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カテゴリー:エンタメ・イベント

シドニーにいるなら見るしかない! 年に1度のレインボーフェスティバル「マルディグラ」に行ってみよう!

公開:2020/03/17 著者:近藤 菜穂 526 Views

こんにちは!猛威を奮っているコロナウイルスのせいで、世界中が自粛モードに入っている今日この頃ですね。

私が現在ワーホリしているオーストラリアは、割と早くから海外諸国からの入国に対して対策を発表していた。そのため、日本でマスクや紙製品の品薄が騒がれていた時も、オーストラリアに住む私はそこまで生活に影響を受けていませんでした。

しかし、3月に突入し、ついにオーストラリアもトイレットペーパーが店頭から消え、各所イベントが中止されるなど、何だか不穏な空気が漂って来ました…。

 

「アジア人だからって差別されてない??大丈夫?」なんて心配するメールを家族や友達からもらって、海外で日本人がコロナ関連で差別的な暴言を吐かれ、暴行まで受けたというニュースが報道されている事を知り、驚きました。

とても、悲しいですね。幸いにも、私自身はそういった経験はなく、日々過ごせているのですが、世界中が自粛モードに入らざるをえないのは残念で仕方ありません。

どこの国の人かなんて関係ありません。今や誰がどこにいても、ウイルスにかかってしまう可能性があります!なので、必要以上に騒がずに、自分ができる対策(手洗いとうがい、くらいしか思いつきませんが)をして、早くこの騒動が落ち着くのを待ちたいと思います。

 

前置きが長くなってしまいましたが、「こんな時だからこそ明るい話題を思い出そう!」という事で、先日シドニーで開催された”めちゃくちゃ熱いお祭りである「マディグラ」”を今日はシェアしたいと思います!

このイベントはLGBTを中心に、未だ世界に存在する様々な差別を無くして、多様性を尊重しようとする考えを発信しているイベントでもあります!

なので、世界が閉鎖的になりつつある現在、こういうお祭りの存在を知ってより欲しいです。

LGBTの祭典「マディグラ」

 

先月の2月29日(土)、シドニーでは通称「Mardi Gras(マルディグラ)」と呼ばれる大きなイベントがありました!

知らなかったというそこの方!とっても損していますよ!私も今年に入るまで知らなかったですが…。(笑)

一言で言うならば、移民の国オーストラリアを象徴しているようなお祭りです!

 

開催前から話は聞いていたけれど、「このクオリティはすごい!」と期待以上の光景を見ることができ、興奮しっぱなしの、騒ぎっぱなしの、なんと4時間のパレード!!!

ディズニーランドのような、いやいやもっと盛大なこのパレードがなんと無料で見られるという、シドニーってやっぱりすごい!オーストラリアに行かれる皆さんには、ぜひ体験していただきたい!

このお祭りを見るためにシドニーに来る方もいて、この時期はホテルも混雑するのだとか!でもそれくらいの価値のあるスペシャルトリッキーなお祭りマルディグラについて、パレードを最前列で見た私が、現地よりお伝えしまーす!

 

→ パレードの始まりと共に、バイク集団がブンブンと音を鳴らして登場!

 

「マディグラ」はどういうお祭り?

Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras(シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ)とは、シドニーのオックスフォードストリートを中心に、毎年行われている世界最大級のLGBTQI(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クィア/クエスチョニング・インターセックス)のイベントです!

元々は、迫害を受けていたゲイやレズビアンの人達が、自らの権利を主張するために行ったデモ行進が始まりのようです。

当時は逮捕者が出るほどの騒動にもなっていたそうですが、いまや世界各国から何十万人も集まる大イベントにまで変化を遂げています!

 

警察や政府までもがパレードに!?

そして、何と私が驚いたのが、このパレードには一般市民だけでなく、警察や消防、政府など普段は公的な役割を担っている人もパフォーマーとして、パレードに参加していたんです!(笑)

決して、会場の警備や整備の仕事としてではなくですよ!?もちろん、警備の仕事をしてくれている警察の方ももちろんいらっしゃいますが、パレードに参加する警察部隊もいるのです。また、当日は市民ボランティアさんもたくさんいました!

この日ばかりは、実際に使われている救急車や、パトカーまでも派手に装飾して、他の参加者と同様に練り歩くんです!日本では、公的な立場の人が一般の人たちに混じって、パフォーマンスをすることって考えられないので、すごく驚きましたし、新鮮で感動しました!

 

こうした日本では考えられないような光景が見られるので、海外のフェスティバルって本当に面白い!

 

一見、ものすごく派手で騒がしいお祭りなのですが、性別も年齢も職業も様々な垣根を越えて、オーストラリアの国全体でサポートしている一大イベントなんですね!

 

→ パフォーマンス後に歓声をあびる警察官。

 

→ こちらは、大手銀行ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行) の団体。衣装も統一して、バッチリ決まっています!

 

町中がまるでショーパブのよう!

 

世界中から数十万人が集まる大イベントと言うこともあり、開催日近くになる1月の下旬からイベント告知が始まります。

マディグラのイメージカラーであるレインボーカラーがデパートなどの商業施設や、住宅マンションのバルコニーまで町中に溢れ出します。

パレードが行われる日を、みんなが心待ちにしているのが感じられますね♪

 

→ カフェでも期間限定マルディグラ仕様のレインボークロワッサンを発見♪ ちなみに、コーヒーとクロワッサンで一人$16.5 。日本円で約1,200円。物価が高いと言われるオーストラリアでもこんなに高いクロワッサンに出会ったのは初めてだったので、1回店員さんに確認しました。まぁ、お祭り価格ということで。(笑)

 

→ 物凄い人混みの中、ラッキーなことに最前列をゲット!パレードが始まるまで、テイクアウェイのピザで腹ごしらえです!こちらは$5で良心的!(笑)

 

パレードが始まるのは19:30~だったのですが、17:00の時点ですでに物凄い人でした!

出演者だけでなく、観客の方も派手な衣装や、虹色のアイテムを身につけている人が多くいました。

私たちも雰囲気にのまれて、道路沿いの通りかかったお店で虹色のカチューシャを購入しちゃいました!(笑)

 

→ こんなド派手な方達が次々と現れます。まるで、ショーパブにでも来たかのよう。ですが、一切料金はかかりませんよ!

 

→ 海パン一丁でダンスパフォーマンスを行う団体。

 

4時間ものパレードは長いかと思いきや、観客を飽きさせない個性豊かなパフォーマンスに、時間もあっという間に過ぎました!

とにかくみんなハイテンションで、パレードの最中にはずっと、「ハッピーマルディグラ!」という叫び声が何処からともなく飛び交っていました。

オーストラリアで同性婚が認められたのは2017年。様々な人種を受け入れる移民の国というイメージがある割には、意外と最近なんですね!

 

→ “What Matter’s? We Matter.”(大切なことは何?大切なのは私たち。) というメッセージを掲げたトラック。

 

移民の国だから様々なことに対して寛大

オーストラリアの多様性があり寛容な国と言うイメージは、これまで深く考えることなく、勝手にそう思ってきました。

しかし、現在のオーストラリアの姿があるのも、過去に逮捕までされて差別的扱いの不平等さを訴えた方々がいるからなのです。

独特な雰囲気のフェスティバルに終始興奮し、当日はただただ楽しかった印象でした。

 

しかし、改めて考えてみると、ド派手な衣装や裸にも近いような格好で歩き、観客の目を惹きつけるこの世界的規模のパレードは、自分のありたい姿を解放できる喜びと、さらなる多様性を受け入れる寛大な未来への願いを込めた発信なのだと思います!

こんな盛大なショーを見ることができる街は、世界でも中々ありません。そして、誰もが盛り上がっているイベントの裏には、歴史が積み重なってのことだと学びました。

マディグラは毎年開催されており、盛り上がること間違いなしです。是非シドニーに来て、肌で感じてほしいです!

 

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