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【語学学校は何ヶ月?】TOEIC500の人が語学学校に通う留学の目安期間

公開:2019/01/08 著者:井上 眞希 1768 Views

留学をする時にやっぱり一番お金が掛かるのが学費ですよね。

「私の場合は、実際どれくらい学校へ通えば良いんだろう…。」というのはみんな気になる所だと思います。

ここでは、TOEIC500の人がどれくらい語学学校に通えば良いのか、どれくらい留学をすれば良いのかという目安の就学期間を紹介していきます。

TOEIC500の英語力目安

ここでいきなりですが、まずはあなたの英語力についてのアンケートです!

 

1.大学で英語を専攻していた ( YES / NO )
2.大学で国際系の学部だった ( YES / NO )
3.大学院を卒業している ( YES / NO )
4.大学の専攻は英語や国際系じゃないけど、英語に自信がある ( YES / NO )
5.英検2級を持っている ( YES / NO )

 

どうですか?

上記のアンケートで、YESが3つ以上あった方は、おそらくTOEIC500前後の実力だと思われます。

なぜ、そうした事が言えるのかというと…一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(TOEICの運営元)の最新2018年版データでは、下記のような平均点になっているからです。

 

・大学院生の平均点  524点
・専門学校生の平均点  467点
・大学生の平均点   449点
・短大生の平均点 411点


・英語専攻の大学生平均点 513点
・国際系学部の大学生平均点 503点
・英語学部以外の大学生平均点 455点

 

もちろん英語の好き嫌いや得意不得意もありますし、特に社会人の方は「大学を卒業したのがだいぶ前だからな~現役よりも英語に自信がないかも…。」というような人もきっと多いかと思います。

そのため、上記の平均スコアと比べると多少のばらつきや個人差もあると思いますが、「自分は多分TOEIC500くらいかなぁ~。」という方はぜひこの記事を参考にして就学期間を決めていきましょう!

また、TOEIC400点での姉妹コラムもあるので、「自分はちょっとTOEIC500はないかなぁ…。」、「多分TOEIC400くらいかも?」という人は、こっちのコラムを参考にしてみてください。

 

【参考記事】
【語学学校は何ヶ月?】TOEIC400の人が語学学校に通う留学の目安期間

 

あなたは、どの英語レベルを目指しますか?

語学学校にはどれだけ通うべきか?というのは、あなたが”どのゴール(どの英語力)”を目指すか、そしてあなたが今”どのスタートライン”にいるか(現在の英語力)の2点で変わります。

 

・CEFR(セファールという全世界で一番有名な言語指標の事)のB1とB2というレベルでゴールの設定
・スタートライン(出発点)をTOEIC500(英語専攻の現役大学生の平均レベル)として仮定

 

このコラムでは上記のゴールとスタートライン(出発点)でお話しを進めていきます。

 

ちなみに、ざっくりとしたCEFRのイメージとしては「海外旅行などで困る事なく日常会話ができるというのがB1レベル」、「日常英会話に加えてビジネスシーンでもしっかり英語が使えるのがB2レベル」です。

 

CEFRって何?CEFRについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをどうぞ!

↓ ↓ ↓

【完全版:英語学習時間】目指すべきTOEICスコアと英語がしゃべれるようになるための勉強時間

 

CEFRのB1レベル:
・いわゆる中級レベル
・TOEICスコアは550~784
・ゆっくりであれば外国人とも簡単なコミュニケーションが取れる
・ビジネスでは社内の電話取り次ぎなどは可能
CEFRのB2レベル:
・中上級レベル(B1より一つ上のレベル)
・TOEICスコアは785~944
・ネイティブスピードの長い文章のリスニングなどにはストレスを感じる
・ビジネスでは簡易的な社内打ち合わせなどが可能
CEFRのC1レベル:
・上級レベル(B2よりさらに1つ上のレベル)
・TOEICスコアだと945~990(ほぼ満点レベル)
・日常生活で困る事はないが、ネイティブ同士の談笑や会話の輪には入りづらい
・ビジネス英語をあらゆる場面で使いこなせる

 

語学は上には上のレベルがあり、上記の「C1レベル」という実力者であっても、実際は「ネイティブ同士の談笑にはまだまだ入りづらい。」というのが現実です。。

例えば、あなたが日本で生活していて「あ!この人なかなか日本語が上手だな~。」という外国人に会ったことはないでしょうか?

 

でも、そうした日本語が上手な外国人であっても「自分と仲が良い友達が2人でワイワイ盛り上がっている会話の輪にその外国人の人が入ってくる。」というのはなかなかイメージ沸かないかと思います。(笑)

実は、母国語のスピーカー同士で談笑している輪の中に入っていくというのは、ものすごく高い語学レベルだったりします。

 

そのため、海外旅行や日常英会話だけをとりあえず不自由なくこなしたい!という人はB1レベル。

 

日常英会話だけではなく、ビジネスでも英語を活かしたい!という人はB2レベルが目指すべきゴールとなります。

 

英語専攻の現役大学生レベル→B1レベルの距離

現在:TOEIC500(英語専攻の大学生レベル)

ゴール:TOEIC800(日常会話が不自由なくこなせるB1レベル)

 

とすると、その差は300点(800-300)になります。

 

そして、TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200時間~300時間ですので、英語専攻の現役大学生レベルからB1レベルを目指す人は、最短で600時間(200時間×3)、最長で900時間(300時間×3)が目指すべき距離となります。

 

 

次に、実際どれくらいの費用と時間が掛かるのか見ていきましょう!

 

600時間(最短時間)900時間(最長時間)
フィリピン留学費用:約69万
期間:3ヶ月
費用:約103万
期間:4ヶ月半
欧米留学費用:約150万
期間:6ヶ月
費用:約225万
期間:9ヶ月
日本での自主勉強費用:0円
期間:約2年弱
費用:0円
期間:約2年半
英会話スクール費用:約200万
期間:約17年弱
費用:約300万円
期間:約25年

※フィリピン留学は、授業時間を1日8時間、予習復習を2時間で計算(200時間/月)
※欧米留学は、授業時間を1日4時間、予習復習を1時間で計算(100時間/月)
※日本での自主勉強は1日1時間で計算(30時間/月)
※英会話スクールは50分を4回で計算(3時間/月)

 

数字を見てみてどうでしょうか?

英語はコツコツ型の技術ですので、勉強し続ける限りは必ず身に付ける事が可能です!

「もし急いで英語を身に付けないといけない!」という人でなければ、本屋などで教材を購入して日本で毎日コツコツ自主勉強をするのも一つの手ですが…そうしたスタイルはなかなか現実的ではないと思います。

 

また、英会話スクールなどで、10年や20年単位で通える人などもいないと思うので、どうしても英語が身につく前(600時間や900時間に達する前)に諦めてしまいがちです。

 

一方、留学であれば半年や1年でまとまった時間を短期間で集中的に勉強する事ができるので、そうした意味では留学はコスパが良いと言えますね!

 

英語専攻の現役大学生レベル→B2レベルの距離

同じように次はB2レベルを見ていきましょう。

 

現在:TOEIC500(英語専攻の大学生レベル)

ゴール:TOEIC900(ビジネス英語もこなせるB2レベル)

 

とすると、その差は400点(900-500)になります。

そして、TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200時間~300時間ですので、英語専攻の現役大学生レベルからB2レベルを目指す人は、最短で800時間(200時間*4)、最長で1200時間(300時間*4)が目指すべき距離となります。

 

 

さらに、この場合の費用と期間も見てみましょう。

 

800時間(最短時間)1,200時間(最長時間)
フィリピン留学費用:約92万
期間:4ヶ月
費用:約138万
期間:6ヶ月
欧米留学費用:約200万
期間:8ヶ月
費用:約300万
期間:1年
日本での自主勉強費用:0円
期間:約2年
費用:0円
期間:約3年
英会話スクール費用:約266万
期間:約22年
費用:約396万円
期間:約33年

※フィリピン留学は、授業時間を1日8時間、予習復習を2時間で計算(200時間/月)
※欧米留学は、授業時間を1日4時間、予習復習を1時間で計算(100時間/月)
※日本での自主勉強は1日1時間で計算(30時間/月)
※英会話スクールは50分を4回で計算(3時間/月)

 

英語も上級レベルになればなるほど、上達スピードが遅くなり、なかなか成果が見えにくくなるため、上のレベルに行けば行くほどあなたの頑張りが必要になります!

 

それでも、留学で半年程度を集中的に勉強をすれば、ビジネスでも十分使える英語を身に付けていくことができるんですね。

 

残念ながら日本では英文科の大学生であっても、TOEIC500前後が平均レベルという事を考えると、大学を卒業してすぐにビジネスの世界でも英語で戦っていける人は少数派となります。

 

英文科の大学生はもちろん、経済や情報、法律系などいろんな学部の人も在学中に積極的に留学をして、日本の大学生や日本人の全体の平均英語力が今後少しずつでもアップしていけると良いなぁ…と私は考えています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こうして数字でまとめて見ると、留学に対する見方やイメージも少し変わるのかな?と思います。

このコラムの内容を図でまとめると下記のようになります。

 

 

また、「留学には興味があるけど…今すぐに留学するのはちょっと難しそうだなぁ。」という人でも、日本でコツコツ勉強をしておけば、必要な600時間や1,200時間の数字は少しずつ減っていきます。

 

「ぜひ近い将来に留学をしたい!」と思っている方や「英語を絶対に身に付けたい!」と思っている人は、”今できる範囲”でぜひ留学の準備今からスタートしていきましょう。

 

「英語を勉強するのにお金を使わないといけない。」、「どこか英会話スクールに通わないといけない。」というわけではありません!

今、お金を掛けずに英語を勉強する機会や方法は身の回りにたくさんあります!一番身近な方法はスマホアプリです!ぜひ今すぐにアプリをインストールしてみて、今日から英語の勉強をコツコツ初めてみましょう!!

 

 

このコラムがあなたの留学準備で少しでも参考になれば幸いです。

 

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