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フィリピンのコロナウイルス感染者は1週間で1,943人増加!フィリピン新型コロナ週間レポート(3/29-4/3)

公開:2020/04/04 著者:河端 健司 41181 Views

こんにちは!かわけんです。今、このコラムを書いているのが2020年4月4日(土)です。

つい2日前の4月2日(木)には、新型コロナウイルスの全世界での感染者数の累計が100万人に達しました。日本もこの1週間で感染者数が大きく増加しました。

フィリピンも同じです。先週も週間レポートを書いたのですが、3月28日(土)時点では感染者数は「1,075人」でした。それから、この1週間で倍以上の増加がありました。

 

 

本コラムでは、3月29日(日)~4月3日(金)までの1週間(6日間)でどれだけフィリピンの感染者が増加したのか?また、年齢や地域などの内訳はどうなっているのかをレポートします。

なお、本コラムで使用するデータは「Republic of Philippines Department of Health」(https://www.doh.gov.ph/2019-nCov)(2020.April.3; 4:00pm現在(PST))を参照しています。

感染者数の推移

合計の感染者数については、3月22日(日)の時点で380人でした。28日(土)は1,075人と、僅か7日間で768人増加しています。

今週の1週間(6日間)では、感染者数がどのように推移したのかを見ていきましょう。

 

(1)合計感染者数

 

上の図は合計患者数の推移ですが、3月29日(日)が「1,418人」でした。ここから1週間後の4月3日(金)には「3,018人」となり、前回記事でご報告した3月28日(土)時点の「1,075人」と比較すると「1,943人」増加したことになります。

ちなみに、日本の合計感染者数は4月3日(金)午後10時現在で「3,039人」となっており、今のところフィリピンと近い数となっております。

 

(2)1日の新規感染者数

 

次に、1日当たりどれくらい新規の感染者が発生しているのかも見てみましょう。上のグラフは、新規感染者数の推移となります。1日の最低増加数は3月30日(月)の128人で、最大増加数は3月31日(火)の538人です。

最低と最大の増加数で幅が410人あります。平均値にすると、1日あたりの患者数の増加は「323.8人」となります。

先週の平均値が「109.7人」だったので、この1週間で1日単位での増加幅が大きくなったことがわかります。

 

死亡者数の推移

次に感染した人のなかでどれくらいの人が死亡に至ったのかを見ていきましょう。

 

(1)合計死亡者数

 

上のグラフは合計死亡者数の推移となりますが、3月29日(日)の時点では71人でした。それが日を重ねるにつれ徐々に増加していき、4月3日(金)時点では136人となっております。

 

(2)1日の新規死亡者数

 

上記(1)の合計感染者数と同様に、1日当たりに新規の死亡者がどれくらい発生したのかを見ていきましょう。

上のグラフは、1日の新規死亡者数の推移となります。

今週の状況を見ると、死亡者の数が一番少ない日が3月29日(日)の3人で、逆に一番多かった日が4月3日(金)の29人でした。

 

性別・年齢別

さらに深掘りするためにも、感染者の属性を見ていきましょう。

 

(1)性別

 

上の図は男女別感の染者数ですが、女性が1,203名男性が1,815名となっており、パーセンテージにすると、女性が39.9%、男性が60.1%となっております。

先週の性別の割合が女性38.2%、男性61.8%だったので、割合自体はほとんど変わっていないことがわかります。

 

(2)年齢

 

続いて年齢構成を見てみましょう。

上のグラフは、年齢別感染者になります。全体的に見ると、年齢が比較的高い層の感染者が多く、50歳以上で全体のおよそ60%を占めています。

しかしながら、若年層も決して少ないというわけではありません。

 

30歳未満の感染者数は320名であり、全体の11%です。

 

なお、0~9歳の感染者も少数ではありますが、合計12人います。

この年齢別の割合に関しても、先週のデータとほとんど変わっていません。

 

感染者の多い年代が50~59歳と60~69歳で、それぞれ600人以上の感染者がいます。

 

それ以外の年齢層についても、ほとんどの世代が300人以上、あるいはそれに近い数の感染者が発生している状態となっております。

どの年齢層も警戒する必要があります。

 

地域別感染者数

上記の「感染者数の推移」、「死亡者数の推移」及び「性別・年齢別」でご覧いただいた数値は「フィリピン全域」のデータでした。

日本でも今現在、東京都の感染者数が多い(そもそもの人口や人口密度の違いもありますが)ように、フィリピンも地域によって人数が全く異なります。

この「地域別」の人数を見ることで、フィリピンの感染状況をより理解することができます。先週の記事と同様に上位7エリアを見てみましょう。

 

→ 感染者数が多い上位7エリア。

 

フィリピンに詳しい人でないと、これらの地域名を見てもイメージが湧かないので、地図でそれぞれの場所を確認してみましょう。

 

→ 上位7エリアの所在マップ。

 

いかがでしょうか?先週時点と比べても、相変わらず上位7エリア全てが首都のマニラ領域に固まっていることがよくわかると思います。

現時点で合計感染者数が3,018人いて、その中で地域が確定できているケースが2,131人です。

そのうち、この上位7エリアの合計は1,286人です。パーセンテージにすると60.3%になります。

 

先週が63.8%だったので、この割合もさほど変化しておりません。

 

この辺りの首都マニラ周辺の地域は、人口密度が高いことや海外からの渡航者が多い地域でもあります。既にみなさんご存知の通り、一度複数の感染者が発生すると、オーバーシュート(爆発的患者急増)する危険性がかなり高いです。

マニラには、「ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)」というフィリピンで最も大きい国際空港もあります。急きょマニラがロックダウンされた3月中旬に、多くの人が空港に押し寄せたことや元々の人口密度が高いことなどが、感染者数拡大の理由の1つになっている可能性もあります。

他の地域が安全というワケではありませんが、このように首都圏に感染者が特に集まっているということがこのデータから読み取れます。

 

今週は5日間新規感染者「ゼロ」だったバギオ

現時点でバギオにおける回復者も含めた感染者は13人です。(バギオ市公表の資料より)

 

3月28日(土)に新しく感染のケースが発見されて以降、4月2日(木)までの5日間、バギオでは新規の感染者が出ていません。

 

バギオは、感染者のほとんどいなかった3月17日(火)より外出制限中です。基本的にバギオに住所のある住民でない限り、隣町であろうとバギオに入ることができません。

市民の足である公共交通機関やタクシーもストップしています。

実際に感染者数が抑えられている現状を目の当たりにすると、こういった事前対策の重要性をしみじみと感じています。新たな感染者が出ていないからといって、決して油断しているわけではありません。

 

4月2日(木)にバギオ市のヘルス・オフィサーから、3月29日(日)以降の5日間感染者が出てはいないけれど油断してはいけないといった注意喚起がなされました。

 

また、市長からも新型コロナの潜伏期間等を踏まえて、今後また感染者が出てくる可能性もあるといった趣旨のコメントもされています。

バギオは外出制限が発動されてから既に2週間以上が経っています。この期間は、薬の購入や金融機関取引など認められた理由がない限りは外出ができません。

バランガイ(地区)によっても細かな決まりが異なります。

 

外出できる時間帯が定められていたり、外出する際にも許可書が必要で、なおかつ複数人での行動は認められていなかったりします。

私のいる語学学校PINESの生徒も一切の外出が禁止されています。ストレスも溜まるでしょうが、今のところはその分勉強に励んでいるのを見ると頭が下がります。偉いですね。

この外出制限は、今のところ4月中旬まで続きますが、延長される可能性も高いです。状況が状況ですから、個人的には延長されるのが望ましいとも思っています。

 

バギオ市からの情報のアップデートは、Facebook(Public Information Office – City of Baguio: https://www.facebook.com/pio.baguio/)で随時確認することができます。

外出に関する情報や医療機関情報、寄付に対する感謝の投稿など1日に10件前後の更新があります。

このFacebookページにもたくさんの応援や感謝コメントが投稿されており、バギオの人たちが今の外出制限等の対策に対してとても協力的なことがわかり、バギオの温かさを感じています。

 

新しいポリシー ~日曜は完全外出禁止~

ここ1週間は政府からの大きい新たなアナウンスは特になく、またバギオの新規感染者もいなかったため先週や2週間前と比べ落ち着いていた印象です。

身近な新しいことは1つです。それは先週から毎週日曜日は外出が全くできなくなったことです。

元々ほぼ外出禁止なので、そこまで変わらないのですが、ちょっと外を散歩したりもできません。

 

日曜日はお店の営業も基本的には全て禁止されていて、近所のセブンイレブンや24時間営業のローカルマートも閉店しています。

 

フィリピンは、日本に比べ経済的にまだ発展しているとはいえないと思います。

日本のように日頃から十分な貯金を蓄えることができていない世帯も多いです。そのため、1日、1週間、1ヶ月働けないということは家計的にも大きなダメージを受ける世帯もあります。

そんな中でも、今のところは大きな反対運動や争いもなく、それぞれが助け合って生活をしている風景を見かけます。

 

山岳地方の人たちは、のどかで助け合いの精神を持った人が多いようなイメージがありますが、バギオの人たちはまさにそのような素敵な人たちが多いです。

 

フィリピン全体を見渡すと全く問題がないわけはなく、マニラの方では食糧問題を発端にデモのような動きがあったようです。

このロックダウンが1ヶ月あるいはそれ以上長引くと、新たな問題が出てくる可能性も考えられます。今週は感染者の出なかったバギオですが、引き続き予防に努めたいと思います。

フィリピン留学をしたことがある人・控えている人・一時帰国中の生徒で、フィリピンやバギオの状況を気にかけてくれている人も多いと思いますので、最新のデータをレポートしました。

 

 

今、このコラムとYouTubeの両方でバギオの状況や情報を更新していますので、気にかけてくれている方はチェックしていただければと思います。

大きな話題がないことが一番ですが、また最新の状況を更新します。

以上、フィリピンのバギオからでした。

 

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