【フィリピン留学】コロナの影響がこんなに深刻になるとは予想外です… | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:ニュース

【フィリピン留学】コロナの影響がこんなに深刻になるとは予想外です…

公開:2020/03/19 著者:佐藤 高史 1125 Views

2週間前にコロナの記事を投稿してから、世界の状況は著しく悪化してきてます。

こんな事になるとは思ってもみなかったーー!二週間前は「あと数週間も経てばみんな忘れて過去の事になるだろう。」と余裕こきまくってました。

ところが現実は対岸の火事の如く眺めていたフィリピン組も感染者も50人を超え(3月15日時点)ドゥテルテ大統領が即緊急事態宣言を大統領令として発令。

 

たった50人の感染者でも大統領が緊急事態宣言するってのは、かなり早い判断だと多くの方が驚かせられたのではないでしょうか。

 

しかし、早期に拡散を防ぐなら、これくらい極端かつ早い判断を取るべきなのかもしれませんね。

まさかここまでの事態になるとは思ってもみなかったので2週間前は「日本にいるくらいないらフィリピン来ちゃいなよ!」と誘っていましたが、この大統領令によってかなり状況が変わってきたので今回のコラムで更新します。

執筆している今(3月16日)も毎日情報が飛んできていますが錯綜しています。SNSや現地の警察、地元のコネクションを駆使して情報収集していますが、どれも完全に一致しているわけではないのでどれも確実性に欠けています。

 

留学に関してですが、現段階で言えるのは留学するのは今ではないという事です。これはフィリピンのエリア問わずです。

感染者が少ないエリアとか関係無く、国内線もセブパシフィック航空がオールキャンセルになり、ある市内では外国人の出入りを規制すると広報されています。

しかし、実際には全く何も施行されていないケースもあるようで、現場は混乱しています。

 

安易にSNSの情報や日本の外務省の情報でさえも鵜呑みにして行動するのは危険です。広報されている情報通り動いたとしても、コトが通らない場合も想定しておかなければなりません。

 

施行日と具体的な規制が予定通り施行されるのは、日本にいる時の固定概念だと思った方がいいかもしれません。

いずれにしても、家でネットフリックスか筋トレするしかやる事がないです。

とりあえず前回投稿した内容と出来る限り同じ地点からの写真を掲載して、現在のフィリピンの状況と比較して行きたいと思います。

クラーク周辺の概況

まずは現在(撮影時3月15日)のクラーク周辺の街はこんな感じです。街に人がマジで少ない。いつもの1/5くらいです。

 

 

この公園にあるバスケコートには、いつもは少年少女たちがわんさかバスケをやっているのですが、日曜日の昼間なのにゼロです。

 

 

市民の暇つぶし場所であるショッピングモールSMの入り口では、体温チェックが厳重になっていて、入場するにも行列状態。

 

 

ディズニーランドで例えるなら、スタージェットもしくはスターツアーズレベルの行列です。ディズニーファンならこれで解ってくれるはず。私はディズニーランドが大好きで結構詳しいです。(笑)

ちなみに、フィリピンのショッピングセンターでは、コロナとか関係なくても毎回荷物検査が行われています。銃器などヤバイ物持ってないかの確認です。基本男女別の列となっているので気を付けましょう。

館内はと言うと、誰もメリーゴーランドしてません。2週間前まではマスク無しでみんな跨っていたのに、というかそもそもメリーゴーランド周辺にヒトがいないし回ってない。

 

 

今こうやって始めてじっくり見ると、メリーゴーランドって馬だけが愉快に回ってるわけじゃないんですね。ゾウやライオン、しまうま、キリンさんもメリーゴーランドで回っているなんて。と悲しくなるくらい閑散としています。

他の通路に行っても客入りがいつもの1/5くらい。けど未だにマスク着用率は20%くらいに見えます。そこまで危機感がないのでしょう。ちなみに私もこの日は一日着用していません。

 

 

 

SM内のスーパーマーケットはというと、この時点ではパニック買いの後という感じで乗り遅れ、買い足し組が列をなしていました。

 

 

 

フィリピンの週末はいつも家族が1週間分の買い物しに来るのでそんなに変わらないというか、むしろ既に買い控えが始まっており、いつもより少ないほどでした。

SMのゲーセンはフィリピン家族の憩いの場でもあります。大概家族で賑わっており、とーちゃんかーちゃんもみんなでメダルゲームやったりクレーンゲーム、ダンレボやったりしてるもんです。この時はこんな感じ。

 

 

いつもの1/10しかヒトがいません。商売あがったりです。しけてますね…。

前回同様に他のショッピングモールを確認すると、ヒトがちょっとだけいます。

 

 

けどちょっと奥まで行くと、ヒトが…いない。

 

 

ほとんどいねぇ…です。

 

 

フードコートは、前回と比較して1/2くらいですかね。

 

 

こちらのゲーセンはというと…。

 

 

いつものミッチーマウスには誰もいない。赤いウシには子供が一人だけ。ここのゲーセンの減少率は顕著です。前回と比較して1/7くらいまで減っています。

けど、このくらい人が少ないゲーセンのタイミングは要注意です。私の苦い思い出では、このようなシチュエーションでカツアゲにあいました。人気のないゲーセンほど気を引き締めましょう、特に日本では。

とにかくこの直近1週間で急激にショッピングモールの体温チェックが厳重になり、パニック買いが起きていて街全体が緊急事態に備えています。

 

フィリピンと日本の感染者数の現状比較(3月14日時点)

まず日本とフィリピンの感染者数と死亡者数です。

 

感染者数死亡者数
日本(3月14日時点)629人(約2.5倍)21人(約5倍)
フィリピン(3月12日時点)52人(約20倍)5人(約5倍)

 

上記カッコ内は2月末比較となっており、指数で出すとパーセンテージが凄い数になりそうでしたので、今回はざっくりと何倍かで表しています。

絶対数にフォーカスするとフィリピンと比較した場合、まだまだ日本の感染者の方が多いです。もうここまできたら死亡者数は置いておきましょう。感染者数だけ見ます。

フィリピンでは先月末比較で一気に20倍と増えてきているので、この勢いだと3月末時点でどこまで増えてくるのか予測不可です。これ以上の拡散を何とか食い止めようとドゥテルテ君(大統領)は緊急事態宣言を出した訳です。

 

一応今からでも渡航できるのか?

この2週間で大分状況は変わってしまいました。無念です…。3月16日時点では、セブパシフィックが国内外問わずオールキャンセル、マニラ周辺では完全に封鎖されているので、フィリピンエアライン使ってマニラに到着出来たとしてもマニラからは出られません。

クラークまで直結のバスもありますが、ある情報ではこのバスさえもマニラから外には出られないと。現地のツイッターではバスでなら唯一マニラから脱出できるというツイートもありますし、やっぱり出られないという情報もあるなど錯綜しているのが現実です。

そしてセブ州は空路海路での旅客の入域制限30日間、つまり外人さんも地元民もお断り状態。そんでもって、セブパシフィックは、フライトキャンセルの連続でCA150人以上が解雇。

 

そんならバギオまでどうやって行けばいいのかって、クラーク空港着でそこからバスで行くというルートが今年から通常でしたが、現在はこれも不透明…。

そもそもいつクラークがセブみたいに外国人お断りするか予想がつきません。到着出来たとしても、そこから陸路が寸断される可能性も大いにあります。

とりあえず入国出来たとしても空港で足止め食らうという、まさしく数年前のトムハンクスの映画「ターミナル」状態にもなりかねません。そうなったら、空港オンリーの生活が貴方を待っています。

 

現地の情報はどうなっているか

フィリピンのニュースやフィリピン在住の日本人からのツイート、フェイスブックと様々な情報源から収集しています。大体内容は同じですが、どれも具体的かつ確実性の低い情報。と言うのも、フィリピンから発信されている情報がかなり抽象的で具体性に欠けるものばかりです。

現地の情報は毎日更新されていますが、それを見る限り日に日に隔離や制限規制が厳重になってきています。それを収集してみんながみんなのために発信しているけど、そこはフィリピンです。

現場でどう変わるかは予想不可。情報では良しとされていても、その場の警官がアカンと言ったらアカン。なので、最終的には自己責任の下で自己判断し、行動するしかないのです。

 

最初はマニラ首都圏のみの封鎖だったけど、今ではセブ全域。ルソン島全域に隔離指令が出ているほどです。

 

【まとめ】 前回記事から訂正します!

前回記事の「コロナが理由でためらうなら即二ホン脱出です!」を訂正します。

フィリピンでのコロナ問題は刻一刻悪化しているので、予約を先延ばしにするかキャンセルするべきです。

この非常事態、いつ頃終息するのか全く先が読めない状況下。

 

安易に一か月くらい先に延ばしたところで入国できる保証も無ければ、極論を言うと申し込んでいた学校自体が存在している保証もないわけです。

 

というのも、セブなんかが顕著ですが外国人が入って来られないとなると、語学学校のビジネスが完全にストップします。そして、実際に殆どの語学学校がフィリピン政府からの要請で休校しています。今後、先生たちがセブパシのCAのように解雇される可能性もあります。

生徒が来ないため売上も激減、キャッシュフローも勿論悪化。しかし、語学学校には、ごっつい固定費と毎月の総支出があります。事態が終息するまでの間、これらのコストの支払いできる有能な学校は存続できるでしょう。

しかし、自転車操業や十分な内部留保の無い企業は、フィリピンでも倒産するしかありません。

 

そんな語学学校のバックグラウンドまでは勿論わかりませんよね…。そんな時こそ申し込んだエージェントさんに指示を仰ぐべきです。

 

彼らは学校の事情も結構知っているもんです。例えば、「あの学校は最近なんか集客や広報、手数料がやたら気前が良いから、何かやばいんじゃないか…。」といった感じで察知しています。

そのようなリアルな意見をプロの目線から伺った上で判断すると良いかもしれません。エージェントも見込み客や申込済客に対して、必死に土日返上で深夜までフォローしています。

留学業界って、結構スタッフ人員少ないんです。それでもこの緊急事態で、みんなフル稼働で留学生の意向も汲み取りつつ現場の状況を把握しながら、最新の情報提供してくれているんです。

こんな時はみんなが大変です。楽しているのはトライシクルで屁こいてるおっちゃんくらい…。慎重に且つ早めの判断を勧めます。

 

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