オーストラリア・ワーホリのシェアハウスライフ ~選び方から生活まで~ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

オーストラリア・ワーホリのシェアハウスライフ ~選び方から生活まで~

公開:2019/10/01 著者:池本 美咲 725 Views

こんにちは、オーストラリア・ワーホリ経験者のみさきです。

海外でのシェアハウスや共同生活ってやっぱり不安ですよね?

 

私は特に日本でも一人暮らしをしたことがなかったので、オーストラリアでのシェアハウスでは初体験が盛りだくさんでした!

 

そこで、このコラムでは私のシェアハウス体験をご紹介致します。

少しでも皆さんの不安解消やシェアハウス選びの参考になれば幸いです。

最初のシェアハウス@パース

私がワーホリ中にシェアハウスに住んだのは2回で、期間はそれぞれパースで3ヶ月、ブリスベンで2ヶ月という感じになります。

 

まずはシェアハウスの探しのコツやパースでのシェアハウスについてお伝えします!

初めてのシェアハウス探し

初めてのシェアハウス探し、しかも海外となるとみなさん緊張されると思いますが…安心してください!

シェアハウスはいくらでもありますし、物件数がたくさんあるので短期間で借りられるところもあります。

 

ただ、物件数が非常に多いですし、実情として「何もかもが好条件!」という物件を見つけるのは正直難しいです。

 

例えば、「学校や仕事場へも近い物件が良い!」となった場合には、自然と交通の便が良い市内中心部の物件になってきてしまうので、当然レント(家賃)も高くなります。

 

シェアハウス選びでは、目的や何を重視するかをしっかり決めておくことがすごく大切です。

治安、通学しやすさ、日本人と日本人以外のバランス、綺麗さ、コスト、電車の駅近くなのかバス停の近くか、仕事を見つけやすい地域か、などなど…条件が無数にあり、調べ始めると物件数が多すぎてよく分からなくなってくるためです(笑)

 

そのため、自分の優先したい条件をある程度絞り込まないと候補が多く出てすぎて、悩んでしまうはずです。

 

私の場合は、「最初は学校へ通いやすいこと」、「日本人以外とも住めること」、「予算」の3つを重視して物件を探しました。

立地としては、最寄りの電車の駅からは離れた住宅地だったのですが、バス停は近かったので通学には便利な場所でした。

 

また、シェアハウスは「住み始めたらずっとそこに住み続ける」というものではないので、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に変えていくことも大切です。

 

例えば、ワーホリの場合には「学校がメインの時期」、「仕事がメインの時期」というタイミングがあると思いますので、こんな風にシェアハウスを探すとかなり見つかりやすくなるはずです。

・学校メインの時期:とりあえずはある程度学校に通いやすい場所で探すぞ!
・仕事メインの時期:今のシェアハウスから通えれば理想だけど、必要なら仕事場の近くへ引っ越すぞ!

 

実際、私も最初のパースのシェアハウスは、最初にホームステイをした後、学校に行きながら住んでいました場所でした。

そして、そのあとには住み込みベビーシッターの仕事が見つかり、シェアハウスを出ています。

 

→また、具体的なシェアハウス探しの方法についてはこちらの記事が参考になると思います。

 

オーナーがタイ人のシェアハウス

最初のシェアハウスは、日本人2人とタイ人、韓国人と私を含めて5人でのシェア生活で、シェアハウスのオーナーはタイ人でした。

部屋にはベッドや机などの家具が既にあり、キッチン、バスルームは共同でした。

 

タイ人オーナーは女性で、見回りに来た時は片付けに厳しく口うるさいと思う時もありましたが…そのおかげでよくシェアハウスでありがちな「汚い」という問題はほぼありませんでした!

 

やはりシェアハウスのオーナーが一緒に住んでいたり、見回りをちゃんとしている物件は「きれい」だと思います。

一方で、シェアハウスのオーナーが別の場所に住んでいたり、見回りなどもほとんど行わないような物件だと「汚く」なりやすいと思います。

 

→ 初めてのシェアハウスを離れる前にシェアメイト撮った写真。

 

英語環境がうれしかった

最初はとにかく英語を話せるようになりたかったので、シェアメイトと英語で話せる環境がとても嬉しかったですね。

全員が完璧な英語ではない中でも、会話やコミュニケーションは成り立ちますので、英語面で心配されている方はちょっと安心しても良いと思います。

 

シェアメイトが友達を連れてきて飲み会みたいになったり、タイ人の作ってくれた料理が激辛で笑いながら皆で食べたり、日本人のシェアメイトの彼氏が日本から遊びに来たりするなど、毎日変化がある生活でした(笑)

 

シェアハウスでの食事や自炊について

自炊を初めて経験したのが海外のシェアハウスだった私には、食器や家電などが揃っているのはとても助かりました。

また、タイ人オーナーで米を食べる文化もあったので、炊飯器もあったのもありがたかったです。

 

このシェアハウスでの食生活は、朝はパンかシリアル、昼は自分でサンドイッチを作って持っていくか買って食べ、夜は簡単な自炊をするというパターンが多かったですね。

自炊をすれば日本とあまり変わらない食生活を送ることができます。

 

一方、日本と大きく違うと感じたところは、夜にパブなどに飲みにいく時にご飯もかねて集まるのではなく、ご飯はご飯で食べてから飲みにだけに集まることです。

 

オーストラリアでは外食すると日本よりも高くついてしまうので、ワーホリの学生は自炊して節約していました。

私の場合は玉ねぎを常備しておき、パスタや親子丼など簡単にできるメニューを作ることが多かったですね。

 

また、別記事でも書きましたが、シェアメイトなどに日本食を振舞うこともありました。

 

→ 初めてのシェアハウスでシェアメイトが連れてきた友達と飲み会。

 

ちなみに、オーストラリアでは日本と比べて食材がかなり大きなサイズで売られています。

最初私もびっくりしたのですが…スーパーで売られている飲み物は「大きいサイズの方が小さいサイズのものより安い」のです(笑)

 

ミルクも日本のような紙パックではなく、ガロンという単位でプラスチックの瓶で売られているので、シェアメイトと大きいミルクを買ってシェアして使っていました。

また、コーラや水などの飲料でも同じでしたので、スーパーで買いものをして家に帰る時には大容量の液体たちのせいでビニール袋が重く、手が痛くなったのを覚えています。

 

オーストラリア人は基本的に買い物を車でするので、ビッグサイズで売られているケースが多いんですね。

 

また、こうした楽しいシェア生活でしたが学校も終盤に入り、仕事を探すには少々不便な立地だと感じ始めます。

当初このシェアハウスから通える仕事も探しましたが、最終的には住み込みベビーシッターの仕事が見つかり引っ越すことになりました。

その後、パースから旅行でケアンズに移動して、ゴールドコースト、ブリスベンと南下して行き、ブリスベンでは寿司ショップで働きながら次のシェアハウス生活がスタートします。

 

2回目のシェアハウス@ブリスベン

ブリスベンに住んでいた時には、ラウンドも終盤で節約もかねて古めの家をシェアしていました。

オーナーはオーストラリア人の女性で、他のシェアメイトはバングラディシュ人の学生やインド人のシェフとして働いている人でしたね。

 

そのシェアハウスは、平屋でキッチンとリビングルームが真ん中にあり、それを囲むようにそれぞれの部屋がある構造でした。

 

ある日天気が荒れて雨風が強い日があり、「夜通し雨と風がうるさいなぁ…」と寝ていると、明け方に他の部屋から「ドーン!」と大きな音がして急に目が覚めます(笑)

 

なにごと!?と思い、リビングルームへ急いで行くと、なんと天井に大きな穴が空いているのです。

 

→ ブリスベンで実際にシェアハウスの天井が落ちてきた時の写真。

 

こんな感じでソファーの上に天井が崩れ落ちていました。

えぇぇ!と私は当然びっくりします。

 

オーナーに話を聞くと、「2週間くらい前に屋根を修理した業者が、部品を元どおりにするのを忘れていて、そこから雨水が入ってしまい天井が重くなって崩れ落ちてしまった」とのこと。

私はそんな事ある!?と思いましたが…(苦笑)とりあえずは片付けるのを手伝い、その間雨漏りする水をバケツで貯めるという漫画で出てきそうなシーンをリアル体験します。

 

日本にいた時には、天井が落ちるなんて話は聞いたことないですし、業者もこんなひどいミスをしようものなら炎上ものでしょう…。。

 

しかし、オーナーは淡々と受け入れて修理を進めていて、「これが海外のスタンスなのか…」と文化の違いをその時強く感じました(笑)

 

もしその部屋が寝室で誰かが寝ていたら、怪我をしていたかもしれませんよね…。

とりあえずは人については無事でよかったと思える反面、改めて日本の品質の高さや安全性はすごいんだなとも実感しました。

 

日本の一人暮らしと海外シェアハウスの違うところ

そして、無事オーストラリアから帰国後、私は日本での一人暮らしも経験する事になったので、改めてその違いをお伝え致します。

 

きっとこの記事を読んでいる方にも「日本の一人暮らしとどう違うんだろう…」という人も多いと思いますので!

海外のシェアハウスのメリット

・一緒に住んでいるので他人との交流が多い
・違う国から来て頑張っている者同士で団結感がある
・シェアメイトからいろんな情報交換ができる
一人の時間も頑張れば作れる
・食品や生活用品もシェアできる
家具や調理器具は備え付けで買わなくていい

 

海外のシェアハウスのデメリット

・シャワーや炊事など譲り合いが必要な時がある
・家具や調理器具も自分専用ではない
・シェアメイトが友達を連れてきた時などは騒がしい時も

 

日本の一人暮らしのメリット

全てが自由
・誰にも干渉されない
家具やインテリアなど自分好みにできる

 

日本の一人暮らしのデメリット

・家具・家電など全てを揃える必要があり初期費用がかかる
・隣の部屋の人は他人で近所づきあいがほぼない
・一人で家にいると変化や得られる情報が少ない

 

→ パースに住んでいた時の住宅地の写真

 

海外では大きな家を何人かで借りて住むことが多いため、日本のように一人だけのキッチンや自分だけの洗濯機といったものはほとんどありません。

なので、シェアハウスの施設はどうしても他人との共有、共同となってしまいます。

 

生活スタイルや通勤時間などがかぶってしまうと、洗濯機やシャワー、洗濯物を干す場所などでストレスを感じるケースもあると思いますが、私の場合は幸いありませんでした。

 

また、一緒に生活しながら文化の違いを感じることもありますね。

特に印象的だったのは、タイ人のシェアメイトが1日3回もシャワーを浴びていたことでした。

 

それから、韓国人のシェアメイトは朝から辛いラーメンを食べていて、タイ人は陽気に歌いながら料理をしていることもありました。

そして、たまには日本人のシェアメイトと夜遅くまで話すこともありました。

 

シェアルームは、毎日シェアメイトと何かしら接点があるので、変化のある毎日を過ごすことができるのが何よりの魅力だと思います。

もちろん日本で一人暮らしでも出かければ人と交流できますが、家にいながら人と交流ができるのはなかなかない体験で貴重な時間だと思います。

 

キッチンや洗濯などの譲り合いを不自由で煩わしいと取るか、変化があって楽しいと取るかでシェア生活の楽しさは違ってくると言えます。

 

ワーホリだと仕事探しなどに情報も大切になるので、積極的にシェアハウスではシェアメイトとコミュニケーションすることをお勧めします。

また、コミュニケーションの幅が広がれば広がるほど、あなたも日本では考えてもいなかった体験をすることができると思いますよ!

 

【まとめ】 シェアハウス生活は日本ではできない体験!

最後に、オーストラリアでのシェアハウスを経験して感じたことをまとめてみました!

 

・全てが完璧なシェアハウスは存在しない
・シェアハウスを探すときは自分が重視したいポイントを持つことが大切
日本人以外のシェアメイトがいると家での英語時間が増える
・夜に飲みに行くのは日本と少し文化が異なる
・基本備品が備え付けてあり、日本と比べると初期費用は安い
・シェアハウスは毎日変化があり情報収集の場となる
・海外で災害や修理の場面に出くわすと、日本の安全性を実感できる

 

シェアハウス生活は、日本ではなかなかできない体験です。

また、ほとんど人にとって、留学(ワーホリ)生活は1回限りの経験だとも思います。

 

他人の共同生活ですので、もしかしたらちょっとしたトラブルなども出てくるとは思いますが、やはり海外でしかできない体験の1つなので、みなさんにも是非チャレンジして欲しいと思います!

 

日本で一人暮らしをしたことがある人でも、海外でのシェア生活はそれとは全く違った体験になりますし、本当に毎日変化を感じながらの生活をする事ができます。

また、国は違えどもみんな異国で頑張って仕事や勉強をしているという団結感で、色々乗り越えてこれたと思います。

 

もちろん、私の友達の中にはシェアハウスを探さず、ずっとバックパッカーのドミトリーに泊まる人もいました(笑)

→バックパッカーズホテルの長期滞在が気になる方はこちらの記事が参考になるはずです。

 

一方、人と時間をかけて仲良くなるタイプの私は、シェア滞在をして良かったと思えたので、私と同じタイプの人にはシェアハウスがオススメですね!

 

実際シェアハウスする際には、こちらの記事が皆さんの参考となり、現地での楽しく有意義な時間につながれば幸いです。

 

下記のシェアハウスの記事も充実した内容ですので合わせてぜひご覧下さい!

 

 

 

 

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