【オーストラリア留学】実際に語学留学を体験してみてオーストラリア留学のメリット・デメリットを紹介

私は留学をする際に、1番悩んだのが、「どの国に留学するか?」ということです。
この記事を見て下さっている皆さまの中にも、国選びに迷われている方はいませんか?
実際に私も留学先の候補として考えたのは、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、マルタ、最近流行りのフィリピンです。
最初から行きたい国が決まってる人は迷わないと思いますが、国が決まってない人はきっと自分の目的・目標を一番叶えられることが第一の条件になるはずです。
自分以外の他人がどういう視点で国選びをしたのか知ることは、きっと皆さまにとっても参考になるんじゃないかと思います。
今回、私がなぜオーストラリアを留学先に決めたのか、実際に私がオーストラリア留学で感じた、留学のメリット・デメリットなどを紹介させていただきます。
皆さまの国選びの少しでもお役に立てればと思い、コラムを書かせていただきます。
渡航先にオーストラリアを選んだ理由
私の場合、ワーホリビザではなく学生ビザを選びました。学業に励むことでより自分に厳しく、英語に向き合えると思ったからです。
この留学コラムでもワーホリのライターさんは多いですが、学生ビザのライターは殆どいません。ですから、学生ビザで語学留学を考えられている方には必見です!
また、ワーホリビザと学生ビザで迷われている方にも国選びの点でオーストラリアを知っていただける機会だと思います。
実際に国選びとなると、留学前で現地の想像などが出来ず、漠然としたイメージとインターネットの情報やエージェントさんに頼ってしまいがちです。
私もその典型的なパターンで、気候や治安が安定していて、日本からもそれほど離れておらず、英語圏であること。そんな簡単な理由でオーストラリアを選びました。
私が留学するタイミングが10月だったこともあり、季節的に春から夏になる時期で気候的にも魅力的だったこともあります。
結果として、オーストラリアは語学留学に最適の国でした!!
留学してわかったオーストラリア留学の魅力①
オーストラリア留学の魅力とは何でしょうか?生活のし易さ、治安や気候が安定している点など、様々な魅力がオーストラリアにあると考えると思います。
しかし、海外留学の最大の目的はどこに留学するにせよ、英語というツールを身に付けて、日本または世界中で活躍することだと思います!
オーストラリアに来て分かったことですが、オーストラリアは他国ではあまり身に付けられない英語学習の魅力があるのです!
それは、ブリティッシュイングリッシュとアメリカンイングリッシュと同時に学べると言う点です!
皆さんご存知でしょうか?
オーストラリアは多民族国家ですので、地元のテレビではイギリスのBBC newsが放送されている一方で、アメリカのドラマやコメディーショーなどが放映されています。
オーストラリアに住んでいる人は、ブリティッシュイングリッシュもアメリカンイングリッシュもさほど区別なく受け入れ、その両方を理解できているのです。
具体例をあげてみたいと思います。
・アメリカンイングリッシュでは “Elevator”
・アメリカンイングリッシュでは “Bathroom” または “Restroom”
オーストラリアで英語の勉強することで、様々な言い回しに触れる機会があり、それらを同時に学ぶことができるのです!
これは他の国では経験出来ないことだと思います。オーストラリアで英語を学べば、世界中の英語を話せる人とコミュニケーションが取れるという訳です!
他の国では、ブリティシュイングリッシュもしくはアメリカンイングリッシュのどちらかしか学べないと思います。
日本で私たちは、アメリカンイングリッシュを学校教育で学んでいます。そこにブリティシュイングリッシュも加わると考えると、英語話者としてのスキルも1ランクアップすることになるのです。
留学してわかったオーストラリア留学の魅力②
その他にもオーストラリアは多民族国家のため、実際に生活してみますと様々な国籍の方とお会いする機会があります。
その方々とお話ししてみると、その人独特の訛りや発音などで聞き取れないことや、困惑した経験が多々あります。
相手の発音や訛りを正すことはできませんから、自分の耳を鍛えるしかありません!綺麗な英語しか聞き取れない人は、世界で活躍することは難しいのです。
いろいろな英語に触れられる機会は、多民族国家であるオーストラリアだからこそ経験できることなのです。
書店で売ってる英語教材に、独特な発音や訛りがある英語教材は一切売ってません。どんな英語でも対応できるように鍛えるためには、実際に多国籍な人々とコミュニケーションするしか方法が無いのです。これは非常に重要なポイントです!
私はこの記事執筆時点で、約7ヶ月間現地に住んでいます。今では耳が慣れ、大体の話は理解できるようになっています。
話す人のアクセントや発音が異なるのに現地に住めば聞き取れるようになるなんて興味深いと思いませんか?
オーストラリアで学べること
次に具体的に私がどんな勉強をしてきたかお伝えしたいと思います。
現在、私はシドニーにあるGreenwich English College に通っています。
ここで私は、以下のコースを学んできました。
一般英語コースでは、日常会話から文法まで幅広いシチュエーションでの英語が学べます。1週間に一度テストがあり、自分のレベルをチェックすることができます。
このコースは入れ替わりが激しく、様々な国の人と出会うことが出来ます。国籍も多様で様々な異文化を体験できます。
まずは日常会話を学ぶところからスタートするので、多くの方が一般英語コースからスタートします。
次に発音矯正コースでは、1ヶ月間同じ先生やクラスメートと一緒に、集中的に英語の発音の授業が受けます。
発音矯正の授業では、主にプレゼンテーションを行いました。
日本では学べない英語での発音練習は、とても為になるものでした。
最後にケンブリッジ検定試験準備コースでは、3ヶ月間、同じ先生とクラスメートと一緒に試験対策の勉強を行います。
ケンブリッジ検定試験に関しましては、今後詳しく説明させていただきたいと思いますので、今回は簡単に紹介する程度に留めますね。
ケンブリッジ検定試験の存在を知ったのは、私が留学する際に留学エージェントの方にご紹介していただいたのがきっかけでした。
最初はただ英語が話せるようになりたいと思っていました。
しかし、留学して語学力を伸ばす為には「何かしらの目標を持った方がいい。」ということで、気になったのがこのケンブリッジ検定試験でした。
このケンブリッジのCAE資格を勉強するの一番のメリットは、日常生活に実用的に使える英語を学ぶだけでなく、実際に使いこなせるということを「第三者に証明できる」こと!また、一度試験に合格すれば、「一生の資格になる」という点もオススメです。
オーストラリアの語学学校では、幅広いコースから自分がしたい勉強が出来ます。また、学校の先生がとても熱心で、相談するといろいろな選択肢を生徒にくれます!
その他にもIELTSやビジネスイングリッシュも私が通っている学校では学べます。
学校紹介については、後日詳しく書かせていただきたいと思います。
私の場合、1年間の勉強のスケジュールを事前に作成して行きましたので、スムーズに学校に対応出来たのではないかと思います。
このスケジュールはあくまでも予定ですので、入学後に変更することも簡単に可能です。
私も何度か変更しました。(笑)全てが予定通りだったら面白くないですね!

→ 国際色豊かなクラスメイト達
オーストラリアのココが惜しい…
次にオーストラリア留学の少し残念な点を紹介したいと思います。
まずは実際に生活してみて感じたことは、「物価が想像していた以上に高い」です。
これは留学前から心構えていたつもりでしたが、水や食品などの生活必需品が日本に比べて高いこと。
ランチなどを食べに行くと、1食の平均が1,000円~1,500円ぐらいします。
そのため、学校に通っている学生は、自炊もしくはアルバイト先でまかない飯をお昼ご飯に食べている人が多いです。
また、私は友人達とパブやバーに飲みに行くことが好きなのですが、ビール1杯が700円~800円前後します。また日本にあるような飲み放題などは、オーストラリアには残念ながらありません。
しかし、友人達とビールを片手に英語で話したり、自分たちの文化をお互い伝え合うことでより仲良くなったりすることも事実です。
たまに自分へのご褒美で飲みに行く感覚であれば、そこまで大きな負担にはならないでしょう。
普段から節約生活をすることで、金銭管理が上手になり、スケジュール管理やアルバイト、勉強のバランスも自分で全て出来るようなメリットもあると思います。
その他、私が生活しているシドニーでは、オーストラリア人に出会える機会が本当に少ないということです。
学校の先生以外は、日常生活やアルバイト先などでもオーストラリア生まれの方に逢える確率が低いです。
さすが移民の国だと日々痛感しています。留学生だからということも多少は影響していると思いますが、オーストラリア生まれオーストラリア育ちの方にお会いするのは非常に困難です。
地元の人になかなか出会えないことは、私の中で衝撃的だったため、少し残念な点としてあげさせていただきました。
最後に「日本人の多さ」にも触れておきたいと思います。
シドニーは特にアジア人が多い気がします。実際に街中を歩いていてもコリアンレストランが並んでいるところや、中華街などアジア系の人達が多く生活しています。
また私が通っている学校にも多くの日本人が勉強しています。友人の話を聞くと、アルバイト先や学校に日本人しかいないと、日本語ばかり使っている状況になってるそうです。
そうなれば、英語力が身につかないという失敗談にも成りかねません。
日本人が多いことは安心感につながりますが、どうしても日本人同士であれば、ついつい日本語を使ってしまいます。
そのため、日本語しか使っていない生活だと、せっかく学んだ英語を使う機会が減ってしまい、英語が身に付かない原因となってしまいます。
私はこの点に関しまして、私は最初に日本人とあまり関わらないようにしようとしていました。
しかし、それは時に正解であり失敗だとも思います。
困った時には、日本語でお互い助け合える部分はメリットです。意識の高い学生であれば、日本人同士でも英語を使ってコミュニケーションを取っています。
実際に私もこの留学生活でかけがえのない日本人の友人に出会うことが出来ました。オーストラリアのシドニーに来なければ、会うことがなかった友人に会えたのです。
そういうことを考えますと、留学は本当に奇跡的な出会いや発見が多いです。

→ オーストラリアで出会ったかけがえのない親友のYOSHI君と一枚
【まとめ】他の日本人留学生との付き合い方が大事!
オーストラリアは生活のし易さや安全さ、気候以外にも大変魅力のある国だと思います。
英語は英語でも、ブリティシュイングリッシュとアメリカンイングリッシュの2つを同時に学べる点と、多民族国家であることから様々な国籍の方とお会いできる点は、他国では体験出来ないものだと思います。
留学中の経験からしましても、日々幅広い知識を勉強していますし、国籍の違うクラスメートと話すことでお互いの文化の違いなどを学ぶことは本当に楽しいです。
しかし、日本人が多い環境では、どうしても日本語を話してしまうことは間違いありません。実際に私もそうですが、割り切って付き合うことが何より大切です。
海外ではすべて自分で決めて、切り開いて行かなければいけません。留学には様々な困難や苦労が待っています。
日本人の友人が居ればお互い助け合うこともできますが、あまりに日本人環境に依存してしまう関係性だと、日本語にどっぷり浸かってしまう危険性も出てきます。
どの地域に行っても、ある程度の日本人留学生・ワーホリは来ています。自分でライン引きをして、日本人留学生とはメリハリのある付き合いをしましょう。
留学は人生の中で大きな挑戦だと思います。迷っている、そこのあなた!
オーストラリアは、私が自信を持ってオススメ出来る留学環境ですので、ぜひオーストラリアへ留学を決めてみてはいかがでしょうか?