【留学費用のお見積】それって高い?安い?プロが教える正しい見積もり依頼の出し方

このコラムでは「流れでなんとなく申し込み」をしないようにエージェント選びで特に重要な「見積もり」や「お問合せ方法」についてプロの目線から解説をしています。
留学エージェントを使う人は、留学未経験者や留学についての知識が少ない方が多いです。
やはり素人 vs プロだと知識や情報量の差が大きいため「プロに上手く言いくるめられて…そのまま流れでなんとなくお申込」というケースもあります。
しかし、「流れでなんとなくエージェントに申込してしまった。」というケースに限って、「エージェント選びで失敗した!」と感じる方が多いようです…。
また、このコラムで解説しているお見積もりや問いあわせ方法ではなく、全体的なエージェントの選び方を知りたい方はこちらをご参考ください。
そもそも見積もりは安いエージェントを見つけるためではない!
留学は高価な買い物ですので、値段はもちろん重要です。しかし、見積もりはただ単に「安いエージェントを探す事」が目的ではありません。
見積もりを依頼する本当の目的は、「あなたの人生において大切な留学を安心、信頼して任せる事ができるエージェントを見つけるため」です。
やっぱりいくら安くても、その中身が悪ければ買いたくないのが心情ですから、「見積もりをしてもらって、とにかく安ければ何でも良いよ!」という人はきっといないはずです。
そして、実際に見積もり依頼をする事で、そのエージェントが本当にきちんと信用できるかどうかをチェックする事ができます。
例えば、複数のエージェントへ見積もり依頼、比較することで「あれ?ここの内容や値段が極端に違うぞ!」という事が発見できるようになるんですね。
もし「明らかに値段が極端に違う」というエージェントを見つけた場合には、そのエージェントが「ものすごく上乗せをしている」 or 「見せかけだけを安くしている」というどちらかの可能性が考えられますので、注意深くチェックしていきましょう。
見積もり依頼をたくさんすれば良いわけでもない
「見積もり依頼をすれば、そのエージェントが怪しいかどうかをチェックできるんだ!じゃあ、1社でも多く見積もりを依頼しますね!」という考え方もNGです。
「見積もり依頼をたくさん出せば出すほど良いエージェントが見つかる」という単純な話でもないからです。
逆に見積もり依頼を出しすぎる事で、情報が多くなりすぎて結局迷ってしまい、決めきれなくなってしまう可能性が高くなります!
ちなみに、こうした問いあわせ方法はNGですので、絶対に避けていきましょう。
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2.手元に見積書やたくさんの情報が届く
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3.情報が多すぎてよく分からなくなってしまった!
留学ドットコムも16年間留学エージェントの運営をしています。
そのため「こうした流れだとよりスムーズに留学プランが決定する。」、「こうした流れだと満足したお申込ができる。」、「こうした流れだとより目的が達成しやすい留学プランで渡航できる。」という事をしっかり把握しています。
そう思っている方は、大きな誤解になりますので「とりあえず見積もりしよう!」という罠にはひっかからないように気をつけましょう。
プロが教えるエージェントの「問いあわせ」から「申込決定」までの流れ!
それでは、どうやってエージェントにお問合せすれば良いかというと、このように手順を踏んでいきます。
【ステップ 1】エージェント連絡前の準備準備
最初はエージェント連絡前の事前準備です。
もちろん「とりあえず聞く!」という相談方法もありますが、事前にほんのちょっとだけ準備するコツがあります。
このコツを使う事で、より効率良く、みなさんに合ったエージェント選びをする事ができるのでぜひ使ってみてください。
例えば、あなたがもし友達から「どこかおいしいランチやってるお店教えて!」と聞かれた時と「地元で一番美味しいラーメンのお店を教えて!」と聞かれた時により答えやすいのはどちらでしょうか?
留学カウンセラーも人間ですので…「とりあえず良さそうな留学プラン教えて!」とざっくり聞かれるよりも、例えば「この国と都市で一番真面目な雰囲気の学校を教えて!」と具体的に聞かれた方が、ずっと答えやすいんですね。
そこで、まずはエージェントに問い合わせをする前に、今の自分が考えれる範囲で良いので下記のポイントをしっかり押さえましょう!
留学の希望をできるだけ明確にする
そうした場合には、「どちらかというと…」という好みを伝えれるとベターです。
例えば、「どっちかというと私はこの目的が一番です。」、「どちらかというと、こっちの国(都市)が自分的には気になってます。」という感じですね。
留学内容の優先順位を決める
例えば、絶対に予算厳守なのか、プラン次第では予算アップが可能なのかでもプランに大きな幅が出てきます。
実際、右も左もわからない状態だとなかなかこうした事を決めるのも難しいかもしれませんが、みなさんのできる範囲、分かる範囲で自分の希望をメモしまとめておきましょう!
逆に、「留学の希望(何をしたいのか、どこに行きたいのか)」、「優先順位(自分は何を優先したいのか)」のこの2つをエージェントやカウンセラーへ伝えられれば、より具体的で欲しい情報を詳しく、簡単に手に入れることができます。
【ステップ 2】エージェントへのコンタクト&やりとり
「自分の希望(何をしたいのか、どこに行きたいのか)」、「優先順位(自分は何を優先したいのか)」の2つをおぼろげでも良いので頭でイメージできたら、次はエージェントへのお問合せです。
まずはカウンセラーへこの2つを伝え、学校候補と就学期間を大まかに絞り込んでいきましょう。
また、ここでも焦って「見積もりして!」と、急いで依頼はしなくても大丈夫です。
この2番で行うのは自分の希望にあった「学校候補と期間の絞り込み」で、「見積もりの依頼」ではないからです。
※より正確なお見積もりを出して貰うためにも、まずは学校候補と期間を決めていきましょう!
担当カウンセラーの対応をチェック
そして、この時にその留学エージェント(留学カウンセラー)と2,3回のやりとりをする事になりますが、その時には担当カウンセラーの下記5点をまずはチェックしていきましょう。
逆に以下のような場合は、キッパリとコンタクトをやめましょう。
もしこうしたエージェントが見積もりの際にいくら値段が安かったとしても、結局はあなたに合わないエージェントになるためです。
申込を必要以上に迫らないかチェック
特にこの時点で、「今すぐに申込をしてくれ!」と必要以上に迫ってくるエージェントには要注意です。
学校が提供する月ごとのキャンペーン、エージェントごとのキャンペーンなどでお得にお申込ができるタイミングもあります。
しかし、大きな買い物である留学ですのでここで焦って決めないようにしましょう!
留学は1日、2日で急に決められるものではありません。それを理解してくれないようなエージェントには頼まないのが一番です。
また、もし「本日限り!」「1週間以内に申し込みしてくれれば〇〇円ディスカウント!」と、ものすごく大きな値引きと一緒にとにかく今すぐの申込をせかしてくるという場合には、「値引き前提で案内をされている」と考えましょう。
つまり「値引きを前提とした案内 = 提示している価格がもともと適正なものではない = 適正な見積もりをきちんと出してくれない不親切なエージェント」という事ですので要注意です。
一方で「希望のお日にちで出発するためには少しでも早い申込が良いですよ!」、「出発の希望日が迫っているので、迷っている時間はないですよ!」という場合には、カウンセラーの意見に耳を傾けるのがベストです。
こうした場合には「お申込を迫っている」のではなく、単純に「あなたの希望出発日に間に合うようにアドバイスしてくれている」というためです。
大まかな目安として、希望の出発日から3ヶ月を切っている場合だと、急ぎで留学手配を開始しなければいけないタイミングとなるためです。
あなたの希望に沿った申込案内かどうかも合わせてチェックをしていきましょう。
今回の留学で考えている目安予算を伝える
現在考えている留学予算もきちんとお伝えしましょう。
…という気持ちもありますよね。(笑)
また「希望の留学プランにいったいどれくらいお金が掛かるのかわからないから、金額を見てから判断したいなぁ」という気持ちもすごく分かります!
でも、この時点できちんと「自分はこれくらいの予算を考えている。」という予算の目安を伝えていくのがベストです。
なぜならその予算がもし現実的に足りない場合で、かつきちんとしたエージェントであれば「その予算だとご希望の留学プランは残念ながら難しいですね。」、「例えば、こうした貯金のプランや留学準備はどうですか?」という正直な回答や提案があるためです。
通常、TOEIC400前後からスタートする方が日常英会話レベルの英語力(CEFRのB2レベル)を身につけるためには、800~1,200時間くらいの学習時間(語学学校で最低4ヶ月程度)がどうしても必要になります。
一方で、単純に成約や売上げの事ばかり考えているエージェントだと「今すぐにとにかく成約して貰いたい!」という気持ちが強いので、「お客さんのその短い就学期間では希望の英語力は身につけるのは難しいですよ。」という事は黙ったままです。
そうした場合には、おそらくこんな風なアドバイスになると思います。
【ステップ 3】見積もり依頼時に気をつけるべき点
2番のエージェントやカウンセラーとのやりとりを経て、「このエージェントやカウンセラーさんは良さそう!」、「信頼できそう!」と感じた場合には、いよいよ見積もりの依頼を出していきます!
いよいよ本題の見積もりですが、見積もり時にも注意すべき所がいくつかありますので、しっかりチェックしていきましょう。
比較するエージェントは2,3社に絞る!
例えば10社、15社など気になるエージェントへ手当たり次第に見積もり依頼をしていたら、比較するだけでもめちゃくちゃ大変です。
私は「時間だけはとにかくあります!」、「留学準備にどれだけでも時間を掛けれるぞ!」という人は別ですが…基本的にはあまりにたくさんのエージェントへ見積もり依頼をするのはオススメ致しません。
2番の段階でエージェント、カウンセラーとやりとりをしながら、「このエージェントはないなぁ…。」、「ここのエージェント(カウンセラー)はちょっと自分とは合わないな。」という印象や感覚を頼りに、候補を減らしていきましょう。
多くの人は留学出発までの準備時間は有限なので、エージェント選びに多くの時間を掛けるよりも、留学プランや学校選び、出発前の持ち物、英語の準備、資金の準備(貯金)などに時間を割く方が断然有意義です。
見積もり依頼する学校も2、3校に絞る
自分が気になる学校を手当たり次第に「この語学学校10校の見積もりを出して!」と依頼するのは意味がありません!
そのため、見積もりについてもエージェントと同じように絞り込んで2,3校で依頼をしましょう。
実際、見積もり書を仮に10枚手に入れた場合には値段の違いは分かります。しかし、その10校の中身の違いは、見積もり書からはわかりません。
また、見積もりの段階で候補の学校を残しすぎると結局後から迷ってしまったり、比較が大変になったりしますので、見積もりする学校候補は2,3校がベストです。
実際に留学ドットコムのお客さんでもやはり比較検討するものが多すぎると混乱してしまって、結局どの学校が自分に合っているかどうかわからなくなりがちです。
あとは、見積書を5校、6校と数が増えれば増えるほどそれだけカウンセラーも見積もり書の作成に多くの時間が掛かってしまうので、その分エージェントから返事が貰えるのも遅くなってしまいます。
必ず同じ学校、同じ留学期間で見積もり依頼する
みなさんがインターネットショッピングで値段の比較する時には、必ず同じ商品と違う店で比較しますよね?
同じように、留学もできるだけ同じ商品(国、学校、期間)で比較しましょう!
もし留学期間や学校が違うと、いざ見積もり書が届いた時に結局比較をするのが困難になってしまうためです。
見積もりをする時には「学校、期間」といった条件を必ず決めて(固定して)依頼をしていきましょう。
有名なエージェント以外も見積もりする
そして、広告などでよく見る有名な会社以外も必ず見積もりに入れて行きましょう。
世の中に留学エージェントの種類はたくさんありますし、有名な会社ほどそれだけ広告費にお金を掛けているため見積金額に差が出やすいためです。
届いた見積もり書はこうやってチェックしよう!
無事、留学エージェントから見積もり書を受け取ったら、次はその見積もり書の中身をしっかりチェックしていきます。
ここではプロならではの見積もり書の見方をご案内しますので、ぜひ活用してくださいね。
総額(合計金額)にだまされるな!
留学についてよく分からない人ほど、細かな内訳を見ず、単純な合計金額だけをパッと見て「ここは安い」、「ここは高い」と判断しがちです。
もちろん総額(合計金額)も大事ですが、「本来入るべき費用が抜けていて、総額が安く見せられている。」という可能性もあります。
そのため、見積もりの中に何が含まれているのか、何が含まれていないのかを注意深くチェックしましょう。
パッケージ料金は特に中身をしっかりチェック!
いわゆるパッケージ料金(コミコミで一括〇〇円)という一括料金は何より分かりやすいですよね!
それに「学校やホームステイ、航空券などが全部含まれた留学パッケージ」は、一般消費者からしたら「パッケージ=セットでお得」というイメージが強いと思います。
しかし、留学に限って言えば「パッケージ料金 = 内訳が細かく見えないことが多い = 見えない所で少しずつ上乗せ請求されている可能性が高い」ので、パッケージについては特に用心していきましょう。
どの学校を選んでも一律料金という事はありえない
留学においては「どの学校を選んでも一律料金ですよ!」というサービスがあったような場合にも注意をしていきましょう。
普通に考えたら「たくさんある語学学校の授業料が全部同じ」という事はありえないわけです。
もし留学エージェントが「一律料金でコミコミ月額20万円」というサービスを提供していたら、原価となる中身(商品代金)はできるだけ安く押さえたいと考えるのが普通ですよね?
仮に、お客さんが20万円を支払って、中身が15万円の商品であれば、5万円が留学エージェントの売上げとなります。
一方で、お客さんが20万円を支払って、中身が18万円の商品であれば、売上げは2万円だけになってしまいます。
そのため「コミコミ月額20万円で、好きな学校選べるよ!」という内容であったとしても、実際は「学校の質や評判を全く無視して、とにかく安い学校しか選べない。」というケースもあったりしますのでこうした一律料金にも注意をしていきましょう。
高すぎる、安すぎるは要注意!
商品やサービスには適正価格や相場というものがあります。
もし見積もりをしたエージェントの中で、「ここだけ異常に安いぞ!」、「他社と比較して高すぎる!」という場合には逆に怪しいので十分に注意しましょう。
もしそうした「明らかに安い、高い」というエージェントがいたら、「なぜ安いのか(高いのか)」という理由をきちんと質問しましょう。
その理由や回答に対してきちんと納得できれば良いですが、不安が残れば要注意です。
また、すぐに値引きをする会社も信用できません。
人間どうしても値引き金額が書いてあると、元の値段が高いものを選びがちですが、極端な値引きは疑うのが得策です。(通常の値引きはキャンペーン、特定の条件などを満たした時に限定的に出されるもののため)
もしこうした大きな値引きが書いてあると、出されたお見積もりがそもそも正当な見積もりでない可能性が高くなります。(もともとが水増し価格で見積もりが出されているケースです)
それから「同じサービス内容であれば安い方が良い」というのは誰でも同じ気持ちですが…一般的に高いエージェントと安いエージェントには下記のような傾向が見られます。こうした部分も合わせてチェック出来るとベストです。
正規料金かどうかをチェック
留学エージェントの中には、「語学学校の正規料金へ勝手に上乗せをしている。」というケースもあったりします。
例えば、語学学校の正規料金が1週間300ドルであっても、そのエージェントが見積書に「1週間320ドル」と記載をして、見積もりを出しているようなケースです。
たった、週20ドルであっても半年留学の24週であれば480ドル(約5万円)の上乗せ、1年留学であれば約10万円と大きな上乗せとなってしまいます。
また、もし受け取った見積書に細かな費用内訳が記載してあったとしても「このエージェントは内訳出してくれて親切だなぁ。」と油断しないようにしましょう。
冷静にその見積書に書いてある「授業料が正規料金かどうか」もきちんとチェックしましょう。
ちなみに、その学校の授業料が正規料金かどうかチェックするためには、「必ず同じ学校、同じ留学期間で見積もり依頼する」のが有効です。
同じ学校と同じ留学期間で見積もりを依頼すれば、もし一つだけ授業料が異なっていたらすぐに分かるためです。
学校のキャンペーンが適用されているかチェック
語学学校は、入学やお申込時期、条件を定めて「入学金無料」や「週350ドルを週300ドルで入学できます」というお得なキャンペーンを実施しています。
留学エージェントの中には、「お客さんには学校のお得なキャンペーンの事を伝えずに、そのキャンペーン分をこっそり利益として計上している。」というケースもあるようです…。
↓
・エージェントはその学校へ300ドル(キャンペーン料金)で支払う
↓
・エージェントの手元に差額の50ドルが手元に残り、利益になる
長期留学ですと、キャンペーンのディスカウントが10万円などになるケースもあります。
留学生が気づかなければ、知らないうちに10万円もの損失を出しているという形になるんですね。
プロは見積もりを安く見せる事が可能
実は、留学エージェントの立場からすると、安い見積もりを作ろうと思えばいくらでも簡単に作れてしまいます。
例えば、オーストラリアのワーキングホリデーできちんとした英語学習プランで見積もりをすると、だいたい150万円前後は必要になります。
しかし、ただ単に「安い見積もりをするだけ」であれば、約半額の80万円で出す事もできます。
・航空券(片道):LCCで片道の約4万円
・海外旅行保険(1年):約26万円
・ビザ費用:約5万円
・生活費:1ヶ月約11万円 → 1年で約132万円
・アルバイト(10ヶ月):現地で300万稼ぐ事を想定
上記の例ですと、エージェントからは「学校、航空券、保険、ビザ費用に加えて生活費3ヶ月分くらいを加えた約80万円もあればなんとかなるよ。」というご案内になるはずです。
しかし、実際は出発前の費用が80万円だけしかないと…「オーストラリアで充実したワーキングホリデー生活をする。」というのは非常に厳しいです。
それこそ、「毎日コツコツ節約しながら1年間ほぼアルバイトだけして英語も身に付かずにそのまま帰国」となりかねないプランです…。
まず学校1ヶ月で約10万円というのは、本当に格安学校の値段です。1クラス内の留学生数も多くなり、先生の実力や授業の質も下がり、学校の運営体制なども当然値段相応のサービスとなります。
「しっかりとした学習環境で英語を勉強したい!」という人には決してオススメはできないような学校でも、エージェントによっては少しでも安く見せるために見積もりに入れていたりするんですね。
また、生活費についても月11万円で生活できないことはないと思いますが…毎日節約のカツカツ生活です。(オーストラリアは日本に比べて物価がかなり高いため、留学ドットコムでは月13万円で計算しています)
もしお客さんからオーストラリア到着後に「生活費月11万円って聞いてたけど、実際はもっと高いじゃないか!」と苦情が入った場合でも、カウンセラーは「生活費は外食の頻度や喫煙、住む場所の家賃によって当然変わってきますので個人差がありますよ。」と回答するでしょう。
それから、アルバイトもオーストラリアでの最低時給は20ドル弱と高時給ですが、この条件は当然「現地オーストラリア人と同じように英語がしゃべれて、オーストラリア人と同じような仕事を見つけれた場合」です。
英語がしゃべれない場合には、当然海外では働ける職場や職種が限られて来ますので、実質のお給料は12ドルや13ドルなどガクンと落ちてしまいます。
こちらもお客さんからオーストラリア到着後に「思ったように現地でお金稼げないじゃないか!」と苦情が入ったとしても、「雇用条件はその企業で様々ですので…。」と回答されてしまうでしょう。
「あまりに安い見積もり」は「絵に描いた餅=机上の空論」で、現実に即していない見積もりである可能性も注意が必要です。
イブニングコースの有無をチェック!
日本の学校でも「日中のコース」、「夜間コース」という種類があるように、実は海外の語学学校でも「日中のコース(デイタイムコース)」と、「夜間コース(イブニングコース)」という種類があります。
そして、費用も日本の学校と同じように日中のコースと夜間コースを比べると「夜間コースの方が断然安い」です。
以前、留学ドットコムにお問合せがあった方で以前こんなケースがありました。
↓
・お客さんは学校=昼間に通うものだと思い込んでいた
↓
・お客さんはエージェントに言われるがままパッケージ費用(日中コース料金)をお支払い
↓
・留学エージェントは、日中コースの費用を受け取りつつ、格安の夜間コースを手配
↓
・お客さんは夜間コースが手配されていると知らずに余分な高い料金を支払っていた
例えば、日中のコースであれば週300ドル、夜間コースであれば週180ドルというくらいに大きな差額があります。
もし半年(24週)で計算すると、120ドル*24週=2,880ドル(20万円以上)もの大きな差になります。
上記のケースであれば、20万円以上を上乗せ請求し、その分を留学エージェントが利益として計上していたことになるのです。
消費税の計算方法もチェック!
学校費用(授業料、滞在費、入学金)などは、日本の商品(サービス)でないため、消費税は掛かりません。一方、エージェントが日本で行うサービスには、消費税が掛かります。
パッケージや一括料金になると、消費税が余分に掛かる事になりますので、そうした部分もしっかりチェックしていけると安心です。
為替レートもチェック!
為替レートの計算レートでちゃっかり上乗せをしているエージェントもあるため、下記コラムも参考にしながらレートもしっかりチェックしていきましょう。
お申込前のチェックポイント
そして、お見積もりを出して貰って「いよいよ申込するぞ!」となった時にも、焦らず、冷静に申し込みをしましょう。
具体的にはお申込前には下記のような部分もチェックしていけるとベストです。
お申込後の状況もチェック
お見積もり書も安くて、カウンセラーの対応も良く、「ここが良さそうだな」と思った時こそ、お申込後の状況(約款=申込規約)もきちんとチェックしましょう!
些細なトラブルや変更であっても、追加で対応をお願いする際には有料オプションとして追加の料金を請求するエージェントや、そうしたトラブル対応は行いませんという不親切なエージェントもあったりするためです。
一方で、ちょっとしたトラブルなどであれば無償でサポートをしてくれたり、無料で出発日や申し込み内容を変更してくれたりするエージェントもありますので、見積もり書には現れない部分も加味して比較できるとベストです。
また、「いつからキャンセル費用が掛かるのか」というタイミングも約款(申込規約)でしっかりチェックするポイントとなります。
「ここまではキャンセル費用が掛からないと思っていたのに…発生してしまった!」というのだけは避けていきましょう!
逆に、キャンセル費用が掛からないタイミングが分かれば、そのタイミングまでは「仮予約」というような形で気軽にお手続きすることも可能です。
支払いのタイミングをチェック
「なんだか良さそうなエージェントだな。」と思っても、すぐに手付金(頭金、申込金)の支払いを求めるエージェントは怪しんで用心しましょう。
なぜなら、手付金(頭金、申込金)はキャンセルをした場合に返金をされる事はほとんどないためです。
手付金(頭金、申込金)をいったん支払ったら、そのお金は1円も戻ってこないというエージェントもあるため注意しましょう。
一方で、手付金(頭金、申込金)がないエージェントであれば安心して申込ができますし、
賢い消費者であれば、前述した「キャンセル費用が掛からないタイミング」と上手に組み合わせる事も可能です。
また、あまりに急ぎで「学校費用をすぐ支払ってください!」と依頼をしてくる業者、は会社の内情が厳しい事が予想できます。
それから、仮にエージェントが「お支払いは出発日の3ヶ月前でも大丈夫だよ。」という案内をしてくれたとしても要注意です!
実は「すぐに支払いをせかさないから、ここは良いエージェントだな~。」と安心するのはまだ早いです。
本当に安心するのは、お支払い後のルール(申込約款=契約内容)もチェックした後にしましょう。
例えば、「お支払いは出発前の3ヶ月前でOKだよ」という状況であっても、出発予定日が近くなればなるほど多額のキャンセル費用や違約金が掛かるようなケースもあるためです。
上記のようなケースだと「支払日の直後にすぐキャンセルする。」という場合でも、多額のキャンセル費用が掛かったり、キャンセルをしても一切返金がなかったりする場合もあるためです。
航空券の購入タイミングもチェック
「チケットはとにかく早く購入した方が安くてお得ですよ。」という案内で、航空券購入を出発日の5ヶ月や6ヶ月も前に指示されたり、手配を進めてしまったりするエージェントもあるので気をつけましょう。
早めに航空券を手配する事で確かに少し割安になるのですが、5ヶ月や6ヶ月も前に購入する必要はありません。
なぜなら一般的に留学生が利用する格安航空券は、日付の変更やキャンセル(払い戻し)が一切できないためです。
もし勇み足で6ヶ月前に航空チケットを買ってしまったら、例えば1ヶ月後に「やっぱり予定が変わって渡航日を1週間早めたい(遅くしたい)」となった時に、せっかく購入した数万円ものチケットが完全に無駄になってしまいます。
基本的には一度航空チケットを購入してしまったら、なかなか留学開始日を変えることはありません。
しかし、会社を退職する方であれば「会社から退職をもう少しだけ遅らせて欲しいと依頼があった。」、学生の方であれば「この日にテスト入ってしまった!」、「就活スケジュールで予定が変わった。」といった事も十分考えられます。
他社の見積もり書を見せる
もし「どっちのエージェントも良さそうだなぁ…。」と迷った時や、エージェントを決めきれない時には、思い切って他社の見積もり書を見せましょう!
他社の見積もり書を提示する事で、客観的な意見や回答をしてくれるエージェントかを見極める事ができます。
見積もり書を見せたとたんに…「この会社は全然ダメ!ここは絶対絶対やめた方が良いよ!」と、とにかく批判ばかりするようなエージェントは怪しいので避けていきましょう。
一方で、「この他社さんの〇〇はメリットです。一方で、△△はデメリットです。」と客観的な意見やアドバイスを出してくれる会社やカウンセラーを探せるとベストですね。
やはりどの留学エージェントにも特徴(強いところや弱いところ)がありますので、自分に合ったエージェント選びが重要です。
留学ドットコムへぜひお問合せください!
いかがでしたでしょうか?
エージェントへのお見積もり、お問合せの方法について役に立つ情報はありましたか?
どのエージェントに問い合わせをする場合でもやるべき事は同じです。もしあなたが今留学に迷っているのであれば…
まずはこの2つをぜひ留学ドットコムへお聞かせください!
ぜひ2、3回のやりとりを通じて「留学ドットコムは自分には合ってそう!」と感じた場合には、国や学校を絞り込み、お見積もりをしていきましょう。
その上で、きちんと納得を頂けた場合には、ぜひお申込をして頂ければ幸いです。
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あなたが選ぶエージェント候補の中にまずは私たち留学ドットコムが中に入り、そしてご縁があって無事にお申し込みする事となりましたら、大変光栄に思います。