ニュージーランドでの新型コロナウイルスの状況をレポート
こんにちは。ニュージーランドに留学中のまゆです。
毎日毎日どこの国でも、新型コロナウイルスのニュースばかりですよね。
つい最近まではニュージーランドでの感染者はゼロでしたが、今や28ケースも!ついに、私の住んでいるクイーンズタウンでも感染者が出てしまいました。
こんなに小さい街で感染者が出てしまったので、お店は若干パニック状態です。
留学先で起こる災害にどう対応したらいいか、知っておいた方がいいことをシェアしようと思います。これから留学に行こうと考えている人にも見ていただきたいです。
ニュージーランドのコロナウイルスの情報
ニュージーランドの感染者は現在28人(3月19日現在)とお伝えしましたが、ニュージーランド政府は3月15日から自主隔離を求めることを発表しました。
ニュージーランドでは19日夜から、一部の例外を除いて外国人の入国を禁止にしました。自主隔離する措置だけでは足りないと言うことで、僅か4日後には入国制限にまで発展しました。
また、両国では入国した人全員を対象として、2週間の隔離措置を求めています。しかし、実際は隔離の措置を守らない人もいるようで、早速16日に2名の東南アジア旅行者の身柄を拘束者したという報道もありました。
ニュージーランド国内もプチパニック状態!
フラットメイトと話し合って、早いうちからトイレットペーパーや食料の貯蓄はしました。
私のフラットメイトは空港で働いているのですが、国際線がクローズになっているため、空港も人が少ないそうです。
他のフラットメイトはスーパーマーケットで働いているのですが、コロナ疑惑のスタッフが多数出たため、翌日から働きに行けず自宅待機になっています。
留学生の私たちが直面している問題
ここまでニュージーランドのコロナの状況をお伝えしましたが、今、自分達留学生が直面していることをシェアしようと思います。
生活資金が稼げない
ニュージーランド、特にクイーンズタウンは観光業が盛んです。そのため、鎖国状態になった今、稼ぎどころがなくなってしまっています。住んでいる人ならまだしも、私たちのような留学生は死活問題です。
私の働いているジャパニーズレストランでは、お客さんの80パーセントが観光客なのですが、コロナの問題以降キャンセルが相次いで私たちのシフトが減らされてしまっています。
ひどい時は週9時間しか働けない時もありました。日本円で週1万円しか稼げない…ということで、観光に関わりのない仕事を必死で探している最中です。
アジア人への差別
幸いにも私の住んでいるクイーンズタウンでは、差別はないと思いますが(私が知る限り)、オークランド等街中ではアジア人への差別が少しあると聞きます。悲しいですが、みんな自分の身を守ることに精一杯ですよね。
海外の人からしたら、日本中国韓国の顔の見分けはつかないので、アジア人全てに差別の矛先が行きます。今は見られませんが、差別があっておかしくないという状況だということです。
一方、アジアに関しては感染者増が収まりつつあり、今度はヨーロッパや北米での感染が広がっていますので、アジア人が感染源であるイメージも薄れてくることでしょう。これもまた、時間の経過と共に状況が変わることだろう思います。
帰国前の旅行や帰りのチケットの手配
スイス人の友達は母国に帰国する前に、オーストラリアに旅行してからスイスに帰る予定だったらしいですが、オーストラリアが入国禁止になった兼ね合いで母国へ帰る便のチケットを取り直すことになりました。
ですが、便も減っていることに加え緊急だったため、帰りの航空券が取れなかったらしいです…。ビザも切れてしまうため、延長の手配や滞在するお金など色々考えなければいけないことが多くとても困っていました。
この友達以外にもニュージーランドの隣国オーストラリアに旅行してから帰るプランの人が多かったので、かなりの人がチケットの取り直しをしていると思います。
他には、日本人の友達の彼氏がハワイに旅行中らしいのですが、ニュージーランドに住んでいる人以外の入国ができなくなってしまったので、彼氏が戻ってこられないと喚いていました…。
まだ留学を決めかねている人へ
ついにニュージーランドは入国禁止になってしまいましたが、ついこの前まで私の通っていた学校もたくさん留学生を受け入れていました。
もちろん留学生を受け入れているのですが、実際入学してきた韓国人は「2週間は学校と家の往復だけ」という自主隔離を求められていました。
もともと決めていた留学の時期とはいえ、せっかく留学にきたのにこんな状況じゃ悲しいですよね…。
今はもちろんニュージーランドに来られませんが、新型コロナウイルスの件が終息して、入国できるようになっても自主隔離は続くかも知れません。
そのため、政府から発表される報道の情報チェックを行い、コロナウイルスの自主隔離対策も解除されてからの渡航がベストだと思います。