定した場合に、「語学学校にはどれだけ通うべきか?」というのは、あなたがどのゴール(どの英語力)を目指すかによって変わって来ます。
そのゴールをCEFR(セファールという全世界で一番有名な言語指標の事)のB1とB2というレベルで設定していきましょう。
ざっくりとしたイメージとしては、、、
・日常英会話に加えてビジネスシーンでもしっかり英語が使えるのがB2レベル
になります。
まとめると以下の通りです。
・いわゆる中級レベル
・TOEICスコアは550~784
・ゆっくりであれば外国人とも簡単なコミュニケーションが取れる
・ビジネスでは社内の電話取り次ぎなどは可能
・中上級レベル(B1より一つ上のレベル)
・TOEICスコアは785~944
・ネイティブスピードの長い文章のリスニングなどにはストレスを感じる
・ビジネスでは簡易的な社内打ち合わせなどが可能
・上級レベル(B2よりさらに1つ上のレベル)
・TOEICスコアだと945~990(ほぼ満点レベル)
・日常生活で困る事はないが、ネイティブ同士の談笑や会話の輪には入りづらい
・ビジネス英語をあらゆる場面で使いこなせる
ちなみに、語学は上には上のレベルがあり、たとえ上級のC1レベルであっても実際「ネイティブ同士の談笑には入りづらい」というのが現実です…。
例えば、あなたが日本で生活していて「あ!この人なかなか日本語が上手だな~。」という外国人の人を見かけたことはありませんか?
でも、そうした日本語が上手な外国人であっても「自分と仲が良い友達が2人でワイワイ盛り上がっている会話の輪にその外国人が入ってくる。」というのはなかなかイメージ沸かないかと思います。(笑)
実は、母国語のスピーカー同士で談笑している輪の中に入っていくというのは、すごく高い語学レベルだったりするんですね。
そのため、「海外旅行や日常英会話だけをとりあえず不自由なく過ごしたい!」という人はB1レベル。「日常英会話だけではなく、ビジネスでも英語を活かしたい!」という人はB2レベルが目指すべきゴールとなります。
高校生レベル→B1レベルの距離
現在:TOEIC400(高校生の平均TOEICスコア)
↓
ゴール:TOEIC800(日常会話が不自由なくこなせるB1レベル)
…とすると、その差は400点(800-400)になります。
そして、TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200~300時間です。
高校生レベルからB1レベルを目指す人は、最短で800時間(200時間×4)、最長で1,200時間(300時間×4)が目指すべき距離となります。
次に、実際どれくらいの費用と時間が掛かるのか見ていきましょう!
800時間(最短時間) | 1,200時間(最長時間) | |
フィリピン留学 | 費用:約92万 期間:4ヶ月 | 費用:約138万 期間:6ヶ月 |
欧米留学 | 費用:約200万 期間:8ヶ月 | 費用:約300万 期間:1年 |
日本での自主勉強 | 費用:0円 期間:約2年 | 費用:0円 期間:約3年 |
英会話スクール | 費用:約266万 期間:約22年 | 費用:約396万円 期間:約33年 |
※フィリピン留学は、授業時間を1日8時間、予習復習を2時間で計算(200時間/月)
※欧米留学は、授業時間を1日4時間、予習復習を1時間で計算(100時間/月)
※日本での自主勉強は1日1時間で計算(30時間/月)
※英会話スクールは50分を4回で計算(3時間/月)
数字を見てみてどうでしょうか?
英語はコツコツ型の技術ですので、勉強し続ける限りは必ず身に付ける事が可能です!
ただ、日本で毎日1時間コツコツ英語を勉強するのは並大抵の努力では続けれませんし、週1回の英会話スクールを20年以上続けるのも非現実的ですよね…。
そのため、自主勉強や英会話スクールだと、どうしても英語が身につく前(800時間や1,200時間に達する前)に諦めてしまい、英語がしゃべれない!身につかない!という事になってしまうのです。
一方、留学であれば半年や1年でまとまった時間を集中的に勉強する事ができるので、それだけ成果が出やすいんですね。
高校生レベル→B2レベルの距離
同じように次はB2レベルを見ていきましょう。
現在:TOEIC400(高校生の平均TOEICスコア)
↓
ゴール:TOEIC900(ビジネス英語もこなせるB2レベル)
…とすると、その差は500点(900-400)になります。
TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200~300時間ですから、高校生レベルからB2レベルを目指す人は、最短で1,000時間(200時間*5)、最長で1,500時間(300時間*5)が目指すべき距離となります。
さらに、この場合の費用と期間も見てみましょう。
1,000時間(最短時間) | 1,500時間(最長時間) | |
フィリピン留学 | 費用:約115万 期間:5ヶ月 | 費用:約172万 期間:7.5ヶ月 |
欧米留学 | 費用:約250万 期間:10ヶ月 | 費用:約375万 期間:15ヶ月 |
日本での自主勉強 | 費用:0円 期間:約3年 | 費用:0円 期間:約4年 |
英会話スクール | 費用:約324万 期間:約27年 | 費用:約504万円 期間:約42年 |
※フィリピン留学は、授業時間を1日8時間、予習復習を2時間で計算(200時間/月)
※欧米留学は、授業時間を1日4時間、予習復習を1時間で計算(100時間/月)
※日本での自主勉強は1日1時間で計算(30時間/月)
※英会話スクールは50分を4回で計算(3時間/月)
英語も上級レベルになればなるほど、上達スピードが遅くなり、成果が見えにくくなりますので、上のレベルに行けば行くほどよりあなたの頑張りが必要になってきます!
それでも、留学であれば1年や1年半程度の期間で集中的に勉強をすれば、ビジネスでも十分使える英語を身に付けていくことができます。
留学はどうしてもまとまったお金と時間が必要です。
しかし、日本でコツコツ自分だけでお金を掛けずに勉強したり、1週間で1回だけ英会話スクールに通ったりすることに比べると、より少ないお金と時間で英語を身に付けられる効率的な方法でもあるんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうして数字でまとめて見ると、留学に対する見方やイメージも少し変わるのかな?と思います。
このコラムの内容を図でまとめると下記のようになります。
また、「今すぐに留学するのはちょっと難しそう…。」という人でも、日本でコツコツ勉強をしておけば、必要な800時間や1,000時間の数字は少しずつ減っていきます。
「ぜひ近い将来に留学をしたい!」と思っている方は、今できる範囲で留学の準備をお金と手間を掛けずにやってみてください。
今、コツコツお金を掛けずに勉強するには今はスマホアプリの時代です!ぜひ下記コラムやオススメアプリも参考になると思いますよ!
このコラムがあなたの留学準備で少しでも参考になれば幸いです。