【マルタ留学】もうすぐマルタのワーキングホリデー制度がスタート!?
”ワーキングホリデー”と聞くと、日本で初のワーキングホリデー制度開始国であるオーストラリアや日本人からの人気が高いカナダを思い浮かべると思います!
しかし日本人が働ける国はそれだけではないんです!なんと現在、20カ国以上でワーキングホリデーが可能となっています。
実は、2018年8月1日には安倍晋三内閣総理大臣とジョゼフ・ムスカット・マルタ共和国首相による「日・マルタ首脳会議」が行われました。
その会談ではなんと「日本とマルタのワーキングホリデー制度開始に向けた交渉を加速化させていく」という事で、ワーキングホリデー制度の確立について両首脳からの言及がありました!
今後マルタでもワーキングホリデー制度(ワーキングホリデービザ)がスタートしていく事がほぼ間違いなさそうです。
このニュースによって、美しい海に囲まれた人気リゾート地マルタでお金を稼ぎながら長期滞在することも夢ではなくなりました!!
この記事では、マルタ共和国についてあまり知らない方のために基本情報やワーキングホリデーのシステムに加えて、いつマルタのワーキングホリデーがスタートするのかについて見ていきましょう。
そもそもワーキングホリデー制度って何?
ワーキングホリデーとは、国同士の取り決めに基づき若者たちが海外で働くことによって、文化や生活様式を学び自国に持って帰ることや国同士の交流を深めることを目的とした制度です。
一般的に観光ビザの場合は、国にもよりますが最長6ヶ月までしか国に滞在できません。マルタの場合は、ビザなしで3カ月(90日まで)の滞在が可能です。
ですが、ワーキングホリデービザを取得すると最長1年(オーストラリアやイギリスでは最長2年)もの間長期滞在することを許されます。
ワーホリビザは一定の制限はありますが「観光」・「就学」・「就労」どれをしても良いのでとても自由度が高く、いろんな事にチャレンジするチャンスを与えてくれるビザといっても過言ではありません。
注意点として、ワーキングホリデービザ申請時に18歳以上、30歳以下であることや1つの国に対して1度しか使用する事ができないといったルールがあります。
異文化の環境で過ごすことで新しい自分の意外な一面を発見や、日本にいたら想像さえつかなかった新しい道が見つかるかも知れません。
そんな新しい可能性を私達に与えてくれるのがワーキングホリデービザなんです!
2. 申請日基準で18歳以上かつ31歳になっていないこと
3. 扶養する子供が同行していない事
4. ワーキングホリデービザの取得が初めてであること
5. 健康であること
6. 人物審査の基準を満たしていること
7. 滞在費として十分な資金を持っていること
8. ワーホリ協定締結国のパスポート所持者であること
マルタ共和国…っていったいどこ?
マルタ共和国は3つの島で構成されている小さな島国です。
日本ではまだあまり馴染みのない国かも知れませんが、船の影が透き通って見えるほどの透明度の高い海や、1年の内300日以上が晴天という温暖な気候を求めて、世界中から観光客が集まってくる人気リゾート地なんです!(沖縄やハワイ的ポジションです!)
マルタは東京23区の半分の面積しかない小さな国にも関わらず、その歴史は紀元前から始まり、国内に3つも世界遺産がある大変魅力的な国です。
マルタについてもっと知りたい方は、以下のコラムも参考になると思います!
【参考記事】
美しい島国ランキング1位!留学初心者にオススメなマルタ島の魅力
【留学体験談】マルタ留学の現実や評判は実際どうなの!?経験者にぶっちゃけインタビューしてみた(前編)
【留学体験談】マルタ留学の現実や評判は実際どうなの!?経験者にぶっちゃけインタビューしてみた(後編)
マルタでワーキングホリデーをするメリットとは!
マルタのワーキングホリデーをする時のメリット、魅力はズバリこんな形になってます。
・マルタで働く事を通して、現地人と同じような生活が送れる
・LCCを使って安くヨーロッパ諸国を旅行できる
・マルタの多くの観光スポットで休日も満喫できる(特に海が好きな人にオススメ)
・マルタは英語圏なので、働きながら英語学習もできる
・オーストラリアやカナダに比べて日本人が少ないので、人とは違った経験を得ることができる
マルタへ留学経験がある友人とマルタについて話していると多くの人が「マルタで流れる時間は日本より穏やかだった!」と言います。流れる時間は同じなのになぜそう思うのでしょうか?
私は、マルタという国に住む人の国民性が大きく関係していると思います。マルタの人たちは「自分の時間=仕事以外のプライベート」をとても大切にしています。
日本のように24時間営業のコンビ二やスーパーはありません。これは日本に住む私達には一見不便なようにも感じますが、働く側からしたら仕事とプライベートを両立させられる素晴らしい環境だと思います!
また、マルタはヨーロッパに気軽に旅行に行くことができる素晴らしいロケーションに位置しています。シェンゲン協定によってヨーロッパ国家間を国境検査なしでいけますし、スペインまでは航空券が往復4,000円で行くことができるそうです!(マルタ留学経験者談)
ちなみに、ヨーロッパの英語圏かつ、ワーキングホリデーができる国は現在イギリスとアイルランドの2カ国しかありません。それにも関わらず、イギリスは年間約1,000人、アイルランドは約400人のビザの発給枠がしかありません…!
マルタも英語が公用語なので、もしマルタでワーキングホリデーが開始されたらヨーロッパで働きたい人の選択肢の幅が広がり、働けるチャンスも増えますね!!
いつマルタのワーキングホリデー制度がスタートするの?
さて、マルタの魅力的なワーキングホリデー制度ですが、ここまで記事を読んだ方が一番気になるのは「いつマルタのワーキングホリデービザ制度がスタートするの?」だと思います。
マルタでのワーキングホリデー制度については、首脳レベルで「ワーキングホリデー制度の話し合いを進めていきましょう。」と話があったので確実に前へは進んでいますが…残念ながら詳しい日程などはまだ不明です…。
そこで今回は、今までワーキングホリデー制度が成立した国が、”話し合いが始まってから~実際に協定を結ぶまでどれくらいの期間がかかったか”を比較してみました!
話し合い開始時期: 2016年4月14日のシンポジウム
制度開始: 2017年4月5日ワーキングホリデー制度締結
開始までの期間: 約1年間
ビザ発行人数: 約500人
話し合い開始時期: 2014年11月10日
制度開始: 2018年9月に開始予定
開始までの期間: 約4年間
ビザの発行人数: 未定
話し合い開始時期: 2014年11月5日
制度開始: 2017年2月14日
開始までの期間: 約2年間
ビザの発行人数: 約200人
ワーキングホリデーを開始した国との比較結果
スペインの場合は、スピード締結でなんとたったの1年しかかかっていません!それに対してアイスランドの場合は、4年弱とのんびりと話し合いが進んだようです。
世界情勢や国同士がどれほど真剣に考えているかによって、制度開始までの期間はまちまちです。
他国の状況も考えると、マルタもハンガリーのようにおそらく2年くらいはかかりそうな感じです。
しかし、両首脳同士直接話し合ったことで、マルタへのワーキングホリデーがぐっと現実味を帯びてきたことは間違いありません!
ここからたくさんの政治家や役人が何回も会議をして、ワーホリビザ制度締結に向けて進んでいきますので、のんびりしながら待ちましょう。
ちなみに、例の首脳会談ではワーキングホリデー制度の他には、JETプログラム(日本の中学校などに来ているALTの先生=外務省や地方自治体が1年間ネイティブの英語教師を日本へ呼んでいる制度)がマルタでもスタートしていくという事なので、マルタ人の先生が日本に来る日も近いかもしれませんね!
ちなみに、マルタは学生ビザ(延長ビザ)でアルバイトすることが可能になりました。興味のある方は以下の記事をご覧ください!
【参考記事】
【徹底解説】マルタの学生ビザ(延長ビザ)で働く方法と申請方法 INマルタ
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