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【2025年7月】フィリピン留学のビザ費用が値上げ!押さえておくべきビザ知識を解説

更新:2025/07/07(公開:2024/06/21) 著者:中山 大輔 406 Views

このコラムでは、フィリピン留学をする際のビザ情報について直近の変更や改訂などを含めて解説しています。

※追加情報などがありましたら、随時補記や修正をしていきます。

フィリピン留学は現地でビザ申請

海外滞在には必ずビザが必要で、そのビザ費用は各国の移民局へ支払う必要があります。

例えば、2025年のカナダのワーキングホリデービザは364.75ドル(179.75ドル+85ドル+100ドル)、オーストラリアのワーキングホリデービザは670ドルという感じです。

 

しかし、フィリピン留学の場合には、日本ではビザ申請は行いません。

日本国籍の場合には、フィリピンではビザ申請なし(ノービザ)で渡航をしてから現地でビザを申請するんですね。

 

フィリピン留学ではビザの事前準備や申請が不要ですので、他の国よりもスムーズに留学できるというメリットがあります。

また、ビザの申請手続きや代行も学校が全て対応してくれるので安心で簡単です。

 

到着直後にビザ費用と現地費用を支払い

フィリピン留学は全寮制という留学スタイルですので、現地では実費費用(現地費用)の支払いが必要です。

具体的には、エアコンや照明に使う電気代、学校施設であるプールやウォーターサーバー等の施設管理料金、教科書代金といったものです。

 

さらに、この実費費用(現地費用)には、到着後に取得が必要なビザや外国人登録証の申請費用も含まれます。

 

・現地費用の一例(学校によって費用は若干異なります)

2025年現地費用一例

→左側の赤枠がビザ費用となります。一方、青枠が現地費用となります。

 

赤枠(ビザ費用の詳細)

赤枠(ビザ費用)は、基本的にフィリピンに長く滞在(留学)するほど料金が増えていきます。

しかし、「ACR I-CARD」と「延長のビザ費用」については下記のように無料期間があります。

現地費用(ビザ費用)についての解説

→ACR I-CARDは9週以降に料金が発生(8週までは無料)、ビザ延長費用は5週以降に発生(4週までは無料)です。

 

聞き慣れないフィリピンのビザ用語も一つ一つ見ていきましょう!

・SSP

SSPとはSpecial Study Permit(特別就学許可)の事で、フィリピンで語学留学をする時に必要な許可証になります。

料金は2025年7月に改訂があり、7,800ペソ(以前は6,800ペソ)となっています。

 

ちなみに、フィリピン語学留学は「語学研修旅行」という扱いになるため、「フィリピン入国時の旅行目的は観光」になっています。

そのため、入国後にこうした就学許可(SSP)を取得する必要があるんですね。

 

・SSP ACR I-CARD(SSP E-CARD)

こちらは2024年6月の法律改正で新しく作られたカードで、国境を越えた犯罪者などの監視のために作られています。

こちらも2025年7月に料金改定があり、4,500ペソ(以前は4,000ペソ)となっています。(有効期限は申請日から1年間)

SSP同様にこちらも到着直後にフィリピンへの留学生全員が申請、取得が必要なものとなっています。

 

・TOURIST ACR I-Card(ACR I-CARD)

ACR-I Cardは、Alien Certificate of Registration Identity Cardの略で、外国人登録証の事です。

こちらも2025年7月の料金改定で、費用が4,000ペソ(以前は3,500ペソ)となっています。(有効期限は申請日から1年間)

 

ちなみに、名称の頭に「TOURIST」がついているのは、こちらが主に観光目的の短期滞在者用の外国人登録証になっているためです。

フィリピンに9週間(59日)以上滞在する外国人は全員取得が義務づけられているため、9週以上フィリピン留学する人が申請&取得をする必要があります。

※学校によっては、TOURIST ACR I-Card(ACR I-CARD)を「VISA I-CARD」と表記している事もありますが同じものにんらいます。

 

・ビザ延長分

フィリピンは、30日まで(4週間)まではビザなし(ノービザ)で滞在が可能ですので、31日以上(5週以上)フィリピンに留学する人は、ビザの延長と取得が必要になります。

 

こちらも2025年7月の改訂でビザの延長をする1回ごとの費用が1,000ペソ増えています。

・5週~8週滞在する人が支払う合計ビザ費用:5,140ペソ
・9週~12週滞在する人が支払う合計ビザ費用:12,060ペソ(5,140+6,920)
・13週~16週滞在する人が支払う合計ビザ費用:16,500ペソ(12,060+4,440)
・17週~20週滞在する人が支払う合計ビザ費用:21,450ペソ(16,500+4,950)
・21週~24週滞在する人が支払う合計ビザ費用:26,900ペソ(21,450+5,450)

※学校が定める事務手数料などの差違でビザ費用などが若干異なる場合もあります。

 

しかし、留学期間(フィリピン滞在期間)が30日以内(4週間以内)であればビザ申請は不要です。

 

青枠(現地費用)の詳細

一方、上記のようなビザ以外の費用(現地で学校へ支払う費用)は、各項目は下記のようになっています。

・ID:学内で使うID(学生証)の発行料金です。

・水道料金、電気料金:寮での水道や電気代です。

・保証金:寮滞在時の保証金です。部屋などの破損がなければ全額返金されます。

・施設管理費:学校各施設の管理費用です。

・片道空港送迎費用:空港までのお迎え費用です。

 

ちなみに、教材費については留学生のスタート英語レベル、授業の進むスピードによって変わるため、それぞれの学校が定める教材費を現地で購入する形になります。

また、フィリピンでは電気代は日本よりも割高なので、エアコンを頻繁に使う方などは追加の電気代を支払う形が一般的です。

 

2024年6月のSSP変更内容

フィリピン現地で支払う費用については大まかなイメージは掴めましたでしょうか?

 

また、改訂から時間が経っているためご存じの方も多いかもしれませんが、2024年6月には上記SSPで大きな変更があったのでその変更についても解説を致します。

変更前、変更後の一覧表

→変更点をまとめると上記のようになります。

 

SSPについて

まずSSPですが、有効期限の変更がありました。

もともとは取得をしたら「6ヶ月ずっと間有効」というものでしたが、今回の変更で「卒業日までの有効期限」となっています。

例えば、16週間の学校申込をした人がSSPを申請したら、SSPの有効期限は16週間。

8週間の学校申込をした人がSSPを申請したら、SSPの有効期限は8週間という感じです。

 

SSP申請時の航空券

次はSSP申請時の航空券です。

以前は、SSP申請時に航空券の提出や提示は不要でしたので、航空券の有無に関係なくSSPは取得できていました。

しかし今回の改定では、もし12週間以上の留学をする際には、SSP申請時に「12週間後にフィリピンを出て行く航空券も移民局へ一緒に提示してください」というルールに変わりました。※

※この週数の規定は、フィリピンの地域や都市によって若干変わる事もございます。

 

SSP ACR-I CARD

最後はSSP ACR I-CARDです。こちらは以前はもともとなかったものになりますので、単純に追加で申請が必要になったという形になっています。

 

注意点

上記のフィリピンのビザ関連費用ですが、注意点も解説します。

申請は学校側が全部代行してくれるため、申請時に注意する事などは基本的にありません。

しかし、現地到着後に学校の期間延長を考えている方は注意が必要です。

 

注意点1)SSPの再申請が必要

SSPは学校の就学期間(卒業日)に合わせて、申請、取得するものになります。

そのため、もし現地で就学期間を延長するとなるとSSPを再申請する必要があります。

申請ごとに7,800ペソを追加で支払う事になりますので、延長回数はできるだけ少ない方が無駄がありません。

 

注意点2)航空券も準備が必要

今回の改定で「滞在期間によっては、SSP申請時に帰国時のチケット提示が必要」というルールに変わりました。

そのため、SSPを再申請するたび(学校を延長するたび)に帰国時のチケットを取り直す(帰国日の変更をする)必要性も出てきます。

延長をすればするほど、チケット費用や変更手数料が追加で掛かってしまうため、計画的な留学プランが必要です。

 

計画的な留学プランを立てるためには、自分が身に付けたい英語力(ゴール)と今の英語力(スタート地点)をしっかり見極めて、就学予定期間を決める必要があります。

→自分がどれくらいの就学期間を設定すれば良いか迷っている方はこちらのコラムもぜひご参考ください。

 

まとめ

いかがでしょうか?

基本的にはフィリピンのビザ申請については、到着後学校側が対応してくれますので細かい部分は覚える必要はありません。

 

ただ、滞在期間によってはこうしたビザルールを押さえていた方が無駄な費用を支払わずに済み、節約することにもつながります。

短期留学者の方はあまり影響がありませんが、長期留学者の方は金額も大きいですので、最低限のビザ知識は覚えておくことをオススメ致します。

 

その上で、もし「現地で延長するかも知れない」、「帰国日は変更するかも知れない」という方は、帰国日が変更できるチケットなどを用意することをオススメします。

 

また、30日以内の捨てチケットを準備する場合でも、無事入国をした直後にすぐSSP申請のために卒業日に合わせた復路チケットを手配する必要があるため、日本であらかじめチケットを手配しておくのが無難です(到着直後にドタバタするのを避けられます)

 

→捨てチケットについて詳細を知りたい方はこちらのコラムもぜひご参考下さい。

 

 

もしフィリピン留学の就学期間を含めた留学プランや学校選びで気になる点や迷っている事がある方は留学ドットコムの公式LINEからお気軽にご相談ください!

 

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