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カテゴリー:学校の選び方

【語学学校は何ヶ月?】TOEIC400の人が語学学校に通う留学の目安期間

公開:2018/12/19 著者:井上 眞希 1415 Views

いきなりですが、まずはあなたの英語力についてのアンケートです!

 

1.あなたは今自分の英語力に自信がありますか? →( YES / NO )

2.どちらかというと学生時代、英語は苦手科目でしたか? →( YES / NO )

3.英語への苦手意識が強い方だと思いますか? →( YES / NO )

4.中学、高校で覚えた単語や文法はほぼ忘れていますか? →( YES / NO )

5.取れそうな(持っている)資格は英検3級あたりだと思いますか? →( YES / NO )

 

いかがでしたでしょうか?

上記のアンケートで、YESが3つ以上あった方は、おそらくTOEIC400前後の実力だと思われます。

 

なぜ、そうした事が言えるのかというと…実は一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(TOEICの運営団体)のレポート「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2023」では、高校生のTOEIC平均スコアは427点となっているからです。

 

この記事では「もしあなたが現役高校生の平均と同じくらいの英語力」と仮定して学校に通うべき目安期間を見ていきたいと思います。

あなたは、どの英語レベルを目指しますか?

もしあなたの現在の英語力をTOEIC400(現役高校生の平均レベル)と仮定した場合に、「語学学校にはどれだけ通うべきか?」は、あなたがどのゴール(どの英語力)を目指すかによって変わります。

 

そのゴールをCEFR(セファールという全世界で一番有名な言語指標の事)のB1とB2というレベルで設定していきましょう。

 

ざっくりとしたイメージとしては、、、

・海外旅行などで困る事なく日常会話ができるのがB1レベル

・日常英会話に加えてビジネスシーンでもしっかり英語が使えるのがB2レベル

になります。

 

→ちなみにCEFRって何?という方はこちらのコラムをご参考ください。

 

まとめると下記のようになります。

CEFRのB1レベル:
・いわゆる中級レベル
・TOEICスコアは550~784
・ゆっくりであれば外国人とも簡単なコミュニケーションが取れる
・ビジネスでは社内の電話取り次ぎなどは可能
CEFRのB2レベル:
中上級レベル(B1より一つ上のレベル)
・TOEICスコアは785~944
・ネイティブスピードの長い文章のリスニングなどにはストレスを感じる
・ビジネスでは簡易的な社内打ち合わせなどが可能
CEFRのC1レベル:
上級レベル(B2よりさらに1つ上のレベル)
・TOEICスコアだと945~990(ほぼ満点レベル)
・日常生活で困る事はないが、ネイティブ同士の談笑や会話の輪には入りづらい
・ビジネス英語をあらゆる場面で使いこなせる

 

ちなみに、語学は上には上のレベルがあり、たとえ上記の「CEFR C1レベルの実力」を持っていたとしても「ネイティブ同士の談笑には入りづらい」というのが現実です…。

 

例えば、あなたが日本で生活していて「あ!この人なかなか日本語が上手だな~。」という外国人の人を見かけたことはありませんか?

でも、そうした日本語が上手な外国人であっても「自分と仲が良い友達が2人でワイワイ盛り上がっている会話の輪にその外国人が入ってくる」というのはなかなかイメージ沸かないかと思います(笑)

実は、母国語のスピーカー同士で談笑している輪の中に入っていくというのは、ものすごく高い語学レベルだったりするんですね。

 

そのため「海外旅行や日常英会話だけをとりあえず不自由なく過ごしたい!」という人はB1レベル

「日常英会話だけではなく、ビジネスでも英語を活かしたい!」という人はB2レベルが目指すべきゴールとなります。

 

高校生レベル→B1レベルの距離

現在:TOEIC400(高校生の平均TOEICスコア)

ゴール:TOEIC800(日常会話が不自由なくこなせるB1レベル)

…とすると、その差は400点(800-400)になります。

 

そして、TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200~300時間です。

 

つまり、高校生レベルからB1レベルを目指す人は、最短で800時間(200時間×4)、最長で1,200時間(300時間×4)が目指すべき距離となります。

次に、実際どれくらいの時間が掛かるのか見ていきましょう!

800時間(最短時間)1,200時間(最長時間)
フィリピン留学期間:4ヶ月期間:6ヶ月
欧米留学期間:8ヶ月期間:1年
日本での自主勉強期間:約2年期間:約3年
英会話スクール期間:約22年期間:約33年

 

※フィリピン留学:授業時間を1日8時間、予習復習を2時間で計算(200時間/月)

※欧米留学:授業時間を1日4時間、予習復習を1時間で計算(100時間/月)

※日本での自主勉強:1日1時間で計算(30時間/月)

※英会話スクール:50分を週4回で計算(3時間/月)

 

数字を見てみてどうでしょうか?

英語はコツコツ型の技術ですので、勉強し続ける限りは必ず身に付ける事が可能です!

 

ただ、日本で毎日1時間コツコツ英語を勉強するのは並大抵の努力では続けれませんし、週1回の英会話スクールを20年以上続けるのも非現実的ですよね…。

 

そのため、自主勉強や英会話スクールだと、どうしても英語が身につく前(800時間や1,200時間に達する前)に諦めてしまい、英語がしゃべれない!身につかない!という事になってしまうのです。

 

一方、留学であれば半年や1年でまとまった時間を集中的に勉強する事ができるので、それだけ成果が出やすいんですね。

 

高校生レベル→B2レベルの距離

同じように次はB2レベルを見ていきましょう。

現在:TOEIC400(高校生の平均TOEICスコア)

ゴール:TOEIC900(ビジネス英語もこなせるB2レベル)

…とすると、その差は500点(900-400)になります。

 

TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200~300時間ですから、高校生レベルからB2レベルを目指す人は、最短で1,000時間(200時間*5)、最長で1,500時間(300時間*5)が目指すべき距離となります。

 

そして、この場合の期間も見てみましょう。

1,000時間(最短時間)1,500時間(最長時間)
フィリピン留学期間:5ヶ月期間:7.5ヶ月
欧米留学期間:10ヶ月期間:15ヶ月
日本での自主勉強期間:約3年期間:約4年
英会話スクール期間:約27年期間:約42年

 

実は、英語も上級レベルになればなるほど、上達スピードが遅くなり、成果が見えにくくなりますので、上のレベルに行けば行くほどさらなる頑張りが必要になってきます!

それでも、留学であれば1年や1年半程度の期間で集中的に勉強をすれば、ビジネスでも十分使える英語を身に付けていくことができます

 

留学はどうしてもまとまったお金と時間が必要ですので、「お金と時間をたくさん使う=効率が悪い選択肢」というイメージがあるかもしれません。

 

でも、実際はそのイメージとは真逆でより短時間で集中的に、さらに効率良く英語を身に付けられる方法なんですね。

逆に、日本でコツコツ自分だけでお金を掛けずに勉強したり、1週間で1回だけ英会話スクールに通ったりすることの方が「お金と時間を掛けたけど欲しい成果が得られなかった」という事になりやすかったりします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こうして数字でまとめて見ると、留学に対する見方やイメージも少し変わるのかな?と思います。

 

最後にこのコラムの内容を図でまとめると下記のようになります。

 

・高校生レベル→旅行や海外生活で困らない英語レベル(B1)
800時間~1200時間
フィリピン留学で4~6ヶ月
欧米留学で8ヶ月~1年
・高校生レベル→ビジネスでも使える英語レベル(B2)
1000時間~1500時間
フィリピン留学で5~7.5ヶ月
欧米留学で10ヶ月~15ヶ月

 

また「今すぐに留学するのはちょっと難しそう…。」という人でも、日本でコツコツ勉強をしておけば、必要な800時間や1,000時間といった数字は少しずつ減っていきます。

そのため、「将来的に留学は絶対したい!」と思っている方は、今できる範囲で英語の勉強をぜひコツコツとお金と手間を掛けずにやってみてください!

 

→オススメの参考書、英語アプリなどをご紹介しています。

 

また「フィリピン留学1ヶ月でだいたいいくらくらいの費用になるんだろう?」、「欧米留学3ヶ月ならいくらくらいの予算なの?」と費用について気になる方は、下記のコラムもぜひご参考ください!

 

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